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山形新聞
鶴岡市がサギ被害対策へ 来年度から防鳥ネット利用想定

鶴岡市は7日の市議会一般質問で、市街地で被害が相次ぐサギ対策に来年度から乗り出す方針を示した。樹木を伐採せずに営巣を防止するため、防鳥ネットの利用を想定。おととし立ち上げたカラス対策プロジェクト会議で併せて対応策を練る考えだ。

サギは5月から8月にかけて、コロニーを作って繁殖する習性を持つ。繁殖後は群れを解くため被害は一時的だが、営巣個所では夜の鳴き声やふん害に悩ませられる。特効策はないという。

市内では大督寺(家中新町)で1998年に被害が発生し、境内の樹木をほぼ皆伐。日枝神社(日枝)でも去年夏に営巣が確認され、スギ200本のうち70 本を切った。今夏、被害に遭ったのは常念寺(睦町)。寺は目玉の描かれた風船、爆竹を使って対抗したが、騒音と悪臭は解決せず泣く泣く17本を伐採した。営巣するのは貴重な大木ばかりで「鎮守の森を伐採し続けていては街から緑がなくなってしまう」(環境課)と防止策の検証、調査に入ることにした。

質問した渡辺洋井市議はサギの市街地集結の原因について、2002年度から進められている赤川掘削工事との関連を指摘。「水辺の森を追われ営巣地を転々としているのでは」と国を交えた協議の必要性を説く。これに対し、酒田河川国道事務所の斎藤信哉副所長は「三川橋から鉄橋間で確認されていた100羽単位のコロニーが去年は見られなかったが、ここで樹木伐採はしていない。工事とは直接つながらない」としている。

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