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ずぶ濡れのアオサギ投稿者:うにまる投稿日:2022/01/30(Sun) 14:37No.2840

初めまして。
ずぶ濡れで池にしゃがむアオサギというものを初めて見ました、SNSで情報をまとめたところ、こちらの掲示板を紹介していただきました。同じような投稿がないか探してみたのですが、あまりにも膨大で見つけ出せず、初見で図々しくも質問させてください。
1/29(土)、群馬県の多々良沼公園の池です。天気は曇り。池の周囲は50mほどでさほど深さもないと思います。沼や周辺にいる多数のアオサギは見慣れた立ち姿でしたので不思議に思いました。怪我などの不調があるのか、ごく稀にこのような行動をとることがあるのか、何かご存知でしたらご教授ください。スマホしかなく、映像も不鮮明ですみません。

Re: ずぶ濡れのアオサギ投稿者:まつ@管理人投稿日:2022/01/30(Sun) 15:26No.2841
うにまるさん、はじめまして。
見たところ、これはアオサギの普通の立ち姿勢ですね。どこにも異常な点は見当たらないようです。うにまるさんが見慣れた立ち姿と書かれたのは、おそらく首を伸ばして立っているアオサギのことでしょう。あれは餌を探しているときや警戒したりしたときにとる姿勢で、安心して休んでいるときはこのように首を縮めるのが普通です。さらに安心しきった状態だと、左の写真のように頭というかくちばしを首と翼の間に差し込んで寝てしまいます。あと、アオサギは普段から雨が降ると濡れる環境にいますし、そもそも水に濡れないと餌を獲ることもできない鳥なので、水に濡れたからといってどうなるわけでもありません。水に胸の辺りまで浸かって半身浴したり、ハクチョウのような格好で泳ぐことすらあるくらいですから。鳥の羽はもともと水を弾く性質がありますし、その上、サギ類の場合は粉綿羽と呼ばれるパウダー状のものを自分で羽に塗っていつも手入れしてますので、水に濡れても身体をブルブルッと震わせて水を飛ばせばそれだけでOKなようです。うにまるさんがずぶ濡れだと思われたのは、首から胸のほうにかけて長く垂れている白い飾羽のせいでしょうか。あれは営巣シーズンが近づいてくると伸びてくる装飾用の細い蓑毛です。ただ、くちばしがまだオレンジ色に色づいてないので、巣作りを始めるのはまだ少し先かもしれませんね。いずれにしても、何の問題もなさそうですよ。ご安心ください。
何故鉄塔にアオサギは来るのか?投稿者:tomo投稿日:2022/01/19(Wed) 15:00No.2835

管理人様
いつも大変お世話になっております。
度々で申し訳ありませんがご教示いただけると幸いです。

何故鉄塔にアオサギは寝に来るのか?
自分なりに考えてみましたが
1.餌場に近いので便利だから
2.鉄塔の色:グレーでアオサギの体:グレーよって保護色になるから!??(写真)
3.鉄塔の金属表面がツルツルして天敵が昇りにくいので寝ている間に襲われにくい??
4.鉄塔を天敵が昇る場合は爪を立てて昇る際音がするから??

1の餌場に近いので便利だからは絶対だと思いますが近くの木ではなくて鉄塔の15mくらいの高さで寝るのは何故なのか疑問です。

よろしくお願いいたします。

Re: 何故鉄塔にアオサギは来るのか?投稿者:まつ@管理人投稿日:2022/01/20(Thu) 20:14No.2837
tomoさん、こんばんは。写真は自動的に公開されないように設定しているので、私が確認するのが遅れたためにずっと非表示になっていました。申し訳ありません。それと、同じお写真が添付された二つ目のご投稿は削除いたしました。ご了承ください。

さて、アオサギがねぐらとして鉄塔を使うのはなぜかというご質問。これは面白いご質問ですね。まず、1の餌場に近いからというのは理由として妥当だと私も思います。2、3、4もなるほどなとは思うのですが、ちょっと考えすぎかなという気もします。アオサギの天敵ということで言えば、猛禽類やカラス、アライグマなどが考えられますが、これらはいずれも卵やヒナを狙うことはあっても基本的に成鳥は襲いません。相手にするには手強すぎますから。なので、あまり捕食者のことを強烈に意識して考える必要はないのかなと。捕食者というよりは、もっと漠然と一般的な危険から少しでも身を守りやすいところにいたい、そんなとき、ちょうど手頃なところに鉄塔があったということかなと思います。

身を守るという点では鉄塔は好都合です。なにしろ、前後左右上下、四方八方いずれも抜群に見通しが良いですから。見通しが利けば、万一、何かに襲われそうになってもいち早く危険を察知して逃げることができますので。あと、危険要素だけでなく、仲間のアオサギの動向をチェックするのにも便利ですね。

ということで、これを書いた後でお写真を拝見したのですが、鉄塔の中から見ると思ったほどには見通しは良くなさそうですね。
冠羽の数投稿者:伊織@アオサギ好き投稿日:2022/01/09(Sun) 16:46No.2831

そういえば、アオサギの冠羽は1本だけだったり2本や3本、冠羽なしのも見たことあります。あれって年齢で変わるんですか?それとも個体個体で違うんですか?

Re: 冠羽の数投稿者:まつ@管理人投稿日:2022/01/09(Sun) 20:07No.2832
冠羽が気になる人は多いですよね。けれども、その割には冠羽そのものを対象にした研究はほとんどなく、私もよく分かってません。たしかに、おっしゃるとおり、冠羽1本のアオサギもいれば2本のもいて、1本もないのもいます。そうかと思えば、立派な冠羽4本を逆立てるアオサギもいます。いずれにしても、風切羽や尾羽のように定まった数というのはないので、もしかしたら5、6本の冠羽をもつ過剰装飾のアオサギもいるかもしれません。冠羽の有無や長さが年齢によって変わるのは確かです。幼鳥は無いか、あってもごく短いですから。ただ、成鳥になってからはそんなに変化しないのではないかと思います。年齢よりは個体差のほうがたぶんずっと大きいはずです。あと、雌より雄のほうが冠羽が長いと書かれている解説をどこかで見たことがありますが、私の観察では雌雄差があると感じたことはありません。これも雌雄差よりは個体差のほうがよほど大きいでしょう。また、冠羽は他の羽と同じく生え替わるものなので、同じアオサギでも長いときもあれば短いときもあります。普通は子育てシーズンが終わると徐々に脱落し、翌年のシーズンにかけて徐々に伸びるのではないかと思います。いずれにしても、コロニーで子育てしている時に冠羽がもっとも長くなるように調整されているはずですよ。
冠羽の羽鞘投稿者:チョビテレ投稿日:2022/01/08(Sat) 20:46No.2829

今朝、横浜市中区の大岡川河口で見つけたアオサギ。冠羽に白いものが混じっていたのでアップしたところ、羽鞘がついていることがわかりました。換羽したてですね。

Re: 冠羽の羽鞘投稿者:まつ@管理人投稿日:2022/01/08(Sat) 21:41No.2830
生え替わったばかりの冠羽ですね。こんなふうに羽鞘が付いたままの冠羽というのは私は初めて拝見しました。冠羽も特殊とはいえ羽は羽ですから、最初は羽鞘に包まれていて当然なんですけど、そんなふうには考えたことがありませんでした。こうして見ると、冠羽も最初は羽鞘に収まっていたというのがよく分かりますね。貴重な写真をありがとうございました。
サギオ君投稿者:ひでき投稿日:2022/01/07(Fri) 18:09No.2825

まつさん あけましておめでとうございます
 南国 和歌山南紀串本でも すっかり寒くなり 今朝も寒くて 凍っています 北海道の寒さを想像しただけで怖くなります

年明けて 寒くなり サギオ君も元気です 近くの漁港にいるアオサギ君たちも 成長のアオサギ君も足が赤くなってきていて 若いアオサギ君はそのままの色でした
こちらのサギオ君 エサを食べ終わると 毎回 クチバシの汚れを取っていて この行動をすると ご馳走様でおなか一杯になるサインなんです 
隣のダイビング船のオーニングのテントに穴が空かないか心配しますが 淵のステンレス部分で クチバシの汚れを取っています 

Re: サギオ君投稿者:まつ@管理人投稿日:2022/01/07(Fri) 22:40No.2826
明けましておめでとうございます。
サギオ君、早くも婚姻色なんですね。コロニーのほうではもう巣作りを始めているのではないでしょうか。

くちばしの手入れはアオサギの特徴的なしぐさのひとつだと思います。コロニーで観察していると、子育て中の親鳥がヒナに餌を与えた後に近くの木の枝にくちばしをこすりつけているのをよく見かけます。たぶん魚のぬめりを落としているのだと思うのですが、くちばしが汚れたままだと羽づくろいとか細かな作業がうまくできないのでしょうね。

今年もサギオ君情報を楽しみにしています!
Re: サギオ君投稿者:ひでき投稿日:2022/01/08(Sat) 13:00No.2827
まつさん 
 また 今年も 良きアドバイスよろしくお願いいたします

