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北海道新聞
“アオサギ団地”ほのぼの子育て 札幌北区・住宅街の緑地
巣の中で行儀よく並び、親鳥から餌をもらうアオサギの幼鳥(手前中央)=24日午前10時30分、札幌市北区の「篠路五ノ戸の森緑地」(小野弘貴撮影)

札幌市北区篠路の住宅地に囲まれた緑地で、70組ものアオサギが巣を作り、子育てに励んでいる。

篠路五ノ戸(ごのへ)の森緑地(篠路3の10)で、毎年3月下旬ごろ飛来し、高さ15メートルほどの木に小枝を集めて巣作りを始める。生活環境が適しているせいか、アオサギの巣は7、8年前から徐々に増えているという。

それぞれの巣では、親鳥がせっせと餌を運び、幼鳥が時折羽をばたつかせている。親鳥から順番に餌をもらうほのぼのとした光景に、連日多くの市民が訪れ、カメラを構えている。

近くに住む無職東川国夫さん(67)は、「夜に大きな声で鳴かれるのは困るが、一生懸命子供に餌を与える姿を見ると応援したくなる」と目を細める。

アオサギの子育ては6月末まで続く。

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