[ホーム] [掲示板] [アーカイブ] [留意事項] [管理用]

異常事態投稿者:ぴかまる投稿日:2017/04/06(Thu) 18:03No.2245

ご無沙汰しております
嵐山コロニーに異変が起きていますのでお知らせします。
3月15日、アオサギが飛んでいるのを見かけたので3月27日にコロニーへ出かけ入居しているのを確認しました。(画像)
その後、そろそろ巣材運びでも撮れるかと出かけましたが、コロニーが空になっていました。
近くの木に数羽確認出来きただけでした。

様子が気になり今日も(4月6日)観て来ました。
やはりコロニーにはたった1羽が確認出来ましたが、他の仲間は道路を挟んだ反対側の木に鈴なり状態ででした。(画像)
何かの原因で避難しているのでしょう。
とても気になるところです。
人為的な原因でないと良いのですが。

今日の画像投稿者:ぴかまる投稿日:2017/04/06(Thu) 18:05No.2246
木にとまっていました。
Re: 異常事態投稿者:まつ@管理人投稿日:2017/04/06(Thu) 20:42No.2247
ぴかまるさん、お久しぶりです。

さっそくですが、この状況はかなり深刻だと思います。とても心配です。以前、私が嵐山コロニーを観察していたときはクマタカが頻繁に出没し、そのたびに大騒ぎになっていました。ただ、襲撃されても一時的にコロニーを離れすぐ戻ってくるが常でしたし、コロニーに1羽もいないという状況は見たことがありませんでした。ということでクマタカではないと思います。オジロとか他の猛禽の場合もクマタカに対する反応とそれほど違わないはずなので、空からの捕食者は無実と考えて良いと思います。

あと可能性があるとすればアライグマでしょうか。ただ、アライグマの場合もこのように一斉に逃げるかとなると怪しいところです。私が観察した別のコロニーでは、逃げるのは襲われている巣の周囲だけで、コロニー全体が空っぽになることはありませんでした。もっとも、野幌のようにアライグマの襲撃(ただし状況証拠のみ)で瞬く間に放棄されたコロニーもありますから、状況によってアオサギの反応は変わるのかもしれません。アライグマの影響はちょっと測りかねます。日中の襲撃は相手が見えているので小規模な攪乱で済むけれども、夜間に複数のアライグマが同時多発的に次々に巣を襲うようなことがあると、アオサギも何が起こっているのか分からずパニックに、その結果、巣に戻りたがらなくなるということかもしれません。そう考えるとアライグマの可能性はありそうに思えます。が、今は巣に登ってみたところでヒナはおろか卵すらほとんど無いでしょうし、襲われる理由が無いんですよね。いったい何なのでしょう?

人がコロニーの中か近くで何かやっているのでしょうか? そうでなければ良いのですが…。

いずれにしても、サギたちがコロニーを空け近くの木に集団で避難するというのはかなり深刻な状況です。ぴかまるさんが観察された時間に両日ともたまたま一時的な攪乱があって避難していたというのならまだポジティブに考えられます。でも、その状態がずっと続いているならこれは問題です。サギたちも危険が完全に無くなるまで悠長に待ち続けるわけにもいかないでしょうし。彼らが見切りをつけてそこからいなくなるのは時間の問題のような気がします。

万一、このコロニーが放棄されると旭川周辺のアオサギの生息状況は大きく変わるでしょうし、サギたちが移動していった先での人とのトラブルも心配です。なんとしても留まってほしいところです。再度コロニーに観察に行かれることがありましたらぜひ続報をお聞かせください。私も近いうちに確認に行きます。

それと、最初にコロニーが空になっているのを確認されたのはいつか分かりますでしょうか? どのくらいの期間この状態が続いているのか気になったので。もし日付をご記憶であればぜひ教えて下さい。
嵐山コロニー投稿者:ぴかまる投稿日:2017/04/06(Thu) 23:47No.2248
最初にコロニーが、空になっているのに驚いたのは4月3日の朝だと思います。その時は近くに数羽しかいなくてこれは一大事だと思いました。
去年の暮れから3カ月ほど神楽岡公園にクマタカが現れてエゾリスの数がメッキリ少なくなったことがありました。