 串本大橋の手前に アオサギのコロニーがあると思います たまに 大橋を船で通過するときには たくさんのアオサギ君たちが木で休んでいるのを見かけます 
Re: サギオ君投稿者:まつ@管理人投稿日:2022/01/08(Sat) 20:00No.2828
串本大橋だと漁港まではほんとにひとっ飛びですね。人に邪魔されるような場所でもなさそうですし。魚も豊富にいて安全なねぐらもあって、サギオ君、良い場所を見つけましたね。
アオサギの目が光るのは??投稿者:tomo投稿日:2021/12/22(Wed) 16:43No.2819

管理人様
お世話になります。
ご教示いただけると幸いです。
夜アオサギの目は光っていますが
光っているのは夜行性の動物と同じで光をたくさん集めるためで当然ながらよく見えているという事でしょうか?
確かに定時の定点録画で午前0時でもよく飛び立っている動画が確認できますがそれもよく見えているからという事でしょうか?
よろしくお願いいたします。

Re: アオサギの目が光るのは??投稿者:まつ@管理人投稿日:2021/12/22(Wed) 18:35No.2820
tomoさん、こんばんは。
アオサギの目の構造については私は門外漢なのですが、たとえばゴイサギの目には猫と同じように光を効率よく集める仕組み(輝板)があるそうです。アオサギもおそらくゴイサギと似た目の構造をもっているのだと思います。夜間、目が光るのは、たぶんこの輝板に光が反射しているのでしょうね。

アオサギが夜でもよく見えているのは確かだと思います。子育てで大変な時期になると、日中に餌を獲に行くだけでは足りなくなるので、真夜中でも普通に餌場に出かけますから。夜間メインに活動するゴイサギほどではないにしても、夜でも不自由なく活動できるていどには目が暗さに適応しているのだろうなと。以前、夜に水辺で採餌しているアオサギを見て、こんな暗さで本当に魚が見えてるのかなと同じ場所に行って水の中を覗き込んだことがありますが、漆黒の闇以外何も見えませんでした。少なくとも人間の目よりはずっと性能が良いようです。
Re: アオサギの目が光るのは??投稿者:tomo投稿日:2021/12/26(Sun) 18:14No.2821
管理人様
お世話になります。
ご回答ありがとうございます。
質問ばかりで恐縮ですがご教示いただけると幸いです。
6月くらいから定点の動画観測を始めて半年になります。
田んぼの真ん中に立っている鉄塔2か所に毎日寝に来ていたサギについてです。高さ15mくらいの止まりやすい場所で10月初旬までほぼ毎日2~3匹日暮れとともに寝に来て夜明けとともに出かけていたアオサギが来なくなりました。
稲刈りの時期と同時なので田んぼの小動物(エビ、カニ、ザリガニ、ミミズ?)が食べられなくなって餌場が変わった的なことなのでしょうか?※海から離れている鉄塔ですが吐しゃ物には甲殻類の殻が混じっていました。
よろしくお願いいたします。
Re: アオサギの目が光るのは??投稿者:まつ@管理人投稿日:2021/12/28(Tue) 19:25No.2822
これはもうお察しのとおりで餌場が変わったということでしょうね。アオサギは基本的に水辺の生き物を餌にしているので、水田でなくなった田んぼにもはや魅力を感じなくなったと。今は新たな餌場のそばにねぐらをとってると思いますよ。あるいは、もしtomoさんのいらっしゃる所が北日本や日本海側の雪深い地域だったら、秋になって南のほうへ渡っていったのかもしれません。まあいずれにしても、来年、田んぼに水が入るようになったらまた戻ってくることでしょう。来年ももう数日後ですね。良いお年を。
Re: アオサギの目が光るのは??投稿者:tomo投稿日:2021/12/29(Wed) 05:44No.2823
管理人様
お世話になります。
ご丁寧なご回答ありがとうございます。
アオサギって渡るんですね。初めて知りました。
当方四国になります。
都心部は雪は年に1回程度です。
継続して夕方飛来→明朝夜明けに出掛けていく鉄塔も数が激減(夏10匹→今3〜5匹)してるので渡ったのかもしれませんね。※こちらは港の近くで年中潮の満ち引きで水際の餌場は無くならないので。
本年は大変お世話になりありがとうございました。
良いお年をお迎えください。
来年も何卒宜しくお願い致します。
Re: アオサギの目が光るのは??投稿者:まつ@管理人投稿日:2021/12/29(Wed) 11:16No.2824
四国にお住まいだったのですね。私も生まれは松山です。たしかにあちらでは年に一度くらい朝起きると屋根にうっすら雪が積もっていることがあって、でも朝のうちに全部溶けてしまう、というていどの冬でした。年中穏やかな気候ですし、アオサギも冬だからといって余所に移動することはないのではと思います。たぶんそれほど遠くないところにもっと簡単に餌が獲れるところがあって、その近くにねぐらをとっているのでしょう。

国内のアオサギの渡りについては十分には調べられていないのですが、少なくとも関東以南のアオサギは冬でも子育ての場からそんなに遠く離れず暮らしていると思います。これが北海道になるとほぼ全てのアオサギが渡ってしまいます。ただ、最近は温暖化の影響もあってか冬の間も残るアオサギが珍しくなくなってきました。また、年中アオサギを見かける地域でも同じアオサギがずっといる場合もありますけど、他の地域から渡ってきたアオサギが合流している場合もあると思います。四国だともしかしたら北海道で生まれたサギたちも混じっているかもしれません。釧路生まれのアオサギが佐世保で見つかった例もありますから。もっとも、アオサギの移動は国内だけに限りません。山口のアオサギはベトナムまで行っていたそうです。のんびり飛んでいるように見えてあれでけっこう飛翔力があるのです。ノンストップで何千キロも飛ぶことができますし。海外に目を移せば、夏にロシアにいたアオサギが冬はサハラ砂漠の南で過ごしていたという報告もあります。つくづく、翼があるって素晴らしいことだなと思います。

定点での動画観測は普段の観察では分からないことが見えてきて面白いですよね。興味深い発見があったらぜひまた教えてください。
サギオ君投稿者:ひでき投稿日:2021/12/18(Sat) 11:14No.2817

まつさん こんにちは ご無沙汰しております
 あちこちのアオサギ君の投稿を読んで 勉強になりますし アオサギファンが多いのを嬉しく思います

 こちらのサギオ君は最近 気温が下がって 元気しています
 エサの量はあまり多く食べなくて 小アジを5匹~7匹位を朝と 夕方に食べに来ています  
 足がほんのり赤くなってきていて毛並みもきれいです 

Re: サギオ君投稿者:まつ@管理人投稿日:2021/12/18(Sat) 13:28No.2818
ひできさん、こんにちは。
そちらは気温が下がったくらいなのですね。こちらは大雪になりました。もちろんアオサギもいませんし…。

サギオ君はいつ見ても立派ですね。がっちりしていて、2キロか、もしかしたらそれ以上あるのではないでしょうか。昔からひできさんのところに来ていることを考えると、もうずいぶんお年寄りのはずですけど、まったくそうは見えないところがすごいです。わたしたち人間をはじめ、イヌやネコなどの身近な生き物を見てると、年をとれば衰えていくのが当たり前のように感じられますけど、野生の生き物たちはたぶんそうではないのでしょうね。文字通り生涯現役というか、ちょっとでも衰えたら生きていけないのだろうなと思います。70歳になってもまだ卵を産みヒナを育てているアホウドリもいますし、野生の鳥は人間の尺度では測りきれないところがありますよね。サギオ君もきっとまだまだ長生きするのでしょう。

では、サギオ君もひできさんも良いお年をお迎えください。
先日赤穂の公園に行ってきました投稿者:のぶ投稿日:2021/12/03(Fri) 18:26No.2808

赤穂のお城近くにある公園です。
市民の憩いの場になっています。
城のお堀には白鳥、黒い白鳥?が放されていて今は冬鳥たちがたくさん飛来してパンや野菜の切ったものを市民の方々が与えています。
だからでしょうか、その中にアオサギや時にはヌートリアなどが混じってエサを貰っています。
アオサギがパンを食べる様子もありましたよ(笑)

それと夏場にアオサギがなきさけんでいる場所があったので行ってみたら枝を重ねて作ったような巣が1本の木に4~5個ほど見つけたので写真を撮ってみました。
アオサギちゃんたちの巣なんでしょうか?
素人なので分かりませんが?
同様の木が3本ほどあるのですが?

