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暑さにあえぐアオサギ
投稿者:
ロメオ
投稿日:2024/08/13(Tue) 11:48
まつさん、こんにちは。お盆に入り早朝は2℃ほど気温が下がりましたが、日中は相変わらず猛暑の関西です。朝も8時を回ると耐え難い暑さです。
池の端にたたずむアオサギ、口を開けそうな雰囲気だったので、舌骨を撮影しようとカメラを構えていると、喉をひっくり返して見せてくれたのでびっくりしました。
ペリカンがのど袋を裏返す姿を動物園で見たことがありましたが、アオサギも同じような行動をするのですね。
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Re: 暑さにあえぐアオサギ
投稿者:
まつ@管理人
投稿日:2024/08/14(Wed) 05:55
おはようございます。
これはまた貴重なお写真。直角に曲げられた首の骨の形がはっきり分かりますし、サギ類とペリカンとの類似性がよく分かりますね。何のためにこのような骨格構造になっているのか見れば見るほど不思議です。それにしても、サギ類がペリカン目に編入されたのはつい十数年前でしかないというのは今考えれば驚きです。結局、分類を変更する根拠となったのはゲノム解析の論文なのですが、このお写真ひとつあれば十分だろうという気がします。
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Re: 暑さにあえぐアオサギ
投稿者:
ロメオ
投稿日:2024/08/14(Wed) 10:05
まつさん、おはようございます。いつもお返事をありがとうございます。
口の中に直角に見えている部分は首の骨なのですか?
折り曲げた首の形状からしても、そう見えますね…?
首の骨を折り曲げて喉が見えるほど反り返らせる・・・
人体ではとてもできない動き方ですね。
アオサギの神秘の力に改めて驚きました。
今日の午後にでも、この写真を含めて記事を投稿したいと思っています。
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Re: 暑さにあえぐアオサギ
投稿者:
まつ@管理人
投稿日:2024/08/14(Wed) 11:05
はい、あれは首の骨です。首のS字に曲がる部分の骨が喉袋をもち上げているわけですが、喉袋自体そんなに厚さがあるわけではないので骨の輪郭が見えてしまってます。言葉で説明するより、下記twitterにある骨格構造を示したイラストを見ていただく方が分かりやすいかと。
淡路ファームパーク イングランドの丘【公式】twitter ⇒ https://x.com/englandhill_zoo/status/1738150638624845896
添付の図は下記論文にあったアオサギの下顎の骨で、やはりペリカン同様に中央部が空洞になっています。考えてみれば私達人間も同じなんですよね。
https://journals.tubitak.gov.tr/cgi/viewcontent.cgi?article=1868&context=veterinary
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Re: 暑さにあえぐアオサギ
投稿者:
ロメオ
投稿日:2024/08/14(Wed) 15:45
まつさん、こんにちは。サイトの紹介や画像添付まで至れり尽くせり、本当にありがとうございます。
私が、ペリカンの「のど袋のストレッチ」を撮影したのも、淡路ファームイングランドの丘でした。
ファミリー牧場のような名前ですが、エミューやギンガオサイチョウなど鳥類の他、コアラの長寿飼育や繁殖でも知られている施設です。
とりあえず記事も掲載してみました。 写真も何枚か追加してあるので、お時間のある時にでもご覧頂ければ幸いです。
「気楽に鳥(撮り)歩き」 よろしくお願いいたします。
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Re: 暑さにあえぐアオサギ
投稿者:
まつ@管理人
投稿日:2024/08/14(Wed) 22:08
淡路ファームパーク、もしかしたらロメオさんの訪れた場所と同じなのでは?と何となく予感がしていたのですが、やはりそうでしたか。ロメオさんが以前観察されたペリカンもサイトに紹介されていたのと同じペリカンなのかもしれませんね。
「気楽に鳥(撮り)歩き」の記事(https://blog.goo.ne.jp/romeo135bb/e/316912429af8b21e3d22b5ee93f309cb)、興味深く拝見いたしました。こうして一連の写真で見ると、喉袋が押し上げられた分だけ首が短くなっているのがよく分かりますね。とても勉強になります!
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アオサギ 黒と白
投稿者:
ロメオ
投稿日:2024/07/24(Wed) 10:14
まつさん、こんにちは。
連日厳しい暑さが続きますが、コロニーのアオサギたちは順調に巣立っています。
同じ今年生まれのアオサギですが、白っぽいものと黒っぽいものでは個体差が激しいです。
まずは黒い個体。 以前に海辺で撮影した黒化個体と同様に、黒い部分は、油を被ったように濡れてねじれたような質感の羽毛です。
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Re: アオサギ 黒と白
投稿者:
ロメオ
投稿日:2024/07/24(Wed) 10:17
続いて白っぽく見える幼鳥です。
まるで別種のサギのように見えますが、幼鳥の時代には、色の個体差が激しいのですね。
親から給餌されていた食べ物によって差異が出ると以前に聞いた覚えがありますが、いったい何をどれくらい食べたら羽色に影響するのか?知りたくなります。
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Re: アオサギ 黒と白
投稿者:
まつ@管理人
投稿日:2024/07/25(Thu) 07:45
おはようございます、ロメオさん。
いつも貴重なお写真をありがとうございます。たしかに、黒いほうの幼鳥は異常に黒いですね。仰るとおり、黒いだけでなく油で汚れたかのように毛羽立ってますし。身体の後ろのほうはきれいなので、まるで汚い水に頭をつっこんで餌を獲っていたかのように見えます。が、実際はそういうわけではないのでしょう。食べているものが原因だとは思いますが、よく分かりません。2枚目の幼鳥のように羽毛が鱗状にきれいにまとまるのもいれば、黒いほうは黒くなくてもそういうふうにはなりそうもありませんし…。もしかすると、食べ物とは別に何か系統的な要因も関係してるのかもしれませんね。アオサギ幼鳥の色変異についてはこれまできちんと調べられた報告はないはずで、たぶん非常に興味深い研究課題になるのではと思います。余力があれば、いつか関連する研究をレビューできればなと思います。そのときはまたお知らせしますね。
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Re: アオサギ 黒と白
投稿者:
ロメオ
投稿日:2024/07/25(Thu) 16:23
まつさん、こんにちは。ご多忙な中いつもお返事をありがとうございます。
黒い方の上半身はかなり黒いです。特に上クチバシは真っ黒ですね。体にも黒っぽい班がところどころ入って見えました。
まつさんの研究、気長に楽しみに待たせて頂きます。
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Re: アオサギ 黒と白
投稿者:
まつ@管理人
投稿日:2024/07/25(Thu) 17:19
これは笑ってしまうくらい黒いですね。こうなると、食べているものが云々という説明ではちょっと無理な気がします。黒化なのかハイブリッドなのか、たぶん何か特殊な事情があるのでしょう。でも、こうしてアップで見ると、油汚れではないことがはっきり分かりますし、白黒のコントラストが鮮やかで独特の美しさがありますね。
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Re: アオサギ 黒と白
投稿者:
ロメオ
投稿日:2024/07/26(Fri) 11:49
まつさん、こんにちは。今朝はほんの少し涼しい風が吹いていたので、10日振り位にコロニーへ行ってきました。
アオサギたちも9割以上巣立って、ほとんどの幼鳥が公園内から旅立っていったようです。成鳥の数が多く、幼鳥はほんの数羽しか残っていませんでした。それぞれに新天地を見つけて旅立ったのでしょうか。
いまだ残っていた幼鳥の写真です。この羽色がほぼ標準でしょうか?
