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脚の黒いアオサギ
投稿者:
ロメオ
投稿日:2024/08/30(Fri) 10:23
まつさん、こんにちは。
北海道は涼しい風が吹き始めたでしょうか。関西は相変わらず猛暑が続いています。
図鑑でアオサギの特徴は「足は肉色」とありますが、公園暮らしのアオサギたちの中に、脚の黒い個体が複数羽いることに気づきました。添付写真の程度の黒さは、一時的な現象なのでしょうか
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Re: 脚の黒いアオサギ
投稿者:
ロメオ
投稿日:2024/08/30(Fri) 10:26
脚だけクローズアップした写真をもう一枚 投稿します。
ここまで脚&足が黒いと、
「黒い幼鳥」の件で まつさんがコメントされていたこととの関連があるのではないか?と気になります。
≫開けた水面で魚を獲る場合、明色型は黒色型に比べ魚から見えにくく有利だというものです。羽色が黒いと空の色とのコントラストが強すぎて魚に気付かれやすい
今回の写真のアオサギは、特に人間から食べものをもらうことを覚えている個体です。
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Re: 脚の黒いアオサギ
投稿者:
まつ@管理人
投稿日:2024/08/31(Sat) 07:36
おはようございます。今朝はそちらの台風に刺激されているのか、札幌も珍しく本降りの雨に見舞われています。
脚の色についてはそこまで関心をもって見たことがないので確信的なことは言えませんが...。少なくとも、ロメオさんが参照された図鑑の「足は肉色」というのは、ちょっと簡略化しすぎているなと思います。ご存知のように、アオサギは春先の求愛期には足は朱色になりますし、時期により色は徐々に変化します。また、齢によっても違い、個体差もかなりあります。お写真のアオサギのような黒っぽい色もとくに変わったものではありません。これまでの黄褐色の脚色から徐々に冬用の色に移行しているところかなと思います。このアオサギの場合、上くちばしの鈍色がかなり強く出ているところを見ると、全体的に黒っぽくなりやすい体質なのかもしれませんね。
餌を獲るときは脚は水面下なので、それが何色であるかはたしかに採餌効率に影響がありそうです。魚から見つけられにくいのはどの色なのでしょう? サギの代わりに黒や黄、さらには朱色の棒を立てて、魚の反応を見てみるのも面白そうですね。
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Re: 脚の黒いアオサギ
投稿者:
ロメオ
投稿日:2024/08/31(Sat) 13:08
まつさん、こんにちは。いつも丁寧にお返事を下さってありがとうございます。
台風は、天気図では近くにいるはずなのですが、風も雨も止み、青空さえ見えてきました。たぶん札幌の方が雨が激しいかと思われます。
写真のアオサギはぼぼ毎朝、散歩中の高齢夫婦から食パンをもらっている個体です。ひょっとして、脚が黒いのは、健康を害しているのでは?との不安もありましたが、「特に変わったものではない」とのお言葉に安堵しています。
手持ちの図鑑をざっと見てみましたが、アオサギの脚の色に関してざっくりした解説がけっこうありますね。「黄褐色」「繁殖期は赤味を帯びる」はいい方で、婚姻色のアオサギの写真を「成鳥」と紹介していたり。 この機会に7−8月に撮影した写真の数々に目を通して観ました。予想以上に、個体差、時季による差異が大きいです。
意外と図鑑の解説も、掲載写真や著者ご自身の身近な実感によるところが大きいのかもしれないと、思い至りました。
足指が黄色くなるコサギに関して「足の色は個体差が大きい」と書かれているのに、アオサギについても一言触れてもらいたかったと思うのは、アオサギびいきゆえの不満でしょうか。
添付写真は肉色と表現したくなる7月に撮影したアオサギの脚です。
先に投稿した黒い脚では亀甲のような皮膚の模様がはっきり見えてわかりやすいですね。
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Re: 脚の黒いアオサギ
投稿者:
まつ@管理人
投稿日:2024/08/31(Sat) 19:39
図鑑は玉石混淆の世界なので、駄目なのは本当に駄目なんですよね。そもそも、一般に鳥の専門家とみなされていても怪しいことを言う人はたくさんいますし。やはり最後は自分の目で見たものが一番信じられます。
脚の2枚のお写真は、色の違いもさることながら、肌色のほうの脚では亀甲模様がきれいに消えていることに驚きました。昔は人に慣れたアオサギなどいなかったので、こんな細かなところまではなかなか見られず、違いに気付くこともありませんでした。人慣れの功罪の功の部分ですね。
