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[3529] アオサギへの餌やりについて 投稿者:りんご 投稿日:2025/02/09(Sun) 10:01  

まつさま、鳥学徒さま、皆さま、おはようございます。
コメント失礼いたします。
ぜひ教えていただきたいことがあり、お尋ねいたします。
川で暮らすアオサギへの餌やりについて、です。
近くの川には、アオサギ、コサギ、カモ、ユリカモメ、ハト、スズメ、などが暮らしています。その中で、ユリカモメとカモにパンなどの餌をやる方が多く、ユリカモメやカモは時々パンなどの餌を食べています。
アオサギ、コサギには餌をやる方がいないようです。(私が見ている限り)
そこで、アオサギに餌をあげてもよいものなのでしょうか。
ユリカモメやカモが餌をもらっている近くで、一羽で餌を自分で、探しているアオサギを見ていると、切なくなります。
川にいるアオサギに、餌をやってもよいか、ぜひ教えていただきたく、よろしくお願いいたします。
皆さま、寒い日々ですので、おかぜなど召されませんように。


[3531] Re: アオサギへの餌やりについて 投稿者:鳥学徒 投稿日:2025/02/10(Mon) 06:05  

りんごさん、おはようございます。その後鳥さんたちと共生の日々のご様子、良かったと拝察いたします。
サテ、アオサギさんへの餌やりにつきまして、確かに葛藤しますよね。私は名前にありますよう勉強の身で、詳細はまつさんにゆずりたいと思います。ため、下記は、地域限定の環境や個人的見聞にはなりますことお許し乞いつつ、、まず日本の先住民含め世界各地で神さまの領域に位置付けられていますアオサギさんだけへの餌やりは、ダメとは書いていませんが簡単ではありません(京都市は大都市なので場所(通勤混雑駅前)によっては土鳩餌やりはダメと書いています)。
りんごさんがお書きになっておられるよう、洛中のアオサギさんもまわりに棲む沢山の鳥や魚とともに生活されていますから。あげようとしているヒトもたまに見かけますが、生態系の下位の鳥に譲っておられ、ご自身は悠然と見守ってることが多いです。また、年配のヒトが“餌やりは生態系が云々”と通りすがりの若者が始めたお説教に“生きとし生ける者が少しの食べものを分け合って生きて何が悪いのですか”と整然と答えていました。さすが京都の方だなあ、と考えさせられたこともあります。“飛べなくなるまで食べる愚かな生き物じゃあるまいし”とぶりぶりいいながら優しく食べわけてあっという間に去っていかれました。また、鷺の研究者が注目されているケンケト祭りのある滋賀の湖東湖南や、湖西のアオサギさんのなかには(以前にも掲示させて戴きましたが)お寺や神社の池のお魚を独り占めしている方もいらっしゃいます(都度ヒトがしぶしぶ補充)。

写真集『蒼鷺』には、アオサギさんの親は子に餌をとる方法を教育しない、と書かれていました。それだけ生態系の頂点あたりにいる鳥は、厳しいのだと思い知らされました。生きるエネルギーの補給方法すら、先生なしの自らの学習なわけです。ので、以下は私の理解が間違っているかもしれませんが、私は、生活環境によっては、アオサギさんの場合、日本では餌の少ない冬から早春までの間や、ヒトの活動による温暖化により極端に魚がいない状況にあっては、お坊様と同じよう托鉢に生きるアオサギがいらっしゃるのもやむなし、と考えます。20世代前のヒトの選択になぜ私が、とのお考えもあるでしょう。ただ人類に生まれた観点に立てば、かわいそうだからといった上から目線も悪くありませんが、今となっては、私たちには、考えられたお食事を贖罪の気持ちとともに供えることも必要かもしれません。長文お詫び申し上げます。


[3532] Re: アオサギへの餌やりについて 投稿者:りんご 投稿日:2025/02/10(Mon) 12:57  

鳥学徒さま
こんにちは。いつもありがとうございます。早速、教えてくださってありがとうございました。実は、今朝、川に行くと、アオサギが川の土手の草むらにおり、急にくびを伸ばしてキョロキョロし始めたので、周りを見ると、餌やりの女性が来られました。女性の周りにユリカモメが飛来し、アオサギも少し女性に近づきました。「よく餌やりにきます。アオサギも食べています。一緒に餌やりしませんか」と女性に言われ、初めて私はアオサギにパンをあげてしまいました。断れば良かったのに、塩分も入っている食パンをアオサギにあげてしまい、アオサギに配慮できず申し訳ないです。生態系を乱す餌やりに自ら加担してしまいました。その女性によれば、アオサギはその女性を認識しているようで、女性を見掛けるとアオサギ、ユリカモメなどが近づいてくるようです。私にとってアオサギは崇高な存在であるため、私はアオサギを気安く餌付けで養ってはならないと思います。しかし、今回の私の思慮の浅い餌やりのために、アオサギと私の関係を自ら壊してしまい、罪悪感でいっぱいです。鳥学徒さまにもご心配をおかけした昨秋のアオサギ幼鳥の餓死を思えば、今日のようにアオサギに私が餌をやるなら、なぜ昨秋のアオサギ幼鳥に餌をあげなかったのか、幼鳥に餌をあげていたら幼鳥は餓死しなかったのに。。。とさらに罪悪感でいっぱいです。とりとめのない文章で申し訳ありません。アオサギに餌やりは控えるべきでしょうか?


[3533] Re: アオサギへの餌やりについて 投稿者:りんご 投稿日:2025/02/10(Mon) 18:14  

鳥学徒さま
いつもありがとうございます。何度も投稿してしまい、申し訳ございません。先ほど、川に行くと、別の方が餌をやっていました。その際、ユリカモメやハトは人間の至近距離に近づき、餌をもらっていましたが、アオサギは餌やりを認識しつつも、人間からやや離れた川の中におり、ほとんど動かず、たまに近くに飛んでくる餌をついばむ程度でした。やがて、アオサギは別の場所に飛び立ち、川で魚などの餌を探し始めました。コサギ三羽も、餌を探して川の中を歩き回っていました。アオサギやコサギの本来の野生の生き方を、私が邪魔してはいけないと我が身を反省しました。
とりとめの無い駄文、たいへん失礼いたしました。



[3534] Re: アオサギへの餌やりについて 投稿者:鳥学徒 投稿日:2025/02/10(Mon) 20:53  

りんごさん、こんばんは。
私がアオサギさんに魅力を感じて以降常に感じるのは、とてもヒトを観察見極めていることです。高い位置にいる存在らしいと思います。
りんごさんとその女性は、アオサギさんが心をひらいていることがとてもよくわかります。アオサギさんの運動量を考えると少量の時々の脂肪や塩気は毒になっていないと考えます。りんごさんのお気持ちの味をアオサギさんはごちそうのように戴いているのだと思います。私は巣から落ちて亡くなった雀の雛をあげたことがあります。雛のぶんまで生きて飛んでくれませんかと願いながら。



[3535] Re: アオサギへの餌やりについて 投稿者:まつ@管理人 投稿日:2025/02/10(Mon) 21:11  

りんごさん、鳥学徒さん、こんばんは。

野鳥への餌やりの是非についてですね。何と言うか、これはけっこう微妙で、単純明快なお答えをするのがなかなか難しい問題です。と、お断りした上で、できるだけ納得していただける回答になるようとりあえずがんばってみます。

「餌をやって良いか?」というご質問に法律面での回答をするなら、餌をやること自体に規制はないということになると思います。ただ、餌をやることによって鳥や動物が誘因され、それが原因で人への被害が生じた場合は、動物愛護法で罪が問われるケースもでてきます。

もっとも、法律はともかく野生動物へ餌を与えることに問題があるのは事実で、行政にしても保護団体にしても、餌やりは控えるよう呼びかけているところが大半だと思います。彼らが問題として挙げるのは、(1)餌付けされ人に依存することで自力で餌をとる能力を失う、(2)特定の鳥や動物が増えることで生態系のバランスが崩れる、(3)鳥や動物が人を恐れなくなくなったり特定の場所に多く集まることで人への被害が生じる、(4)鳥や動物が特定の場所に集まることで感染症のリスクが増大する、といったところかと思います。

こういうふうに問題点を列挙されると、餌やりは絶対ダメなんだという結論に向かいがちですが、私はそれは短絡的な考え方だと思います。とりあえず、上に挙げた問題点が妥当なものなのかどうかひとつひとつ検討してみましょう。

(1)はもっともらしく聞こえますが、本当にそんなことがあるのだろうかと私は疑問です。野生動物の能力を見下しすぎているのではないかと。餌をもらえなくなれば自分で餌を探すスタイルに切り替えるだけのことで、それができないような生き物は端から淘汰されているはずです。それに、餌付けされて自力で餌を探せなくなったということを検証した報告を私は見たことがありません。

(2)は理屈としては理解できます。得られる餌の量が増えれば、育てられるヒナや子の数も多くなりますし、それらの鳥獣が増えることで、その捕食者が増え、逆に被食者は減るという理屈です。たしかに公園のハトなどの場合は、餌やりによって個体数が顕著に増えたり減ったりするようですし、他の鳥獣でも餌やりが当の鳥獣だけでなく関係する鳥獣の個体数に影響を及ぼすといったことはあるでしょう。しかし、公園でハトの餌が売られているような場合を別とすれば、たいていの餌やりというのはささやかなものです。個体数が増えることはあっても増えた分は捕食者に食べられるでしょうし、それで捕食者が大幅に増えるというのはちょっと想像できません。被食者に至っては、餌をもらっている当の鳥獣が増えたところで、たいして影響があるようには思われません。なぜなら、当の鳥獣は被食者を食べる代わりに人から餌をもらっているわけですから。