何が起こっているのでしょうか?
私も気になるので、また行ってみます。
Re: 異常事態投稿者:まつ@管理人投稿日:2017/04/07(Fri) 07:04No.2249
ありがとうございます。
クマタカの可能性はあると思います。ですが、昨日書いたように、コロニーに来たところで卵はまだほとんど無いと思うんですね。全体の1、2割の巣に1卵あるかどうかというところで、その僅かな卵を狙ってそこまでの攪乱が果たして起こるのだろうかと。まあでもクマタカであればいつものことで慣れているでしょうし、他のことが原因であるよりは却って安心です。
続報をお待ちしてます。
無事でした投稿者:ぴかまる投稿日:2017/04/07(Fri) 10:58No.2250
只今10時55分、全員コロニーに入っていました。
ちょっと安心しました。
また後日、確認に来たいと思います。
Re: 異常事態投稿者:まつ@管理人投稿日:2017/04/07(Fri) 11:30No.2251
嬉しいお知らせありがとうございます!
まだ油断はできませんけど、やはりクマタカだったのかもしれませんね。アオサギもすでに産卵しているところは逃げてもすぐに戻りますが、今はまだ卵のないところも多いでしょうから、そういうところは避難したままでなかなか戻らないということかもしれません。この先、抱卵するペアが多くなれば状況は変わってくると思います。
ともあれ一安心ですね。
巣材運搬投稿者:ぴかまる投稿日:2017/04/07(Fri) 14:28No.2252
せっかくだから、写真でも撮ろうかと平和な巣材運搬の様子を狙っていました。
その時、突然!

続く
容疑者?投稿者:ぴかまる投稿日:2017/04/07(Fri) 14:40No.2253
突然コロニーのアオサギたちが飛び立ちました。
あたりを旋回し、間も無く戻りましたがまた10分ほどすると飛び立ちました。
30分ほどの間に2回もです。2度とも避難状態にはなりませんでした。
帰ろうとした時、コロニーの方からオジロワシが飛び出て来ました。
アオサギは反応なしです。
カラスにモビングされながら、上空を旋回しながら去って行きました。まだ若いオジロワシのようですね。尾羽もボロボロです。
ひょっとして犯人かも知れません。
Re: 容疑者?投稿者:まつ@管理人投稿日:2017/04/07(Fri) 17:51No.2254
オジロの可能性はあるかもしれませんね。誰が犯人でもアオサギが迷惑なのは変わらないでしょうけど、このオジロが犯人ならコロニー放棄という最悪の事態にはならなさそうでひと安心です。もっとも、成鳥の場合は営巣期をとおして襲撃が繰り返されるでしょうから予断は許しません。でもまだ若いオジロということで居座る可能性は少ないかなと。とりあえずほっとしました。
まつさ~ん!投稿者:ももぴょん投稿日:2017/04/01(Sat) 13:56No.2241

今日は4月1日ですが・・・?

Re: まつさ~ん!投稿者:まつ@管理人投稿日:2017/04/01(Sat) 20:38No.2242
そうなんですよ。4月1日だったのです。ももぴょんさん、ごめんなさい!
じつはいろいろ考えて下書きもしたのですが、今年はどうもひらめくものがなく、つまらないものをお見せするぐらいなら書かないでおこうとお休みにしました。期待していただいたのにがっかりさせてすみません。どうせ嘘をつくなら気宇壮大な作り話にしたいと思いますので、次回がいつになるか分かりませんが、気長に待ってもらえると有り難いです。それにしても、4月1日の投稿をわざわざ気にしてくださる方がいたとは感激です。ありがとうございました!
Re: まつさ~ん!投稿者:ももぴょん投稿日:2017/04/02(Sun) 13:35No.2243
毎年毎年楽しみにしてます。お邪魔するようになって最初の年は、信じちゃって、旦那にまで「こんなんだって」って話してすっかりひっかかっちゃいましたね。それから毎年、エイプリルフールだと分かっていても、思わず信じそうになったり・・・、去年は力作でしたよね。旧暦でもいいですよ。クリスマスプレゼントでも。楽しみに待ってますから是非素敵な嘘をおねがいします。
Re: まつさ~ん!投稿者:まつ@管理人投稿日:2017/04/03(Mon) 13:00No.2244
ありがとうございます! なんだか今頃になってわくわくするような大嘘ファンタジーが頭の中にふつふつと沸いてきました。嘘と分かっていても楽しんでもらえるようなものをまた何かの機会を見つけて書いてみます。お楽しみに。
どうして?投稿者:ももぴょん投稿日:2017/03/09(Thu) 11:59No.2235

