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若鳥の外地滯留投稿者:C. C. Chang投稿日:2013/10/29(Tue) 18:26No.1886

詳細なお答え有り難うございました。
台灣で越冬するアオサギの一部は翌年の春,繁殖地に返らず,そのままもう一年繼續して台灣に殘ります。恐らく他の越冬地でも同じ事と考えます。この夏この居殘りアオサギを調べたのですが昨年生れの2齡若鳥と判明致しました(この現像は外の鳥にもあります,例ばosprey)。
台灣の冬鳥アオサギは何處から來たのかよく知りませんが,日本で2齡若鳥が特に少いと云ふ事有りますでしようか?

Re: 若鳥の外地滯留投稿者:まつ@管理人投稿日:2013/10/29(Tue) 23:52No.1887
興味深いお話をありがとうございます。これは面白いですね。私もアオサギについてはいろいろ調べてきたつもりですが、春から夏にかけてのアオサギを知っているだけで、冬の間、彼らがどこで何をしているのかほとんど気にかけてきませんでした。今回の教えていただいたお話はまったく初耳でした。

さて、日本の2齢若鳥(2年目幼鳥)についてのご質問ですが、私個人の観察に限れば明らかに少ないと思います。コロニーを観察していて2年目の幼鳥を見かけるのは、毎年、繁殖シーズンが半ばを過ぎた頃からで、百数十巣のコロニーでわずか数羽といったところです。かといって餌場にいるわけでもありません。冬場の死亡率が成鳥にくらべてずっと高いことを考慮してもこの幼鳥の少なさはかなり不自然で以前から不思議に思っていました。

もし、当年生まれの幼鳥が越冬地に留まったまま翌年の夏を過ごし、さらに次の年の春にすっかり成鳥になって戻ってくるのが一般的な傾向だとすると、当地での幼鳥の少なさはそれでうまく説明できます。たとえ北海道のアオサギがそちらまで行ってなかったとしても、国内の南ほうの地域に留まり翌年戻ってこないということは十分考えられます。また、北海道以外の地域についても、冬の間、アオサギがいなくなる地方はだいたいどこも同じかもしれません。

ともかく、渡りについても成鳥と幼鳥の割合についてもほとんどデータがなく、推論ばかりでもどかしい限りです。今回の話はアオサギの保全を図る上でとても重要な内容を含んでいますし、そのためにも優先的に調査していかなければならない課題だと思います。私のほうから提供できる情報がほとんどなくて恐縮ですが、そちらでまた新しい発見がありましたらお知らせいただけると幸いです。
幼鳥の渡り投稿者:C. C. Chang投稿日:2013/10/28(Mon) 18:30No.1884

台灣で越冬するアオサギを觀察しています。どうぞよろしく。
幼鳥が成鳥よりもかなりおくれて到達する樣で頭を惱しています。
渡りの出發がおそいのか,或は道草をくつているのか,それとも迴り道しているのか….???
北海道の觀察から說明出來る事ありましたらお知せ願ひます。

Re: 幼鳥の渡り投稿者:まつ@管理人投稿日:2013/10/28(Mon) 21:49No.1885
C.C.Changさん、こんばんは。
この掲示板を開設して十数年になりますが、海外からのご投稿はこれが初めてで感激しています。ありがとうございます。

じつは、C.C.Changさんからはこれ以前にメールでご質問をいただいてまして、私からもメールで回答をしております。ところが、私からのメールが届かないというトラブルが解消されず、止むなく当掲示板にご投稿いただくようお願いした次第です。そのようなわけで、ずいぶんとお返事が遅れてしまいましたが、これでようやく存分にお答えすることが出来ます。

私からの回答の前に、C.C.Changさんからのメールで紹介いただいたサイトをご紹介します。以下のサイトにはC.C.Changさんの台湾での観察記録が載せられています。
   蒼鷺1齡幼鳥遷移的模索 ⇒ http://nc.kl.edu.tw/~nc/bbs/showthread.php?t=50107
ここに今回ご質問のあった齢別の飛来数データがありましたので、事後報告になりますが、表の部分だけここに紹介させていただきました。もし不都合であれば削除しますのでご連絡下さい。国は違いますが、同じ漢字文化圏なので翻訳しなくてもそれとなく意味が分かるところが嬉しいですね。この表は漢字の説明はほぼ不要かと思います。1齢鳥は1年目の幼鳥、2齢鳥は2年目の幼鳥、3齢鳥は成鳥。3年目以降は違いは分かりませんから3齢鳥にまとめられています。観察地点はいくつかあるようですが、いずれの場所も群れのほとんどが成鳥で占められています。10月11日や16日のデータには相当数の2年目幼鳥が混じっていますが、1年目幼鳥に至っては全体を通じて1、2羽しか確認されていません。小さな群れでその中に1年目幼鳥がいないということであればたまたまなのだろうと考えられますが、10月16日のように約100羽もの大きな群れにもかかわらず、1年目幼鳥がたった1羽というのは偶然では説明できない状況だと思います。やはりこれはC.C.Changさんご指摘のように、幼鳥が成長よりも遅く渡ってくると考えるのが妥当でしょう。