生態系への影響ということで言えば、もっと具体的な事例も報告されています。たとえば、人が庭の餌台に鳥の餌を置くことで鳥の越冬地が変わってしまったというケース。この結果、従来の越冬地に渡るグループと餌台のある新しい越冬地に渡るグループができ、もともと同じ種だったのが異なる遺伝子をもつようになったのだそうです。人為的に種分化を引き起こしつつあるということですね。このように、個人の行為はささやかでも、マクロな視点で見れば塵も積もれば山となるといったことで、野生生物への影響という点で見過ごせない一面があるのは確かです。

(3)はこの中ではもっとも目に見えやすい形の問題点かもしれません。人を警戒しなくなるというか、人が食べ物の供給源とみなされてしまうとどうなるかは、熊を例に考えれば一番分かりやすいかと思います。ただ、これが該当するのは熊など一部の大型ほ乳類だけでしょう。それらを除けば、被害の大半は、鳥や動物が増えたり集まったりすることで、鳴き声やフンへの苦情が出るといったことだと思います。サギ類への餌やりで実質的に問題視されそうなのはこのあたりかもしれません。

(4)もなるほどそれはあり得るリスクだなとは思います。たとえば事業として特定の場所に集めて人工的な給餌を行っているタンチョウなどの場合。狭い場所に何百羽もがいるわけですから、そこで何か感染症が発生すると、たちどころに危機的な状況になる恐れがあります。ただ、そのような不自然なケースは他にはあまり思いつきません。餌をあげて集まってくるような鳥は普段からそれなりに群れているわけですし、餌やりで群れサイズが多少大きくなったり個体間距離が縮まるといったことはあるにしても、それでいったいどれほどの悪影響があるのかと考えるとちょっと首を傾げざるを得ません。

このように見てくると、どの問題も((1)は別ですが)少なくとも特定の鳥や動物に対しては十分に考慮すべきことであるのは間違いありません。逆に言えば、それら以外の鳥獣には、餌やりはさほどの悪影響は与えないようにも思えるのです。それに何よりこれら餌やりの問題で気になるのは、程度の問題がほとんど考慮されていないことです。もちろん、餌やりによる悪影響があるのは間違いありませんし、絶対に餌をやってはいけない動物や状況があるのも確かです。しかし、はっきりと善し悪しを判断できないケースでは、どのていどの餌やりであれば許容できるのか、どこを超えたらダメなのか、餌やりの程度によって影響が変わるのか、変わらないのかといったことを細かく検討しなければなりません。そして、それと同時に判断するに際してもうひとつ大事な要素が、野生動物に対する私たちの感情です。餌をやること、やらないことで私たちの心に起きる感情の変化はまさにとりとめもない要素ではありますが、餌やりの是非を云々する以上、これを無視しては何も始まらないでしょう。

野生動物に対する餌やりは、彼らを愛おしく思う気持ち、守りたいと思う気持ちの自然な発露です。人は大昔から鳥や動物に餌を与えることで彼らと直に接触してきたわけですし、このことは狩りをして食べるというもう片方の接点と互いに補完する形で、私たちの動物観を形作ってきたはずです。餌やりという行為を通して野生生物との関わりをもちたいという感情はもっとも根源的で自然な感情のひとつだと思いますし、この感情こそが野生生物を保護し、さらには彼らと共存するという考えの最も重要な基盤になっていると思います。野生生物を人間と切り離し、ガラスの向こうの世界を見るような感じで、人と野生生物が共生する社会などと唱えてみたところで、それは血の通わない机上の空論にしかなりません。餌をやることで鳥や動物と関わりたいという素朴で根源的な感情は抑圧すべきではないですし、その感情を健全に保つことこそが、鳥や動物を保護し共生できる社会をつくる原動力になるのだと思います。「野生動物は自然の中で自然のままに生きるのが幸せなのだから、干渉せずにそっと見守ってあげて」みたいなことを言う人は何も分かっていません。まずは野生動物も人も同じ世界に生きていて、人も自然の一部であり、その中で鳥獣と人が互いに強く影響し合っているという事実、そして、地球上に住む限りその相互作用から一瞬たりとも逃れることはできないという事実をはっきり認識すべきなのです。

たとえば、上の二つ目の問題点のところで触れた、鳥への餌やりが種分化を引き起こす可能性があるという話。この研究自体は非常に示唆に富むものです。ただ、この結果からたちどころに、庭の餌台は撤去すべきだ、と結論づけるのはあまりに愚かです。餌やりの結果、種が絶滅に追いやられるというのなら話は別ですが、この場合は遺伝的な多様性が増しているのですから、種としての適応度はむしろ高まっているわけです。この例に限らず、人が餌を与えることで餌を確保するための選択肢が増えれば、種の生存戦略が袋小路に入ってしまわない限り、給餌は基本的には適応度を下げるようには作用しないと思うのです。ここで百歩譲って、人為的に種分化を引き起こすこと自体が悪なのだという意見を受け入れたとしましょう。そうなると、少し前に述べたように、人の行為による野生動物への影響の度合いと人の野生動物に対する保護保全意識の度合いをそれぞれ評価、比較する必要が出てきます。庭に餌台を置いてそこに来る鳥に親しむことは、個人的には単なる楽しみ、好奇心、癒やしなどが動機かもしれませんが、餌台に来る鳥を介して、野生動物を理解し、彼らを思いやる気持ちが強まるのは間違いありません。もしそのような機会を排除してしまったら、野生動物の保護保全意識は大幅に低下してしまうことでしょう。鳥や動物、生態系への干渉を過度に恐れて、彼らと接触できる機会をことごとく潰していくような行為は、弊害のほうがはるかに大きく、野生動物のためにはまったくならないと思うのです。

だんだん話がまとまらなくなってきましたが、脱線ついでにもうひとつ。餌を与えると生態系が壊れるという意見があります。まあ何も影響がないことはないでしょう。どんな小さなことでも何かをすると何らかの影響はあるのです。大量に餌がまかれるような状況はもちろん看過できませんが、個人が思いつきで餌をあげたくらいでは生態系を心配するようなことは何も起こらないと思います。自然を改変し生態系を徹底的に破壊し尽くしてきた私たちの歴史を振り返ればそれがどれだけ些細なものであるかが分かります。自然への大規模な干渉は過去のことではありませんし現在でも起こり続けています。それは、一般に想像されるような公共工事的なものがすべてではありません。たとえば、アオサギへの餌やりということで言えば、途方もない量の魚を大規模にばらまいているケースもあります。サケマスやアユをはじめとした放流事業がそうですが、そういうのと比較すると個人の餌やりの是非を考えること自体が馬鹿馬鹿しく思えてきます。とくにアユ漁の場合は、個人的利益のために環境を改変しているだけでなく、自分たちが放した魚をアオサギが食べるというので毎年そうとうな数のアオサギを駆除しているのです。私はアユ漁自体を否定するつもりはありませんが、ことアオサギの駆除に関する限り、これほど理不尽で腹立たしい話はないと思っています。さらに言えば、そのようなアユ漁を許可し、アオサギの駆除を許可しているのは行政です。その同じ行政が、野生動物には餌をやらないように、彼らは自然のままで生きているのが一番幸せなのです、などと言うのですから開いた口が塞がりません。

ただ、こんなことを言った後であれですが、行政が一律に餌やりはダメと言うのもまったく分からないわけではありません。こういう場合はダメですが、こういう場合は程度を考えて、またこういう場合は動物への悪影響と保護意識の擁護とどちらを優先すべきかを十分に見極めて、などといちいち説明できるわけがありませんから。ただ、だからと言って、十把一絡げにダメだというのはこれまた弊害が大きいと思うのです。そのような思いで、私の考えをあれこれ書いてみたつもりです。単純に良い悪いではなく、りんごさんの判断材料としてお役立ていただければ幸いです。

と、長々と書いているうちに、りんごさんからふたつめのご投稿がありました。それも含めて、今回の件に絞ったアドバイスをしてみたいと思います。まずパンについてですが、その女性が餌をあげていたのはアオサギとユリカモメを除いて普段から穀物を食べている鳥たちです。ユリカモメは雑食性なのでパンも一応OKでしょう。これに対して、アオサギは完全に動物食で穀類は消化できません。パンを一切れ二切れ食べたくらいではどうもならないかと思いますが、そんなものばかり食べているとお腹を壊してしまいます。おそらく餌をやっている女性もその辺のことはご存知ないでしょうから、そこは配慮するよう言ってあげたほうが良いでしょう。あと、アオサギの場合、冬場に餌が不足し、弱ったり死んだりすることがあるのは事実です。それは自然の摂理だからと言ってしまえばそれまでですが、痩せてふらふらなアオサギが目の前にいたら餌をあげたくなるのは人情です。そのような場にいれば私もきっと餌をやると思います。ただ、冬だからといってアオサギが皆飢えているわけではないですし、補助的な餌を必要としているわけでもありません。寂しい冬景色の中を一羽で餌を探していたり、ぽつねんと佇んでいるのを見ると、いかにも切なく寂しそうに見えますが、アオサギとはもともとそういうものなのです。アオサギは見かけやしぐさにどことなく人を思わせるところがあり、ついつい感情移入してしまいがちで、それがアオサギの魅力でもあるのですが、過度に感情移入しすぎると逆に魅入られてしまい、アオサギ本来の姿を見失うことにもなりかねません。ということで、くれぐれもご注意を!