Re: 先日赤穂の公園に行ってきました投稿者:まつ@管理人投稿日:2021/12/03(Fri) 20:48No.2809
たぶんこれはアオサギの巣でしょう。アオサギはのぶさんご存知のとおりかなり大きな鳥なので、どうしても樹冠部に巣をつくらざるを得ないんですね。そうでないと、巣への出入りが何かと大変になりますから。お写真の巣は樹冠にありますし、巣の形もアオサギっぽいですから間違いないと思いますよ。Googleの衛星写真で見てみたら地図の丸印の辺りに巣らしきものが確認できました。この写真は少し小さすぎますが、Googleのほうで拡大するといくつか巣が見えてきます。のぶさんが行かれたのも同じ場所ではないでしょうか? あと、Twitter情報(下記リンク)によると、ここではアオサギが営巣していた木が去年?伐採されているそうです。
https://twitter.com/osabeya/status/1262374270807638016
アオサギが巣をつくっていることを嫌がって伐ったのかどうかは分かりませんが、もしそうだとするとお写真の巣も危ういかもしれません。10つがいくらい子育てしていたことろでフンも声もたいしたことないと思うのですが…。

パンを食べるアオサギの話はときどき聞きます。ただ、もともと穀物食のハトやカモとは違ってアオサギは動物食の鳥なので、パンは身体には良くないと思うんですよね。消化できないんじゃないかなと。その辺のことが公園で餌をあげている人たちにもそれとなく伝われば良いなと思っています。
Re: 先日赤穂の公園に行ってきました投稿者:のぶ投稿日:2021/12/04(Sat) 10:29No.2810
管理人様
おはようございます

まさにGoogleの写真の位置で間違いありません。
そして同じ場所でTwitterに情報を載せられている方がいらっしゃるなんて
とても、嬉しかったです。
パンなどの餌はアオサギには良くないんですね
白鳥、鳩や雀、鴨、ヌートリアなんかにパン屑を与えてました。
それに混じってアオサギちゃんも食べてました。
これからはアオサギちゃんには餌を与えないようにします。
アオサギの巣のある木が伐採されたことはショックです。
わたしもこの辺りは散歩しますが、糞や鳴き声などほとんど分からなかったです。
被害に遭わなくても糞が落ちてきたら困るからと苦情を言う人も居るのかも知れませんね。
また、何かあったらこちらへお邪魔しますね

昨日も用事でたつの市辺りを車で走ってましたらアオサギよりも大きな真っ白な鷺を見かけました。
アオサギよりも大きな白鷺が居るのでしょうか?
Re: 先日赤穂の公園に行ってきました投稿者:まつ@管理人投稿日:2021/12/04(Sat) 15:50No.2811
やはり、あの場所でしたか。Googleの航空写真はけっこう役に立つんですよね。もう少し解像度が高ければ、巣数のカウントとか、現場に行かずに調査できてしまいそうです。

アオサギがなぜパンを食べるようになったのかは考えてみると不思議です。他の鳥たちが食べているから食べられるものだと思ったのでしょうか。パンとサギの関係では、下記リンクの動画が一見の価値があります。このビデオに登場するのはサギの一種、アメリカササゴイですが、アオサギと近縁のオオアオサギでも同じような行動が見られてますから、ひょっとするとアオサギも?と期待してしまいます。
https://www.youtube.com/watch?v=Porp5v5lLKk
ということで、サギ類にとってパンは、本来、食べ物ではなく釣りの道具なのですね。

ところで、アオサギより大きな白いサギを見かけられたとのこと、おそらくそれはダイサギでしょう。ダイサギといっても夏に見かける小さいほうのダイサギではなく、冬にシベリアのほうからやってくる大きいほうのダイサギです。この2種類のダイサギは亜種レベルで異なるだけで種としては同じです。小さいほうのダイサギをチュウダイサギ、大きいほうのダイサギをオオダイサギと言ったりしますが、ややこしいですよね。大きさでいうと、この2種類のダイサギの間にアオサギが入ります。なので、実際、オオダイサギのほうがアオサギより少し大きめです。さらに色が白いせいで余計大きく見えるかもしれません。彼らがやってくると冬は近いですね。
Re: 先日赤穂の公園に行ってきました投稿者:のぶ投稿日:2021/12/04(Sat) 19:50No.2812
管理人様
オオダイサギですか
ありがとうございます
一目見てアオサギよりも大きく見えましたので??でした。
シベリアから飛来するんですか
すごいな~鳥の渡りは鴨や雁で知ってましたが
あんな大きな鳥も飛んでくるんですね
大白鳥やマナズルも渡るんだから不思議ではないですね(笑)
ササゴイの釣りのシーン、衝撃的ですね
アオサギもあんなことをして魚を食べるなら…ワクワクしてしまいますね
そういえば、赤穂の公園で夜詩のようなものが生えている場所でゴイサギを見たことがあります。
こんな場所にも居るんだなとビックリしました👀‼️

アオサギちゃんにはこれからはパンはやらないことにします。
Re: 先日赤穂の公園に行ってきました投稿者:のぶ投稿日:2021/12/04(Sat) 19:53No.2813
すいません
夜詩→葦 の間違いです。
Re: 先日赤穂の公園に行ってきました投稿者:まつ@管理人投稿日:2021/12/04(Sat) 20:49No.2814
夜詩とは、またロマンチックな間違いですね。

いつもパンをあげていたのに突然あげなくなったら恨まれそうですけど、長い目で見れば、最近はお腹の調子が良くなったなと感謝されると思いますよ。

もう20年以上前になりますが、アオサギが森の小道を歩いてきて、小川の縁ですっと立ち止まり、くわえていた木枝を川の中にぽとりと落としたのを見たことがあります。その瞬間、これはササゴイがやっている疑似餌漁法だと思いました。残念ながら、その後は何も起きず、アオサギはほどなく立ち去ったので真相は分かりませんが、あのときのアオサギの行動は間違いなく意図的なものだったと思ってます。

オオダイサギは夏の間、ロシアのアムール川流域で子育てしていて、冬になるとこちらへ渡ってきます。ちなみにアオサギも渡りますよ。のぶさんお住まいの辺りのサギたちは年中動かないかもしれませんけど、ここ北海道では秋のうちにほとんどが南へ渡ってしまいます。ある脚輪を付けられた幼鳥は釧路から佐世保まで日本を縦断していましたし、山口県で標識された別のアオサギはベトナムで見つかっています。体重わずか1.5キロほどしかないのに、思いのまま何千キロも飛んでいくんですよね。羨ましいです。翼をもつ者たちの特権ですね。
Re: 先日赤穂の公園に行ってきました投稿者:のぶ投稿日:2021/12/11(Sat) 21:48No.2815
管理人さま、こんばんは

貴重なアオサギの情報とダイサギの情報
ほんとうにありがとうございます。
すごく勉強になります。

最近は近所を散歩していてもすぐ横の川に中鷺やダイサギが目につくようになりました。
それに時間帯によりアオサギも見るようになりました。
保護したアオサギがつくってくれた縁だと思います。
アオサギもオオダイサキも凄いですね
北海道にしか生息していなかったアオサギが今では全国に見られるってのは何がそうさせたのか?
良く分かりませんが
あの恐竜のような顔立ちですが(笑)
見ているとほんとうに可愛らしく思えます。
また、鷺やトビを公園に見に行きたいと思っています。
Re: 先日赤穂の公園に行ってきました投稿者:まつ@管理人投稿日:2021/12/12(Sun) 00:21No.2816
のぶさん、こんばんは。
ほんとに、保護したアオサギがつくってくれた素晴らしい縁ですね。たしかにアオサギは恐竜のような顔立ちなのになぜか親しみやすさも併せ持つんですよね。つくづく不思議な鳥だなと思います。
あと、私の説明が不十分だったようで申し訳ないのですが、昔、アオサギは北海道にしかいなかったわけではありません。むしろ本州の日本海側に多くて、北海道は少なかったはずなのです。ただ、関東のほうは少ないどころかゼロだったので、わざわざ北海道まで見に来る人がいたということなのです。それが今や全国区の鳥に…。時とともに彼らの住む世界もめまぐるしく変わっているのでしょうね。
アオサギを保護しました投稿者:のぶ投稿日:2021/11/22(Mon) 21:42No.2788

今日、11月22日午前7時頃兵庫県赤穂にてうずくまってばたついているアオサギを保護しました。
ネコ用のキャリーケースを偶然積んでいたのでそれに入れようとしましたが羽根をばたつかせて入らないので可愛そうでしたがくちばしを摘まんで頭からキャリーケースに入れて用事があったので姫路まで行ってネットで調べて鳥を見てくれる動物病院があったのですが先生から野生生物は捕獲、保護しても法律で罰せられると言われたのであきらめて県の農林部に連絡しましたがそっと自然に離してくださいと言われ途方にくれています。
本日は冷たい雨も降っていてアオサギのからだも冷えきっていたので少し大きめの段ボールに毛布を敷いて入れています。
ネットで調べていたらこのブログにたどり着き鶏肉とかソーセージをあたえていると書いてあったので弱りきっていた可愛そうですがアオサギの口を開いて鶏の胸肉を8切れほど食べさせてみました。
からだが暖まったのと餌を与えたのが良かったのか
元気になりました。
一度、うんちもしたのでしたに敷いてあった新聞紙を交換してやりました。

まだ、冠羽もはえてないので若鳥かとは思いますが
脚で立つことが出来ません。
羽をばたつかせて這いずり回っています。
脚も調べましたが特に骨折しているような箇所もなく
どうしたものかと思案しています。
何かアドバイスをいただけるとありがたいのです
よろしくお願いします。

Re: アオサギを保護しました投稿者:まつ@管理人投稿日:2021/11/22(Mon) 22:39No.2789
のぶさん、はじめまして。
立てないけれども骨折の気配はなしということで、打撲とか筋肉系の損傷かもしれませんね。まったく詳しくないので当てずっぽうですが。車にでもはねられのでしょうか。何にしてもともかく動物病院で診てもらうのが先決だと思います。ご投稿の内容では碌でもない対応をされたようでお気の毒でした。傷ついた野生動物を保護したら法律で罰せられるとか大嘘もいいところです。ただ、野生動物は診てくれる病院とそうでない病院があるので、どこの病院が診てくれそうかまずは役所に問い合わせるのが賢明です。県ではなく市のほうに尋ねてみるのが良いでしょう。無料の指定病院を紹介してくれるはずです。赤穂市であれば野生鳥獣救急指定病院はいくつもあると思いますし、もっと専門的な救護施設もあるかもしれません。役所に問い合わせなくてもネットでも簡単に調べられると思います。お近くに適当な病院か施設が見つかると良いですね。