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Re: 脚の黒いアオサギ
投稿者:
鳥学徒
投稿日:2024/09/23(Mon) 12:48
まつさん、ロメオさん
いつも貴重なやりとりと画像公開くださりありがとう御座います。
私は足の黒さとともに、足の肌の亀甲模様を興味深く今も拝読しています。感動すら覚えます。火喰い鳥と同じですね。また、遺伝的に亀と近縁の貴重な証拠だと思ったりしています。皆様まだまだ暑い日が続きますので、熱中症に充分にお気をつけていただきご無理ない範囲で画像宜しくお願い申し上げたいと思います。
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Re: 脚の黒いアオサギ
投稿者:
ロメオ
投稿日:2024/10/06(Sun) 13:42
鳥学徒さん、まつさん、こんにちは。
関西もだいぶ秋めいて、朝夕は涼しく、日中も過ごしやすくなってきましたね。
今朝の撮れたてのアオサギさんです。
樹上に止まったのを見上げて撮りましたが、先方からは私が見下げられた状態です。
金色の目玉が美しく妖しく光って見えました。
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Re: 脚の黒いアオサギ
投稿者:
まつ@管理人
投稿日:2024/10/08(Tue) 22:50
皆さん、こんばんは。
そちらも少しは凌ぎやすくなったのでしょうか? お写真を拝見すると、もう夏の強い日射しという感じではなさそうですね。左の目は日射しを受けて、右目は日陰で、それでも瞳孔の大きさがさほど違って見えないのは、やはり光の強さが弱まってきているせいかなとも思います。こちらは時雨れたと思ったら晴れ間が出たり、かと思うとまた時雨れたりで、天気の移ろいもいよいよ秋らしくなってきました。
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Re: 脚の黒いアオサギ
投稿者:
鳥学徒
投稿日:2024/10/09(Wed) 14:43
みなさま、こんにちは。ロメオさんのアオサギさんのアップのお写真拝見し、レオナルドダビンチ作品のアングルを思いだします。アオサギさんもカッコよくされていて、写真家の気持ちが読めるのですね。すごい共作品ですね。堂々たるお姿です。まつさんは、金色の目玉とお書きになっておられますね。アオサギさんの御目に多くのヒトは、神秘さや逆の思いを持たずにいられないようですね。彼岸花がだいたい1週間遅れている関西で、外国の観光客がアオサギと彼岸花の撮影を狙ってちかよりますが、ひらっとかわされています。ようお撮りになってくださいました。有難うございます。
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Re: 脚の黒いアオサギ
投稿者:
ロメオ
投稿日:2024/10/13(Sun) 21:12
みなさん、こんばんは。
まつさん、アオサギの瞳孔の大きさもやはり光量によって変化するのですね。今後、注視してみます。
鳥学徒さん、レオナルドダヴィンチ作品のアングルですか。モデルのアオサギさんが聞いたら、目玉が落ちそうなほど感激するかもしれませんね。 アオサギの編隊飛行、空を見上げて探してみますね。コサギはよく見かけますが、アオサギのは記憶にありません。
このスレッドで、アオサギの脚の色が、図鑑に記載されているような「黄褐色」ばかりではないと気づくことができました。
今回の写真は、クチバシの一部が緑っぽくなっているアオサギです。 クチバシの色も、個体差が大きく、繁殖期以外にも変化があるのかもしれませんね。
「個体識別」を意識して撮影や観察に臨むと、いままで見えていなかったところにまで目が向くようになりました。
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Re: 脚の黒いアオサギ
投稿者:
まつ@管理人
投稿日:2024/10/13(Sun) 23:16
このくちばしの色はまた変わってますね。私はこのような色は見たことありません。くちばしの地の色というより一時的に何かに染まっているような気もするのですが…。それにしても、顔のあちこちに特徴が盛りだくさんなアオサギですね。これだけ分かりやすいと悪いことはできなさそうです。
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Re: 脚の黒いアオサギ
投稿者:
鳥学徒
投稿日:2024/10/13(Sun) 23:28
ロメオさん、まつさん、こんばんは。早速のお返事有難うございます!