ご無沙汰してます。お元気ですか?私は相変わらずうさぎと共にのんびりしています。北海道に比べれば、随分暖かい明石ですが、たまに雪がくると、いつもより多くアオサギ達は集まって明石川に脚を入れて寒い風と雪に吹かれています。大きな木の陰とかの方が寒さをしのげるような気がしますが、何故川の水に浸かってるんでしょう?水の方が温いのでしょうか?

Re: どうして?投稿者:まつ@管理人投稿日:2017/03/09(Thu) 21:21No.2236
ずいぶんお久しぶりです。お元気そうでなによりです。私は相変わらずマイペースでやってますよ。

そちらは雪が舞うような寒さなんですね。雪が降るくらいなら水の中のほうが温かいかもですね。少なくとも凍ってないわけですから。

それに鳥の脚はじつは脚自体の温度がかなり低いのです。羽毛に包まれている胴体部分の体温は人よりずっと高くて、アオサギの場合は41度近くにもなるそうです。ところが、羽毛に覆われていない脚は外気温とほとんど変わらない温度まで下がるそうなのです。これは鳥の脚に図のようなしくみがあって脚のほうに温かい血液が流れないようになっているからなんですね。これはわりと一般的な知識なのですが、私はあまり詳しくないので鳥全般にあてはまることなのか水鳥だけが該当するのかその辺についてはよく分かりません。じつは仕組みもよく理解していません。理解できている範囲で言うと、動脈と静脈が脚の途中で細かく絡み合う部分(通称、ワンダーネット)があり、ここで両者の間で熱交換が行われるため、温かい動脈血は脚の先端部に運ばれる頃にはすでに冷えており、逆に冷え切った静脈血は胴体に収まっていくときには再び温められるということのようです。要するに、温かい血液を足先まで運んで熱を無駄に逃がさないためのしくみなんですね。エネルギーのロスを極力減らすためのとても賢いやり方です。

もっとも、こうしたしくみがあるからといっても冷たいものはやはり冷たく感じるはずですが、アオサギの脚はいわゆる冷点が少なく冷たさを感じにくいということをたしかどこかで目にしたような記憶があります。これはうる覚えです。すみません。確かなことが分かればまたお知らせします。
Re: どうして?投稿者:ももぴょん投稿日:2017/03/10(Fri) 11:47No.2237
へ~、鳥の脚って面白い構造なんですね。もしや私の冷え性も・・・?それは冗談だけど、体温が41度もあるんだったら、脚ひっこめて丸まってるほうがいい様な気もしますが、丸くなるのは得意じゃないのでしょうかね。卵抱く時も、どっこらしょって感じで座り込みますもんね。脚が長すぎるのでしょうか?
Re: どうして?投稿者:まつ@管理人投稿日:2017/03/11(Sat) 11:30No.2238
地面に胴体をつけて丸まってしまうとそっちのほうが体温を奪われるような気がするのですが…。まあでもカモなんかは雪の中に座り込んでますよね。一度鳥の身体になって彼らの感覚を体験してみたいものです。
Re: どうして?投稿者:ももぴょん投稿日:2017/03/11(Sat) 11:51No.2239
じゃあ、まつさん今度一緒に体験してみますか。楽しそうです。
Re: どうして?投稿者:まつ@管理人投稿日:2017/03/11(Sat) 17:41No.2240
機会があれば是非!
アオサギ?の小皿投稿者:かじ投稿日:2017/02/03(Fri) 20:51No.2233

まつさん、お久しぶりです。
7月初旬に投稿して以来の鹿児島のかじです。
あれからもアオサギを目で追う日々を続けています。

鹿児島市のデパートの雑貨店で、写真の小皿を発見しました。
(タンチョウの絵なのかもしれませんが)、どうしてもアオサギに見えてしまいついつい購入しました。勿体無くて使えない状況です。

