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北日本新聞
虻が島を清掃、自然観察 灘浦小・中
自然保護員の関さん(手前左)から島内の植物の説明を受ける子どもたち
出発式で扇谷館長(手前)から激励を受ける児童や生徒
漂着したペットボトルを岩場から拾い上げる灘浦中の生徒

氷見市の女良公民館(清水孝則館長)と宇波公民館(扇谷寛之館長)は28日、中田海岸の沖合約1.5キロにある虻が島で島内清掃と自然観察を行い、参加した灘浦小学校の児童18人、灘浦中学校の3年生16人と教員、住民が地元の貴重な自然を守る意識を高めた。

虻が島は男島と女島からなる富山湾で最大の島。北方、南方系の植物が混生し、周辺海域を合わせて県名勝・天然記念物に指定されている。

28日は約50人が大境漁港からボートで島に渡った。児童や生徒は岩場に漂着したペットボトルや漁具などを拾い集めた。中にはポリバケツのふた、工事現場などで使う三角コーン、ハングル文字で書かれた飴の袋もあった。

自然観察では市自然保護員の関一朗さんが、貴重な植物が自生する島の植生を解説。同保護員の清水館長は、外来植物の増加やアオサギのふん害が在来植物を保護する上で課題になっていると訴えた。氷見高校海洋科学科の生徒らが海中で採取した生物も観察した。

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