レオナルドダビンチに、こんな言及があります。
“自然は移ろいやすく、絶えず新しい命、新しいかたちを創造したがる。
それによって地球の物質が豊かになると知っているからだ。”
“自然は決して自らの法則を破らない”
下記は、細かいところは異論ありそうですが一応記します。
“鳥は数学の法則に従って機能する。一種の機械である。この機械は人間の能力によって再現のできるものである、、、。
それだけの力を人間は持っているのだが、足りないのは釣り合いを保つ力だ。人間の作る機械に足りないのは、鳥の命だけだといっていいかもしれない”『知をみがく言葉 レオナルドダビンチ』青志社 より
人間が当面つくれないのは、躍動する命、個体やおかしみもそうです。目玉おとさないでね。ヘッチャエバ・水辺の神ですから。鳥・アオサギさん、ヒトはもっと学ばせてください。
みなさま、次回お公家さんアオサギさんの若旦那はん巡るゆるいお話お楽しみになさってくださいませ。
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Re: 脚の黒いアオサギ
投稿者:
ロメオ
投稿日:2024/10/14(Mon) 11:29
まつさん、みなさん、こんにちは。
鳥学徒さん、レオナルドダヴィンチの「知をみがく言葉」を引用下さってありがとうございます。
昨日と同じアオサギの左横顔の写真を掲載します。やはりクチバシが妙に緑かかっており不思議な色合いです。 プランクトンの影響なのか公園の池の水面はこの時季、緑に染まって見えますが、ずっと水中にクチバシを浸さない限り、染まるということはなさそうに思えます。そもそも、同じ池でエサ取りする他の何羽ものアオサギのクチバシは、このような緑色になっていません。いったいどんな理由で、こんな状態になったのか、謎は深まるばかりです。 次回、訪問時に、同じアオサギに巡り会えると良いのですが・・・さて?
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Re: 嘴の緑なアオサギ
投稿者:
鳥学徒
投稿日:2024/10/22(Tue) 12:07
ロメオさん、まつさん、みなさん、こんにちは。
ロメオさんのアオサギさんのさらさら羽毛がなびく一瞬を見逃さない撮影技術に見入ってそして考え続けております。有難うございます。
私もまだ決定的理由に至っておりませんが、個体識別にはいいアオサギさんですね。しかもきれいな緑色で、何か素敵なお名前ないでしょうか。最近鳥が生きた恐竜としりたまげている鳥学徒より
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これはアオサギ?
投稿者:
たこせん
投稿日:2024/10/06(Sun) 11:28
今日の朝ジョギングしていたらこんな感じで鳥が何グループかに分かれて飛んでました。調べているとここの掲示板にたどり着きました。
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Re: これはアオサギ?
投稿者:
まつ@管理人
投稿日:2024/10/06(Sun) 12:19
さすがにこの画像で断言するのは難しいですが、鳥の形はアオサギっぽいですね。それに何より、ガンやハクチョウには見られない雑然とした感じの編隊飛行。これもまたアオサギの特徴です。一応、V字をつくろうとはしているようですが…。ということで、この鳥がアオサギである可能性は高いと思います。サギたちの渡りも今がたぶんピークですね。
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Re: これはアオサギ?