Re: アオサギ?の小皿投稿者:まつ@管理人投稿日:2017/02/03(Fri) 21:19No.2234
どうもお久しぶりです。
これはまたシンプルで良いですね。最初、私もタンチョウかなと思いましたが、よくよく見てみると、頭部に描かれた横線は目ではなく、アオサギの側頭のラインなんですね。タンチョウの赤いところは頭頂にあるので、それを意識するとこういう絵にはならないんじゃないかと。アオサギに間違いないとすれば、これだけ簡略化しつつ、しかもアオサギだと分からせる作者の技量はさすがです。事物の特徴をつかみ取るのが上手い人なのか、アオサギをかなりじっくり観察されている人なのか。どんな方なのかお会いしてみたいですね。
楽しい話題をありがとうございました。
この日にアオサギを目撃!投稿者:エルガーママ投稿日:2016/11/18(Fri) 18:20No.2231

初めて投稿させていただきます。特徴や鳴き声も聞けて大変勉強になりました。本当にアオサギかどうか判断しかねますが。昼過ぎの陽射しを受けてジッとしてました。そろそろと近づいて、撮りました。流石に後方へ回った時に飛び去ってしまいました。中州に休んでいたシラサギ(大きさはわかりません)を追いやって、また羽を休めていました。この日と書いたのには訳があります。今日は私の誕生日なので印象に残るアオサギを自分の鳥にします。花や木があるように。

Re: この日にアオサギを目撃!投稿者:まつ@管理人投稿日:2016/11/18(Fri) 18:51No.2232
エルガーママさん、お誕生日おめでとうございます! アオサギも誕生日の鳥に選ばれてさぞかし光栄に思っていることでしょう。

お写真を拝見し、アオサギは秋の風景に似合う鳥なんだなと改めて気付かされました。静かな佇まいが秋の季節を思わせるのでしょうか。でも考えてみると、冬は冬なりに春は春なりに夏は夏なりにと、どの季節に見かけてもその時々の風景にしっくり溶け込める鳥なんですよね。さすがだなと思います。
アオサギとコサギ投稿者:文鳥堂投稿日:2016/11/03(Thu) 10:14No.2228

はじめまして。多摩川中流に住んでいます。
今朝、散歩していたところ、木の上で写真のような光景が展開されていました。まるでつがいのようです。観察していると嘴を交わしたりとても不思議な感じでした。こういうこともあるんですねえ。

Re: アオサギとコサギ投稿者:まつ@管理人投稿日:2016/11/03(Thu) 19:00No.2229
はじめまして、文鳥堂さん。
これはとても珍しいと思います。これだけ接近していて、しかも嘴を交わしているというのは尋常なことではないですね。もしかしたらつがいになろうとしているのかもしれません。アオサギとシラサギ類のペアはごく少数ですが報告されているので可能性はあります。ただ、時期が時期ですから、たとえ気が合ったとしても、これから巣作りに移行するのは難しいのではないかと。気になりますね。

ともかく貴重な情報をありがとうございました。新たな状況を見かけることがありましたら、またぜひお知らせいただければと思います。
Re: アオサギとコサギ投稿者:文鳥堂投稿日:2016/11/05(Sat) 16:28No.2230
まつ@管理人さま

そんなに珍しいことなんですか!
なんだか少し感動です。
承知しました。また見かけたら報告しますね。
アオサギ投稿者:rakuichi投稿日:2016/10/23(Sun) 09:38No.2226

まつ@管理人さん おはようございます!
稲刈り(収穫)が終わった後の田んぼで目にしたアオアサギの姿です。
何か獲物を探しているようで少しずつ進みながら添付画像のような姿を見せていました。
川ならぬ田んぼでの獲物探し~このような光景を見るのは初めてでした。

Re: アオサギ投稿者:まつ@管理人投稿日:2016/10/23(Sun) 10:59No.2227
rakuichiさん、お久しぶりです。
今年生まれの幼鳥ですね。田んぼはサギたちにとって重要な餌場で、川とともによく利用されてます。水が張ってある頃ならフナやドジョウ、カエルやオタマジャクシ、それにタニシなどを食べているようです。稲刈り後の田んぼなら水は無いでしょうから虫を捕っていたいたのかもしれませんね。
質問です投稿者:きょせん投稿日:2016/08/29(Mon) 19:01No.2220

はじめまして。
2016年8月28日に、小樽の塩谷丸山の登山口付近で見かけました。
「鷺ににてるな」と思ったのですが、道内では見かけたことがないので、検索してここに参りました。
あまり良い画像ではないのですが、この鳥は鷺でしょうか?