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Re: アオサギ 黒と白
投稿者:
まつ@管理人
投稿日:2024/07/27(Sat) 10:03
おはようございます、ロメオさん。はい、この幼鳥の羽色はとても標準的なものだと思います。これはこれでシックで美しいのですが、どうしても標準的でない幼鳥のほうに愛着を覚えてしまいますね。
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Re: アオサギ 黒と白
投稿者:
鳥学徒
投稿日:2024/08/09(Fri) 16:10
まつさん、ロメオさん こんにちは。
よしこさん、手術になったお公家さんアオサギさんのその後がわからずお返事できなくてごめんなさい。
ロメオさんの観察力にきれいなアングルのお写真の数々に、まつさんのユーモアあるやりとりに元気戴きながら、出張先の合間に興味深く拝見しております。有難うございます。
それにしても、黒いアオサギさんは、別種のアオサギかと思うほどに黒いですね。以前、まつさんのご教示によると古い文献にアオサギの奄美・琉球弧の呼称に[クルサージ(クル≒黒+サージ≒サギ)があります]とのことで、ぴったりな方でいらっしゃいますね。播磨地域ではわりと見られるのでしょうか。正直一般的なアオサギさんほどに神々しさは感じない(ほんとうにごめんなさい!)いつか私も拝見したいものです。今後とも引き続きご無理ない範囲で“気楽に”お願い申しあげます。
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Re: アオサギ 黒と白
投稿者:
まつ@管理人
投稿日:2024/08/09(Fri) 23:08
こんばんは、鳥学徒さん。
羽毛の白黒ということで思い出したのですが、じつはサギ類は同じ種でも明色型と暗色型の二型に分かれていることが珍しくないのです。アオサギのように色の濃い羽色とダイサギなどのように真っ白な羽色のタイプが一緒にいるわけで、白黒ペアも普通に見られます。もちろんアオサギの羽色はお馴染みのあの配色だけですが、たとえばアオサギとほとんど見かけの変わらない北米のオオアオサギにはまったく真っ白なタイプがいます。ところで、このような羽の色の違いは個々のサギの行動に影響を与えることがあって、なにかと研究の対象になっています。よく知られているのは、開けた水面で魚を獲る場合、明色型は黒色型に比べ魚から見えにくく有利だというものです。羽色が黒いと空の色とのコントラストが強すぎて魚に気付かれやすいのですね。そういう意味では、今回の黒い幼鳥、餌獲りにはちょっとハンディかなと。と思って再度お写真を拝見すると腹部は真っ白でした。さすがはアオサギ、その辺の抜かりはないようです。私の杞憂でした。
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Re: アオサギ 黒と白
投稿者:
鳥学徒
投稿日:2024/08/10(Sat) 07:05
まつさん、おはようございます。そうそうのコメントありがとうございました。おかげさまをもちまして、いっそうアオサギさんの観察が楽しくなってきました。
確かにお腹は黒くありません。自然は災害など厳しい試練も与える一方で神サンのようなアオサギさんには、餌が採りやすく白い羽毛を配置するなどの、優しさがあったりなどしていて感動いたします。エサをとるのは特に幼鳥にとってはほんとうにたいへんなことのようです。皆さんのコメントや画像を拝読拝見すると黒い個体の方も凛として見えてまいります。ありがとうございます。
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毎日暑いですね。
投稿者:
くみ
投稿日:2024/07/23(Tue) 22:31
まつさん、こんにちは!
大阪はあすあさってと天神祭です。
暑すぎて関係者以外、誰も行かないと思いますが、、、?