投稿者:
鳥学徒
投稿日:2024/10/13(Sun) 05:11
みなさん、おはようございます。たこせんさん、はじめまして。
私も、家路に急ぐとき、お公家さんアオサギさん八氏のV字編隊飛行を鴨川上に見ました。写真がとれず目に焼き付けるしかかなったのですが一羽は、編隊を支えるよう下を飛んでいました。
枕草子の秋の夕暮れの一節、烏の風景のようでした。趣を感じ私はいつまでも眺めていました。ら、あとから一羽急ぎ、猛然ダッシュで追いかけ上空飛んでいきました。何があってもおかしみのプレゼントは忘れないアオサギさんらしいな、としみじみ感謝を感じながら日没の早くなった家路を急ぎました。
ロメオさん、またご無理ない範囲でアオサギさん堂々たる編隊飛行のお写真宜しくお願い申しあげます。プレッシャーになることを恐れつつ
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Re: これはアオサギ?
投稿者:
まつ@管理人
投稿日:2024/10/13(Sun) 23:42
編隊を組んでも何かちょっとずれてるというのがいかにもアオサギらしいですね。いつまでも眺めてしまう感じ、よく分かります。秋の渡りはとくにそうですね。
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若鳥たち
投稿者:
みの。
投稿日:2024/08/12(Mon) 21:19
まつさん、こんばんは。
以前に何度か、こちらに書込みを
させていただき、この度久々にて
書き込みさせていただきました。
ここ最近はアオサギの成鳥の中に
若鳥の色合いのアオサギをよく
見かけますが、先日もよく行く
公園にある池の杭の上で一休み
するアオサギを見かけました。
頭の色は薄くて、体全体の色も
灰色が多いですけど、首周りは
縦筋模様もあったりしてますが
今年生まれの子なのでしょうか?
まだまだ見分けに悩んでしまい
難しく、奥が深いですね。
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Re: 若鳥たち
投稿者:
まつ@管理人
投稿日:2024/08/13(Tue) 00:52
みの。さん、お久しぶりです。もうかれこれ20年以上、いつも開店休業のような掲示板ですが、決して閉まることのないことだけが取り柄ですので、いつでもお越しいただければと思います。
さて、お写真のアオサギ、今年生まれの幼鳥ですね。典型的な幼鳥の羽毛だと思います。首前面の模様はじつはヒナの時分からあります。ヒナが本当に小さなときは喉の部分のみ羽毛が無いのですが、羽毛で覆われるようになると、そのときにはすでに白黒まだら模様になっています。
参考までに2年目幼鳥の写真を添付したので見比べてみてください。これは6月上旬、今年生まれのヒナがだいぶ大きくなった頃、コロニーを見学に来た幼鳥です。どういう訳かこの時期になるとやって来るのですね。まあそれは良いとして、みのさんのお写真の幼鳥と比べて灰色がいくぶん薄くなっているのが分かるかと思います。上くちばしの鈍色もかなり薄くなっていますね。今年生まれの幼鳥は秋に第一回目の換羽をするので、みのさんの幼鳥も冬までにはもう少し明るい色になるはずです。
ただ、幼鳥の羽色は個体差が大きくて、1年目なのか2年目なのか私も迷うことがしょっちゅうです。なので、今回のようなご質問には内心戦々恐々としてお答えしています。たしかに、羽色ひとつとっても奥の深い世界だなと思います。
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Re: 若鳥たち
投稿者:
みの。
投稿日:2024/09/08(Sun) 18:12
まつさん、こんにちは
お返事が、大変遅くなりまして
申し訳ありませんでした。
返信にて貼り付けていただいた
2年目の若鳥の模様の色合いで
見ておりましたら、こちらにて
貼り付けておりましたアオサギの
方が模様の色合いが2年目の方と
比べて濃いようにと感じましたが
歳を重ねる度に、薄く明るいよう
換羽で変わっていくんですね。
本当に奥の深い世界にただただ
感心しております。
この度もとても詳しく丁寧な
ご回答ありがとうございます。
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Re: 若鳥たち
投稿者:
まつ@管理人
投稿日:2024/09/09(Mon) 07:17
みのさん、おはようございます。
お役に立てたようで良かったです。アオサギは行動も形態もかなり個々区々なところがあって、分かりにくいと言えば分かりにくいかもしれませんね。私もよく迷います。でも、一筋縄では捉えられないその個性がまたアオサギの魅力のひとつかなと思っています。