Re: 質問です投稿者:まつ@管理人投稿日:2016/08/29(Mon) 19:23No.2221
きょせんさん、はじめまして。
お写真のサギはアオサギですよ。今年生まれの幼鳥です。幼鳥特有の羽色なので成鳥を見慣れていると別の鳥に見えるかもしれません。成鳥は白黒はっきりしていてエレガントですけど、幼鳥もじっくり見ると地味ながら落ち着いた色合いで綺麗ですよ。

側溝に水でも流れていたのでしょうか。茂みに隠れて、アオサギのいる場所としてはちょっと場違いな感じもします。元気であれば良いのですが。
Re: 質問です投稿者:きょせん投稿日:2016/08/29(Mon) 19:33No.2223
まつさん、早々のお返事ありがとうございました。
右の羽根がたためないようでしたので、心配です。
Re: 質問です投稿者:まつ@管理人投稿日:2016/08/29(Mon) 19:54No.2225
やはり問題があったのですね。普通に見かける場所でないのでなんだか変だなと。

骨が折れているとさすがに厳しいと思いますが、打撲でだらんとしているだけなら時間が経てば復活するはずです。軽傷であることを祈りたいものです。
プールサイドのアオサギ投稿者:かじ投稿日:2016/07/05(Tue) 13:28No.2213

初めまして。鹿児島県鹿児島市に住んでおります、かじと申します。
ホームページ大変興味津々に毎日拝見させてもらっています。アオサギに生涯の生き甲斐としていきたいほど魅了されています。アオサギに関して、鳥に関しては全くの素人です。よろしくお願いします。

地元が枕崎市という小さい市なのですが、住宅地にほど近い枕崎高校裏手の山(林?)にアオサギが営巣しているのを見つけました。初めて見つけたのが今年4月10日です。巣材を運ぶ成鳥、元気そうな雛の声もよく聞こえていました。巣は少なくとも5個はあったようです(住宅地なので、人目もあり近づくことができませんでした。)。すぐ近くに河川(花渡川)や港もあるから、場所としてはすごくいい場所なのかな?と思っていました。実際引潮時の花渡川や、港の漁船上等でアオサギをたまに見かけます。ですが港や川よりも必ず何羽もの(2~10羽程)アオサギが見られたのが、コロニーすぐ側の「市営プール」プールサイドでした。時季外れの緑色のプール淵で何をするでもなくただ佇んでいました。行けば必ず見ることが出来たため仕事の休みなどたまに顔を出していました。間近でコロニーと川を往来するアオサギを見たときは、あまりの壮観さに圧倒されました。
6月25日にいつものようにアオサギを見に行ったのですが、プール開きが近いこともあり新しい水が張られ、散らばっていた白い糞なんかも綺麗に掃除され、アオサギがプールから姿を消していました。最後にそこで姿を見たのは6月4日になります。少し心配なのは、コロニーにも全くアオサギがいなくなってしまったことです。そもそも林がすっきり片付いているような気もしたのですが、樹上の巣はいくつかそのままになっていました。子育てが終わったからなのか?プールの掃除がきっかけだったのか?どこに行ってしまったのか?理由もよく分からずずっと気になっていて、大変長くなり恐縮ですが投稿させていただきました。

Re: プールサイドのアオサギ投稿者:かじ投稿日:2016/07/05(Tue) 13:49No.2214
プールサイドで佇んでいるアオサギの写真です。携帯で撮影した為画質が悪く申し訳ありません。
Re: プールサイドのアオサギ投稿者:まつ@管理人投稿日:2016/07/05(Tue) 21:02No.2215
かじさん、はじめまして。HPをよくご覧いただいているとのことで本当にありがとうございます。更新頻度のきわめて低いサイトですので、のんびりおつきあいください。

