毎日新聞
2016年2月27日
アオサギ対策 松伐採し 五泉市・粟島公園 /新潟
五泉市は、間もなく飛来が予想されるアオサギ対策として、同市粟島の粟島公園内で、松林の一部を伐採し、枝落としを行った=写真・日報連会員の比企一夫さん撮影。周辺の市民プールや住宅街では「フン害」が懸念されており、市では「伐採でサギの数が減ることを期待して、効果を見守りたい」としている。
市によると、サギが飛来したのは2014年春から。公園を管理する市都市整備課が昨年7月に実施した生息調査では、サギ約70羽、巣39個を確認した。サギは巣材やエサを求めて住宅街を通る際、フンを屋根や庭に落とすため、住民から苦情が寄せられていた。
市では対策として、松林にあった計47本の松のうち、14年秋に5本を伐採。今月22〜25日には、中心部の4本を伐採して、計38本にまで減少させた。サギは4〜8月までが繁殖期とされ、11月ごろにはほとんど姿が見られなくなるという。