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暑さにあえぐアオサギ
投稿者:
ロメオ
投稿日:2024/08/13(Tue) 11:48
まつさん、こんにちは。お盆に入り早朝は2℃ほど気温が下がりましたが、日中は相変わらず猛暑の関西です。朝も8時を回ると耐え難い暑さです。
池の端にたたずむアオサギ、口を開けそうな雰囲気だったので、舌骨を撮影しようとカメラを構えていると、喉をひっくり返して見せてくれたのでびっくりしました。
ペリカンがのど袋を裏返す姿を動物園で見たことがありましたが、アオサギも同じような行動をするのですね。
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Re: 暑さにあえぐアオサギ
投稿者:
まつ@管理人
投稿日:2024/08/14(Wed) 05:55
おはようございます。
これはまた貴重なお写真。直角に曲げられた首の骨の形がはっきり分かりますし、サギ類とペリカンとの類似性がよく分かりますね。何のためにこのような骨格構造になっているのか見れば見るほど不思議です。それにしても、サギ類がペリカン目に編入されたのはつい十数年前でしかないというのは今考えれば驚きです。結局、分類を変更する根拠となったのはゲノム解析の論文なのですが、このお写真ひとつあれば十分だろうという気がします。
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Re: 暑さにあえぐアオサギ
投稿者:
ロメオ
投稿日:2024/08/14(Wed) 10:05
まつさん、おはようございます。いつもお返事をありがとうございます。
口の中に直角に見えている部分は首の骨なのですか?
折り曲げた首の形状からしても、そう見えますね…?
首の骨を折り曲げて喉が見えるほど反り返らせる・・・
人体ではとてもできない動き方ですね。
アオサギの神秘の力に改めて驚きました。
今日の午後にでも、この写真を含めて記事を投稿したいと思っています。
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Re: 暑さにあえぐアオサギ
投稿者:
まつ@管理人
投稿日:2024/08/14(Wed) 11:05
はい、あれは首の骨です。首のS字に曲がる部分の骨が喉袋をもち上げているわけですが、喉袋自体そんなに厚さがあるわけではないので骨の輪郭が見えてしまってます。言葉で説明するより、下記twitterにある骨格構造を示したイラストを見ていただく方が分かりやすいかと。
淡路ファームパーク イングランドの丘【公式】twitter ⇒ https://x.com/englandhill_zoo/status/1738150638624845896
添付の図は下記論文にあったアオサギの下顎の骨で、やはりペリカン同様に中央部が空洞になっています。考えてみれば私達人間も同じなんですよね。
https://journals.tubitak.gov.tr/cgi/viewcontent.cgi?article=1868&context=veterinary
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Re: 暑さにあえぐアオサギ
投稿者:
ロメオ
投稿日:2024/08/14(Wed) 15:45
まつさん、こんにちは。サイトの紹介や画像添付まで至れり尽くせり、本当にありがとうございます。
私が、ペリカンの「のど袋のストレッチ」を撮影したのも、淡路ファームイングランドの丘でした。
ファミリー牧場のような名前ですが、エミューやギンガオサイチョウなど鳥類の他、コアラの長寿飼育や繁殖でも知られている施設です。
とりあえず記事も掲載してみました。 写真も何枚か追加してあるので、お時間のある時にでもご覧頂ければ幸いです。
「気楽に鳥(撮り)歩き」 よろしくお願いいたします。
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Re: 暑さにあえぐアオサギ
投稿者:
まつ@管理人
投稿日:2024/08/14(Wed) 22:08
淡路ファームパーク、もしかしたらロメオさんの訪れた場所と同じなのでは?と何となく予感がしていたのですが、やはりそうでしたか。ロメオさんが以前観察されたペリカンもサイトに紹介されていたのと同じペリカンなのかもしれませんね。
「気楽に鳥(撮り)歩き」の記事(https://blog.goo.ne.jp/romeo135bb/e/316912429af8b21e3d22b5ee93f309cb)、興味深く拝見いたしました。こうして一連の写真で見ると、喉袋が押し上げられた分だけ首が短くなっているのがよく分かりますね。とても勉強になります!