ともかく、現状で餌を食べてくれるというのは希望がもてます。意外と何でも食べる鳥ですが、基本的に魚食性なので、魚のほうが喜んで食べてくれると思います。あと、餌を与えるときとか、不用意に顔を近づけすぎると突っついてくるので十分注意されますように。段ボールを開けたとたんに目を突いてくることもありますから。そこはなんといっても野生の鳥なので油断はできません。暴れるようであれば頭に袋を被せるなり何なりして周りを見えないようにしてやるとおとなしくなります。

また何かありましたらいつでもご連絡ください。
Re: アオサギを保護しました投稿者:のぶ投稿日:2021/11/23(Tue) 03:25No.2790
管理人さま、ありがとうございます
県の農林部も神戸市にある県の相談窓口も鳥獣保護指定病院の制度自体も教えてくれませんでした。
やはり、お役所仕事なんでしょうかね
出来るだけ避けて通りたいのか
がっかりします
もう一度、神戸市にある県の相談窓口に電話して鳥獣保護指定病院を問い合わせて見ます。

結果が分かりましたらご報告申し上げます。
このような場所があってほんとうに助かりました。
普段から鳥や動物を観察するのが大好きなのでこれからもよろしくお願いします。
Re: アオサギを保護しました投稿者:まつ@管理人投稿日:2021/11/23(Tue) 08:34No.2791
神戸市だったのですね。いまちょっと調べてみたら、神戸市には「神戸市鳥獣相談ダイヤル(078-333-4408)」というのがあるそうです。まずはここに問い合わせてみるのが良いかもしれません。ともかく、日本の場合、鳥獣保護に対する一貫した姿勢というのが希薄で、行政も病院も対応する担当者次第というのが現状です。生き物の命のことなど何とも思ってない人が多いの事実です。でも親身になって対応してくれる人もいますので、ぜひ諦めず探してみてください。良い人が見つかることを願ってます。
Re: アオサギを保護しました投稿者:のぶ投稿日:2021/11/23(Tue) 18:56No.2792
管理人さま
ありがとうございます
今日朝神戸市の相談窓口に電話してみました。
やはり、神戸市だけの窓口のようです。
明日、役場の窓口?何処なのかも分かりませんが電話して指定病院があるかどうか調べてみます。
ネットで調べた限りではどうも無いようです。
あとは加古川市の指定病院を調べましたが
どうも、他の動物病院に移管されたみたいで…どうも期待が出来ないようですね
神戸市の西区にある指定病院が確実のようですので一度電話してみて診て貰えるか確認してみます。
車で一時間半くらいはかかると思いますが
大切な命を出来るだけ長く生かしてあげたいですからね。

今日も朝から150グラムほどの鶏肉とかソーセージを食べさせました。
同時に水も上げてひと安心です。
糞の処理の際に脚を確認しましたらまったく動かない状態です。
下半身は素人のわたしが診ても麻痺しています。
一日に5回ペットシートを交換して下半身をウエットシートで拭かないと清潔を保てません。
ぬるま湯で洗ってあげたいのですが
ばたついて暴れるのでひとりでは到底出来ない作業だと感じました。
何か良い方法があればどなたかお知恵を拝借出来ないでしょうか?
よろしくお願いします。
Re: アオサギを保護しました投稿者:まつ@管理人投稿日:2021/11/23(Tue) 19:58No.2793
大きな町だから病院や施設は充実しているのかなと期待したのですが、なかなか思うようにはいかないものですね。西区の指定病院が確実そうということで、なんとか当たりであってほしいところです。あと、門前払いになる可能性が高いですけど、所によっては動物園が引き取ってくれる場合があります。ダメ元で問い合わせてみれば、引き取ってはくれないまでも何か有用な情報が得られるかもしれません。

150グラムも食べているのなら脚以外は大丈夫なのでしょう。脚の状態が心配ですが。神経がやられているのならちょっと厄介かもしれませんね。フンの問題は短期であれば多少清潔が保てなくても問題ないと思います。ただ、気になるようなら、フンが足元に溜まらないような仕掛けをつくってやると良いかもしれません。写真はたまたま手近にあったカゴです。これはちょっと小さいですが、たとえばこれをひっくり返して周りに段ボールで壁をつくれば、その上でアオサギがフンをしてもフンは網の下に落ちるのであまり汚れずにすむと思います。考えてみれば、鳥かごもそういう構造ですよね。まずは、そういったものを用意しなくてもすむよう、ちゃんと診てくれ引き取ってくれる病院が見つかることを祈ってます。
Re: アオサギを保護しました投稿者:のぶ投稿日:2021/11/23(Tue) 22:20No.2794
管理人さま、アドバイスありがとうございます。

そうですね
既存の形に拘って鳥のゲージの事をすっかり忘れていました。
スーパーの買い物籠と同じものをホームセンターで
買ってますのでこれにアオサギを入れて段ボールに入れれば掃除も籠ごと水洗い出来ますし、上手くすればアオサギの入浴も籠の入るケースがあればお湯を入れて籠ごと入浴も出来るかも知れませんね。

いやー、ほんとうに助かりました。
ありがとうございました。

指定病院の事は周辺の自治体の窓口に電話で問い合わせしてなければ、遠くても診て貰えるなら行ってみます。
Re: アオサギを保護しました投稿者:まつ@管理人投稿日:2021/11/24(Wed) 07:56No.2795
「写真は」と書いていながら、写真を貼るのを忘れていました。すみません。でも何とかなりそうで良かったです。たしかに入浴もそれでできそうですね。
Re: アオサギを保護しました投稿者:のぶ投稿日:2021/11/24(Wed) 11:46No.2796
管理人さま
いや、ほんとうに参考になりました。
助かりました
今日は晴れていたのでアオサギちゃんに日光浴をして貰ってました。
トビやカラスから狙われないように見張りしながらでしたけど

それからこちらの農林管理事務所に連絡したら近隣のたつの市に指定病院があってそちらの病院にすぐに連絡してくださいました。
明日、朝一番にそちらで診療して貰う予定です。
姫路の農林事務所と天と地くらい対応が違っていて
管理人さまがおっしゃっている意味がしみじみと分かりました。
姫路の農林事務所が素早い対応をしてくれていればアオサギちゃんが無駄に苦しむこともなかったと思うと腹が立ちます。
鳥たちも人間と同じ生き物なのに…残念なことです。
また、明日結果が分かりましたらご報告致します。
何度も書き込みして申し訳ないです。m(_ _)m
Re: アオサギを保護しました投稿者:のぶ投稿日:2021/11/24(Wed) 12:28No.2797
これが今日のアオサギちゃんの日光浴をしてた写真です。
年齢とか分からないてすが
持つと軽いですね
近づくとすぐにくちばしでつついてきます。
頭の上の毛を逆立てるときもありますね
Re: アオサギを保護しました投稿者:まつ@管理人投稿日:2021/11/24(Wed) 13:36No.2798
今年生まれの幼鳥ですね。巣立ってまだ半年にもなってないはずです。幼鳥は世間知らずで何が危険かよく分かってないので、成鳥に較べるとどうしても怪我したり死んだりする率が高くなりがちなのです。でも今回はのぶさんのような親切な方に助けられて本当に幸いでした。持ち上げると軽いという感覚、よく分かります。たぶん1キロあるかどうかというところでしょう。アオサギは成鳥でも1.5キロくらいですが、幼鳥はただでさえ餌を獲るのが下手な上に、怪我して十分に食べれてないでしょうから。ただ、非力なようでもくちばしは鋭いので、不意の一撃にはくれぐれもお気を付けください。ぐさっと刺さったりはしませんけど、血が滲む程度には痛いですから。

この掲示板はまさに今回のようなケースでお役に立てればと思って開設しています。なので、遠慮なくどしどし書き込んでいただければと思います。むしろ私のほうこそ勉強させてもらってますので。ともあれ、診療先が見つかってひと安心ですね。明日のご報告をお待ちしてます!
Re: アオサギを保護しました投稿者:のぶ投稿日:2021/11/25(Thu) 23:03No.2799
管理人さま
本日、9時30分くらいに指定された動物病院に行ってきました。
受付でカルテの基になる情報『氏名、住所、電話番号、性別、生年月日など』を書いてからアオサギの発見場所などを記入してから順番を外の車で待ってました。
鳥インフルエンザなどの考慮もあるのでしょうか?玄関とは別の外側に扉のある診察室に入るとお引き渡し書のような書類に記入して先生からお引き取りしますと…診察した結果治癒の可能性があればしかるべきとところに
可能性がなければ『安楽死』と説明されました。