余談ですが、ディーリア・オーウェンズの「ザリガニの鳴くところ」という素晴らしいサスペンスミステリーがあります。湿地が舞台でオオアオサギも頻繁に登場する中、主人公の少女が浜辺でカモメたちに餌をやるシーンがたびたび出てきます。これを読んで、この著者は野生動物との正しい関わり方が分かっていないと言う人がいたら、著者のもうひとつの顔、というか本来の専門を知る必要があるでしょう。ディーリア・オーウェンズは知る人ぞ知る第一級の動物学者で、野生動物の保護保全に生涯を捧げてきた人なのです。


[3536] Re: アオサギへの餌やりについて 投稿者:まつ@管理人 投稿日:2025/02/11(Tue) 08:58  

りんごさん へ
餌やりとは関係ないですが、この掲示板の一番下までスクロールすると、記事ごとに内容を修正できるツールがあります。必要でしたら使ってみてください。


[3538] Re: アオサギへの餌やりについて 投稿者:りんご 投稿日:2025/02/11(Tue) 21:40  

鳥学徒さま
いつもありがとうございます。たくさんのことを詳しく、深い内容まで教えてくださってありがとうございました。お忙しいなか、お時間を頂戴してしまい、申し訳ございません。昨日、私が浅はかにもかなりの量の食パンをアオサギにあげたため、アオサギの体調が悪くならないかとても心配でしたが、鳥学徒さまからあたたかいお言葉をいただいて、おかげさまで心が救われる思いがいたしました。今日のアオサギは川の中に居たり、高い木の頂きに立っていたり、見た目では異常がなさそうでした。ただ、昨秋のアオサギ幼鳥のように、餓死の直前まで素人の私には元気そうに見えたケースがありますので、アオサギの本当の体調はわからないのですが。。ありがとうございました。よろしければ、またアオサギのお話を聞かせていただけると幸いです。アオサギは奥が深く、眺めていて飽きず、興味が尽きないです。いろいろ至りませんが、どうぞよろしくお願いいたします。


[3539] Re: アオサギへの餌やりについて 投稿者:りんご 投稿日:2025/02/11(Tue) 21:57  

まつさま
いつもありがとうございます。とても詳しくご丁寧に教えてくださってありがとうございます。たくさんのお時間を頂戴してしまい、恐縮です。アオサギに食パンは与えてはならないことを教えてくださって、ありがとうございます。お恥ずかしいことですが、今まで存じませんでした。アオサギへの餌やりは悩ましいです。まつさまのご説明はとてもわかりやすく、ご説明を何度も拝読しましたが、アオサギに餌をあげてよいのか、恥ずかしながら初心者の私には未だよくわかりません。ただ、今度、アオサギに餌をあげる場合は、せめてスーパーの魚をあげたいです。まつさまにご指摘いただいたように、私は既にアオサギに過度に感情移入しており、もはや魅せられております。危ないです。過度に感情移入しないよう、自戒しながら、アオサギの本来の姿を見守れるように、努めたいと思います。おかげさまでご紹介くださった「ザリガニの鳴くところ」を入手しました。ザリガニは鳴くのか。。などと考えながら、読み始めました。楽しみです。ありがとうございます。また、投稿の修正、削除の仕方を教えてくださってありがとうございます。未熟で不馴れな私には必須のツールです。私の拙い投稿が少しでも改善されれば有り難いです。アオサギについて、貴重なお話を教えてくださってありがとうございます。いろいろ至りませんが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


[3541] Re: アオサギへの餌やりについて 投稿者:まつ@管理人 投稿日:2025/02/11(Tue) 23:38  

りんごさん、鳥学人さん、こんばんは。

ご理解いただけて何よりです。 餌やりの問題はスパッと答えを出せるようなものではないと思いますし、辿り着いた答えが人それぞれに異なっていることもしばしばです。結局のところ、ひとりひとりが四苦八苦しながら答えを見つけていくしかないんですよね。

前にも書いたかもしれませんけど、古代ケルトの僧侶階級であるドルイドの人たちは、自分たちをアオサギの生まれ変わりだと信じていたそうです。りんごさんも鳥学徒さんももうほとんどその域に達していそうですね。


[3524] アオサギの詩歌 その2 投稿者:鳥学徒 投稿日:2025/01/11(Sat) 19:30  

まつさん、こんばんは。札幌は雪でしょうか。京都洛外もかなり減ったといえ雪気味の日々です。大雪まではしかたありません。
さて、こんな日は、遠い時代について考えるのも悪くないと気分転換に文学の続きを考えています。

清少納言(966頃-1025頃)が、中宮定子を面白がらす為に引き出された、鷺さんの記述について、後半は京都の東、琵琶湖西・万木(ゆるぎ)の森のアオサギさんに人間のモデルがいるのでは、と文学の中のアオサギで指摘されておられました。たまたま国文学研究者で大学講師ラインの友だちに尋ねる機会があり、当人わからない、ごめんと前置きしながらも、出典が同じで別冊に、万木の森がある高島を読み込んだ女流歌詠みがいると示してくれました。彼女、伊勢(872頃-938頃)周辺をイメージしながら鷺さんの記述バランスをとっているのでは、と考えるようになりました。ローカルな話で恐縮ですが、万木のあたりは、江戸時代伊勢から藩主を迎えて最近まで伊勢地方と人的交流がほそぼそ続いてきた地域でもあります。わりと仲間同士賑やかなアオサギさんたちに情熱的恋愛歌詠みがだぶるのは自然な感じかと。時間かかりすみません!
平安時代のアオサギさんたち鷺類の見方や考えの参考になれば、と願いつつまたお若い世代の方の知的探究の何かになればと、投稿致します。清少納言のアオサギ記述のアトサキ、急ぎではもとよりありませんが宜しくお示し願い申しあげます。


[3525] Re: アオサギの詩歌 その2 投稿者:まつ@管理人 投稿日:2025/01/12(Sun) 17:58  

鳥学徒さん、こんばんは。ゆるぎの森のサギの歌について書いたのはずいぶん昔のことで、けっこう適当なことを書いてしまってます。
たかしまやゆるぎのもりのさぎすらもひとりはねじとあらそふものを(古今和歌六帖・第六帖・鳥)
という和歌、当時はゆるぎの森が高島にあることすら知りませんでした。あと、この歌の一般的な解釈は、サギたちですら共寝する相手がいるのに、私にはいない、ということのようです。作者不詳ですが、自分の境遇を嘆いたものだったのですね。この歌については下記資料に詳しい論考があります。

福田智子『古今和歌六帖』出典未詳歌注釈稿ー第六帖(21)鷺-水鶏ー ⇒ https://doshisha.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=27708&item_no=1&attribute_id=28&file_no=1

この資料には、この歌以外にもゆるぎの森のサギを詠んだ歌が他にもいくつか紹介されています。
ゆきふればゆるぎのもりのえだわかずよるひるさぎのゐるかとぞおもふ(好忠集)
いはねどもひとりはねじとおもふかなゆるぎのもりのさぎならなくに(有房集)
しろきさぎひとりはねじのこゑすなりゆるぎのもりのくれがたのそら(正治初度百首)
ひとりねのとことやさぎもふるゆきのゆるぎのもりにたちもさわがず(千五百番歌合)

これを見て分かるとおり、ゆるぎの森のサギはシラサギがメインだったようです。昔は、単に鷺と言えばシラサギ類をさしていましたから。アオサギはいたとしても少数派だったのでしょう。

それにしても、こういう資料を見つけてしまうと調べものスパイラルに嵌まってしまってなかなか抜け出せなくなりますね。まあそれが楽しいのですが...。


[3526] Re: アオサギの詩歌 その2 投稿者:鳥学徒 投稿日:2025/01/12(Sun) 18:57  

まつさん、こんばんは。貴重な歌と根拠資料をそうそうに有難うございました。正治初度百首の歌が一見、決定的のようですが、福田先生の解釈を鵜呑みにすると、私にはお相手がいないと嘆いた方は男性で、伊勢などの女性ではないのはわかります。ただ、夜に騒ぐ鳴き声をもとに嘆いた点がポイントで、清少納言が引用した歌のサギさんは、昼行性の白い鷺さんでなく私達が興味つきない夜遅くまで活動しているショートスリーパーのアオサギさんではないでしょうか。
アオサギさん、こんばんは。私は、諸君と違って夜に弱くて失礼します。またね!


[3527] Re: アオサギの詩歌 その2 投稿者:まつ@管理人 投稿日:2025/01/12(Sun) 19:23  

たしかにその視点は興味深いですね。当時の和歌はイメージ先行で現場を見ずに詠まれたものも多かったと思いますし。鳥学徒さんがおっしゃられるようにアオサギであれば嬉しいですね。ゆるぎの森にはちょっと古代チックな響きがあるので、そこにいるのが清く正しいシラサギではいまいちしっくり来ないのです。やはりここはミステリアスな雰囲気を湛えたアオサギでなくては。


[3528] Re: アオサギの詩歌 その2 投稿者:鳥学徒 投稿日:2025/01/13(Mon) 08:06  

まつさん、アオサギさん、おはようございます。
この度、日本人の鷺観に対し、少なからず影響を与えている清少納言の鷺さんの記述をじっくり考えることができ、また個人的調べもの、滋賀・高島の地名に鳥が絡んでいる仮説だてがかない心よりお礼申しあげます。

私個人的に高島に用あってずーっと訪れる必要がある者ですが、おかげさまで楽しみがまた増えました。読者の方は既にご存知でしたらすみませんが、高島は、現天皇陛下の確実に実存がたどれる地であることから、俳句王国ご出身のまつさんは、古代の響きを地名に感じ取られ、尋常ならざることを考えたりする夜、清く正しい鷺ではこの歌にはしっくりこないと感じておられるのですね。さすがでいらっしゃいます。湖西は、冬期間だけ日本海型気候になる数少ない土地(試験にたびたび出るそうです)で、かつては鶴が飛来していたことも確認されています。今も天にはトビや雲雀、田や畔には白い鷺さんとともにアオサギさんもぽつぽつカラスさんたちもみんな仲良くあるきまわっていらっしゃいます。勿論古代から詠まれた万木の森も残っています。琵琶湖も透明度が高く白砂青松もそのまま。機会があれば、ぜひアオサギさん探しにいらしてくださいね。
正月を寿ぎ、この1年もアオサギファンの皆さまのご多幸お祈り申しあげつつ


