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琉球新報
今度はアオサギ、サビキのみ込む 豊見城
サビキをのみ込み、釣り糸がくちばしや首に絡まったアオサギ=9日午後3時すぎ、豊見城市豊崎の豊崎総合公園予定地(山城博明撮影)

豊見城市豊崎の豊崎総合公園予定地で9日午後3時すぎ、一つの糸に複数の釣り針が付いた仕掛けサビキをのみ込み、くちばしや首に絡まったアオサギ(サギ科)が見つかった。クロツラヘラサギ1羽も釣り糸に絡まって衰弱しており、釣り糸による野鳥への被害が相次いでいる。
釣り糸が絡まっているのを見つけたのは豊崎公園予定地を巡回していた県土地開発公社職員の仲松辰弥さん。連絡を受けた高良淳司獣医師と環境省那覇自然環境事務所の職員が現場に駆け付け、保護するために簡易網での捕獲を試みたが、豊崎干潟に飛んだため捕獲を断念した。
仲松さんは発見当時について同事務所に「首を不自然に上下に動かし、何かをのみ込んでいるようだった」と説明した。
同事務所の阿部慎太郎野生生物課課長補佐は「クロツラヘラサギも同じだが、人に簡単に捕まえられる状況になったら、生命に危険が及ぶときかもしれない」と話し、早期に保護する必要性を強調していた。

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