後ろに写っている赤茶色の建物は中之島中央公会堂です。
手前は堂島川です。
いつもこの辺りにいるアオサギさんですが、変わらず元気にしています。
まつさんの写真には、雪の中にアオサギさんがいる写真がたくさんありますが、
アオサギさんの暑い寒いに対する耐性ってどうなんでしょうか。
よければ教えてください。
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Re: 毎日暑いですね。
投稿者:
まつ@管理人
投稿日:2024/07/24(Wed) 00:09
くみさん、お久しぶりです。
札幌も連日30度を超えてます。北海道の爽やかな夏はここ数十年で死滅してしまいました。
アオサギも暑いときは暑いと感じていると思いますよ。表情こそそれほど変えませんが、夏の暑い盛りに、羽を拡げ口を開けてハーハーしているのは、明らかに暑さ対策だと思います。ただ、鳥は人に比べて体温がかなり高いので、そのぶん人より暑さを感じにくいというのはあるかもしれません。一方、冬は、首を縮めて片脚を収納するくらいで、夏のように目立った仕草は見かけません。少なくともマイナス20度くらいなら耐えられるようで、最近は道内でも各地に小規模な越冬地ができています。いずれにせよ、衣替えもせず年中同じ格好で暑さ寒さを凌いでいるのですから、何かそうとう強力な体温調節機能があるのか、単純にタフなのかどちらかなのでしょうね。もっとも、アオサギのほうが普通で、人が軟弱すぎるのかもしれませんが。
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太陽の塔=アオサギ物件、姫路城≠サギ物件
投稿者:
札幌市民
投稿日:2024/07/15(Mon) 12:49
話題を脱線させてしまうのですが・・・。あくまで個人の感想です。
かねてより「太陽の塔=アオサギ物件」は自分のなかで確立していたのですが、だからと言って「姫路城=サギ物件」とはなっていません。
そういう括り方をする我が思考回路を解明できずモヤモヤしています。
補助線があったらうれしいです。
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Re: 太陽の塔=アオサギ物件、姫路城≠サギ物件
投稿者:
まつ@管理人
投稿日:2024/07/15(Mon) 23:29
これは難しい質問ですね。残念ながら、それが分かるような洞察力を私はもってませんが、当てずっぽうで言えば、内面から発するサギのオーラがあるかどうかの違いかなと。姫路城の場合は、結果的に城の見かけがシラサギの優美さを連想させるというだけで、城をつくった人がシラサギをイメージしていたわけではないと思います。それは単に周りに人たちの評価にすぎません。評価する人がいなくなれば、城とサギの関係性も消滅してしまいます。一方、太陽の塔のほうは、札幌市民さんが言われたように岡本太郎その人がアオサギの格好にインスピレーションを得てつくった(のかもしれない)ものです。この場合、塔とサギの関係性は塔自体に内包されたものなので切り離しようがありません。有り体に言えば、太陽の塔にはアオサギの魂が宿っている、と言えるのかなと。…そろそろ虚実の境目がぼやけてきはじめたようなのでこの辺でやめておきます。
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Re: 太陽の塔=アオサギ物件、姫路城≠サギ物件
投稿者:
札幌市民
投稿日:2024/07/16(Tue) 14:25
まつさん、ありがとうございます。かなり霧が晴れてきました。
姫路城はシラサギに似せようと意図されていない(と判断した)から ≠サギ物件 。かたや「太陽の塔」は作者の思いー太陽崇拝するアオサギにあやかりたいーが表現されている(と受け取った)から =アオサギ物件 ですね。
ただここで岡本太郎氏がアレはアオサギなんかじゃない!と言い出したら(んな訳ないので安心ですが)すみません。出直してまいります。
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アオサギの羽干し
投稿者:
ロメオ
投稿日:2024/07/10(Wed) 11:39
まつさん、みなさん、こんにちは。
怪我を負ったアオサギの報せが続き、なんとも痛ましいことです。
≫巣立って数ヶ月の間はとくに死亡率が高いのです。
おそらく他の野鳥も同様でしょうが、無事に巣立った後も、幼い鳥たちには危険がつきまとうのが厳しい現実なのですね。
せめて交通事故や釣り具に絡んで命を落とす人間による被害だけでも減らしたいと切に願います。
広大な明石公園で巣立つアオサギたちは、いくらか恵まれているように思えます。
初飛行は車の通らない安全な池の周りや林の木々を利用できます。餌探しの基礎も、いくつかの池や堀、小さな水流で学ぶことができそうです。
さて、本題に入りますが、雨上がりの朝に、コロニーへ出かけると、大樹の上で独特のポーズで羽干しするアオサギたちの姿を数多く観ることができます。
羽干しは、翼の生えそろっていないヒナでも親を見習って同じポーズを取るのですね。
アオサギ好きには、ほほえましい親子の場面を撮ることができました。
池の対岸から望遠ズームで撮影で不鮮明ではありますが、ぜひまつさんやみなさんにも、ご覧になって頂きたい場面です。
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Re: アオサギの羽干し
投稿者:
まつ@管理人
投稿日:2024/07/10(Wed) 17:57
ロメオさん、こんばんは。
お写真のヒナ、たぶん4週目弱といったころでですね。翼もまだストロー状態ですし、おそらくこれより小さいヒナだと日光浴ポーズはとらないと思います。とりあえず真似しているのかもですね。こんな翼で意味があるのかどうか分かりませんが。
私の写真はもう何十年も前のものですが、完全に翼が生えそろった巣立ち間近のヒナたちです。こんなふうに皆が一斉にこのポーズをすることがたまにあって、遠くから見るとボーリングのピンが立っているようでちょっと異様です。近くから見るとひな壇に並んでいるみたいですね。これも緑濃い季節の風物詩かなと思います。
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3400
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Re: アオサギの羽干し
投稿者:
ロメオ
投稿日:2024/07/11(Thu) 11:46
まつさん、こんにちは。
ご多忙な中、お返事と楽しいお写真をありがとうございます。
ヒナたちがそろって羽干しのポーズ、まさにボーリングのピンのようですね。球をあてて倒してみたくなるような…
写真のヒナは、まだ翼の羽も未熟なのに、親鳥にならってポーズを取って。一人前の顔ですよね。
ポーズを取る前には、櫛状の翼をさかんにバタバタさせていました。
それにしても、他のサギたち〜白いコサギやダイサギが、このようなユニークは姿勢をするのを見たことがありません。
思い返してみると、他のサギたちが、翼を広げて羽干しをしていることさえ見た記憶がないような・・・?