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アオサギ 黒と白
投稿者:
ロメオ
投稿日:2024/07/24(Wed) 10:14
まつさん、こんにちは。
連日厳しい暑さが続きますが、コロニーのアオサギたちは順調に巣立っています。
同じ今年生まれのアオサギですが、白っぽいものと黒っぽいものでは個体差が激しいです。
まずは黒い個体。 以前に海辺で撮影した黒化個体と同様に、黒い部分は、油を被ったように濡れてねじれたような質感の羽毛です。
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Re: アオサギ 黒と白
投稿者:
ロメオ
投稿日:2024/07/24(Wed) 10:17
続いて白っぽく見える幼鳥です。
まるで別種のサギのように見えますが、幼鳥の時代には、色の個体差が激しいのですね。
親から給餌されていた食べ物によって差異が出ると以前に聞いた覚えがありますが、いったい何をどれくらい食べたら羽色に影響するのか?知りたくなります。
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Re: アオサギ 黒と白
投稿者:
まつ@管理人
投稿日:2024/07/25(Thu) 07:45
おはようございます、ロメオさん。
いつも貴重なお写真をありがとうございます。たしかに、黒いほうの幼鳥は異常に黒いですね。仰るとおり、黒いだけでなく油で汚れたかのように毛羽立ってますし。身体の後ろのほうはきれいなので、まるで汚い水に頭をつっこんで餌を獲っていたかのように見えます。が、実際はそういうわけではないのでしょう。食べているものが原因だとは思いますが、よく分かりません。2枚目の幼鳥のように羽毛が鱗状にきれいにまとまるのもいれば、黒いほうは黒くなくてもそういうふうにはなりそうもありませんし…。もしかすると、食べ物とは別に何か系統的な要因も関係してるのかもしれませんね。アオサギ幼鳥の色変異についてはこれまできちんと調べられた報告はないはずで、たぶん非常に興味深い研究課題になるのではと思います。余力があれば、いつか関連する研究をレビューできればなと思います。そのときはまたお知らせしますね。
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Re: アオサギ 黒と白
投稿者:
ロメオ
投稿日:2024/07/25(Thu) 16:23
まつさん、こんにちは。ご多忙な中いつもお返事をありがとうございます。
黒い方の上半身はかなり黒いです。特に上クチバシは真っ黒ですね。体にも黒っぽい班がところどころ入って見えました。
まつさんの研究、気長に楽しみに待たせて頂きます。
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Re: アオサギ 黒と白
投稿者:
まつ@管理人
投稿日:2024/07/25(Thu) 17:19
これは笑ってしまうくらい黒いですね。こうなると、食べているものが云々という説明ではちょっと無理な気がします。黒化なのかハイブリッドなのか、たぶん何か特殊な事情があるのでしょう。でも、こうしてアップで見ると、油汚れではないことがはっきり分かりますし、白黒のコントラストが鮮やかで独特の美しさがありますね。
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Re: アオサギ 黒と白
投稿者:
ロメオ
投稿日:2024/07/26(Fri) 11:49
まつさん、こんにちは。今朝はほんの少し涼しい風が吹いていたので、10日振り位にコロニーへ行ってきました。
アオサギたちも9割以上巣立って、ほとんどの幼鳥が公園内から旅立っていったようです。成鳥の数が多く、幼鳥はほんの数羽しか残っていませんでした。それぞれに新天地を見つけて旅立ったのでしょうか。
いまだ残っていた幼鳥の写真です。この羽色がほぼ標準でしょうか?