さて、コロニーの件ですが、写真はGoogleから取ってきたもので、この左のほうの林の一部がコロニーなのかなと推測しました。で、そのあたりを探してみたところ、この写真が撮られたときはまだコロニーは無かったのか、それらしきものは見当たりませんでした。真ん中が枕崎高校、右が市営プールですね。プールはコロニーから一番近い水辺ですし、サギたちにとってはちょうど良い休息場になっていたのでしょう。

ただ、プールは餌場として使われているわけではないので、プール開きのためにそこから追い出されたとしても、そのことでサギたちがコロニーからいなくなることはまずないと思います。

かじさんの観察では、アオサギがいなくなったのは6月4日から25日までの間ということで、4月10日の時点でヒナの声がはっきり聞こえたのであれば、順調にいけば6月上旬には巣立っていてもおかしくはありません。もちろん、遅く営巣を始めたのもいるかもしれず、その場合は巣立ちが7月にずれ込むということも十分考えられます。まだヒナが巣立つ時期でないのにコロニーにサギの姿がないとなると、これは何かあったなということになりますが、どの巣も順調にさっさと子育てを終えたのであれば、6月下旬にコロニーが空っぽであっても不思議ではないような気がします。

ただ、コロニーの場所が場所だけに、場合によっては周囲の住民に迷惑がられるかもしれず、もしかしたら追い出された可能性もあるのではという懸念はあります。当然のことながら、営巣中に追い出すのは鳥獣保護違反になりますし、ヒナが生まれた後では追い出そうとしてもちょっとやそっとでは追い出されないはずで、そういうことは無かったと信じたいところですが。

プールがフンで汚されることについても、これが理由でコロニーにいるアオサギをどうかするということは無いと思います。市営プールですから、そのようなことがあれば市として処理するはずで、法律をきちんと解釈しているまともな鳥獣行政であれば、その程度の理由で営巣中のコロニーに手をつけることはあり得ません。

ということで、私は普通にヒナが巣立ってコロニーからいなくなったのだと思う(思いたい)のですが、いかがでしょうか? 皆、元気に巣立っていったのであれば、いま頃は周囲の川や田んぼでエサを探しているはずです。毎日何十キロも飛ぶようなかなり行動圏の広い鳥ですので、コロニーの近くにはもう留まってないと思いますよ。また来年も戻ってきてくれるといいですね。
Re: プールサイドのアオサギ投稿者:かじ投稿日:2016/07/06(Wed) 20:40No.2216
まつさん丁寧なお返事、ありがとうございました。

無事に巣立ちを迎えた可能性は充分にありそうで、嬉しかったです。気になって今日調べてみたのですが、Googleストリートビューで市営プールを見てみたところ、2013年の11月には既にアオサギが何羽かプールサイドにいたようです(立っているのが写っていました)。それと「枕崎高校 アオサギ」で検索をかけてみたところ、ブログが出てきまして2014年4月には同じ場所で営巣していたようです。ということは、少なくともこの2年の間は来ているということで(プール開きなんかもその間にあったはずですし)、来年も戻って来てくれるかもしれませんね。今から楽しみに、これからも観察を続けていきたいです!

ちなみに、アオサギコロニーがあるのはまつさんが添付しておられる画像の、右上の林(グランド食堂の上の林の右下一角)になります。といっても私が目視で確認できた範囲ですから、他にもどこそこにもしかしたらあるのかもしれません。

最後にまた質問をさせてください。何度も申し訳ないです。アオサギは子育てを終え(巣立ちを迎え)たらもう次の繁殖の時期までは、各々が自由に狩りをして、自由にそれぞれの場所で眠るのですか?
Re: プールサイドのアオサギ投稿者:まつ@管理人投稿日:2016/07/07(Thu) 19:21No.2217
Googleのストリートビュー見てみました。プールにほとんど常駐している感じですね。水鳥ですから目の前に水があると落ち着くのでしょうね。

