名寄新聞
2008年4月10日
天敵、オジロワシが出現 名寄・巣作り中のアオサギ悩ます
【名寄】中名寄の名寄川沿いにあるアオサギのコロニーが、天敵出現で危機にひんしている。1羽のオジロワシが姿を現し、アオサギがいっせいに巣から飛び立つ。「アオサギがコロニーを放棄するのでは」と、関係者も不安顔。
名寄野鳥の会事務局長の下川町上名寄、水間秀文さんは「オジロワシはアオサギの成鳥を襲う。紋別のコムケ湖にあったコロニーが姿を消したのも、オジロワシのため。数キロ離れた場所にコロニーができたが、数は大幅に減った。名寄の場合もオジロワシがひんぱんに現れると、コロニーが放棄される可能性がある」と話す。
コロニーに関心を持つ人たちは、オジロワシとアオサギの動きを注視している。