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アオサギ 黒と白 投稿者:ロメオ 投稿日:2024/07/24(Wed) 10:14 No.3415
まつさん、こんにちは。 

連日厳しい暑さが続きますが、コロニーのアオサギたちは順調に巣立っています。

同じ今年生まれのアオサギですが、白っぽいものと黒っぽいものでは個体差が激しいです。
まずは黒い個体。 以前に海辺で撮影した黒化個体と同様に、黒い部分は、油を被ったように濡れてねじれたような質感の羽毛です。



添付:3415.jpg (632KB)

Re: アオサギ 黒と白 - ロメオ 2024/07/24(Wed) 10:17 No.3416

続いて白っぽく見える幼鳥です。

まるで別種のサギのように見えますが、幼鳥の時代には、色の個体差が激しいのですね。
親から給餌されていた食べ物によって差異が出ると以前に聞いた覚えがありますが、いったい何をどれくらい食べたら羽色に影響するのか?知りたくなります。



Re: アオサギ 黒と白 - まつ@管理人 2024/07/25(Thu) 07:45 No.3417

おはようございます、ロメオさん。
いつも貴重なお写真をありがとうございます。たしかに、黒いほうの幼鳥は異常に黒いですね。仰るとおり、黒いだけでなく油で汚れたかのように毛羽立ってますし。身体の後ろのほうはきれいなので、まるで汚い水に頭をつっこんで餌を獲っていたかのように見えます。が、実際はそういうわけではないのでしょう。食べているものが原因だとは思いますが、よく分かりません。2枚目の幼鳥のように羽毛が鱗状にきれいにまとまるのもいれば、黒いほうは黒くなくてもそういうふうにはなりそうもありませんし…。もしかすると、食べ物とは別に何か系統的な要因も関係してるのかもしれませんね。アオサギ幼鳥の色変異についてはこれまできちんと調べられた報告はないはずで、たぶん非常に興味深い研究課題になるのではと思います。余力があれば、いつか関連する研究をレビューできればなと思います。そのときはまたお知らせしますね。



Re: アオサギ 黒と白 - ロメオ 2024/07/25(Thu) 16:23 No.3418

まつさん、こんにちは。ご多忙な中いつもお返事をありがとうございます。
黒い方の上半身はかなり黒いです。特に上クチバシは真っ黒ですね。体にも黒っぽい班がところどころ入って見えました。
まつさんの研究、気長に楽しみに待たせて頂きます。



Re: アオサギ 黒と白 - まつ@管理人 2024/07/25(Thu) 17:19 No.3419

これは笑ってしまうくらい黒いですね。こうなると、食べているものが云々という説明ではちょっと無理な気がします。黒化なのかハイブリッドなのか、たぶん何か特殊な事情があるのでしょう。でも、こうしてアップで見ると、油汚れではないことがはっきり分かりますし、白黒のコントラストが鮮やかで独特の美しさがありますね。


Re: アオサギ 黒と白 - ロメオ 2024/07/26(Fri) 11:49 No.3420

まつさん、こんにちは。今朝はほんの少し涼しい風が吹いていたので、10日振り位にコロニーへ行ってきました。
アオサギたちも9割以上巣立って、ほとんどの幼鳥が公園内から旅立っていったようです。成鳥の数が多く、幼鳥はほんの数羽しか残っていませんでした。それぞれに新天地を見つけて旅立ったのでしょうか。
いまだ残っていた幼鳥の写真です。この羽色がほぼ標準でしょうか?



Re: アオサギ 黒と白 - まつ@管理人 2024/07/27(Sat) 10:03 No.3421

おはようございます、ロメオさん。はい、この幼鳥の羽色はとても標準的なものだと思います。これはこれでシックで美しいのですが、どうしても標準的でない幼鳥のほうに愛着を覚えてしまいますね。


Re: アオサギ 黒と白 - 鳥学徒 2024/08/09(Fri) 16:10 No.3422

まつさん、ロメオさん こんにちは。
よしこさん、手術になったお公家さんアオサギさんのその後がわからずお返事できなくてごめんなさい。

ロメオさんの観察力にきれいなアングルのお写真の数々に、まつさんのユーモアあるやりとりに元気戴きながら、出張先の合間に興味深く拝見しております。有難うございます。
それにしても、黒いアオサギさんは、別種のアオサギかと思うほどに黒いですね。以前、まつさんのご教示によると古い文献にアオサギの奄美・琉球弧の呼称に[クルサージ(クル≒黒+サージ≒サギ)があります]とのことで、ぴったりな方でいらっしゃいますね。播磨地域ではわりと見られるのでしょうか。正直一般的なアオサギさんほどに神々しさは感じない(ほんとうにごめんなさい!)いつか私も拝見したいものです。今後とも引き続きご無理ない範囲で“気楽に”お願い申しあげます。



Re: アオサギ 黒と白 - まつ@管理人 2024/08/09(Fri) 23:08 No.3423

こんばんは、鳥学徒さん。
羽毛の白黒ということで思い出したのですが、じつはサギ類は同じ種でも明色型と暗色型の二型に分かれていることが珍しくないのです。アオサギのように色の濃い羽色とダイサギなどのように真っ白な羽色のタイプが一緒にいるわけで、白黒ペアも普通に見られます。もちろんアオサギの羽色はお馴染みのあの配色だけですが、たとえばアオサギとほとんど見かけの変わらない北米のオオアオサギにはまったく真っ白なタイプがいます。ところで、このような羽の色の違いは個々のサギの行動に影響を与えることがあって、なにかと研究の対象になっています。よく知られているのは、開けた水面で魚を獲る場合、明色型は黒色型に比べ魚から見えにくく有利だというものです。羽色が黒いと空の色とのコントラストが強すぎて魚に気付かれやすいのですね。そういう意味では、今回の黒い幼鳥、餌獲りにはちょっとハンディかなと。と思って再度お写真を拝見すると腹部は真っ白でした。さすがはアオサギ、その辺の抜かりはないようです。私の杞憂でした。



Re: アオサギ 黒と白 - 鳥学徒 2024/08/10(Sat) 07:05 No.3424

まつさん、おはようございます。そうそうのコメントありがとうございました。おかげさまをもちまして、いっそうアオサギさんの観察が楽しくなってきました。
確かにお腹は黒くありません。自然は災害など厳しい試練も与える一方で神サンのようなアオサギさんには、餌が採りやすく白い羽毛を配置するなどの、優しさがあったりなどしていて感動いたします。エサをとるのは特に幼鳥にとってはほんとうにたいへんなことのようです。皆さんのコメントや画像を拝読拝見すると黒い個体の方も凛として見えてまいります。ありがとうございます。


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