観察情報 2006年
観察情報 2006年
2006/10/20(Fri) 22:25 エゾミユビゲラ 無題
秋深しですね。10月18日にはまだ旭川の石狩川に60羽ほどの群れが見られました。大雪山は冠雪が見られます。今日あたりはだいぶ冷え込み、もう渡って行ったかもしれません。寂しくなりますね。
この辺りは毎年一番大きな群れが見られる所ですが、今年工事が始まり、重機が入り一時アオサギの姿が見られなくなっておりましたが、工事が一段落したら戻って来ました。来年はどうなるのか、どんな開発計画なのか市に確かめたいと思っております。
2006/10/21(Sat) 15:16 まつ@管理人 Re: 無題
60羽とは、まだずいぶん残っていたのですね。中洲のサギたち、こころなしか普段より密に寄り集まっているように見えました。雪山を見ながら旅立ちの時期でも相談しているのでしょうか。
旭川は内陸ですから、川の中洲は水鳥が休息する場として想像以上に貴重な場所なのだと思います。先ほどGoogleEarthでこの辺りの衛星写真を見てみましたが、コロニーからもっとも近い中洲がここなんですね。私がアオサギでもこの中洲は頻繁に利用するだろうなと思いました。
工事がどのようなものなのか気になるところですが、少なくとも中洲のある環境は残してほしいものです。
2006/09/11(Mon) 22:50 はちこ あお鷺を見ました
大阪市住吉区の万台池であおさぎを見ました。
珍しかったのでずっと観察していたら獲物を2匹捕らえました。大阪で見るのは普通なのでしょうか、それともめずらしいのでしょうか?
2006/09/12(Tue) 20:58 まつ@管理人 Re: あお鷺をみました
アオサギは大阪でも繁殖しているはずですよ。とくに珍しいということは無いと思います。
大阪自然史博物館のサイトに「和田の鳥小屋」というページがあって、大阪におけるアオサギ繁殖地の分布図が載せられています。
繁殖地の情報
繁殖地の分布図
これによると、1960年代までは仁徳天皇陵に巨大なコロニーがあり、そこで6種のサギが数万羽の大集団で繁殖していたと言います。当然、アオサギも相当な数がいたことでしょう。ところが、1970年代に入ってそのコロニーが消滅すると、しばらくは大阪でアオサギの繁殖は見られなくなります。大阪でアオサギが再び繁殖しはじめたのは1990年代に入ってから。ただ、現在のコロニーはひとつひとつがごく小さいそうです。また、樹上ではなく地上や水上に巣をつくるなど、彼らの生活ぶりも昔とはずいぶん変わっているようです。
2006/08/26(Sat) 23:39 まつ@管理人 早くも渡り?
今さっき、家の上空をアオサギの声が通過していきました。そんなに滅多にあることではないのですが、以前と比べれば札幌の町中を飛ぶアオサギは少しずつ増えている気がします。
夜空から聞こえてくるのは少なくても2羽以上の声。けっこう短いインターバルで何度も鳴いていましたから、あるいはちょっとした群れだったかもしれません。
声が北から南へ向かったところをみると、もしかすると徐々に南への移動が始まっているのかも。
前にも紹介しましたが、
久方の星の光の清き夜に そことも知らず鷺鳴きわたる (正岡子規 「竹乃里歌」)
きょうは、そんな夜です。
2006/09/01(Fri) 21:07 まつ@管理人 Re: 早くも渡り?