なぜ、アオサギだけがこのようなポーズを取るのか、考えてみれば不思議なことですね。
翼のつくりそのものが、他のサギたちとは違っているのでしょうか? 謎は深まるばかりです。
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Re: アオサギの羽干し
投稿者:
まつ@管理人
投稿日:2024/07/11(Thu) 17:49
そうなんですよね。アオサギがやるからといって他のサギも同じというわけではないのです。アオサギに近縁のオオアオサギ、オニアオサギ、ムラサキサギあたりはやってますが、シラサギ類がこんな格好をしていたという話は私も知りません。シラサギは色が白いからアオサギなどのように熱がこもりにくいのかなと思ったりもしましたが、白色型のオオアオサギも同じように翼を広げますから、色はあまり関係ないのでしょう。たぶんアオサギが属するArdea属とダイサギが属するEgretta属の間に、骨格上のものか生理学上のものか何か根本的な違いがあるのでしょうね。ただ、これはArdea属に特有のものではなく、体型的にゴイサギに似るYellow-crowned Night Heronや、サンカノゴイ的体型のトラフサギの仲間にも同様の行動が見られます。
この行動、そもそも何のためにやってるのかいまだはっきりしたことは分かっていません。これをやるサギとやらないサギのそれぞれの共通点を調べれば何か見えてくるものがあるかもしれませんね。
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3402
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Re: アオサギの羽干し
投稿者:
ロメオ
投稿日:2024/07/11(Thu) 19:00
まつさん、こんばんは。
いつもわかりやすく詳しい説明をして下さってありがとうございます。
≫そもそも何のためにやってるのかいまだはっきりしたことは分かっていません
晴れた日や雨上がりに見られるので、羽干し、と決めつけていましたが、今日読んでいた野鳥関連の書籍でも「羽干しか?」という記述になっていました。
今日のブログ記事も、一部修正を加えました。
アオサギは、これほど身近な鳥なのに、まだ究明されていないことが色々ありそうですね。素人なりに考えるのも楽しい時間です。
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3403
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Re: アオサギの羽干し
投稿者:
まつ@管理人
投稿日:2024/07/11(Thu) 21:20
すみません。私も言葉の定義はよく知らないのですが、たぶん羽干しと言っても間違いはないのだろうと思います。ただ、一口に羽干しといっても鳥によってその機能はいろいろだと思うので…。カワウなんかは分かりやすくて、あれは間違いなく濡れたのを乾かすのが目的だと思います。一方、アオサギの場合は濡れてなくてもあの格好をやりますし、そもそも日頃から粉綿羽を羽に塗りたくっているので、少々濡れたくらいでは水を弾いてしまうんですよね。
あと、虫干しとしての機能はあるかもしれません。虫に限らずああすることでたぶん身体を清潔に保つことができるのでしょう。もっとも、こんなことを言うと、では羽干しをやらないシラサギ類は衛生管理ができないのかと怒られそうですが…。
もうひとつ考えられるのは温度調節です。個人的には、あの格好は何より体温を下げるのが目的だと思っています。あんなふうに翼を広げたら陽に当たる面積が大きくなって余計暑そうに思えますが、あれはむしろ服をはだけるのと同じことなんじゃないかなと。ふかふかの翼を折り畳んで身体に密着させているのを見るといかにも暑そうですから。それに、あの格好をするときは、同時にくちばしを開いて頬をハフハフさせていることが多いのです。それらもやはり体温を下げるための行動です。
そんなことでいろいろ仮説は立てられるのですが、私としてはあの行動は宇宙と交信しているか太陽崇拝の儀式かのいずれかだと思っています。一羽ならともかく、皆で一斉にやっているのを目にすると、それ以外はちょっと考えられません。
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Re: アオサギの羽干し
投稿者:
札幌市民
投稿日:2024/07/12(Fri) 07:22
ご無沙汰しました、横から失礼します。
あのポーズ、太陽崇拝の儀式と私も思います。岡本太郎作「太陽の塔」はアオサギさんから着想を得たものでは?と感じております。
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3405
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Re: アオサギの羽干し
投稿者:
まつ@管理人
投稿日:2024/07/12(Fri) 08:26
札幌市民さん、どうもお久しぶりです。
やっぱりそうですよね。同意していただけて嬉しいです。それに太陽の塔! これは気付きませんでした。あの微妙なバランス感はたしかにアオサギのポーズそのものですね。あまりにも一致しすぎていて恐ろしいくらいです。
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3406
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Re: アオサギの羽干し
投稿者:
ロメオ
投稿日:2024/07/12(Fri) 15:46
まつさん、札幌市民さん、こんにちは。
アオサギの羽干しの話ですが、今回の写真は、前日にまとまった雨が夜通し降った後の朝に撮りました。
どんより曇っていて太陽は出ておらず、そのせいか、樹上でポーズを決めるアオサギたちの向きも一定ではありませんでした。 激しく蒸し暑い日で、滝のような汗をかきましたので、まつさんが仰るように、アオサギたちも体温調整のためにこのポーズをしていたと思えます。 ただ、当地では、真冬にもこのポーズを日当たりの良い場所で行うアオサギも観られるので、日光浴で体をあたためる目的もありそうです。12月の朝日の昇る時間帯や、昼近くに見かけています。
このポーズを取る理由は一つではなく、アオサギたちは臨機応変につないこなしているのかもしれませんね。
岡本太郎の太陽の塔、確かにアオサギの姿をモチーフに取り入れていそうです。
私も以前のブログに「アオサギ流太陽礼拝」という記事を載せたことがありました。
あの独特のポーズ、宇宙との交信や太陽崇拝と結びつけたくなる神々しさがありますよね。
今回の写真は、恐竜型の足漕ぎボートの上でポーズを決めるアオサギさんです。
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3407
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Re: アオサギの羽干し
投稿者:
まつ@管理人
投稿日:2024/07/14(Sun) 07:08
お返事が遅くなりすみません。
これまた貴重な情報をありがとうございます。太陽の塔のポーズ、なんと冬でもやってるのですね。ここ北海道では冬にそのようなことをするアオサギは見かけたことがない、というか、そもそもアオサギ自体ほとんどいなくなるので、あのポーズは暑くなる季節特有のものだと思い込んでいました。仰るとおり、特定の理由に限定する必要はなさそうですね。生きものの行動とその目的を一対一の関係で理解しようとすることの危うさを改めて思い知らされました。勉強になりました!