[3520] 無題 投稿者:りんご 投稿日:2025/01/09(Thu) 13:40  

まつさま、鳥学徒さま
お忙しい年始の時期にもかかわらず、アオサギについて、ご丁寧に詳しく教えてくださって、ありがとうございました。私の知らないことばかりで、全てがとても興味深くアオサギについて知るのが楽しく、勉強になります。おかげさまで、ますますアオサギを好きになりました。ありがとうございました。



[3521] 無題 投稿者:りんご 投稿日:2025/01/10(Fri) 16:53  

お詫び
鳥学徒さまのアオサギの詩歌の掲示板で、いただいたお言葉への返信のつもりが、操作を誤ってしまい、新たな掲示板を立ち上げてしまいました。
たいへん失礼いたしました。


[3522] Re: 無題 投稿者:まつ@管理人 投稿日:2025/01/10(Fri) 17:34  

いえいえ、スレッドがあんまり長くなりすぎるとスクロールするのが面倒なので、適当に新しいスレッドにしていただいて結構です。その辺は後でどうにでも入れ替えできますので。いずれそのうち下のスレッドにくっつけておきます。

ところで、りんごさんが詠まれた「朝焼けの…」の歌を拝見し、晩唐の張読という人の漢詩にある「寒汀鷺立」というフレーズを思い出しました。このイメージは時を超え国を超えて共有されるものなのかもしれませんね。


[3523] Re: 無題 投稿者:鳥学徒 投稿日:2025/01/10(Fri) 17:46  

りんごさんへ 
アオサギさんもりんごさんが気になっていると思いますよ。これからもアオサギさんとの時間をお大切になさってくださいね。
私はりんごさんの句に
しもこほる すさきにたてる みとさぎ(アオサギ)の すがた寒けき あさぼらけかな 
出典 夫木和歌抄 文学の中のアオサギ 2004/11/25 まつさん
の記事を重ねておりました。同じ日付に漢詩も出されています。ちんぷんかんぷんでしてこんど図書館にいってきます。

あと、まつさんは非常に寛容な方なので、形式は気になさらくてよいと思います。あまり丁寧にされるとアオサギさん同様飛んで隠れられてしまうかもしれません。それより、どんどんアオサギさんについて文系とか理系とかの枠もはずしてまつさんにお尋ねになられては如何でしょう。



[3511] アオサギの詩歌 投稿者:鳥学徒 投稿日:2024/12/28(Sat) 06:26  

まつさん、りんごさん、こちらこそ誤解まねくような投稿して申し訳ございませんでした。
りんごさんは、大切に思っていたアオサギさんを失った悲しみと事実を抱えての切実な訪問だったので、のほほんとはいきませんでしたね。
最初のあのアオサギさんの命は、次の方がついでくださいましたから、まつさんの仰るよう気楽なアオサギさんのエピソードを挟んで昇華できたらいいですね。アオサギさんは真摯に生きておられるのでヒトの笑いと対立することはありませんし、まつさんによると日本人は、その美しさをたびたび詩に詠んでいるそうです。
まつさん、新年を控えいい感じのアオサギの詩歌を2、3お示し願えませんでしょうか(万木の森や昨年聖夜にご教示賜わった短歌も素晴らしく美しい作品でした)。俳句王国ご出身のまつさんの作もあれば、ぜひ!
お公家たる 都のアオサギさん たまには とんでみせてよ お願いします(鳥学徒)お粗末でした。

註)飛んでは、舞うでも良いのかもしれませんが、アオサギさんの大きい翼ひろげ両脚をきちんと揃えて飛ぶ姿を真下からみると飛行機の精密さをみるようで「飛ぶ」にしました。


[3512] Re: アオサギの詩歌 投稿者:まつ@管理人 投稿日:2024/12/28(Sat) 10:59  

すみません。とても気を引かれる話題ですが、さすがに年の瀬はバタバタしていてゆっくりお答えする時間がありません。
下記ページにいくらか詩歌も載せていますので、代わりにご覧いただけると幸いです。
文学の中のアオサギ ⇒ https://grey-heron.net/forum/06-literature/
では良いお年を。


[3513] Re: アオサギの詩歌 投稿者:りんご 投稿日:2024/12/28(Sat) 11:58  

鳥学徒さま
こんにちは。あたたかいお言葉をありがとうございます。
ほんとうに至りませんが、いろいろなアオサギさんのお話をぜひまた聞かせてください。
どうぞよろしくお願いいたします。
樹のいただきに
凛と佇む
アオサギさん
あなたの姿は
ずっとこころに
        りんご拝
失礼いたしました。。。
どうぞよいお年をお迎えくださいませ


[3515] Re: アオサギの詩歌 投稿者:鳥学徒 投稿日:2024/12/28(Sat) 13:05  

まつさん、りんごさん こんにちは。慌ただしいなか貴重なお返事有難うございます。あのアオサギさんは、りんごさんの心の中にも確かに生きているのだと拝読し、冬は越せなかったけれどもいろいろな方に受け継がれているのだと感動いたしました。有難うございます。掲示板で連句できそうですね。

年こせず なくなりしアオサギの 命は 種を超えて 受け継がれ
鳥学徒拝
どなたか、お時間あるとき継いで戴ければ幸いです。

さて、まつさんのページ・文学の中のアオサギ、まつさんのサイトのトップページ左下からもアクセスできます。アオサギファンのみなさま、年末年始の読み物に私も強くお勧めします。来る新年を寿ぐアオサギさんの風景が見つかると思います。よいお年を!


[3516] Re: アオサギの詩歌 投稿者:りんご 投稿日:2025/01/03(Fri) 01:44  

鳥学徒さま
こんばんは。
明けましておめでとうございます。
本年もぜひ、アオサギのいろいろなお話をご教授くださいませ。

朝焼けの
川面に佇む
アオサギは
ひとり われもひとり
凍つる想いで
       りんご拝
新年早々から、またまた失礼いたしました。。。
しかも字余りです。。
アオサギさんは一羽なのですが、私にとっては、アオサギさんはもはや仲間のように感じているため、あえて「ひとり」とさせていただきました。
いろいろ至りませんが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。


[3517] Re: アオサギの詩歌 投稿者:鳥学徒 投稿日:2025/01/03(Fri) 06:04  

りんごさん、まつさん、皆様 明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。
りんごさん、いい感じに紡いでくださり有難うございます(われひとりでは如何でしょう)。ネガティブな時に置かれたとき、体裁とらわれずとも勢いで文字にするとネガティブな思いが薄れていくようですね。

さて、まつさんのサイトの当該ページでこの年末年始、私が特にいいなと感じたのは、
更科源蔵・詩・蒼鷺
松尾芭蕉・昼寝ぶる 青鷺の身の 尊とさよ
水原秋桜子・洲に立てる アオサギひとつ サロマ川
正岡子規・翡翠も鷺も来て居る 柳かな です(敬称略)

話は少しそれますが、長く関西大学で教授を務められた社会学の先生の追悼集「木村洋二先生を偲ぶ(非売品)」のなかの、エッセイ・悲しみの祈りで、伝統的日本人の感覚として、“日本はむかしから悲しみに満ちていた。秋も悲しく、死も悲しい。恋も悲しければ、夕焼けも悲しい。この悲しみが、生きとし生けるものへの祈りと愛に転化して、生きることの品位をつくってきたのではないか。〈中略〉他者のために泣くことも祈ることも忘れた文明に未来はない。と言いきっています。それに則れば、りんごさんの句は、日本では孤独を浮かびあがらすと評されるかもしれません。が、国際的感覚だと孤独ではなく逆で、生命あふれる川のほとり・大自然の中に貴女が溶け込む情景を詠みこまれた、と感想を述べられる方が多いと思います。翻ってまた国際的ユーモア感想では、りんごさんの心の中のアオサギさん足したら3ですやん、3人寄り添い温まって凍てた感覚溶かそっか!と返ってくると考えられます。母語が日本語なら、日本的祈りを核に、この3つくらいあるとアオサギさんのあの眼差しがいかにすごいかわかりますし、しなやかになれるかもしれません。
大自然 溶け込む ひとりひとり 思いは それぞれ 澄みわたり
鳥学徒

私の近くにいるアオサギさんは、今はたたずみながら鴨、トビ、烏、雀、鳩、鯉、メジロさんたちとひなたぼっこされてます。みなさんまじまじみつめますとうっすら婚姻色(まつさんやロメオさんの撮影技術がないもので公開できる画像なしでごめんなさい)が出てきています。りんごさんのアオサギさんの黄色目(黒目玉まわり)、目元、嘴それに長い脚の色はうっすら紅(目元はスミレ色)かかっていませんか?兵庫なら春はすでにきているかもしれません。

まつさんもお時間あるとき、連句ぜひお願いできれば、と思います。



[3518] Re: アオサギの詩歌 投稿者:まつ@管理人 投稿日:2025/01/03(Fri) 12:34  

遅れましたが、みなさん、新年おめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

りんごさん へ
アオサギをひとりふたりと言って違和感を感じない人はわりと多い気がします。古代ケルトのドルイド僧に至っては、自分たちのことをアオサギの生まれ変わりとみなしていたそうですよ。ところで、生きものに対してどのような言葉を使うかというのは、その生きものへの見方、感じ方を無意識のうちに規定しかねないので、とても大切なことだと常々思っています。たとえば身近な例として日本語と英語の違いを考えてみると、日本語では人は一人二人、鳥は一羽二羽と、異なる助数詞を用いて明確に区別しています。ところが、英語では数える対象の前に数字をつけるだけで、それが人であろうと鳥であろうと同じなのですね。これは動物に対する見方が言葉に反映したというよりは、単に言語構造がそうなっているだけなのでしょうけど、結果として、無意識のうちに人と動物の間に明確な一線を引く考え方を強化しているように思えます。さらに、これが言語構造だけの問題でないと思うのは、そのような人と動物の言葉上の区別が日本語にはかなり多いことです。たとえば、オスとメス。これは英語ではmaleとfemaleで人間の場合と同じです。あるいは、日本語のつがいという語。これも英語ではpairとかcoupleで人の場合と同じです。こういう違いは調べてみると意外に多かたりします。ときどき日本の新聞などで、アオサギ群生地とかアオサギが大量発生したとかいう奇妙な言葉遣いを見聞きするとほとほとうんざりします。言葉は大切ですね。