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Re: アオサギ 黒と白
投稿者:
まつ@管理人
投稿日:2024/07/27(Sat) 10:03
おはようございます、ロメオさん。はい、この幼鳥の羽色はとても標準的なものだと思います。これはこれでシックで美しいのですが、どうしても標準的でない幼鳥のほうに愛着を覚えてしまいますね。
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Re: アオサギ 黒と白
投稿者:
鳥学徒
投稿日:2024/08/09(Fri) 16:10
まつさん、ロメオさん こんにちは。
よしこさん、手術になったお公家さんアオサギさんのその後がわからずお返事できなくてごめんなさい。
ロメオさんの観察力にきれいなアングルのお写真の数々に、まつさんのユーモアあるやりとりに元気戴きながら、出張先の合間に興味深く拝見しております。有難うございます。
それにしても、黒いアオサギさんは、別種のアオサギかと思うほどに黒いですね。以前、まつさんのご教示によると古い文献にアオサギの奄美・琉球弧の呼称に[クルサージ(クル≒黒+サージ≒サギ)があります]とのことで、ぴったりな方でいらっしゃいますね。播磨地域ではわりと見られるのでしょうか。正直一般的なアオサギさんほどに神々しさは感じない(ほんとうにごめんなさい!)いつか私も拝見したいものです。今後とも引き続きご無理ない範囲で“気楽に”お願い申しあげます。
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Re: アオサギ 黒と白
投稿者:
まつ@管理人
投稿日:2024/08/09(Fri) 23:08
こんばんは、鳥学徒さん。
羽毛の白黒ということで思い出したのですが、じつはサギ類は同じ種でも明色型と暗色型の二型に分かれていることが珍しくないのです。アオサギのように色の濃い羽色とダイサギなどのように真っ白な羽色のタイプが一緒にいるわけで、白黒ペアも普通に見られます。もちろんアオサギの羽色はお馴染みのあの配色だけですが、たとえばアオサギとほとんど見かけの変わらない北米のオオアオサギにはまったく真っ白なタイプがいます。ところで、このような羽の色の違いは個々のサギの行動に影響を与えることがあって、なにかと研究の対象になっています。よく知られているのは、開けた水面で魚を獲る場合、明色型は黒色型に比べ魚から見えにくく有利だというものです。羽色が黒いと空の色とのコントラストが強すぎて魚に気付かれやすいのですね。そういう意味では、今回の黒い幼鳥、餌獲りにはちょっとハンディかなと。と思って再度お写真を拝見すると腹部は真っ白でした。さすがはアオサギ、その辺の抜かりはないようです。私の杞憂でした。
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3424
]
Re: アオサギ 黒と白
投稿者:
鳥学徒
投稿日:2024/08/10(Sat) 07:05
まつさん、おはようございます。そうそうのコメントありがとうございました。おかげさまをもちまして、いっそうアオサギさんの観察が楽しくなってきました。
確かにお腹は黒くありません。自然は災害など厳しい試練も与える一方で神サンのようなアオサギさんには、餌が採りやすく白い羽毛を配置するなどの、優しさがあったりなどしていて感動いたします。エサをとるのは特に幼鳥にとってはほんとうにたいへんなことのようです。皆さんのコメントや画像を拝読拝見すると黒い個体の方も凛として見えてまいります。ありがとうございます。
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3413
]
毎日暑いですね。
投稿者:
くみ
投稿日:2024/07/23(Tue) 22:31
まつさん、こんにちは!