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3408
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Re: アオサギの羽干し
投稿者:
鳥学徒
投稿日:2024/07/14(Sun) 09:03
ロメオさん、まつさん、札幌市民さん、よしこさん、みなさま
おはようございます。
みなさまの興味深いやりとりに、美しく神々しいアオサギの太陽儀式ポーズのお写真は、春から哀しみの渦中にいた私には何よりの励みになっています。元気つけも添えて応じてくださりほんとうに有り難うございました!(ロメオさんのショットのお子さんは羽のカタチがこれからですね!
頑張って!!)
私も遭遇時には、まつさんがお示しになっておられるよう、くちばしを少しあけて、ほっそりしたお首をふるわせている動作も伴っていました。温度調整やヒトの皮膚にいろいろいるよう羽の殺菌目的は間違いないと考えます。いずれにしても虫干しも作家の作品のヒントになるような優美があります。ヒトこそ、アオサギさん動植物に畏敬の念を確認すべきかと。餌取りがうまくいかないお公家さんアオサギのジュニアを見守りつつ感謝をこめて
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3409
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Re: アオサギの羽干し
投稿者:
ロメオ
投稿日:2024/07/14(Sun) 09:35
まつさんはじめ アオサギを愛する皆様、おはようございます。
やはり真冬の北海道では、太陽の塔のポーズをしたら凍えてしまいますよね。
溜池の護岸壁でよく見られます。日当たりが良く風が当たらない条件下なら冬でも御開帳・・・と言ったところでしょうか。
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3371
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東寺のセンパイ
投稿者:
よしこ
投稿日:2024/06/10(Mon) 13:19
まつさん、
京都、東寺のセンパイがおケガしてるみたいなんです。
足首を痛めてると聞いてたのですが、同じ子なのかもしれません。
助けに行きたいです。
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3372
]
Re: 東寺のセンパイ
投稿者:
鳥学徒
投稿日:2024/06/11(Tue) 11:57
みなさま、こんにちは。現状から申し上げますと、脚とのことで、お写真を拝見せず掲示し、失礼しています。現状からまた私の経験から申し
ますと、アオサギさんのような大型の動植物も、身体のつくりが繊細です。また、事故に遭ったアオサギさんには、生態系の上方にいる矜持があるようで、獣医さんや動物が好きで命救いたいヒトばかりの施設に運ばれてもヒトの世話になることを拒否して自己治療を試み、アオサギとして自身の命を終えていくようです。よしこさんのお優しいお心にアオサギは救われながら他のなにかにうまれかわると考えております。こういうことは早めがよいと考え掲示致します。私自身、泣きわめいてきましたし、受け止めるのに時間かかりました。私が暫く東寺の近くにいないという言い訳にしかなりませんが。。お寺さんのおみがきの皆さんがほっとかないとはおもいますが、帰り次第時間許せばいってみます。
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3373
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Re: 東寺のセンパイ
投稿者:
よしこ
投稿日:2024/06/11(Tue) 13:06
鳥学徒さん
なんか足首痛めてる子の他に
お羽を痛めてる子もいるみたいなんです。
通行人さんとか何人か市や保護センターに連絡してくれてるみたいなんですが
持ち込みなら対応してくれる機関もあるようですね
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3374
]
Re: 東寺のセンパイ
投稿者:
鳥学徒
投稿日:2024/06/11(Tue) 13:48
何だか恥ずかしい書き込みばかりで申し訳なく思います。私が掲示板にアクセスするまでにすでに見かけた慈悲深い皆様ができる限りのベストをつくされたようですね。
そうなんです。機関はありますが、市の野生鳥獣救護センターブログが現状です(涙)。
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3375
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Re: 東寺のセンパイ
投稿者:
よしこ
投稿日:2024/06/11(Tue) 13:54
鳥学徒さん、
知り合いも動いてたので
連絡はいろいろ行ってるとおもいます。
ただやり過ごすしかないのか…
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3376
]
Re: 東寺のセンパイ
投稿者:
鳥学徒
投稿日:2024/06/11(Tue) 14:15
よしこさん、アオサギさんとそのお子さんの為に遠くからハンドリング、私のようなものは勿論有難く、京都の鳥さんも気持ちは伝わっていると思っています。アオサギも人知をこえたすごい能力をもってはります。日本的なやり方でありませんが、その方向を向いてとか動物の神を祀るところでポジティブな思い(無事や回復を祈る)、とにかく祈る行為は原初的に見えて、現代文明にどっぷりつかたった私にはよくわかりませんが野生動植物にびっくりする速度で届くようですよ。
[
3377
]
Re: 東寺のセンパイ
投稿者:
よしこ
投稿日:2024/06/11(Tue) 18:44
もう、どうしたらいいんだろう…
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3378
]
Re: 東寺のセンパイ
投稿者:
鳥学徒
投稿日:2024/06/11(Tue) 21:12
よしこさん、遠くからお心寄せ続けてくださりアオサギさんには届いていると思います。写真確認致しました。私の想像よりは酷くなかったので、ヒトを避ける体力はあるように思い、とくに最初の方は、それなりに生きて行けるように思います。羽を傷められた方が、ほんとうにつらい。場所が鳥もあがめる宗派のお寺ということが救いです。本当はもっとあった寿命が短くなり、残されたアオサギとして生きる時間何が脳裏をよぎっているでしょうか。私には、もはやヒトを恨んではなくて悟り(捨身)の境地にあるような目をされておられるように拝見します。自らを飢えた虎の母子に投じたお釈迦様、仏様の慈悲はそのアオサギさんにも注がれています。