道北を巡っていた知人の話によると、一週間ほど前に、日本最北端の宗谷岬付近に百羽をはるかに超えるアオサギを見かけたそうです。海辺の浅瀬に三々五々いたそうです。あの辺りにアオサギのコロニーはありませんから、おそらくサハリンから渡ってきた群れが、宗谷海峡を渡り終えたところでひと息入れていたのでしょう。
今日から9月。今夜は窓を開け放していると肌寒いほどです。これからは季節の移ろいが早まるように、アオサギの渡りもどんどん加速していきます。
北海道で生まれ育ったアオサギたちも大挙して南へ向かいます。皆さんのところへはどこ生まれのサギが向かうのでしょうか。もしかしたら、サハリンのアニワ湾辺りで生まれたアオサギも混じっているかもしれませんよ。
ちなみに、稚内からサハリンのコルサコフまでは往復3万1千円で行けます。稚内まで行ってしまえば意外に身近な外国なのです。まあ、その稚内までが遠い、という方がほとんどだと思いますが…。
2006/08/23(Wed) 18:16 エゾミユビゲラ 天候不順ですが
今年の子育ては、どうだったでしょうか? 繁殖期に雨が多く、それも豪雨が多く、アオサギには厳しい年だったのではないでしょうか? 7月17日の豪雨のとき、落雷で私のパソコン、スキャナー、水洗トイレ、農場の配電盤が壊れてしまいました。まだスキャナーが直らず映像が送れません。
今年の巣立ちは、まとまって巣立たず、少しづつダラダラと巣立っているようです。旭川のコロニーには8月23日現在、遠目で見て、10羽以上の雛が見られます。
おそらくこの雛たちは、渡りまでの間に、漁の技術を身に付けるのは困難ではないでしょうか?
2006/08/25(Fri) 00:14 まつ@管理人 Re: 天候不順ですが
ヒナの巣立ち、札幌周辺でもまだのところはありますよ。
先週末、江別のコロニーを見に行ったところ、5、6羽のヒナがまだコロニーに残っていました。江別コロニーには約150の巣があるので、ヒナの総数は少なく見積もっても300羽くらい。そのほとんどは7月末までには巣立ちを終えています。ところが、8月になっても3巣にヒナが残っており、そのヒナたちが今もコロニーを離れられずにいるわけです。
御存知のように、アオサギは営巣の途中で失敗すると卵を産み直すことがあります。ですから、この時期に巣立ってないヒナがいても不思議ではないのですが、ただ、やはり8月下旬ともなると若干遅すぎる気はしますね。
巣立ちが遅れると様々な弊害があります。すでに巣立っている他の巣のヒナに餌を横取りされることもありますし、運良く無事に巣立ったとしても、ご指摘のように、遅く巣立った幼鳥が餌の乏しくなる時期までに漁の腕を十分磨けないという可能性もあります(この辺の事情は、ほとんど研究されてないようです)。
ある報告では、コロニーを出た幼鳥の40~70%は55日以内に死亡するとされています。いずれにしても、この先、遅く巣立った幼鳥を待ち受けている試練が非常に厳しいことは間違いないですね。
2006/06/22(Thu) 11:40 ヒロ 無題
昨日名寄から下川をウロウロしていたのですが、田んぼの中で数羽幼鳥と思われる、まだ毛が茶色っぽいアオサギを見かけました。側に親鳥はいなかったようですが、既に単独で餌を探しているのでしょうかね?
2006/06/22(Thu) 19:54 まつ@管理人 Re: 無題
今年生まれの幼鳥かどうか、時期的にはかなり微妙なところですね。昨年生まれた幼鳥もまだ成鳥の羽にはなっていないので、今年生まれではなく1年目の幼鳥という可能性もありますし。今の時期だとむしろその可能性のほうが高いと思うのですが、どうでしょうか。
江別のコロニーを先週末に訪れましたが、こちらではようやく飛び始めたばかりというところでした。ホームページにも書いているように、飛んだといっても数メートルの距離をジャンプするていどで、コロニーを離れるのにはまだ少し先のことになりそうでした。名寄のアオサギが江別よりかなり早く繁殖を始めたとも思えないので、やはり…。
2006/06/27(Tue) 17:15 エゾミユビゲラ Re: 無題