せっかく、保護した生きようとしている命を可能性だけで○✕される今の行政の制度に怒りを感じると共に

正直、連れてくるんじゃなかったと大きな後悔で涙が出て止まりませんでした。
それにこのアオサギがどうなったかの結果も教えて貰えないなんて、あまりにも酷いと思いました。
それに制度として医師も説明しなければならないでしょうが、助かって欲しいと思ってアオサギを落ち込んでいるこちらの気持ちを考えれば『安楽死』の説明は不要だと思いました。
助かって欲しいから病院に持ち込んでいるんだからこの説明には正気を失いそうになりました。
このような形になってしまい、とても残念です。
辛いですが、これが今の日本の動物に対する意識なのでしょうね。

管理人さま、いろいろアドバイスいただきましてありがとうございました。
Re: アオサギを保護しました投稿者:まつ@管理人投稿日:2021/11/26(Fri) 12:19No.2800
お辛い体験をされたこと、お察しいたします。アオサギを保護したり病院に連れて行ったりといった経験は私も何度かありますので大凡の様子は分かっていました。どこでもだいたいのぶさんが書かれているような状況だと思います。私の場合は、獣医師さんから安楽死という言葉は聞いたことがないような気がするのですが、後のことは全て任せてほしいこと、その後の経過、処置については知らせられないことについてははっきり念を押されました。アオサギを獣医師さんに手渡した時点で、全責任がこちら側からあちら側に移って、その代わりこちらはその後のことに何も関与できなくなる、それは私もショックでした。何とか助けてあげたいと思って連れて行ったのに、突然全てを放棄せざるを得なくなった無力感というか罪悪感というか、私も経験があるのでのぶさんのお気持ちは少し分かる気がします。

安楽死については日本がどうというわけではなく、おそらくどこの国でも最終的な処置として取り入れていると思います。ただ、そうした処置を行うまでにどれだけのことをするかとなるとかなりの幅があるわけで…。国内でも自治体によって手厚いところもあればそうでないところもあるようです。たとえば神奈川県では安楽死の規定は設けているものの、実際に行われることはほとんどなく、自然復帰が叶わない場合でもほとんどは死ぬまで面倒を看るそうです。数年前の報告なので現在どうなっているかは分かりませんけど。かと思うと、農作物被害や生活被害を及ぼす可能性のある鳥(サギ類など)は、たとえ怪我して保護されたとしても、安楽死はおろか診療さえ拒否する大阪のような自治体もあります。

ともかく、現在の野生鳥獣救護に関わる制度やインフラの整備状況では、診療後の経過を連れてきた人に十分納得してもらえるよう報告するような余裕はほとんどないのだと思いますし、安楽死についてもきちんとしたガイドラインをもっている自治体はあまりないような気がします。それでも自治体によっては個人が傷病鳥獣を自宅療養できるボランティア制度を設けるなどして積極的に状況の改善を図っているところもありますので、今後の状況に期待が持てないわけではありません。

いずれにしても、野生鳥獣の保護、救護などは人々の関心でいうと超マイナーな部類に入りますし、結果として、行政の取り組む課題としては優先順位が低く抑えられているのが現状です。指定病院への補助金にしてもおそらく大した額ではないはずです。逆に言えば、傷病鳥獣への待遇を改善しようとすれば、とどのつまり人々の関心を高めることしかないということだと思います。そういう意味では、今回、のぶさんにここに問題提起していただき率直な気持ちを書いていただいたことはとても意義のあることだったと感謝しています。のぶさんのように生き物に対して人一倍強い愛情をもつ方の言葉だからこその説得力もありますので。助けたアオサギにものぶさんの思いはきっと伝わったことでしょう。
Re: アオサギを保護しました投稿者:のぶ投稿日:2021/11/26(Fri) 18:10No.2801
管理人さま
ご丁寧なお言葉と解説、ありがとうございます。
何事も効率とスピード、そして経済優先の今の世の中ではどうしてもこのような状況になってしまうのでしょうね。
ほんとうに残念なことです。
わたくしも小さいですが畑と田んぼで農業を営んでいます。
鷺の類は確かに田んぼや畑の小動物を餌としていますので農家を営んでいる方々からは少なからず害獣扱いされているのも確かですね。
それは良く分かります。
しかしながら、鳥たちの稲などに与える影響はイノシシや鹿に比べれば微々たるものでそんなにも毛嫌いされてはいないと思います。
まだ、共生の範囲内かとわたしは感じています。
田舎でも都会でも行き場を失った動物たちが生き延びるために新しい環境へのチャレンジを繰り返し他の動物たちとの競争を始めています。
これも自然と言えばそうなんでしょうけど
その原因を作っているのはわたしたち人間であることにわたしたち自身が少しでも良いからこころにとめておく必要があると思います。
わたしの住む赤穂でもたくさんの動物たちが道路で息を引き取っています。
鹿、イノシシ、犬猫はもちろん亀、いたち、蛇、カラス、トビ、タヌキにキツネ、アナグマ等々数えたらキリがありません。
少しスピードを控えめにすれば、死ななくても良かった生き物がたくさんいると思います。
このような形で命を亡くしていく動物がどれ程居るのかな分かりませんが
少なくともわたしたちが少し気を付ければ亡る動物が減るのではないかと思います。
こう言うわたしも同じように便利さの中で生きている
加害者になりうる立場ではありますが…

今回のアオサギのことで感じたことを書かせていただきました。
今日も近所の川でアオサギが冷たい川にじっとして魚が来るのを待ち伏せしていました。
生きるための営みはずっと続きます。
わたしたちが生き物を傷つけるなら傷ついた生き物を助けるのはわたしたち人間の努めであると普通に言える世の中がやがてやって来ることを期待してます。
長々とありがとうございました。

こちら赤穂には海浜公園と言う大きな市営の公園があります。
その中に大きな池がありましてその真ん中に小島があってそこにはアオサギがたくさん羽根を休めています。
もちろん、他の鳥たちも越冬や渡りの途中で寄ってます。
わたしはここのアオサギたちのウォッチングを最近始めました。
物怖じしない、堂々とした面持ちと風格が魅力だと思っています。
鳥については素人であまり分かりませんが
これからも時々ウォッチング勉行して行きたいと思っています。
また、何かありましたら御享受ください。
よろしくお願いします

のぶ
Re: アオサギを保護しました投稿者:まつ@管理人投稿日:2021/11/26(Fri) 20:06No.2802
農業をされていたのですね。サギが田んぼに入るのを共生の範囲内だと言ってもらえるのは、農業当事者の方からの言葉だけにとても心強いです。以前、アオサギのいる田んぼに行って、被害はありますかとあちこち調査して回ったことがあります。入るけど被害なんていうほどのものはないと笑って話す人もいれば、見かけたらただじゃ済まさんみたいな感じで怒り出す人もいて、しかもそれが隣り合った田んぼの人が言うんだから笑えます。結局、人の感じ方、気の持ち方の問題なんですよね。

田んぼの話が出てきたついでに書くと、古来、サギは田んぼの神様の御使いだったというのが私の持論です。その話を書き出すとちょっと収拾がつかなくなるので止めますが、いずれにしても、昔は人とサギの関わり方が今よりずっとおおらかだったのは確かだと思います。今は忙しく慌ただしい世の中になってしまいましたけど、そういった気持ち、気分は、私たちの中に探せばきっと見つかるものだと信じています。そして、そんな気の持ち方が共生への第一歩かなという気もしています。

また何かありましたら是非お越しください。では。
Re: アオサギを保護しました投稿者:くみ投稿日:2021/11/29(Mon) 02:12No.2803
のぶさん、まつさん、こんばんは。

経緯を読ませていただきました。
のぶさんは一言では表せない辛く大変な思い経験をされたんですね。
読みながら私自身も辛い思いになってしまいました。

診療所対応の話ですが、私も知人から同じような話を聞かされました。指定された診療所なら野鳥診療は受け入れてもらえるが、その後どうなったのかは教えられない、答えられないと、、、。

聞いているだけで複雑な思いになってしまいました。ましてのぶさんは助けた当事者。本当に辛い思いをされたと思います。

私は大阪ですが、アオサギはここ50年増加傾向で、東京もほぼ同じだそうです。
自宅近くの川は以前は工場が立ち並び、光化学スモッグ問題でキラキラ光るものが空から降ってくるようなことが子供の頃にありました。
そんな時、学校の運動場には緑の旗が立てられます。これは公害発生中なので外で遊ばないようにとの目印でした。

それから数十年。以前に比べて川にはカモやカワウが泳ぐようになりました。そして数年前からアオサギが夜にギャーっと鳴く声を聞くようになり、昼間に姿も確認しています。また、車が渋滞している中、柵に止まっている姿も見ています。

田んぼと違ってこちらはゴミゴミしていますが、彼らも自分たちの住処を模索しているのかもしれませんね。

のぶさんの気持ちに共感できる人間もたくさんいるはずです。
少なくとも私はその一人ですよ。
Re: アオサギを保護しました投稿者:まつ@管理人投稿日:2021/11/29(Mon) 22:15No.2804
くみさん、こんばんは。
そういえば、公害という言葉を聞かなくなって久しいですね。役所の公害課はいつしか環境課に名前が変わっていましたし。

東京にアオサギが住むようになったのは比較的最近のことのようです。よく分かりませんが、たぶんここ30年くらいのことではないかなと。聞いた話では、昔、東京のほうの人は、アオサギを見たくてわざわざ網走まで来ていたそうです。その点、大阪はかつて仁徳天皇陵に大規模なサギのコロニーがありましたし、アオサギはずっと昔から住んでいたみたいですね。