天網恢恢疎にして漏らさず、です。よしこさん、憔悴しきってしまわないで。御地の美しいアオサギセンパイのお写真お願いできませんか。ご無理ない範囲で北海道の元気いっぱいのアオサギセンパイの元気戴ければ、有難いです。
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Re: 東寺のセンパイ
投稿者:
まつ@管理人
投稿日:2024/06/11(Tue) 22:48
お返事が遅れて申し訳ありません。
お写真を拝見したところ、かなり深刻な状態のようですね。車とぶつかったのでしょうか。脚であれば片脚でも野生でサバイバルしているアオサギは多いですが、翼となると、正直なところこの状態ではかなり厳しいかもしれません。
傷ついたアオサギの救護については、いつも同じようなアドバイスしかできないのですが、野生動物を診てもらえる救護施設や動物病院などに連れて行くことが最大限できることかなと思います。野生動物の診療可能な動物病院がどこにあるのか分からない場合は、役所の鳥獣関連の担当部署に尋ねれば教えてもらえるはずです。ただ、特殊な事情でない限り、行政のほうで捕獲を手伝ってくれたりはしないので、個人で救護される場合はご自分で捕まえて連れて行く覚悟が必要です。羽を怪我して飛べないのなら捕まえること自体はそれほど難しくないかと…。
ご報告があってからもうかれこれ時間が経つので、ここに書いたようなことはもう不要だろうとは思いつつ、とりあえず書いてみました。より詳細な状況が分かれば、それに応じた具体的なアドバイスもできるかと思います。その際にはまたご連絡ください。
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Re: 東寺のセンパイ
投稿者:
よしこ
投稿日:2024/06/12(Wed) 06:13
おはようございます。
野鳥の会さんが対応してくれることになりました。
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Re: 東寺のセンパイ
投稿者:
鳥学徒
投稿日:2024/06/12(Wed) 11:30
野鳥の会京都支部のみなさま
宜しく宜しくお願い申し上げます。
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Re: 東寺のセンパイ
投稿者:
よしこ
投稿日:2024/06/12(Wed) 13:04
まつさん、鳥の学徒さん
野鳥の会さんが対応してくれました。
詳細は添付いたします。
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Re: 東寺のセンパイ
投稿者:
よしこ
投稿日:2024/06/12(Wed) 13:04
続きです
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Re: 東寺のセンパイ
投稿者:
鳥学徒
投稿日:2024/06/12(Wed) 19:38
このたび関係者の皆様、よしこさん、まつさん、
お忙しい中皆様の丁重でプロフェッショナルなお仕事に感動いたしました。忸怩たる思いの私の心も救ってくださり有難うございます。
遠いところから失礼しておりますが心よりお礼申しあげます。
当該アオサギさんが元気なのは、よしこさん皆さんアオサギさん大好きから畏敬の念をもつ方、神と崇める方のあちこちからの祈りも届いて生き続ける力になっていると思われます。皆様お疲れでませんようにお願い申し上げます。
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Re: 東寺のセンパイ
投稿者:
よしこ
投稿日:2024/06/12(Wed) 20:28
逐一報告してすみません。
野生に戻れるような治療ができなければ、あとは安楽殺の可能性があるそうです。
それなら保護センターなんかに連れて行かない方がいいですよね
保護してくれると思ったからあっちこっちに聞いたのに。
殺すために連絡したんじゃない。それなら今いるところで寿命を全うしてほしい。
人間のエゴでしかないのか。
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Re: 東寺のセンパイ
投稿者:
よしこ
投稿日:2024/06/12(Wed) 22:09
まつさん、昨日はコメントありがとうございました。
鳥学徒さん、随時励ましのコメントありがとうございました。崇高すぎて
言葉でうまくお返しできないのですがすごく納得しています。今日の朝は思わず京都の方向に向かってお祈りしました。
ですがちょっと疲れてしまいました。また何かあれば投稿します。よかったら読んでください。
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Re: 東寺のセンパイ
投稿者:
まつ@管理人
投稿日:2024/06/14(Fri) 23:21
よしこさんや鳥学徒さんのお気持ちはよく分かります。野生動物救護の問題は、命の捉え方の問題でもあり、心情的な面を無視することができないので、誰もが納得するようなすっきりした話にはならないですよね。野生に戻す可能性が見込めない場合、安楽殺が選択される可能性があるというのは事実で、それを考えるとやりきれませんが、京都府だけでなくおそらくどこでもそのように対応していると思います。たしかに、そうであれば保護せずにそのままそっとしておくという選択もあるわけですが、怪我の程度によっては保護して治療がうまくいって野生復帰が可能な場合もあるわけで、どちらを選択するかは判断が難しいところです。また、たとえ野生復帰が叶わなくても運が良ければ終生飼養という形で引き取ってもらえる場合もあります。
じつは、私も傷ついたアオサギを動物病院に連れて行ったことが何度かあります。病院では、預かって治療はしてみるが、治る見込みがない場合、鳥獣保護員さんなど適当な引き取り手を探し、誰も引き取り手がいない場合は安楽殺になるかもしれない、そのことを了承してくれるようにと頼まれます。そのとき同時に、今後の措置については尋ねられてもお答えできないと念を押されます。なので、私が連れて行ったアオサギたちがどのような運命を辿ったのかは私は知りません。ただ、怪我の状況はもとより、終生、ケアしてくれるような奇特なボランティアがいったいどれほどいるんだろう、などと考えると、長くは生きられないかもしれないけど、あのまま野生の状態で自然な死に方をさせてあげたほうが良かったのではと後悔することがあるのも事実です。そんなことが何度かあってからは、ひどく傷ついて治療は難しそうだと判断(あくまで非専門的な主観的判断ですが)した場合は、彼らの運命に余計な介入をしないようにしています。それが結果的に良いことかどうかは分かりませんが...。