鳥学徒さん へ
いろいろご覧いただきありがとうございます。更級源蔵の「蒼鷺」という詩はじつは合唱曲になっていて、中高生の文化祭などでよく歌われているようです。一時期、そのような中高生から詩の意味についての質問が頻繁に寄せられ、とうとう「蒼鷺」の詩について語るだけのために特別に掲示板をつくったこともあります。以下はその掲示板の投稿を整理したページです。
合唱曲「蒼鷺」 ⇒ https://grey-heron.net/forum/58-chorus/

写真は先日も同じものをお見せしましたが、野付湾のアオサギです。撮影したのは大潮の干潮時で潮が引ききったとき。ここまで潮位が下がるのは1シーズンで数回しかなく、ほんの短い時間とはいえ、現れた広大な干潟はサギたちの饗宴の舞台になります。以下の句はこの情景を詠んだものです。青鷺は夏の季語ですが、まあ、新年らしい句ということで。
蒼鷺の 天下となれり 野付湾


[3519] Re: アオサギの詩歌 投稿者:鳥学徒 投稿日:2025/01/03(Fri) 19:29  

まつさん、こんばんは。素敵な句をお写真とともに有難うございます。
野付湾、白いアオサギさんでいっぱいになるのですね。俳句を口ずさむと北海道にきた雰囲気になるから不思議です。また、連ねていただけると、1,2,3が一挙に数も視野もわっとひろがった感じで、さすがまつさん!と感動致しましたですね。文学の中のアオサギコーナー、少しずつ時間かけて拝読、と思い読み始めました所、あまりに面白く、興味が湧いてきて一気に読んでしまいました。有難うございます。

また、合唱曲になったアオサギさんの歌い手さんのいろいろな解釈に鋭い疑問も真摯なもので学生さんからエネルギーをいただきました。新年にじっくり考えることができ感謝です。詩やアオサギさんのもつ偉大さを改めて認識致します。今年もご無理ない範囲でご指導宜しくお願い申しあげます。感謝をこめて


[3470] アオサギ幼鳥の突然死の原因について 投稿者:りんご 投稿日:2024/11/23(Sat) 21:31  

はじめまして。
突然、投稿させていただき、失礼いたします。
実は、近所の川にアオサギ幼鳥が生きていて、毎日のようにその成長を眺めていましたが、昨日は元気そうに見えたそのアオサギ幼鳥が、今日、突然死んでいました。
川岸でカラスが何かを食べていて、近づくと、そのアオサギ幼鳥が死んでいたのです。
その際、アオサギ幼鳥の亡骸を見ましたが、カラスに食べられたと思われるおなかの出血以外は、きれいな姿のように見えました。
なぜ突然死んでしまったのか、わからず、
こちらでおたずねさせていただきました。
元気そうに見えたアオサギ幼鳥の突然死の原因には、たとえばどのようなものがあるか、ご教示いただければ幸いです。
突然おたずねし、失礼して、申し訳ございません。
どうぞよろしくお願い申し上げます。


[3471] Re: アオサギ幼鳥の突然死の原因について 投稿者:まつ@管理人 投稿日:2024/11/23(Sat) 23:03  

りんごさん、はじめまして。
観察されていたアオサギの幼鳥が亡くなられたということでお気の毒です。不特定多数の中の1羽ではなく、毎日気にかけていた特定の1羽となるとショックも大きいでしょうね。お察しいたします。

さて、そのアオサギの死因についてですが、ご投稿の内容を拝見する限り、おそらく餓死ではないかなと。断定的なことは言えませんが、外傷はなく幼鳥ということになると、餌が獲れずに飢えたと考えるのがもっとも妥当かなと思います。アオサギのように漁をして餌を確保している鳥というのは、自分で餌の獲り方を習得しなければならないので、その技術が身に付くまでがなかなか大変なのです。幼鳥は日々失敗して試行錯誤しながら魚の獲り方を学習していくわけですが、それでもそんなにすぐ上達するわけでもなく…、成鳥にくらべて経験の浅い幼鳥は、傍から見ていても餌を獲るのが明らかに下手です。さすがにアオサギのように大きな鳥になると、数日食べなくてもすぐに死ぬことはありません。ただ、食べなければ当然やせ細りますし、やがては死んでしまいます。おそらく、餓死の場合、体重は半分くらいまで減っているのではないかと思います。初夏に無地に巣立った幼鳥も、じつは巣立ってからが本当の試練で、翌春までサバイバルできるのはたぶん半分くらいのはずです。アオサギに限らず野生の生き物は、死ぬ直前までは比較的元気そうに見えるので、死んでしまうと何か突然とんでもないことが起きたかのように思えますが、じつは元気そうなのは見かけだけで、とくに幼鳥の場合はけっこうギリギリの状態で生きていることが多いのではないかと思います。野生とはそうしたものだとはいえ、相当にシビアな世界なんだと思います。


[3472] Re: アオサギ幼鳥の突然死の原因について 投稿者:りんご 投稿日:2024/11/24(Sun) 00:15  

まつ様
お忙しいなか、早速ご返信くださり、ありがとうございました。アオサギについて詳しく教えてくださって、また、あたたかいお気遣いのお言葉も賜り、恐縮しております。
実は、アオサギが暮らしていた川では、川で魚を探しているアオサギのすぐ上流で魚を捕る人が多いので、アオサギが魚を捕れなくなる。。。と心配していました。やはりアオサギは、ほんとうに死んでしまうほど、空腹で苦しんでいたのですね。アオサギに、かわいそうなことをしてしまいました。涙が止まりません。アオサギについて、詳しく教えてくださって、ほんとうにありがとうございました。


[3473] Re: アオサギ幼鳥の突然死の原因について 投稿者:まつ@管理人 投稿日:2024/11/24(Sun) 11:44  

おはようございます。わざわざのご返信、ありがとうございます。
釣り人が多い川なのですね。そうであれば魚も少なくない気がしますが…、どんなに魚がいても技量が伴わない幼鳥たちにとってはやはり厳しい環境には違いないのでしょう。あと、釣り人の影響はたぶんそんなにないと思いますよ。地曳網で根こそぎ獲っていかれたりすれば別ですけど。釣り人がいるよりは漁の上手な別のアオサギが横にいるほうが嫌なんじゃないかなと。釣り人と言えば、近ごろは彼らからおこぼれをもらっているアオサギも多いですしね。結局、他の仲間よりちょっと機転が利いたり、漁のテクニックを覚えるのが少し早かったり、あるいは単に運が良かったり、そんなちょっとしたことで幼鳥の運命は決まっているんだろうなと思います。サバイバルできるのもいればできないのもいる、というのが自然の摂理ですから。何の励ましにもなりませんが、それが彼らなりの生き方ですのであまり落胆されませんように。


[3477] Re: アオサギ幼鳥の突然死の原因について 投稿者:りんご 投稿日:2024/11/27(Wed) 19:01  

まつ様
こんばんは。アオサギについて更に詳しく教えてくださって、また、あたたかいお言葉をありがとうございました。
おかげさまで救われる思いがいたします。また、毎日、川に出かけて、鳥の観察を続けております。コサギ、アオサギ、カモなどが川で暮らしており、鳥たちの姿を眺めていると飽きないです。私は鳥の観察の初心者なのですが、またよろしければ、アオサギについて教えていただければ幸いです。この度は、ほんとうにありがとうございました。
また、どうぞよろしくお願いいたします。


[3478] Re: アオサギ幼鳥の突然死の原因について 投稿者:鳥学徒 投稿日:2024/11/27(Wed) 20:59  

りんごさん、まつさん、こんばんは。
りんごさん、涙とまらないお気持ちわかるつもりです。
涙止まらない時は涙枯れるまで泣いたらよいと思います。
そうしたら、いつかアオサギさんはじめ鳥さんの美しさやおかしさ、たおやかさをしっかり感じることができると思います。
私は長く野生動物の死、特に犬、亀、鳥に乗り越えられませんでしたが、長い歴史をもちしっかりと自然との共生を見据え自分達の利便追求を意識して止めた先住民の皆さんの死生観を知り楽になりました。まつさんの掲示板の過去ログに少し述べてありますのでよければ繰ってみてください。
話は少しそれますが、京都洛中付近のアオサギさん春の受難にこりて少し慎重になり、托鉢に生きる方もいらっしゃいます。若鳥の半数は乗り越えられないとのこと。それでもいいます。みんなこの冬頑張って生きのびてねっ!!


[3479] Re: アオサギ幼鳥の突然死の原因について 投稿者:まつ@管理人 投稿日:2024/11/27(Wed) 22:41  

じつは、私は鳥全般ということになると全く詳しくないのですが、さすがにアオサギとは付き合いが長いだけに、彼らのことならたぶん人よりはよく分かっていると思います。いつでも何でもお尋ねください。お待ちしてます!