確かに微妙な時期ですね。旭川のコロニーで6/26に巣立った雛が川に降りているのを確認しました。しかし、コロニーにはまだ半数程の雛が残っています。6/19にはまだ巣立ち雛は確認できませんでしたから、19~26日の間に巣立ちが始まったものと思います。
名寄での春先からの繁殖行動は、旭川と比べると丁度一週間遅れているので、6/21の段階では、まだ巣立ちしていない可能性のほうが高いと思います。ですからヒロさんの目撃されたのは昨年の雛と思います。
巣立った雛は、コロニー近くの川などに群れており、数日たつと広い範囲に散らばっていきます。写真は、この巣立ち雛が群れている所です。
2006/06/27(Tue) 21:30 まつ@管理人 Re: 無題
札幌のほうは、2週間ほど前から巣立ちが始まったようです。旭川より1週間ていど早いようですね。
これからはコロニーもだんだん淋しくなります。
2006/06/28(Wed) 21:45 まつ@管理人 Re: 無題
これだけ幼鳥が集まると迫力ありますね。これでは魚の逃げ場も無いのでは。といっても、巣立ったばかりの幼鳥に捕まるようなのろまな魚はいないでしょうけど。
画面右下に一羽だけ成鳥の姿を見つけました。まるで学校の先生みたいですね。
2006/07/01(Sat) 01:41 ヒロ Re: 無題
なるほど、参考になりました。僕の場合、釣りをしながら、川を歩きながら、車の運転をしながらの、ながら観察なのでよく分からない部分が沢山あるので、是非また質問させて下さい。
秋の渡りの季節に集団で川の中州などにいるのは何度も見たことがあるのですが、これだけ雛が集うとは知りませんでした。今年も無事に成長してほしいものです。
2006/05/09(Tue) 13:23 マロニエ 五戸の森のコロニー
さっき札幌篠路の五戸の森に行ってきました 今年はアオサギの巣が20個ほどあって ヒナも親鳥もガーガー鳴いてます 巣の下はフンだらけで皆元気そうです 付近は川の集まるところで 餌場にはことかかないようで 格好のすみかのようです
2006/05/09(Tue) 22:05 まつ@管理人 Re: 五戸の森のコロニー
五戸の森のコロニーは私もよく見に行ってます。しかし、あの辺りを「川の集まるところ」という視点では見ていませんでした。言われてみれば確かにそのとおり。ほんの小さな小川から石狩川までいくつもの川が集まっていて、そのうえ三日月湖や沼まであって、餌場には不自由しそうもないですね。もし五戸の森がもう少し広ければ、百つがいくらいいてもおかしくない気がします。
2006/06/26(Mon) 20:51 マロニエ 五戸の森
篠路の五戸の森のアオサギはまだ巣立ち前のようです カラスのひなも孵ったようで さかんに巣の周りでは威嚇されます 連休の後で アオサギのヒナがカラスにやられて 巣から引きずり出されていました 自然の成り行きとは言いながら ちょっと かわいそうでした 巣の下はフンで真っ白です 画像は6月15日です
2006/07/18(Tue) 20:35 カラス 白い糞が消えていた
7月18日、雨上がりの札幌北区の五戸の森緑地へいってきました。
アオサギのヒナたちは大人と同じ大きさになって、時々巣から離れたり飛んでいました。ジャージャーという小さな雛の声も聞こえましたが、数十箇所あるという巣からは、2箇所位からの声のように聞こえました。
6月に来た頃には、巣の下の草の葉はアオサギの白い糞で染められていましたが、今日はその痕跡も無いように青々した草の葉が広がっていました。昨日の土砂降りが洗い流したのでしょうか。
2006/04/06(Thu) 20:45 エゾミユビゲラ Re: 旭川にも本日到着
名寄から、3月23日にアオサギがやって来たという知らせがありました。旭川よりちょうど1週間遅れです。25日夜から撮影にいってきました。26日は大荒れの天気で風速15m、風上に向かって耐えていました。
2006/04/08(Sat) 07:33 まつ@管理人 Re: 旭川にも本日到着
載せていただいた写真、低い目線で撮られているせいか、ジオラマにアオサギの模型を置いたようななんだか不思議な写真ですね。
名寄は、去年の初飛来も3月23日。彼らの時を読む正確さにはびっくりです。