ともかく、今年だけでなくここ数年営巣しているということで安心しました。来年もまた来てくれることを期待しています。

さて、ご質問の非繁殖期のアオサギの過ごし方ですが、彼らは基本的に単独で行動する鳥なので、子育てのシーズンが終われば家族も親子も関係なく、一羽一羽それぞれ思い思いのやり方で時間を過ごしています。ただ、昼間はばらばらでも、夜はどこか特定のねぐらに集まって寝ているはずです。河原とか河畔林とか、水辺近くにねぐらをとることが多いのではないかと思います。北のほうにいるアオサギは、秋になるとこうしたねぐらが渡りの出発地になります。枕崎の場合はどうでしょう。渡りは行わず、年中同じところで過ごしているような気がしますが。
Re: プールサイドのアオサギ投稿者:かじ投稿日:2016/07/07(Thu) 21:13No.2218
大変丁寧に説明してくださりありがとうございます。枕崎や鹿児島県内では、確かに渡りは行わずに冬も留まっているのかなと思いました。10月~2月の比較的気温が下がる時期に、港の近くや川などでちらほら見かけることがあります。
これからはもっと注意して見てみたいと思います。また動きがあったら是非報告させてください。

夕方から先程まで、桜島フェリー乗り場近くの橋からアオサギを探してみたのですが、アオサギは勿論のことゴイサギも何羽か川の両側の樹上でじっとしていました。だとしたら、正しくそこがサギたちのねぐらかもしれないなと思いました。
鹿児島のアオサギの動向をこれからも継続的に見ていけたら嬉しいです。知らないことだらけで楽しみです。どうもありがとうございました!
Re: プールサイドのアオサギ投稿者:まつ@管理人投稿日:2016/07/09(Sat) 20:28No.2219
こちらこそいろいろ教えていただきありがとうございます。地域が違うとアオサギの様子もまったく異なるので、そうした情報を提供していただけるのは本当に有り難いです。またいつでもお越しください。
気持ちよさそうなアオサギ投稿者:rakuichi投稿日:2016/06/24(Fri) 20:12No.2211

まつ@管理人さん こんばんは!
久しぶりに投稿させて頂きます。先日高知に出かけましたが、そこで見かけたアオサギです。
場所は高知城の追手門の屋根ですが、毛繕いをしているようでした。その翌日も同じ場所に
いる所を目にしましたが、高い所で、とっても気持ちよさそうで、印象的でした。

Re: 気持ちよさそうなアオサギ投稿者:まつ@管理人投稿日:2016/06/24(Fri) 20:35No.2212
こんばんは。お久しぶりです!
屋根から下界を睥睨するのは気持ちいいでしょうね。お写真のアオサギ、あまり自信はないのですが、たぶん昨年生まれの幼鳥だと思います。青空の下、陽が高くなったら翼を広げて日光浴している姿が目に浮かびます。さりげなく羽づくろいしながら、目の前にトンボが来たら一瞬で最強の捕食者に変わるんでしょうね。
アオサギの本投稿者:akaitori投稿日:2016/03/11(Fri) 21:31No.2209

お久しぶりです。
アオサギの本が出ましたね。『幻像のアオサギが飛ぶよ』

Re: アオサギの本投稿者:まつ@管理人投稿日:2016/03/11(Fri) 22:03No.2210
こんばんは。
そうなのです。よくご存知で。著者の佐原さんはこの掲示板にも何度か書いてくださっている方です。当サイトに何度も来られている方なら今回の本は興味をもって読めるのではないでしょうか。本の内容はもとは津軽の陸奥新報に連載されたものだそうです。そんなことで、先日、同社から書評を頼まれ、掲載されたらトップページに載せようかなと思っていたところでした。そんな先の話ではないと思いますので、機会があればまた見てみてください。
このアオサギは幼鳥でしょうか?投稿者:コマクサ投稿日:2016/01/12(Tue) 13:20No.2203

同じ川での昨日の影です。
少し幼く見えるのですが成鳥ですか?今年生まれの子でしょうか?
南下しないでいるアオサギかなりいるのでしょうか?