田舎とくらべると、都会は一見、鳥や動物に厳しい環境のように見えますけど、最近は逆に、都会こそ生物多様性を保全するキーとなる場所だと考える人もいるくらいで、都会の価値が見直されてきています。実際、アオサギの場合、仕方なく都会に住まざるを得なくなったという側面はあるにしても、そこでも十分暮らしていけることを実証してますし、都会で暮らすからにはそこにしかない環境を積極的に利用しようという逞しさも感じます。あとは、私たち人間が都会に住むようになった彼らをどう受け止めるかですね。
Re: アオサギを保護しました投稿者:のぶ投稿日:2021/11/30(Tue) 11:48No.2805
くみさん、管理人さんおはようございます

くみさん、共感いただいてとても嬉しいです。
自分の判断でしてしまったことの結果なので後悔ばかりがつのりますが
少しずつ前を向いて進んでいかなくてはと思っています
管理人さんもありがとうございました
Re: アオサギを保護しました投稿者:くみ投稿日:2021/12/02(Thu) 00:06No.2806
のぶさん、まつさん、こんばんは。
返信ありがとうございました。

私は以前、ヒヨドリを保護したことがあります。
たまたま飼鳥の健康診断へ出かけるタイミングでした。
マンションの家のドアを開けて通路を歩いていたら、
ヒヨドリが手すりで固まっていたんです。

明らかに様子がおかしいので、そのまま段ボールに入れて
ダメ元で一緒に連れて行きました。
断られるかと思ったのですが、その病院の先生は鳥好きで大変勉強熱心な方で、
飼鳥と同じように、その保護したヒヨも検診してくださいました。


その先生は個人で動物病院をされています。
案外個人で動物病院をされていて、鳥に詳しい先生なら診てもらえるチャンスは
あるかもしれませんが、その時はたまたま診療所が暇で、
時間に余裕があったからだったのかもしれません。

のぶさん、今は色々と心が揺れると思いますが、
無理に気持ちを整理しなくてもいいのではないでしょうか。
自然に任せてゆっくりいけばいいと思いますよ。


まつさん、東京のアオサギ生息はまだ30年ほどだったんですね。すみません。
それにしても東京の人が網走までアオサギを見に行くなんて驚きました。

私がその情報を見たのは会報誌で、大阪府繁殖期鳥類相の増減傾向というものです。1970年代(1期)・1990年代(2期)・そして昨年2020年で3回目だそうです。
私は専門家ではないので難しいことはわかりませんが、
アオサギは1期から3期にかけて増加に区分され、増加傾向が継続とのことでした。
ちなみに同じ増加区分でアオサギ以外の該当種はカルガモ、ダイサギ、コゲラ、
ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、カワラヒラでした。

他にも新規・逆L字・頭打ち・変化なし・への字などいくつかの区分に分けて該当種を挙げています。
東京都も同じようなタイミングで調査をされているようで、そして調査結果もほぼ同じとのことで、アオサギもそうなのかと勝手に思い込んでいました。

それにしても、都会が生物多様性を保全するキーになるって、私たちがどう受け止めていくかで未来が変わって行きそうですね。彼らは住む場所を追われて試行錯誤しているのだと思いますが、本当にたくましさを感じずにはいられません。
頭がさがる思いでいっぱいです。
Re: アオサギを保護しました投稿者:まつ@管理人投稿日:2021/12/02(Thu) 22:20No.2807
くみさん、東京のことは私も正確なことはよく知らないのです。こちらこそすみません。ただ、東京に限らず、昔は太平洋側よりは日本海側のほうに多くいたのは確かなようです。以前より増えているというのもたぶん全国的な傾向で、ここ北海道でも、1960年からの40年間でつがい数が4.5倍になってました。ただ、2000年頃で上限に達して、それ以降は増えてないような気がしています。あくまで感覚的なものですけど。あとは増えているかどうかは別にして、人を警戒しないアオサギが多くなりましたね。とくに関西圏を中心に。人を含めた都市環境を目一杯活用するというという点では、アオサギはそうとうなやり手だと思います。これだけ人との距離が近くなると、のぶさんが触れられていた交通事故の問題とかも顕在化してくるかもしれませんし、今後、人との関係がどうなっていくのか目が離せません。
アオサギのテグス被害投稿者:チョビテレ投稿日:2021/10/02(Sat) 07:02No.2782

私の所属する会のメンバーが、神奈川県と静岡県の環境を流れる千歳川で、ルアーがからまり、片足が動かさなくなったアオサギを発見しましたのでご報告します。片足でなんとか餌は採れていたとのことですが、今後が心配です。

タウンニュース小田原版10/2号
タイトル「ルアー絡み痛々しい姿」で検索をお願いします。

Re: アオサギのテグス被害投稿者:チョビテレ投稿日:2021/10/02(Sat) 07:09No.2783
【訂正】神奈川県と静岡県の「環境」→「県境」
Re: アオサギのテグス被害投稿者:まつ@管理人投稿日:2021/10/02(Sat) 22:56No.2784
記事のご紹介、ありがとうございます。とりあえずURLを貼っておきますね。
「ルアー絡み痛々しい姿 釣りのマナーに注意喚起」 ⇒ https://www.townnews.co.jp/0607/2021/10/02/593922.html

まず、今回のお写真を見て思ったのは、ルアーがなぜ胴体に引っかかっているのだろうということです。最初にルアーの付いたテグスが脚に絡まって、なんだかんだやっているうちにルアーの針が腹部に刺さったのかもしれません。ただ、そんなに急な動きをする鳥ではないので、あるていどの重さのあるルアーがこのような形で腹に刺さっていることにはちょっと疑問を抱かざるを得ません。むしろ、腹側に刺さったルアーを脚で取り除こうとして足指がテグスに絡まったように見えます。実際、釣りをしているときにサギにルアーを追いかけられたという話はときどき聞きますから、故意にしろそうでないにしろ、これが釣りの最中に起こった事故という可能性も無きにしも非ずです。ともかく、このアオサギが釣り糸から一刻も早く開放されることを祈らずにはいられません。

ここ10年くらい、ネット上でアオサギの釣り糸被害を伝える報道を目にすることが多くなりました。なぜ最近とくにそうなのかはよく分かりません。釣り人が増え、捨てられるテグスの量が多くなったのかもしれませんし、釣り場にアオサギが多く集まるようになったのかもしれません。あるいは、デジカメやスマートフォンを使って野外で簡単に鳥を撮ることができるようになったせいかもしれませんし、単純にアオサギへの関心が高まっただけなのかもしれません。まあ、理由はともかくとして、「アオサギ 釣り糸」でイメージ検索すると、痛ましいアオサギの写真が多数ヒットし、状況の悲惨さを否が応でも認識させられます。そういえば、1年くらい前にはこの釣り糸問題が「放課後ていぼう日誌」というアニメで取り上げられたこともありました。こうしたことからも社会的に問題意識が高まってきているのは確かだと思います。けれども、どうすれば被害を減らすことができるのかとなると、いつになってもその道筋が見えてこないのがもどがしいところですね。

チョビテレさんのような人たちのお陰で、以前にくらべてこの問題に気づいてくれる人はずいぶん増えたと思います。けれども、今でもタバコをその辺にポイ捨てする人はいますし、釣り針やテグスも、釣りという営みがある限り、ポイ捨てが完全になくなることはないのだろうなと思います。それに、故意に捨てるのは論外としても、磯で釣りをすれば根掛かりはしますし、川で釣れば木の枝に引っかかることもあります。実際、私もそのようなことで釣り糸を切って放置せざるを得なかったことが何度もあります。たまにしか釣りに行かない(だから引っかけるのかもしれませんが)私ひとりでさえそんな感じですから、国内で、世界で、毎日不本意に放置される釣り糸や釣り針はこれはもう大変な量になっているはずです。そう考えると、マナーの啓発や自然保護意識向上の取り組みと同時に、もっと根本的なアプローチも必要なのだろうなと思わずにいられません。私がもっとも切望するのは、水に濡れてからある程度の時間が経ったら、自然に腐食しボロボロになるようなテグスの開発です。あの細さで相当な強靱さが求められるテグスにこれはかなり厳しい条件だとは思いますが、もし実現できれば、これはとてつもない需要があると思います。そして、そのようなテグスが手頃な値段で商品化され、自然に還元されない従来のテグスは全面的に使用禁止ということになれば、こんな素晴らしいことはありません。材料科学を専門にされている方たちにはぜひご検討をお願いしたいところです。

ところで、私自身はテグスの絡まったアオサギに野外で遭遇したことはありません。ただ、片脚が切断されたり不自由だったりしたアオサギは幾度となく見かけたことがあり、おそらく、そのほとんどは釣り糸が原因ではないかと思っています。水辺で慎重に餌を探すアオサギが大怪我をするような状況はほとんどありませんから。以前、秋になってアオサギがいなくなったコロニーで、巣の下に落ちているルアーや巣の縁にぶら下がっているルアーを見たことがあります。テグスや釣り針やルアーは、私たちが想像するよりもはるかに多くのサギたちを傷つけているのだと思います。
Re: アオサギのテグス被害投稿者:チョビテレ投稿日:2021/10/04(Mon) 17:15No.2785
まつ@管理人様

