中日新聞
2017年4月22日
夜中に怪獣の鳴き声? 熊野でアオサギ被害
熊野市役所前の要害山(標高57メートル)にアオサギが目立ち、近隣住民から「夜中に怪獣みたいな声が聞こえてくる」との声が上がっている。
住宅地に囲まれた要害山の頂上付近は雑木が生い茂り、アオサギは市役所側から確認できるだけで20羽前後いるよう。62歳の女性は「夕方からギャーギャーと首を絞めらたような声が聞こえる」と言い、雨の日はふんの悪臭が漂ってくることもあるという。車や道路をふんで汚す被害も見られる。
しかし住民の間から行政側に駆除を求める動きはない。81歳男性は「自然のもんだから仕方ない。昔みたいに子どもらが山で遊ばんからあの人(アオサギ)らも安心してるだろう」。
(福永保典)