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人民日報(日本語版)
一家でアオサギ保護35年、国際的賞を受賞

河北省寛城満族自治県で農業を営む商鶴羽さん一家は、これまでボランティアでアオサギの保護に努めてきたことが認められ、「フォード100年特別賞」3等賞が送られることになった。同賞は、環境保護に関する賞としては世界的に有名な「フォード自動車環境保護賞」の1部門で、野生動物保護の分野で活躍した人に贈られる。商さん一家は、35年間アオサギの保護に努め、村周辺に生息するアオサギは、8羽からおよそ2千羽にまで増加した。

商さん一家は、大桑園村の潘家口ダム近くの瀑河の岸辺で暮らしている。商さんの父親の商玉富さんは1968年春、村周辺に8羽のアオサギが飛来したことに気付き、自発的にアオサギの保護に努めるようになった。玉富さんが1985年に亡くなった後は、商さんがアオサギ保護の活動を受け継ぎ、商さん一家は35年間、密猟者などからアオサギを守り続けてきた。近年は地元の関係部門もアオサギの保護に力を入れるようになり、付近の農民の意識も向上したことから、アオサギの繁殖は急速に進み、現在はおよそ2千羽が生息している。(編集SY)

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