詳細な情報を提供していただきありがとうございました。
自然に劣化するテグスの話も聞いたことがありますが、やはりなかなか難しいようですね。針やルアーはまだしも、テグス被害については根本的な解決になりますので、是非開発を期待したいところです。

今回の剣は、日本鳥類保護連盟のFacebookにも掲載されたことから?、明朝の「めざましテレビ」でした取り上げられることになったとのことです。
テグスの材質に関わる根本的な解決策がまだ見出せない中、とりあえずは、世の中の方々に知っていただき、少なくとも意図的に放置、放棄するテグスやルアーをなくしていこうとする動きを高めていければと思っています。
Re: アオサギのテグス被害投稿者:まつ@管理人投稿日:2021/10/04(Mon) 17:43No.2786
それは素晴らしいです。テグス被害は大っぴらに見えるものではないので、少しでも多くの人に問題の所在に気づいてもらうことが何より大切なのだと思っています。そういう意味でメディアで取り上げられるのは大きいですね。多くの良い反響があることを期待しています。
ぺったり座っています投稿者:くみ投稿日:2021/09/22(Wed) 00:07No.2774

こんにちは。はじめまして。

この写真の場所は、大阪地方裁判所と天満警察前にある堂島川です。
向かいがちょうど中之島公会堂、図書館、大阪市役所があります。

ぽつんと座りこんでいるアオサギ君、見えますか?
2021年6月1にスマホで撮影しました。気温も30度くらいある暑い中、しばらくこのままでした。熱中症とかにならないか、ちょっと心配でした。
このアオサギ君は、このあたりにいつもいます。

冬になるとオオバンやヒドリガモがきて少し移動しているようですが、ダイサギ君かな?と一緒にしばらくいた姿も確認しています。

このアオサギ君以外に、もう少しグレーがかった少しスリムで小さめのアオサギちゃんも見かけることがあります。
その子は小さめですが、
身体にある飾り羽根がヒラヒラととても優美なんですよ。

こんな都会のど真ん中でもがんばってますよ。いつも元気をもらっています。
もう少し大きくした写真と、別の日に撮った写真も
アップしますね。

アオサギ君投稿者:くみ投稿日:2021/09/22(Wed) 00:10No.2775
さっきの座っているアオサギ君、ズームでも。
スマホなのであまりきれいじゃなくてすみません。
鉾流橋 ほこながしばし の下で投稿者:くみ投稿日:2021/09/22(Wed) 00:26No.2776
大阪地方裁判所と天満警察前にある鉾流橋(ほこながしばし)の下あたりでまったり中。

Re: ぺったり座っています投稿者:まつ@管理人投稿日:2021/09/22(Wed) 10:12No.2777
くみさん、はじめまして。
川と高架とアオサギ、この組み合わせがとても大阪らしいなと思いつつお写真拝見しました。7、8年前のことですが、ツイッターで「アオサギ先輩」と呼ばれる1羽のアオサギが大人気になり、そこでよく目にした風景がまさにこんな感じだったのです。なので、お写真を目にしたとき、もしやあの「先輩」ではと思ったのですが、件のアオサギがいたのは長居のほうだったので、くみさんが書かれている場所からは多少離れてますね。もっとも、アオサギにすればひとっ飛びの距離ですけど。ともかく、私の中ではアオサギは大阪の風景に妙に馴染む鳥だなという印象です。

グレーがかった小さめのアオサギ、最初はアオサギの幼鳥のことかなと思いました。ですが、ひらひらの飾り羽と書かれているのを見て、あれっ、違うなと。ゴイサギでもなさそうですし、どちら様でしょうね。
Re: ぺったり座っています投稿者:くみ投稿日:2021/09/22(Wed) 23:02No.2778
まつさん、こんにちは。
お返事ありがとうございます。

アオサギ先輩、ちょっと調べてみました。
確かによく似たシチュエーション......。おもしろいですね!
アオサギ先輩かもしれませんね。友達かも?

それにしても、あんなぺったん座りを見たのは、あの時が初めてで、
その後も見てないです。
反省かな?悟りかな?
いやいやいや、ちょっと休憩してただけ?

まつさんはどう思われますか?

今日も会いました。
アオサギ先輩に聞いてみたいなと思っていたら、
どこかへ飛んで行ってしまいました。
来週も会えるかなぁ。
Re: ぺったり座っています投稿者:まつ@管理人投稿日:2021/09/23(Thu) 19:05No.2779
ぺったん座り、ごくたまに見かけます。巣で卵やヒナを抱くときはこの格好をしますが、何もないところでこれは変ですよね。なぜこんな無防備に座ってしまうのか、私も理由はよく分かりません。この姿勢だと咄嗟に飛び立とうとしても無理なので、よほど体調が悪くて立っていられないか、何も起きようがないと安心しきっているかのどちらかでしょう。お写真のアオサギの場合は、状況から見てたぶん後者かなと。四方八方見渡せる場所できっと何の憂いもなく寛いでいるのでしょう。いや、アオサギのことですから、悟りを開いていたとしても不思議ではないですね。
Re: ぺったり座っています投稿者:くみ投稿日:2021/09/23(Thu) 23:30No.2780
まつさん、お返事ありがとうございました。

先輩のこの座り方は、やはり具合が悪いのかなと思いましたが、
身体はそれほど膨れていないし、場所が場所なので
不思議でした。

この辺りでエサになるのは、フナやボラくらいでしょうか。
川はよくペットボトルやゴミの入った白いナイロン袋なんかが
ぷかぷか浮いて流れてきます。
たまに上の高速道路から、フワフワと袋が落ちてきたことも
あります。
そんな時はとても残念な気持ちになります。

アオサギ先輩、間違って食べないでねって思ってるんですが、
先輩はどこ吹く風......。


そんなクールな先輩ですが、これからも見守っていきますね!
Re: ぺったり座っています投稿者:まつ@管理人投稿日:2021/09/24(Fri) 14:02No.2781
たしかに周りにゴミのある環境だと間違って食べやしないかと心配になりますよね。でも、アオサギに限ってはその点は大丈夫です。基本的に動物食で生きているものしか食べませんから。まあ、近頃は公園でカモやハクチョウに混じって人から食パンをもらって食べるアオサギもいるので、そんなの食べても消化できないんじゃないかなと、むしろそちらのほうが心配だったりします。でも、一番危険なのはやはり釣り糸でしょう。その辺に捨てられている釣り針とかテグスとか、引っかかったり絡んできたりするものが一番厄介です。足指が壊死したり切断されたりするくらいはまだ良いほうで、くちばしに絡まってしまうと餌が食べられず餓死してしまいますから。釣り糸被害は遠目には分かりにくいので、問題自体、認知されにくいのですが、アオサギに限らず、水辺にやって来る鳥る相当な数の鳥たちが被害に遭っています。少しでも多くの人たちにこの問題に気づいてほしいなと思っています。
サギオ君投稿者:ひでき投稿日:2021/09/13(Mon) 18:51No.2770

まつさん こんにちは ご無沙汰しております
 8月中までは 暑かったせいであまり食欲がなかったですが
 最近 少し気温も下がり 元気になってきているように見えます 夏の間は朝と夕方の6時以降にしか姿を現さずにいましたが 
 いまは 朝と夕方5時頃から遊びに来ています 今日の夕方 船で明日の用意していると 夕食食べに来ていました 

Re: サギオ君投稿者:まつ@管理人投稿日:2021/09/13(Mon) 21:25No.2771
ひできさん、こんばんは。ひできさんもサギオ君もお元気そうで何よりです。夕食の時刻が早くなったのは、日が短くなったせいもあるのかもしれませんね。でもまあサギオ君の場合は、ひできさんが舟で作業する時間に合わせているような気もしますけど。
ところで、今回のお写真、構図のせいか画角のせいかサギオ君がとても巨大に見えます。存在感がすごいです。それにしても、これだけ毎回サギオ君を見ていると、これはサギオ君だと私でも分かるようになりました。側頭の黒い模様に特徴があるんですね。とくに目の斜め前辺り、この特徴は毎年変わらないように見えます。
人間で言えば、もうかなりご高齢のはずですけど、老いてますます健康そのものといった感じのサギオ君、一度お会いしてみたいものです。
Re: サギオ君投稿者:ひでき投稿日:2021/09/14(Tue) 20:35No.2772
お返事 ありがとうございます 
 昨日はすごく近くにいて 夏の間はやつれていたように見えていましたが 羽が大きくなってきたみたいにふわふわしています
 
ちょうど 小魚を5匹食べて 首のあたりで停滞してこのような画像になりました ふわふわになってきてからは 遠くにいても 一回り大きく見えています この時は 自分と2mくらいしか離れていませんが 長い付き合いで安心しているみたいです 
Re: サギオ君投稿者:まつ@管理人投稿日:2021/09/14(Tue) 21:55No.2773
サギオ君との長いお付き合い、さらっと書かれていますけど、これ本当に特別なことですよね。これからも特別なお話が聴けるのを楽しみにしています!
今年生まれの若鳥でしょうか。投稿者:チョビテレ投稿日:2021/08/23(Mon) 21:08No.2764