ここ札幌は、昨日、おととい、この時期にしては記録的な大雪でした。写真は4月6日の江別コロニー。巣作りを始めたばかりのサギたちは、さすがに近くの水辺に避難していましたが、すでに卵を抱いているサギたちは吹雪の中でも巣を離れず、卵をしっかり護っていました。
2006/03/16(Thu) 23:35 良し蛾も 無題
千葉県では2月はじめにアオサギの営巣が始まっています。今年は関東各地でハクチョウ・ガン類が出現するような厳冬ですので、繁殖も遅いのかなと思っていましたが、既にアオサギのくちばしは赤く染まってますよ。シラサギ類もそろそろ繁殖地に集まってくると思います。
2006/03/16(Thu) 20:30 エゾミユビゲラ 旭川にも本日到着
3月16日旭川に第一便19羽がやって来ましたよ。毎年15日前後で3日と狂いません。これから日増しに増え4~5日したらコロニーへ移動しますが、ほっとしますね。写真は今年のものではありませんが・・・。
2006/03/17(Fri) 23:32 まつ@管理人 Re: 旭川にも本日到着
毎年3日以内の誤差というのはすごいですね。桜前線なんかよりよほど正確な季節の指標になりそうです。河川の凍り具合だとか、水辺の環境はその年によってかなり違うと思うのですが、いったい何を基準に飛来時期を決めているのでしょうね。
2006/03/14(Tue) 15:16 くまさん 青鷺を見ました
平成18年3月13時午後4時頃、千葉県松戸市の民家の屋根の上に羽を休めている青鷺を見ました。
すごい感動を受け写真にと思っている間に北の空に飛んで行きました。50歳を過ぎてこんな感動がうれしくて思わず書き込みしましたm(_ _)m
2006/03/14(Tue) 20:25 まつ@管理人 Re: 青鷺を見ました
くまさんの感動、私も多少分かる気がします。あんな大きな鳥が間近にいると見慣れていてもはっとしますよ。
関東のほうのアオサギたちは、もうとうの昔に繁殖を始めているようで。くまさんが見られたアオサギも、どこか近くのコロニーできっと卵を温めている最中なのでしょう。もしかしたら、もうヒナが生まれていているかもしれません。
親鳥にとっては大忙しの繁殖期。ゆっくり写真に撮られている暇はなかったのでしょうね。
2006/03/14(Tue) 22:16 くまさん ありがとう御座います。
その後の調べで…都内の水元公園(約5KM)、行徳の野鳥の楽園(約10KM)に青鷺が生息していると言う事が分かりました。
早速、週末に出向いて確認したいと思って居ります。
ところで北国に生息している青鷺も関東の青鷺も同種だと思いますか生息地は全国規模なのでしょうか?
この年まで見たことがなかった事を不思議に思って居りますが、ただ記憶に残っていなかっただけなのか判明しません。
しかし…このように感動を受けた野鳥を大切に思い観察をしたいと思って居ります。
2006/03/15(Wed) 21:42 まつ@管理人 Re: 青鷺を見ました
アオサギは全国にいますよ。本州、四国、九州には一年中います。北海道は冬はさすがに餌が獲れないので、冬の間は南の地方へ渡ります。再び繁殖にやってくるのがちょうど今頃の季節。ただ、温暖化のせいなのか、最近では秋になっても渡らず、冬の間も寒い北海道で過ごすサギがわずかながら出てきはじめています。
アオサギは1970年代にはどちらかというとあまり目にしない鳥でした。ところが、何が原因なのか1980年代以降、全国的に繁殖地が増えたようです。関東のほうでアオサギというと、以前は冬だけの鳥で繁殖はしていませんでした。関東で子育てをするようになったのは昭和50年代以降のことのようです。ですから、くまさんが初めてアオサギを見られたというのもそれほど不思議ではないかもしれません。
もっとも、ずっと昔に遡れば関東でもアオサギは繁殖していたはずです。江戸の動植物を記した本に「武江産物志」(文政7年)というのがありますが、これにアオサギのいる場所としてくまさんご指摘の行徳の地名が出てきます。長い年月を経て、再び懐かしい場所に戻ってきたということですね。
2006/03/07(Tue) 15:53 すずき 久しぶりに見ました