[3480] Re: アオサギ幼鳥の突然死の原因について 投稿者:りんご 投稿日:2024/11/28(Thu) 18:14  

鳥学徒さま
はじめまして。
あたたかいお言葉をかけてくださって、ほんとうにありがとうございます。
生き物の死は、とても悲しいです。でも、皆様のおかげさまで、元気が出てまいりました。過去ログを拝見しますね。一羽でも多くのアオサギさん、鳥さんたちが、この冬を生き延びられるよう、切に祈り、毎日、川に観察に通いたいです。私は鳥が好きな初心者なのですが、よろしければ、またアオサギについて、教えていただけたら幸いです。あたたかいお心遣いを賜り、ありがとうございます。
また、どうぞよろしくお願いいたします。


[3481] Re: アオサギ幼鳥の突然死の原因について 投稿者:りんご 投稿日:2024/11/28(Thu) 18:21  

まつ様
ありがとうございます。アオサギについて、ぜひ、また、ご教授くださいませ。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。


[3482] Re: アオサギ幼鳥の突然死の原因について 投稿者:鳥学徒 投稿日:2024/11/29(Fri) 19:31  

りんごさん、少しお元気になられて良かったです。哀しみ癒えきっていないなか丁重なコメント有難うございました。私も初心者。まつさんによくアオサギさんにいろいろ学ばせていただいております。ので、無学の私よりまずはまつさんの掲示板や問い合わせをご利用になられることをお勧め致します。
一羽でも厳しい冬を生きのびられることへの祈り、私も同感です。京都のお公家さんアオサギさんは、他の生き物お互いのことを考え、ヒトからの 差し出しが風に煽られても脚や嘴や羽でとめたりせず、魚さんや他の鳥さんにあげてますから。“えらいなあ、アイヌの皆さんから水辺の神さん・ヘッチャエバ(参照トップページ)と言われたり、ベヌウ(参照まつさんの文章)の重そうな冠載せられたりしても頸足腰折れないのね”と感じ入りますね。ただアオサギ同士の取り合いは背後からとびげり、かぶりつき、つつきまわす、いじめ気味占有など厳しいですが、自分が満腹なら若鳥に譲っている光景も見ました。内海氏の写真集『蒼鷺』によりますと、アオサギは餌の取り方を子や若鳥に教えないそうで、自分たちには厳しく他者に寛容なアオサギさん(僭越乍一流京都人同様)と再認識致します。筆者は仕事と勉学による京都在住者で生まれは京都ではありません。念の為に。



[3483] Re: アオサギ幼鳥の突然死の原因について 投稿者:りんご 投稿日:2024/12/08(Sun) 00:16  

鳥学徒さま
あたたかいお言葉をくださって、ほんとうにありがとうございます。
皆様のおかげさまで、アオサギさんたちを眺めに川に通い続けております。
死んでしまったアオサギさんは、とてもきれいなアオサギでした。そのアオサギさんの可憐でひたむきに生きる姿から、煩悩だらけの私は、多くのことを学ばせていただきました。鳥学徒さまがアオサギについて記してくださった、他の生き物お互いのことを考えることや、自分たちに厳しく、他者に寛容な生き方など、私が無くしてしまった大切なことを、今もアオサギさんたちから教えてもらっています。厳しい自然の中で、凛として佇むアオサギさんたちは、私の憧れです。
アオサギさんたちは、眺めていても飽きず、ほんとうに奥が深く、興味が尽きません。
これからますます厳しい寒さの季節に向かいますが、京都のアオサギさん、兵庫のアオサギさん(私は兵庫に住んでおります)、すべてのアオサギさんたちの一羽でも多くのアオサギさんたちが元気に春を迎えられるように祈ります。
この度は、あたたかいお言葉をありがとうございました。アオサギについて、また、いろいろなお話を聞かせていただければ幸いです。


[3484] Re: アオサギ幼鳥の突然死の原因について 投稿者:りんご 投稿日:2024/12/08(Sun) 01:14  

鳥学徒さま
(追伸)
アオサギ同士の、うしろからとびげり、かぶりつき、など、教えていただいて初めて知って、驚きましたが、おもしろいですね(不謹慎ですが。。。)
人間の世界もタイヘンですが、アオサギ同士の世界も大変そうです。とても人間味があって、アオサギさんたちに親近感が湧いてきました。アオサギさんたちは、私たち人間をどのように見ているのだろう?など、アオサギさんを眺めながら時々気になってしまいます。
アオサギさんたちは、おもしろく、愛らしいです。
ますますアオサギさんが好きになりました。


[3485] Re: アオサギ幼鳥の突然死の原因について 投稿者:鳥学徒 投稿日:2024/12/08(Sun) 09:19  

りんごさん、おはようございます。止まらなかった涙がおかしみに変わられたようで良かったです。アナログ人間のビチビチコメント夜遅くにまで読んでくださり有難うございました。

後ろからの飛び蹴りは確かに迫力満点でおたけびが御所まで届きそうで、そこらじゅうに響き渡りさすがに散策していた人間も私もびっくりしました。ゴイサギの生き方とずいぶん違う感じが致しました。

アオサギさんは自然の神さんで人間の上位にある存在ですから、アオサギが人間をどう感じているかを正確に把握するには、ソロモンの指輪を手に入れるか、把握できる人を探す(長い歴史を持つ先住民にわかる方はいらっしゃいます。日本では正直非常に困難です)か、ご自分が動物行動学などの勉強に、アオサギさんと出会いを重ねて親しくなったアオサギさんから直接貴女がお尋ねになり、教えてもらうのが早道だと思います。

確かに人間味がある、私もそう感じる時があります。まつさん、どうなんでしょう。


[3486] Re: アオサギ幼鳥の突然死の原因について 投稿者:まつ@管理人 投稿日:2024/12/08(Sun) 18:56  

人間味がある、というのはたぶん多くの人が感じているところかと。アオサギにはひと言で言い表せないほど多くの魅力があると思いますが、どこか人のように感じてしまうというのはなかなか他の鳥にはない魅力ですよね。佇む、などというにんべんの漢字の行動も当たり前のように様になってますし。何なのでしょうね。たぶん、アオサギが人に似ているのではなく、人がアオサギに似ているのでしょう。


[3487] Re: アオサギ幼鳥の突然死の原因について 投稿者:鳥学徒 投稿日:2024/12/08(Sun) 19:53  

まつさん、お忙しい中、りんごさんと私の疑問にわかり易い例とともに視点の変えてみることの重要さのご教示有難うございました。
確かに4800万年の歴史をもつ(人類は約一桁あとに出現)アオサギさん。ヒトの一部の振る舞いがアオサギさんに似ていると観たほうがより科学的ですね。有難うございます。私は人生の師・亀さんに愛想つかされています。アオサギさんに笑いがあれば、私は通りかかる度にたたずむアオサギさん数羽に、ハハハハハと内心笑われていることでしょう。たたずむ姿を見つけた時、私にとってはかけがえない贈り物を戴いた気分になります。


[3504] Re: アオサギ幼鳥の突然死の原因について 投稿者:りんご 投稿日:2024/12/26(Thu) 22:39  

鳥学徒さま
ありがとうございます。
近くの川で暮らしているアオサギ成鳥を最近見かけなくなったので、どうしたのかなと心配していたのですが、今日久しぶりに、川岸の高い木にたたずんでいるそのアオサギさんを見つけました。良かった、生きていた、また、会えた、と私が再会を喜んでいる時、ここにいますよ、ハハハハハというアオサギさんの笑いが確かに聞こえました!鳥学徒さまがおっしゃるように、アオサギさんの笑い声は、私もハハハハハだと思います!冷たい川で暮らし、真冬の厳しい自然環境と日々対峙しているアオサギさんが、けなげな修行小僧さんのように見えてきます。厳しい環境でも、アオサギさんは明るくハハハハハと笑っているようにも見えます。ほんとうにアオサギさんは一生懸命で、可憐でかわいいですね。


[3505] Re: アオサギ幼鳥の突然死の原因について 投稿者:りんご 投稿日:2024/12/26(Thu) 22:51  

まつさま
ありがとうございます。
まつさまがおっしゃる通り、人間がアオサギに似ているのかもしれませんね。だから、私はアオサギに憧れてしまうのかもしれません。今日も夕暮れ時の冷たい川の中にアオサギさんはたたずんでいました。アオサギさんには、たたずむ、という言葉がとてもよく似合います。。。


[3506] Re: アオサギ幼鳥の突然死の原因について 投稿者:鳥学徒 投稿日:2024/12/27(Fri) 14:50  

りんごさん、こんにちは。アオサギさんが見つかって良かったですね。
りんごさんのいいご質問に接し、年末の掃除をしながら文献引っ張りだしてちょっと考えています。
まつさん、確認です。アオサギさんに横隔膜はありますか?

お伺いの理由は、哺乳類のおかしくて笑う声とりんごさんが聞かれたアオサギさんの声はちょっと違うように考えているからです。りんごさんを見つけられたアオサギさんは、おかしくてハハハハハと発したなら「ワッ、ヒトが来た!」と驚いて息を吸い、「なぁんだ、私達に親しみをもって会いにきてくれるりんごさんだ!」というプロセス、つまり「ひぃー」と驚いて息を吸い「なあんだ」と思って吐き出す最もシンプルな進化論的笑いの始まりに遭遇されたのかもしれません。私や仲間に会いにきてくれるアオサギさんは、私たちが勝手に可笑しみを感じているだけのように思います。最近は私に悟られないように静かに来られ私をびっくりさせてくださいます(笑)。

ざっくり進化をたどるに、横隔膜を最初に作った爬虫類・トリナクソドン以降横隔膜を作ることで下のあばら骨がいらなくなり赤ちゃんを入れることができるようになりました。その横隔膜が笑いと決定的につながっているとされています。いずれにしても横隔膜を持つヒトを含む動物が生き(息し)ている限り、笑いがありえるとも言い換えることができ、アオサギさんがたたずんでおられた姿を見るにつけ、私には荘厳さと可笑しみを感じ有り難く思われます。


[3507] Re: アオサギ幼鳥の突然死の原因について 投稿者:りんご 投稿日:2024/12/27(Fri) 22:06  

鳥学徒さま
こんばんは。そして、申し訳ございません。
実は、私は実際に、現実にアオサギさんの笑い声を聞いたのではなく、ここにいるよ、ハハハハハとアオサギさんが私に笑っているような気がした、アオサギさんが笑っているとしたら、その笑い声は、ハハハハハだと思います、という意図で投稿しました。
アオサギさんが声を出して笑っているような妄想を勝手にしてしまいました。私の至らない文章でお騒がせしてしまい、ほんとうに申し訳ございません。


