北海道新聞
2009年6月12日
アオサギにごちそう 江別の昭和窯業 営巣地にドジョウ放流
【江別】野生のアオサギにごちそうを-。江別市角山68のれんが製造業「昭和窯業」(西村孚(まこと)社長)が11日、アオサギの営巣地に近い世田豊平川にドジョウ1万匹を放流した。
アオサギが子育てをする一帯の環境を守るため、同社は1999年にタニシとカラス貝、2000年以降は毎年ドジョウを放流している。
この日は、雨の降る中、社員10人が新篠津どじょう生産組合から購入した体長5~20センチのドジョウをバケツで次々と川へ放流した。鳴き声を上げたり、空を旋回するアオサギの姿も見られ、同社の児玉勝秀参事は「来年以降も続けたい」と話していた。(相川康暁)