洞爺村は雪融けがずいぶんと進んで、積雪量が多かった冬なのですが、融けるのはもしかしたら昨シーズンと同じぐらいかなとも思えます。
昨日はお天気が良く、よく晴れた空を見ていたら大きな鳥が二羽、視界の片隅に入りました。オジロワシかな?と思ってちゃんと見ると、アオサギでした。
厳冬期にはほとんど見かけなかったのですが、そろそろ移動してきているのでしょうか(越冬個体は確認できませんでした)。また水辺で会えるのが楽しみです。
2006/03/07(Tue) 22:59 まつ@管理人 Re: 久しぶりに見ました
内地の春一番に吹き飛ばされて早々にやってきたのでしょうか。少し早い気もしますが、初飛来があってもおかしくないです。今年はハクチョウも早く来ているようですし。これからは南風が吹いた翌朝は要注意ですね。
北海道のアオサギシーズンもいよいよ開幕。今シーズンもまたよろしくお願いします。
2006/03/09(Thu) 22:49 まつ@管理人 Re: 久しぶりに見ました
今朝の札幌は雪がどっさり積もっていました。さすがにこの時期になると新雪が眩しいですね。
さて、北海道でもここ数日、あちこちでアオサギ飛来の便りが聞かれるようになりました。私も近くの江別コロニーに出かけてみましたが、ここはまだのようでサギの姿はどこにも…。もっとも、牡丹雪が吹雪いていて、コロニーを見るのもやっとといった有様だったのですが。
一方、札幌市内、平岡のコロニーには今日19羽の第一陣が飛来したそうです。去年このコロニーに初飛来したのが10日でしたから今年は1日早い到着です。一昨年は15日、その前は17日なので、前後しても一週間程度というところでしょうか。もし私たちがカレンダーなしで生活したとして、これだけの正確さで時を読めるかどうか。
明日は晴れて南風。アオサギの北上が一段と加速しそうです。
2006/03/13(Mon) 19:47 まつ@管理人 Re: 久しぶりに見ました
今日、石狩川近くの越冬場所に24羽のアオサギを見つけました。御覧のように餌を獲るでもなく手持ちぶさたにただ佇んでいて、風が冷たいせいかほとんどのサギは頭を羽毛の中に埋めていました。ここはもともと越冬個体がいるところなので、今日のサギたちが渡ってきたのかどうなのかはちょっと分かりません。すぐ近くのコロニーを見てみると、こちらのほうはまだ使われていない様子。ただ、コロニーの方に偵察隊は飛来しているので、巣作りが始まるのはもう間もなくのことでしょう。
週末は道東のほうでいくつかコロニーを見てきました。まだ誰も来ていない空っぽのコロニーのほうが多かったのですが、あちらでも第一陣の飛来はもう始まっているようです。塘路湖のコロニーでは幸運にも今シーズンの初飛来に立ち会うことができました。
空を見上げると、南から現れた鳥が次々に北を目指していきます。ハクチョウ、タンチョウ、ヒシクイ、などなど。
あさってあたりから再び気温が高くなるようですし、いい南風が吹けば一斉に大移動が始まりそうな予感がします。
2006/01/08(Sun) 23:40 まつ@管理人 雪の日は
よく降りますね。雪国の皆さんお疲れ様です。ここ札幌も飽きもせず降り続いています。
こんな日、アオサギたちはどうしているのかなと、冬のねぐらになっている札幌近郊の河畔林を見に行ってきました。彼らは天気が穏やかな日は餌場に出かけているので、こういう日のほうが出会える確立が高いと思ったので。
・・・天気、悪すぎです(写真)。
さすがにここまで大雪だと、どこでやりすごしているのか、いつもの場所には1羽も見られませんでした。まさか洞穴に隠れて暖をとっているわけでもないと思いますが。
動物の調査というのはたいてい天気の良い日にやられるので、吹雪だとか台風だとか尋常でない状況下で彼らがどのように行動しているかというのは実はほとんど知られてないように思います(少なくともアオサギの場合は)。昔にくらべればアオサギの暮らしぶりも相当よく分かってきましたが、分かってきたのは人間が観察しやすい部分だけで、観察しにくい部分は未だそっくりブラックボックスの中なんですね。
アオサギの最大の死亡要因は冬期間の餌不足による餓死だとされています。こんなふうに荒天が続くとやはり気がかりです。