なお、野生鳥獣の救護については、京都府は全国的に見てもかなりしっかり取り組んでいるようです。たとえば、「京都府野生鳥獣救護事業ガイドライン」というのがあり、どのような場合に安楽殺を行うかなど、かなり具体的なガイドラインが示されています。野生鳥獣の救護に関してこのように細かく基準を示している自治体は他にはあまりないはずです。これによると、「予後不良個体の取り扱い」について、「獣医師の診断の結果、救護個体が回復の見込みのない傷病を負っていると判断した場合や甚だしい苦痛を強いられていると判断した場合は、当該個体の安楽殺処分を検討するものとします。」との規定があります。野鳥の会京都支部さんへの今回の府の回答はこの規定に沿ったものだったのでしょう。また、「自然復帰が困難な個体の取り扱い」として、「動物園での終生飼養」や「飼育ボランティアによる終生飼養」についても具体的な措置が示されています。詳しくは下記リンク先の10-12頁をご覧ください。
https://www.pref.kyoto.jp/choujyu/documents/kyugoguideline.pdf
ただ、動物園であれ飼育ボランティアであれ、終生世話してくれるような僥倖に恵まれるのはよほど幸運なアオサギに限られるはずです。他の大多数のアオサギは、「自然復帰が困難な個体の取り扱い」の3番目の選択肢である「安楽殺処分の検討」の対象となります。どうにもやり切れませんが、これがアオサギの救護を巡る現状でしょう。なので、目標ははっきりしています。負傷した気の毒なアオサギがいれば、野生復帰に向けて最善の治療を行い、野生復帰の可能性がなくても、すべてのアオサギが生を全うするまで適切なケアが提供されるようにすることです。そのためには救護の制度と救護施設などのインフラを大幅に整備する必要があるでしょう。ともあれ、まずは安楽殺でなく最後まで世話されるのが当たり前という雰囲気をつくっていくことが大事かなと思っています。
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Re: 東寺のセンパイ
投稿者:
鳥学徒
投稿日:2024/06/17(Mon) 06:39
まつさん、愛のあるそれでいて貴重なコメント有難うございました。またじっくり拝読致します。
よしこさん、遠くからこのたびお心寄せつづけてくださりほんとうに有難く思います。私の話が崇高ではなく、‘生命’そのもの、また自然にてらした‘良心’に基づくヒトの行動がそうなんだと考えます。だから、仏教が浸透した地域で熱心な信者でなくとも食事前に「いただきます」と言う時間を用意して時間配分する方がいますね。‘いただく’とは突き詰めると何をいただくのかは、ここまで読んでくださったかたはおわかりだと信じています。また、採食時ヒトもアオサギさんも一緒に取り込む酸素は植物の贈り物であることどのくらいのヒトはしっかり意識しているでしょうか。アオサギさんは自分たちの大小を肥料などに植物に提供しています。私達ヒトは酸素なしでも1日たりとも生きることはできず、私はこの機会に認識を新たに致しています。
私もザ関西のおばちゃんなのでまた一段落したらまことにカイラシ(可愛らしい)アオサギさんのポーズのスケッチみてやってくださいませ。
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Re: 東寺のセンパイ
投稿者:
よしこ
投稿日:2024/06/24(Mon) 18:35
まつさん、鳥学徒さんこんばんは。
あれから2週間以上が経ちますかね、また京都新聞さんで取り上げてくれてました。
15日に保護されてからお魚与えても食べなかったけど4日目くらいから食べるようになってきたそうで、まずは一安心したところです。
さぎさまみんなを助けられないもどかしさ、かなしさ、自分の無力さ、とか色々感じました。もう、野鳥の会さま、救護センターさまには感謝しかありません。
今後手術、受け入れ先のことなどあると思いますが、さぎさまの人生を全うしてほしいと思います。
添付はキラキラ光る洞爺湖を飛ぶさぎさまです。なんかさぎさまもキラキラしています。
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Re: 東寺のセンパイ
投稿者:
まつ@管理人
投稿日:2024/06/25(Tue) 11:54
よしこさん、続報をありがとうございます。
そこまで皆さんに見守られながらことが進んでいるのなら、手術後、どうなったか分からないというようなことにはならないでしょう。まずは良かったです。
ただ、ネット上の記事は「京都市南区の東寺で負傷のアオサギ保護 骨折した左翼を手術へ」というタイトルだけが表示され、肝心の内容は課金しないと見られないのですね。こういうメディアのやり方は何とかならないものかといつも思います。野生の生きものの保全を進めていく上ではメディアの役割は非常に大きいのに、自らその役割を放棄しているのは残念としか言いようがありません。
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Re: 東寺のセンパイ
投稿者:
よしこ
投稿日:2024/06/25(Tue) 18:07
まつさん、ありがとうございます。
地元の方が新聞とってはるんで記事が出たら教えてくれると思います。
またお知らせしますね。
毎日、さぎさまどうしてるかなって気になります。
さぎさま、ニンゲンでも心配してる奴がいるんだよって、伝わればいいなぁ。
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Re: 東寺のセンパイ
投稿者:
まつ@管理人
投稿日:2024/06/25(Tue) 23:33
我が道を行く感じのアオサギを見ていると、こっちの気持ちが伝わっているとはなかなか思えませんが、もし気持ちが伝わるのなら、よしこさんの気持ちはまっ先に伝わるでしょうね。皆がよしこさんのようにアオサギのことを親身に気遣ってくれれば、この世界も今とはかなり違ったものになると思います。
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Re: 東寺のセンパイ
投稿者:
鳥学徒
投稿日:2024/06/28(Fri) 04:55
まつさん、よしこさん
無沙汰しまして申し訳ございません。洛外、湖西、湖南のアオサギさんたちに合うたびよしこさんたち(書き込みはなくても凛とした命の行く末を見守ってくださったり動いてくださるみなさま)の良心をそっとお伝えさせていただいています。以前のように道路を歩いて横断されたり、鳴きながら飛んだりしていませんが会える回数は増えてきました。
元気に子育てや、日光あたるところで羽繕いなどされています。
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Re: 東寺のセンパイ
投稿者:
よしこ
投稿日:2024/07/05(Fri) 20:20
まつさん、鳥学徒さん、こんばんは。
ご無沙汰しております。
アオサギさんのことあれから状況がわかりません。手術終わったのかな、
元気にしてるかな、毎日仕事に忙殺されててふとアオサギさんのこと思い出しました。