[3508] Re: アオサギ幼鳥の突然死の原因について 投稿者:りんご 投稿日:2024/12/27(Fri) 22:15  

鳥学徒さま
言い訳がましいのですが、私は典型的な文系人間で、皆さまのように科学的、生物学的にアオサギさんを正しく観察することができておらず、かわいい、などと感情的で、つい妄想などをしてしまいます。内容が浅い投稿をしてしまい、ほんとうに至らなくて申し訳ございません。お恥ずかしい限りです。そんな私でも鳥学徒さまの横隔膜のお話はなるほど、と思い、とても興味深いです。


[3509] Re: アオサギ幼鳥の突然死の原因について 投稿者:りんご 投稿日:2024/12/27(Fri) 22:36  

まつさま、皆さま
まつさまが管理される、知的なアオサギ探究の掲示板に、非科学的で、生物学的な根拠の無い投稿をしてしまい、まつさまをはじめ、皆さまにご迷惑をおかけいたしました。誠に申し訳ございませんでした。


[3510] Re: アオサギ幼鳥の突然死の原因について 投稿者:まつ@管理人 投稿日:2024/12/28(Sat) 00:02  

りんごさん、もっとお気楽にいきましょう! この掲示板はご覧のとおりで、別に学術的なものを目指しているわけではありませんから。単にアオサギに興味をもつ人が気ままに訪れているだけですので、アオサギに関係のないことを書かれると困りますが、そうでなければ何でもありです。生態学的な話題などはほんの一部で、保護保全の話になることもあれば、詩や小説に登場するアオサギが話題になることもあります。私も皆さんも好き勝手に何でも書いてますので、りんごさんもどうぞお気軽に利用してください。

鳥学徒さん、鳥には残念ながら横隔膜はありません。この手のことには私は全然詳しくないのですが、ほ乳類と鳥類では呼吸器官がいろいろ違っているみたいですね。よく分かりませんけど、やはり飛ぶということになると、翼をもつだけでなく身体の内部構造もかなり変えないといけないということなのかなと思います。


[3514] Re: アオサギ幼鳥の突然死の原因について 投稿者:りんご 投稿日:2024/12/28(Sat) 12:02  

まつさま
お忙しいなか、あたたかいお言葉をありがとうございました。
いろいろ至りませんが、アオサギのお話をぜひまた聞かせてください。
よろしくお願いいたします。
どうぞよいお年をお迎えくださいませ。


[3488] 婚姻色に変わりつつ? 投稿者:ロメオ 投稿日:2024/12/11(Wed) 17:05  

まつさん、みなさん、こんばんは。
冬鳥のカモたちが郊外の溜池に群で飛来する季節となりました。
溜池で観るアオサギたちは、コロニーのある都市公園に棲む個体とは違って、人に対する警戒心も強く野性味にあふれています。
寒風の吹く朝に溜池で撮ったアオサギの写真です。遠い岸辺から撮ったので、不明瞭なのですが、拡大してみると〜
右手の一羽の、脚の色が赤味を帯びているようです。よくよく見ると目先の藤色に変わりつつあるような…? 播磨地方のアオサギたちの中に、そろそろ婚姻色に変わりつつある気の早い個体もいるようです。コロニーの営巣木の場所取りも、早い年はクリスマス頃には始まっています。今季のコロニーの動向を見守り観察したいと思っています。


[3489] Re: 婚姻色に変わりつつ? 投稿者:まつ@管理人 投稿日:2024/12/12(Thu) 11:31  

ロメオさん、おはようございます。
お写真を拝見すると、私はアオサギの婚姻色よりも光の強さのほうに気を引かれます。冬の間、太陽に見捨てられたかのような土地に住んでいる私のような者にとって、これはどう見ても春の日差しなんですね。うららかな春の陽光の中で、わずかに残った風の冷たさを楽しんでいる、というふうに見えてしまうのです。なので、婚姻色になっていても、まあそんなものかなと。クリスマス頃に巣作りが始まるとすれば、身体のほうもそろそろ準備を始めても良い頃かもしれませんね。


[3490] Re: 婚姻色に変わりつつ? 投稿者:ロメオ 投稿日:2024/12/13(Fri) 09:48  

まつさん、おはようございます。
昨日から札幌は大雪とのこと。知人が除雪に追われて疲れたと嘆いていました。なるほど、雪国在住の方の目に、前回の写真の光景はそのように映るのですね。
実は私も二十年近く十勝に暮らしていたので、北海道の冬の厳しさは身に染みています。ところが、温暖な瀬戸内に移住して十年以上も経つと、すっかりやわになって、朝の冷え込みが5℃程度でも身に堪えます。
特に溜池は地形から強い寒風にさらされるので、たたずむアオサギも寒さに耐えているように見えていました。撮影日には、同じため池にコウノトリも飛来していました。コウノトリも雪深い兵庫〜島根の日本海側から越冬に来ているので、播磨地方の冬をまつさんと同じような感覚で受け止めているのかもしれません。ひょっとすると、中には、寒冷地から越冬のために移動してきたアオサギも混じっているかもしれませんね...?

今回の写真はコウノトリとアオサギの大きさ比較。
足環情報からコウノトリは一歳半、幼さを残すアオサギも同じくらいの歳でしょうか?
アオサギにも足環があれば個体情報や移動経路を知ることができるのに。いまだ足環つけたアオサギを見たことも聞いたこともありません。
昨夜、Twitterで交流のある宮城県のバンダーさんにこの件をお尋ねしてみました。このバンダーさんはシギの渡りが主目的ですが、過去に霞網にかかった二個体のアオサギに足環を装着した経験があるそうです。サギをメインに活動しているバンダーさんもいるので、足環をつけたアオサギも野に放たれているようです。
足環をつけたアオサギ、いつか、どこかで見つけてみたくなりました。
アオサギ観察の目標というか、楽しみがまた一つ増えました。
まつさんは、足環をつけたアオサギを確認されたことがありますでしょうか。


[3491] Re: 婚姻色に変わりつつ? 投稿者:まつ@管理人 投稿日:2024/12/13(Fri) 14:57  

こんにちは、ロメオさん。
なんと、以前は十勝にお住まいでしたか! 私は20年近く瀬戸内で暮らしていたので、ちょうど逆のパターンですね。ただ、十勝と日本海側の札幌では同じ冬でも全然違うと思います。気温が低いのは十勝のほうですけど、冬、札幌から峠を超えて十勝平野を望むと、十勝は祝福された土地みたいに見えてしまいます。峠のあっちとこっちで太陽が完全に依怙贔屓しているんですね。

アオサギがかすみ網にかかったという話は初めて聞きました。たしかにシギの捕獲を目的とするような環境ならアオサギがひっかかってもおかしくないですね。そういうことでもないとアオサギは捕まえること自体が難しいので、なかなか標識調査というところまでもっていけません。なので、国内では脚輪で個体識別したという研究例はあまり多くなく、動物園など特殊な環境のアオサギを別にすれば、先ほどのかすみ網のようなたまたまの場合か、保護されたアオサギに脚輪を付けて放鳥したというケースが大半なのかなと思います。

図はアオサギの秋の移動経路を示したものです。あちこちの資料から寄せ集めたもので戦前の記録も混じっています。秋なので全体的に南へ向かってはいますが、けっこう自由度が高いというか。そこがまたアオサギらしくて良いのですが。

アオサギの標識調査は、標津に住んでいた頃、私もしばし試みていました。サケマスふ化場の横の小川に無双網を張り、アオサギがサケの稚魚を獲りに来るのを待ちかまえていたのです。ただ、相当な時間をかけたにもかかわらず、結局、アオサギは網に近づいてくれさえしませんでした。やはり自然度の高い環境にいるサギたちは、ちょっとでも人工物っぽいものには警戒を解いてくれないようです。


[3492] Re: 婚姻色に変わりつつ? 投稿者:ロメオ 投稿日:2024/12/13(Fri) 17:39  

まつさん、こんばんは。
奇遇ですね。お互いまるで入れ替わりのように瀬戸内と北海道を移動して暮らしていたとは。てっきりまつさんは生粋の道産子さんだと思っていました。
アオサギの捕獲、確かに難しそうです。あの体格、あの気性。許可が下りても試す勇気が出てきませんが、まつさんは挑戦した経験をお持ちなのですね。アオサギは、どこか危険そうな未知のものには近づかない賢さを持ち合わせているのは納得できます。彼らは人間のことをとてもよく観察し見抜いているように感じます。
アオサギの移動経路図、ありがとうございます。やはりアオサギは大きいだけあって、かなりの長距離を移動していますね。
先週放送されたNHKのサラメシ、山科鳥類研究所の福島潟の調査地が取り上げられていました。そこから放たれた若いスズメが、関東圏迄移動している調査結果も番組内で紹介されました。アオサギに関しても、同じような調査が実現されたら、どんなルートでどこまで旅をしているか、その一端を垣間見ることができるのですよね。実現は遠そうですが、気長に気楽に足環つきアオサギを探してみたいと思います。


[3493] Re: 婚姻色に変わりつつ? 投稿者:まつ@管理人 投稿日:2024/12/13(Fri) 19:22  

ロメオさんとは長いので、てっきりご存知かと思ってました。私は生まれは松山です。もう北海道での暮らしのほうがはるかに長くなりましたが、未だに瀬戸内のイントネーションでしゃべるほうが楽だったりします。

私がアオサギを捕まえようとしていたときは、ともかく自分の身を隠すことが一番の問題で、かなり奇抜なことをあれこれやっていました。そのうちもっともシンプルなのはムシロを引っかぶって地面にうつ伏せて待つというものでしたが、この土左衛門スタイルはさすがのアオサギも気付かず、私にはお構いなしで普段通りの行動をしてくれました。一度など、私の耳元ほんの数十センチのところをあのゆったりした足取りで歩いていきました。今でこそアオサギと至近距離で遭遇することはさほど珍しいことでもなくなりましたが、相手に気付かれていないという状況はそのこと自体がまったく別の感覚をもたらすようです。あのときは頭をちょっとでも動かせば気付かれるので、わずかな足音に耳を澄ませ、その強烈な気配にただ固まっていました。あの自然と一体化したかのような感覚はいまも鮮烈に憶えています。