大阪はあすあさってと天神祭です。
暑すぎて関係者以外、誰も行かないと思いますが、、、?
後ろに写っている赤茶色の建物は中之島中央公会堂です。
手前は堂島川です。
いつもこの辺りにいるアオサギさんですが、変わらず元気にしています。
まつさんの写真には、雪の中にアオサギさんがいる写真がたくさんありますが、
アオサギさんの暑い寒いに対する耐性ってどうなんでしょうか。
よければ教えてください。
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3414
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Re: 毎日暑いですね。
投稿者:
まつ@管理人
投稿日:2024/07/24(Wed) 00:09
くみさん、お久しぶりです。
札幌も連日30度を超えてます。北海道の爽やかな夏はここ数十年で死滅してしまいました。
アオサギも暑いときは暑いと感じていると思いますよ。表情こそそれほど変えませんが、夏の暑い盛りに、羽を拡げ口を開けてハーハーしているのは、明らかに暑さ対策だと思います。ただ、鳥は人に比べて体温がかなり高いので、そのぶん人より暑さを感じにくいというのはあるかもしれません。一方、冬は、首を縮めて片脚を収納するくらいで、夏のように目立った仕草は見かけません。少なくともマイナス20度くらいなら耐えられるようで、最近は道内でも各地に小規模な越冬地ができています。いずれにせよ、衣替えもせず年中同じ格好で暑さ寒さを凌いでいるのですから、何かそうとう強力な体温調節機能があるのか、単純にタフなのかどちらかなのでしょうね。もっとも、アオサギのほうが普通で、人が軟弱すぎるのかもしれませんが。
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太陽の塔=アオサギ物件、姫路城≠サギ物件
投稿者:
札幌市民
投稿日:2024/07/15(Mon) 12:49
話題を脱線させてしまうのですが・・・。あくまで個人の感想です。
かねてより「太陽の塔=アオサギ物件」は自分のなかで確立していたのですが、だからと言って「姫路城=サギ物件」とはなっていません。
そういう括り方をする我が思考回路を解明できずモヤモヤしています。
補助線があったらうれしいです。
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3411
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Re: 太陽の塔=アオサギ物件、姫路城≠サギ物件
投稿者:
まつ@管理人
投稿日:2024/07/15(Mon) 23:29
これは難しい質問ですね。残念ながら、それが分かるような洞察力を私はもってませんが、当てずっぽうで言えば、内面から発するサギのオーラがあるかどうかの違いかなと。姫路城の場合は、結果的に城の見かけがシラサギの優美さを連想させるというだけで、城をつくった人がシラサギをイメージしていたわけではないと思います。それは単に周りに人たちの評価にすぎません。評価する人がいなくなれば、城とサギの関係性も消滅してしまいます。一方、太陽の塔のほうは、札幌市民さんが言われたように岡本太郎その人がアオサギの格好にインスピレーションを得てつくった(のかもしれない)ものです。この場合、塔とサギの関係性は塔自体に内包されたものなので切り離しようがありません。有り体に言えば、太陽の塔にはアオサギの魂が宿っている、と言えるのかなと。…そろそろ虚実の境目がぼやけてきはじめたようなのでこの辺でやめておきます。
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Re: 太陽の塔=アオサギ物件、姫路城≠サギ物件
投稿者:
札幌市民
投稿日:2024/07/16(Tue) 14:25
まつさん、ありがとうございます。かなり霧が晴れてきました。
姫路城はシラサギに似せようと意図されていない(と判断した)から ≠サギ物件 。かたや「太陽の塔」は作者の思いー太陽崇拝するアオサギにあやかりたいーが表現されている(と受け取った)から =アオサギ物件 ですね。
ただここで岡本太郎氏がアレはアオサギなんかじゃない!と言い出したら(んな訳ないので安心ですが)すみません。出直してまいります。