昨日、東京都町田市境川で観察したアオサギです。
明るいグレーなのが、下から大雨覆・中雨覆・小雨覆と思うのですが、それぞれ、先端が白くなっています。
これは、今年生まれの若鳥の特徴と判断してよいでしょうか。
ご教示のほど、よろしくお願いいたします。

Re: 今年生まれの若鳥でしょうか。投稿者:まつ@管理人投稿日:2021/08/23(Mon) 23:56No.2765
はじめまして。とてもきれいな幼鳥ですね。
アオサギの成鳥は皆だいたい同じ見かけですが、若いうちはけっこう個体差があって、茶色っぽかったり黒っぽかったりといろいろです。お写真の幼鳥はかなり明るめの色ですね。羽の先端が白く縁取られているせいで、余計に明るく見えるのかもしれません。この縁取り、残念ながら幼鳥の特徴というわけではなく、やはりこれも個体差です。多いのは一様に灰色っぽいパターンで、このような模様になるのは少数派だと思います。成鳥になってからも、ユニークな色合いや模様が残ると楽しいのですけど。自己主張の期間が短いのがちょっと残念です。
Re: 今年生まれの若鳥でしょうか。投稿者:チョビテレ投稿日:2021/08/24(Tue) 06:11No.2766
この羽の縁取りでは判断できないのですね。大変勉強になりました。ありがとうございました。
では、成鳥のように白くない頭、目の後ろの黒い部分のコントラストの弱さ、冠羽の短さ、後頸部の鱗模様という点から、生まれ年を判断することはできるのでしょうか?
今は、なんとなく2年目夏羽?などと根拠もなく考えているのですが。
Re: 今年生まれの若鳥でしょうか。投稿者:まつ@管理人投稿日:2021/08/24(Tue) 17:57No.2767
そうですね。ご指摘の特徴があれば幼鳥とみてまず間違いないと思います。ただ、完全にそうとも言えないのが一筋縄ではいかないアオサギの面目躍如というところ。たとえば、冠羽は成鳥でも子育てが終わると抜け落ちたりしますから、時期によっては成鳥と幼鳥の決定的な違いにはなりません。また、首の後ろの鱗模様は、お写真のアオサギはかなりはっきり出ていますが、これも雨覆の白い縁取りと同じで個体差があります。鱗模様がはっきり見えるのはむしろ少数派だと思います。ちなみに、成鳥でも冬季は首がやや灰色っぽく染まる場合もあります。あと、成鳥と幼鳥で明らかに違うのは、脇から腹にかけての黒いラインですね。これは2年目の換羽を経てはじめて現れます。真上を飛ぶとこのラインがよく見えるので、これの有る無しで成鳥か幼鳥かの識別が可能です。

さて、1年目(当歳)と2年目幼鳥の違いですね。これは僅かな違いなので、見分け方については私もあまり自信がありません。とりあえず、2年目幼鳥の写真を載せてみたのでご覧ください。この2羽は旭川のコロニーに子育ての見学に来ていた2年目の幼鳥たちです。撮影時期は6月頃だったと記憶してます。このように同じ2年目でも色合いや模様に個体差があります。ただ、2年目になると背中や首元の蓑毛(繁殖羽)が少し伸び始めるんですね。そう言われればそう見えるかもという程度ですけど、写真でなんとなく分かってもらえるでしょうか? これに対して、チョビテレさんのお写真の幼鳥は、首元のほうはよく見えませんが、背中はすべすべですっきりした感じに見えると思います。蓑毛がまだ無いのです。というわけで、チョビテレさんの幼鳥はこの春生まれではないかと思います。もちろん、2年目でも蓑毛がほとんど伸びないのもいるかもしれませんし、蓑毛の有無が決定的な違いになるかどうかは私も分かりません。

ともかく、個体差が大きいということもあって、アオサギの形態的な研究というのはまだまだ謎だらけです。身近な鳥で何でも分かってそうなのですが、意外とそうでもないんですよね。まあそれが魅力でもあるのですが…。
Re: 今年生まれの若鳥でしょうか。投稿者:チョビテレ投稿日:2021/08/24(Tue) 23:25No.2768
いやあ、アオサギって、奥が深いのですね。
今回、初めてここまで知ることができました。ありがとうございました。おっしゃる通り、身近な野鳥なので、つい「なんだ…」と思いがちですが、自分自身知らなすぎでした。
これから、丁寧に見ていきたいと思います。多くのことを教えていただき、感謝しています。
Re: 今年生まれの若鳥でしょうか。投稿者:まつ@管理人投稿日:2021/08/25(Wed) 07:00No.2769
曖昧なお答えしかできませんでしたが、お役に立てたようで何よりです。こうして皆さんのご投稿があって初めて気づくことも多く、私のほうこそ勉強になっています。今回も、羽の縁取りのこととか蓑毛のこととか、それまで漠然としたイメージしかなかったものを改めて考える良い機会になりました。ありがとうございました。
アオサギの糞のタイミング投稿者:tomo投稿日:2021/08/04(Wed) 06:55No.2760

ご教示ください。
アオサギの糞に悩まされています。
アオサギは糞をする場合どのタイミングで糞をするのでしょうか?
ねぐらに毎日飛来します。
1.飛びながら糞をするのは確認しました。
2.飛び立つ前に体を軽くするためなのか糞をするのは確認しました。
3.飛び立ちながら糞をするのも確認しました。
素朴な疑問はねぐらに飛来して朝出かけていくまでの間で寝ている間(一本足で動かなくなる)は糞をするのでしょうか?しないのでしょうか?意識が無いとしない!?漏らすように寝ながら糞をする!?
よろしくお願いいたします。

Re: アオサギの糞のタイミング投稿者:まつ@管理人投稿日:2021/08/04(Wed) 17:51No.2761
tomoさん、はじめまして。
アオサギのフンに悩まされているとのこと、お察しいたします。tomoさんのような方が他にも多くいらっしゃることを考えると、どのタイミングでフンをするのかについてもっと定量的な研究があっても良さそうなものですが、残念ながら、私の知る限り、その手のまとまった研究というのはありません。フンが植物にどのような影響を与えているかとか、そっち方面の研究はいろいろあるのですが...。たしかに、人への影響こそもっと研究されるべきですね。

ということで、以下、私の個人的な観察に基づいてお答えします。tomoさんが観察されたとおり、アオサギがフンをするタイミングにはとくに規則性はないと思います。地上や樹上にいるときもしますし、飛びながらすることもあります。ただ、状況にかかわらずまったくランダムなのかというとそうではなく、巣を飛び立った直後がもっとも多いように思います。逆に、巣に戻ってきた直後というのは、少なくとも私は記憶がありません。たぶんこうしたパターンは巣への出入り時だけではく、ねぐらの場合も同じではないでしょうか。

さて、寝ている間にフンをするかどうかというご質問ですが、就寝中はまずしないでしょう。アオサギがフンをするという行為は明確に意識的なものです。たとえば、巣にいる親鳥は巣の縁に立って外へ向かってフンをします。これはあるていど大きくなったヒナでも同じで、巣の縁までよちよち歩いて行って、お尻を巣の外に突き出すようにしてします。親鳥でもヒナでもその時は脚をちょっと屈めるので、その姿勢を目にするとこれからフンをするのだなと分かります。ちょうど人間が用を足すときに座ったりしゃがんだりするのと同じようなものですね。つまり、あるていど意識的にがんばらないと排泄できないのだと思います。

あとアオサギの眠りについて。私は観察可能な昼間のことしか分かりませんが、日中に寝る場合は、数十秒から数分まどろんでは目を覚まし、またまどろんでは目を覚ましの繰り返しで、まとまって長く眠ることはありません。これはおそらく夜間も似たようなものではないでしょうか。夜間のねぐらは他にも多くのサギたちがいて何かと騒々しいですし、いつ何が起こるか分からない野生の環境で、夜通しぐっすり眠っているとはとても思われません。ひと眠りの時間が昼間に較べていくらか長いくらいで、やはりブツ切れの睡眠には変わりない気がします。そんなこんなで、夜間にフンをするとすれば、それは目覚めている時だけだと思いますよ。
Re: アオサギの糞のタイミング投稿者:tomo投稿日:2021/08/04(Wed) 19:48No.2762
丁寧なご教示ありがとうございます。
確かに本日夜の動画をくまなく確認するとまるで人間がウンチをするときの様にしゃがむまではいきませんが結構な角度まで膝を曲げて糞をしていました。おっしゃる通り完全に覚醒して毛ずくろい中に糞をしました。夜通しではないですが一本足で首をすくめて寝ている間は糞をしていませんでした。専門家の意見と観察結果が一致しているので安心できました。大切な知見をご開示いただき本当にありがとうございました。
Re: アオサギの糞のタイミング投稿者:まつ@管理人投稿日:2021/08/04(Wed) 21:50No.2763
お役に立てて何よりです。
アオサギの夜間の行動はまだまだ知られてないことも多いと思います。動画を撮っていらっしゃるということで、今後、あるいは未知の行動や生態の発見があるかもしれませんね。何か変わった現象を見つけられたらまたぜひお知らせいただければと思います。今回tomoさんに尋ねられて、フンのことも睡眠のことも、いかに自分が何も知らないか思い知らされました。まあそれだけ観察時の注目ポイントというか楽しみが増えたわけで感謝しています。ありがとうございました!

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