[3494] Re: 婚姻色に変わりつつ? 投稿者:ロメオ 投稿日:2024/12/14(Sat) 09:19  

まつさん、おはようございます。
土左衛門風隠れ蓑術! まるで忍者のような方法でアオサギに接近を試みた経験、すごいですね。
目の前を通過するアオサギの足を見て、藁の下からにょきっと両腕を伸ばして、ガバッと足をつかむ…まつさんの姿を想像しています。
まったく相手に気づかれておらず、無防備で自然な姿の野鳥を観察した経験、貴重な人生の宝物と言える一時ですよね。私も、昼食やおやつを無心に食べている時、数回、そのような体験があったと記憶しています。 ハッ!と気づいた時の野鳥の驚愕の表情も忘れられません。一度はカラス、一度はヒヨドリでした。     今日の写真は、コロニーの公園の樹上に止まっていたアオサギです。クロガネモチの大木に赤い実が豊作ですが、確か、アオサギは、木の実は食べないですよね?? でも、なんだかうれしそうに見えます。


[3495] Re: 婚姻色に変わりつつ? 投稿者:ロメオ 投稿日:2024/12/14(Sat) 12:10  

すみません! 投稿する画像を間違えました。
申し訳ありません。
先のコメントに添付したのは、コロニーの池の島で巣材の枝を拾ってくわえてたアオサギです。
やはり、そろそろ繁殖活動が始まっているようですね。


[3496] Re: 婚姻色に変わりつつ? 投稿者:まつ@管理人 投稿日:2024/12/14(Sat) 13:38  

ああ、やっぱりそうでしたか。クロガネモチの枝をくわえて歩いているのかなと思っていました。もう巣材集めとは、気が早いですね。


[3497] Re: 婚姻色に変わりつつ? 投稿者:ロメオ 投稿日:2024/12/14(Sat) 17:29  

まつさん、うっかりもので、失礼いたしました。
まつさんは瀬戸内のご出身と言う事で、関西に自生する樹木に関してご理解いただけるので助かります。クロガネモチもクスノキも北の地方には分布しておらず。東北や北海道の方向けに、ブログでは簡単な説明とリンク先を紹介しています。

アオサギは、求愛の時に、巣材になる小枝を意中の相手に送る習性もあるのですよね。今年の夏、雛も巣立ち、繁殖の終わったコロニーで、一羽のアオサギが枝をくわえ他のアオサギをしきりに追い回している姿を目撃しました。繁殖相手にあぶれた♂のアオサギだったのでしょうか? 相手を変えて何度もチャレンジしていましたが、もちろん連戦連敗でした。               間違えて添付した写真の枝をくわえたアオサギも、他の個体に近づいて行って、逃げられていました。



[3498] Re: 婚姻色に変わりつつ? 投稿者:まつ@管理人 投稿日:2024/12/15(Sun) 11:54  

意中の相手への巣材のプレゼント、これはあるでしょうね。ただ、実際にそうかどうかは誰も検証していないので、アオサギの一般的な習性とまでは言い切れないところです。とはいえ、彼らの行動を見ているとそうとしか思われませんし、行動学的な観点から検証してみると面白い研究になるかもしれませんね。まあ、それは別にしても、大きく立派な枝や赤い実のついた枝を見つけ、それをいかにも誇らしげに巣に運んでくるオスの姿は容易に想像できます。


[3499] Re: 婚姻色に変わりつつ? 投稿者:鳥学徒 投稿日:2024/12/15(Sun) 15:43  

まつさん、ロメオさん、みなさん、こんにちは。おじゃまします。
貴重なロメオさんの観察コメントに綺麗な根拠画像、まつさんの貴重な図(一羽は本州からベトナムに奄美琉球経由で越冬しにいくのですね)に研究者魂の興味深いやりとり何度も拝読し学ばせて戴いています。有難うございます!りんごさんのツリーで、ヒトがアオサギさんに似ているとのご指摘と併せ、ヒトは言語に贈与行為も鳥さんからも真似た(学んだ)可能性があるのかなと思えたのは、皆様から一足早い大きなクリスマスプレゼントを戴いた気分でおります。失敗連続のアオサギさん、まだ十分に期間あるからあきらめないで!とエールをおくりたいです。因みに京都洛中のお公家さんアオサギさんは、現時点で脚も目元も嘴もかわっていませんが、まもなく綺麗な色に変わってきそうですね。アオサギ婚姻前線ができたらいいですね。



[3500] Re: 婚姻色に変わりつつ? 投稿者:ロメオ 投稿日:2024/12/15(Sun) 17:47  

まつさん、みなさん、こんばんは。
鳥学徒さんのコメントにもある通り、ヒトとアオサギは実に似通ったところがありますよね。プレゼントで相手の心を射止めようとするタイプもいれば、モノじゃない、心意気や強さで勝負だ!というタイプもいて、なんとも興味が尽きません。
それにしても、アオサギは身近な鳥なのに、その習性や行動に関する研究は意外にも少ないのですよね。 もっとずっと若い頃にアオサギと出逢っていれば、いろいろ探求できたのに…。ないものねだりをしても仕方がないので、私に許された時間の中で、気軽に気長にアオサギを観たり撮ったりしていきたいと思っています。 まずは、トイレ事情と、足の色の変化・バリエーションです。 また疑問や謎が出てくると思いますが、その時は、まつさんはじめ皆様のお知恵や観察談をお聞かせいただければ幸いです。今後ともよろしくお願いいたします。


[3501] Re: 婚姻色に変わりつつ? 投稿者:まつ@管理人 投稿日:2024/12/15(Sun) 22:47  

若い頃でなくても、観察さえできれば何だってできますよ。とくに鳥学などは一般の人たちが昔から多くの業績を残してきた分野ですから。アオサギにしても分かっていることはごく僅かなのです。上手くいけば論文になるような発見があるかもしれませんし、面白いことを見つけられたらぜひまた教えてください。


[3502] Re: 婚姻色に変わりつつ? 投稿者:鳥学徒 投稿日:2024/12/16(Mon) 05:43  

みなさま、おはようございます。
ロメオさん、お嘆になる必要はないのでは。お写真の数々とコメント、すでに貴重な観察記録になっていると考えます(私は社会学ベースなので、まつさんの掲示板は、記録報告だけでない発見がたくさんです)何よりロメオさんもまつさんもお志やお気持ちがお若くていらっしゃいますね。来る新年も今からワクワクさせていただいております。ソロモンの指輪は、地球のどこかに所在不明なままなので、くれぐれもご自身の健康第一に、アオサギさんの行動撮影はぼちぼちでお願い申し上げたいと思います。


[3503] Re: 婚姻色に変わりつつ? 投稿者:ロメオ 投稿日:2024/12/17(Tue) 17:32  

まつさん、鳥学徒さん、優しいお言葉をありがとうございます。
何よりアオサギが好きで、興味を持って楽しく観察を続けていければ幸いですね。発見も記録も余禄のようなものだと思っています。
こんなに近くからアオサギを観たり撮ったりできる環境が身近にあるのですから!私は恵まれています。


[3474] 徳島のアオサギたち 投稿者:B 投稿日:2024/11/26(Tue) 19:43  

アオサギ掲示板の皆様、お久しぶりです!! 何度かお邪魔させていただいていたBです(^-^)
すっかり涼しくなり、家の近くの川にもアオサギが訪れるようになりました!

以前まつさんにご教授いただいたように、やはり秋冬の夜にこちらに来るみたいです。
そこにアオサギが佇んでいるとそんな季節なんだなあと感じます。

写真は船着き場のアオサギさんですが、撮っていることに気づいていたらしく、私が歩き出すと「ギャア!」と一鳴きして飛んでいきました。申し訳ないことをしました・・・
簑のような後ろ姿がとても可愛いです、寒いのでしょうが;
写真を撮ることができたら書き込みしようと思い、ようやく撮ることができました!
皆様の質感まで伝わる美しいお写真と違い何ともがざがざですが(^-^;

こちら徳島もじきに厳しい寒さを迎えますが、アオサギさんがどうか一羽でも多く、暖かい春を迎えられますように!
それでは失礼いたしました、皆様もご自愛ください(^-^)


[3475] Re: 徳島のアオサギたち 投稿者:まつ@管理人 投稿日:2024/11/26(Tue) 22:41  

Bさん、どうもお久しぶりです。わざわざお写真までありがとうございます。
そちらはこれからがアオサギの季節なのですね。アオサギといえば首を伸ばしているのが普通で、首を縮めたペンギンみたいなのはアオサギらしくないと思う人もいるようですが、私は蓑を羽織った後ろ姿にもっともアオサギらしさを感じます。こうして見ると、肩をすぼめていかにも寒そうですが、そちらの気温であればおそらく全然平気だと思いますよ。北海道ではマイナス20度近くなるところでも越冬してますから。しかも屋外で! 私たち人間にはなかなか真似のできないところです。まあ、どうやっても彼らにはかないっこないので、私たちは暖かく過ごしましょう!


[3476] Re: 徳島のアオサギたち 投稿者:鳥学徒 投稿日:2024/11/27(Wed) 04:35  

Bさんもお元気のようで何よりです。便りを有難うございます。
お写真よく撮れてますよ!
まつさん、画像アップ、北海道のアオサギさんの風景有難うございます。
京都のアオサギさんは、素晴らしい一帳羅についた虫?つぶしを暑い時期にしていました。痒み、痛いのが気になり、そして綺麗好き。あってますでしょうか?私はボサボサのアオサギさんみたことがありません。みなさんもどうでしょうか。