Re: このアオサギは幼鳥でしょうか?投稿者:まつ@管理人投稿日:2016/01/13(Wed) 07:52No.2205
これはたぶん写真の添付に失敗されたのですね。よろしければ少しサイズを小さくするかJPGの圧縮比を変えて再度添付してみてください。600KB以下のサイズなら受け付けるように設定していますので。

札幌周辺で越冬しているアオサギはそんなに多くありません。江別のほうで10羽前後、篠路や屯田のほうで数羽程度といったとろこではないでしょうか。江別と篠路方面は同じサギたちが行き来しているだけのような気もします。いずれにしてもそのていどです。

そんな少数の越冬アオサギですが、なぜか毎年、数羽の幼鳥が混ざっています。なので、コマクサさんが見られたのが幼鳥であったとしても全然不思議ではないですよ。初めての冬、なんとか生き抜いてほしいですね。
Re: このアオサギは幼鳥でしょうか?投稿者:コマクサ投稿日:2016/01/13(Wed) 15:34No.2206
度々送信ミスで申し訳ありません。
今年は暖冬で雪も少なく、個々の川は凍っていませんので餌が獲れるのでしょうね。凍結すれば姿を消すのでしょうが暫くはいる様な気がします。
Re: このアオサギは幼鳥でしょうか?投稿者:まつ@管理人投稿日:2016/01/13(Wed) 18:31No.2207
写真の添付、ありがとうございました。
昨年生まれの幼鳥ですね。心なしか少し痩せているようにも見えますけど、もうこの時期になったらどうすることもできないですし、覚悟を決めて厳冬期を乗り切ってもらいましょう。
Re: このアオサギは幼鳥でしょうか?投稿者:コマクサ投稿日:2016/01/14(Thu) 11:24No.2208
お早うございます。
頭の毛色で幼鳥かと思いましたが、やはり幼鳥なのですね。
有難うございました。
あとひと月頑張れば何とか・・ですね。
無事に越冬出来るように願うばかりです。
オオダイサギ?ダイサギ?投稿者:コマクサ投稿日:2016/01/12(Tue) 13:16No.2202

昨日は早速のご回答を有難うございました。
ツーショットは重すぎたようで失礼しました。今又送信致しましたが写真が重かったようでミスしているようです、
重ねて失礼致しました。
実は同じ川で少し離れていたサギは足が黒いのです。
南下しなかったダイサギかと思いますが如何でしょうか?
前便(写真無)削除できましたらお願い致します。

Re: オオダイサギ?ダイサギ?投稿者:まつ@管理人投稿日:2016/01/13(Wed) 07:47No.2204
ああ、これは確かに黒いですね。こうなると私にはちょっと分かりません。おっしゃるように南下しなかったチュウダイサギかもしれませんね。ただ、脚の色はけっこうバリエーションがあるようなので、その部分だけで判断するのは危険かなと思います。チュウダイサギはもともと北海道には夏でも極めて僅かしかいませんし、あんなに多いアオサギでも冬になるとほとんどいなくなるわけで、それを考えるとチュウダイサギの可能性は果てしなく低いような気がします。が、たまたまこのダイサギがそういう希な事例なのかもしれませんし…。これは私にはやっぱり分かりません。すみません。
オオダイサギでしょうか?投稿者:コマクサ投稿日:2016/01/11(Mon) 15:18No.2199

明けましておめでとうございます
すっかりご無沙汰してしまいました。

実は昨年暮れから大きなシラサギが発寒川の屯田墓地の近くに見受けます。
アオサギより大きく感じますし足が黒くないのですがオオダイサギでしょうか?

Re: オオダイサギでしょうか?投稿者:まつ@管理人投稿日:2016/01/11(Mon) 16:46No.2201
明けましておめでとうございます!
こちらこそご無沙汰しております。

写真のダイサギはオオダイサギですね。チュウダイサギだとこの時期は脚が真っ黒のはずですし、そもそも冬の北海道にはいないはずです。今こちらにいるシラサギはすべてオオダイサギと考えてまず間違いないと思います。なお、余談ですが、しばらく前にオオダイサギもチュウダイサギも同一種のダイサギとして分類上ひとつにまとめられてしまいました。鳥のほうは今も昔も何も変わらないのに、人間のほうがああでもないこうでもないといろいろひっくり返してまったく面倒くさいですよね。

ところで、じつは私も昨年暮れ頃からダイサギを何度か見かけています。場所は新川のかなり市街地に寄った辺りで、屯田墓地からは6、7キロしか離れていません。川の中で餌を探しているようで、一度に2羽(おそらく3羽)見かけたこともありました。この辺りにそんなにたくさんのダイサギがいるとも思われませんから、たぶんコマクサさんが目撃されたダイサギと一緒なんでしょうね。

- JoyfulNote -