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神社にいる怪我をしたアオサギについて
投稿者:
ヨル
投稿日:2024/07/03(Wed) 22:36
初めまして。怪我をして飛べなく巣に戻れないアオサギを見つけました。市や県の野鳥保護のところや野鳥保護をしているという県内にある動物園に連絡をしましたがどこも野生だから保護できないと言われて何とかならないかと探してるうちにここに辿り着きました。
近所の神社の高い木の上に巣を作っているアオサギがいます。昨年私が引っ越してきた時点でいたのでそこにどのくらいいるのかわかりませんが、つがいでいつも2羽でいました。そのうちの一羽が先日、巣のある神社の中を歩いていて珍しいなと思ったらそのまま道路に出ていってしまいました(神社のすぐ横は歩道もほとんどないくらいですぐ道路です)車が来て飛ぶかと思ったら飛ばずにヨタヨタと歩いていて、よく見えなかったのですが方羽が少し変になっているような感じと片足を引きずっているようでした。
車のまえをヨタヨタ歩きながらまた神社に戻っていったのですが、車の人もびっくりしたのか最初は止まってくれたけどアオサギが飛ばないので渋滞が起きてクラクションを鳴らして動かそうとしてました。
それでもアオサギは飛ばなかったのでそこで飛べないんだろうというのがわかりました。いつもはそんな低く人がいるところ、ましてや車の前など歩かないので、、
それを見たのが4日前になります。
その日は神社の中でそっとすごしていました。でもやはり巣には戻れないようでずっと下にいました。
その日は日曜だったので次の月曜に色々と電話をしましたがどこもとりあってくれず、、たまにつがいの子が降りてきては心配そうによりそうような姿も見かけて本当に何とかしてあげたいのと、車通りが多い道路がすぐ横でまた出てきてしまわないか轢かれてしまわないか心配です。
車の妨げになる可能性あるから保護できないか、という名目ならと思いましたが取り合ってもらえず。もし死体になっていたらまた連絡くださいというようなことまでも。野鳥保護と書いてあるのにどこもそんな感じで悔しくて。
せめて道路に出てこないようにネットなどをして道路側に出れないようにできないから警察にもかけあいましたが見てみますとのことで本当にやってくれるのか不安です。
昨年引っ越してきてこのつがいを見つけて、いつも癒されていたのでよく見てた子達が怪我をしてこのままなのが歯痒くて、、でも知識もない人が勝手に何かやろうとするとそれはよくないことはわかっているので保護団体などに助けを求めたいのですがやはり難しいのでしょうか?
私にできることは何かあるのでしょうか?
境内の中を歩いてる様子はあるので衰弱しきっているのかは微妙ですが、この暑さで水や餌がないとどうなのか、なども気になります。
もう4日目になるので本当に毎日生きてるのを確認するのがやっとでやはり人の気配があるとゆっくりだけど遠ざかろうとしてる感じはあるので無理に近づかず遠巻きに観察してます。
行政では無理ならボランティア団体などの方がいいのでしょうか?
まとまりのない文章で申し訳無いのですがもしできることがあるなら教えていただきたいです。
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Re: 神社にいる怪我をしたアオサギについて
投稿者:
まつ@管理人
投稿日:2024/07/04(Thu) 00:37
アオサギのような普通種の野生動物の場合、行政が親身になって対応してくれるケースは残念ながら多くありません。けれども、野生動物だから保護できないなどということはありません。とくに、今回のような怪我のタイプは車に衝突するなど人為的被害の可能性も少なくないと考えられます。それだけでも保護する十分な理由になり得ます。野鳥保護施設のようなところがあれば一番良いですが、なければ野生動物を受け入れ可能な動物病院で治療してもらうのが良いでしょう。どの動物病院が野生動物の受け入れが可能なのかはネットでも調べられると思います。分からなければ、役所に尋ねても教えてくれるはずです。
ただ、いずれにしても捕獲はご自分で行わなければなりません。よほど特殊なケースでない限り、行政が自ら捕獲するということはないでしょう。今回のアオサギの場合は飛べないし比較的近くまで寄らせてもらえるようなので、手際よくやれば捕まえられると思います。地元の野鳥の会など手伝ってもらえそうなところに声をかけてみるのもいいかもですね。現地の状況がよく分からないので何とも言えませんが、隅っこに追い込めるようなところがあれば、逃げ場を失ったところで大きな風呂敷のようなものを被せるようにすれば何とかなるのではと思います。追いかけ回すようなことになると怪我が悪化するかもしれませんしストレスがかかりますので、慎重かつ大胆にできるだけ瞬時にことを終わらせることが肝要です(難しい要求ですみません)。風呂敷でもバスタオルでも、いったんアオサギに被せてしまえば周りが見えなくなるのでおとなしくなります。その後は、大きめのダンボールなどに入れて運べば問題ないでしょう。ともかく、暗くして周りを見えなくすれば闇雲に暴れるなどということはないのでご安心を。くちばしで突かれたとこで多少痛いていどです。ただ、間近で目を合わすような状況があると目を突いてくることがあるので、それだけはくれぐれも注意してください。たとえば、何も覆いをかけずに抱いているときとか、ダンボールを開けた瞬間とか、油断すると危ないです。
なお、このアオサギはおそらく今年生まれの幼鳥です。巣立ってまだ間もないはずです。幼鳥は成鳥と違って餌を獲るのが下手な上に怖いもの知らずですから、巣立って数ヶ月の間はとくに死亡率が高いのです。このアオサギもたぶん車か何らかの事故に巻き込まれたのでしょう。それでも、見たところ負傷の程度は比較的軽そうですし、適切な治療が行われれば回復する可能性は十分あるように思えます。私もこんなことを言うだけで実際にお手伝いできないのが申し訳ないのですが、ご自分で捕獲して動物病院に連れて行くことができればそれに越したことはないと思います。それが無理そうなら、まずは地元の野鳥の会などに連絡してみるのが良いかもしれません。捕獲を手伝ってもらえなくても、何らかの有用な情報はもらえるのではと思います。うまくいくように祈ってます。
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Re: 神社にいる怪我をしたアオサギについて
投稿者:
よしこ
投稿日:2024/07/05(Fri) 20:16
ヨルさま
初めまして。サギ類が大好きなよしこと申します。
ヨルさまの行動力すばらしいと思い、コメントさせていただきます。
私も先月京都の知り合いから、京都のアオサギさんがケガをしていると聞いて
野鳥の会京都支部様に連絡して保護してもらいました。
どうかアオサギさんがご無事でいることを願います。
お手伝いには行けませんが応援しています。ヨルさまもアオサギさんも。