さて、ここからが私の回答になります。私は北海道に住んでいるので他の地域のことは詳しくありませんが、当地に限っていえば、秋の渡り時期に成鳥と幼鳥の間で顕著な違いはないように思います。北海道では渡りは9月下旬頃に始まり11月下旬まで続きます。その間、成鳥と幼鳥のいずれかが先にいなくなるということはなく、11月終わり頃になってもやはり成鳥と幼鳥の両方が残っています。C.C.Changさんが調べられているように成鳥と幼鳥の割合を季節ごとに見ていけば、あるいは何か違いが明らかになるかもしれませんが、それについては残念ながら調べていません。

私が知っているのは北海道のアオサギだけなので、国内でも南のほうの地域では事情は違ってくるのかもしれません。北海道では秋の渡りは十数羽程度で少しずつ渡っていきます。しかし、本州のほうまで南下すると100羽を超える大きな集団になる場合もあるようです。また、雪の降らない地域では渡りをしないアオサギもいますし、北海道の場合とはさまざまな面で事情が異なります。そうした地域では、もしかすると成鳥と幼鳥の行動パターンにも違いが出てくるのかもしれません。

なお、今回は秋の渡りについてのご質問でしたが、春の渡りでは成鳥は早く幼鳥は遅く渡ってくるようです。もっとも、これは日頃の観察でなんとなくそう感じているだけで、残念ながら定量的なデータはとっていません。

アオサギを個体識別して渡りルートを追跡するような調査は国内では少数しか行われておらず、今回ご質問の内容にお答えできるのはこのていどが精一杯です。なお、渡りルートについては、まれに保護されたアオサギに脚輪が付けられることがあり、ごく部分的には分かってきています。たとえば、山口県で脚輪を付けられたアオサギが冬にベトナムで見つかっています。日本とベトナムを行き来するわけですから、その途上で貴国を通過したり留まったりするアオサギもいるのでしょうね。もし、C.C.Changさんがそちらで観察された状況が特定の場所に限ったものでなく一般的な傾向だとすると、この時期の日本はなかなか渡っていかない幼鳥のせいで普段よりも幼鳥の割合が高くなっているのかもしれません。もしかして、九州あたりに渡りそびれた幼鳥ばかりが集まるような場所があるのでしょうか。この辺はじっくり調べると何か面白いことが分かってきそうです。

ともかく、私は北海道のことしか分かりませんので、もしここを読まれている皆さんで、アオサギの成鳥と幼鳥の渡りパターンの違いについて観察されていたり何かご存知の方がいらっしゃいましたら教えていただけると大変助かります。

余談ですが、C.C.Changさんからのメールで、台湾ではアオサギに「蒼鷺」の漢字を使うと教えていただきました。これは日本も台湾と同じですね。日本では青鷺と書く場合もあって、どちらも使われていますし、どちらが一般的とも言えないように思います。ただ、青と書くと現代ではどうしても鮮やかな青色を想像してしまうので、アオサギのイメージとしては蒼鷺のほうがしっくりくるような気もします。

今回は貴重な観察結果を教えていただき本当にありがとうございました。当掲示板であればメールのようなトラブルもありませんので、また何かあればご利用いただければ幸いです。今後ともよろしくおねがいします。
利口なアオサギ投稿者:まちだ投稿日:2013/10/24(Thu) 23:54No.1874

議論の最中、突然申し訳ございません。
私はカルガモにパンを与えています。その時必ずアオサギが1~2メートルの所まで私に近ずいて来ます。パンを与えても食べません。観察していると池に落ちたパンに小魚が集まって来て、それを狙って食べていたのです。
私を利用していたのにはびっくりしました。

Re: 利口なアオサギ投稿者:まつ@管理人投稿日:2013/10/25(Fri) 18:14No.1877
まちださん、はじめまして。
パンが撒き餌になることをアオサギが認識しているのですね。これはとても貴重な観察例だと思います。

ご存知かもしれませんが、これと同じような行動にササゴイの疑似餌漁があります。こちらは撒き餌ではなく、落ちている葉っぱや羽などを拾って水辺にもっていき、それに寄ってくる魚を捕らえるというものです。下のビデオが例として分かりやすいかと思います。
   ササゴイの疑似餌漁 ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=UNTw7GH325U
今回ご紹介いただいたアオサギの行動はこれにかなり近いですね。

じつはアメリカにオオアオサギというアオサギをひと回り大きくした感じのサギがいまして、このオオアオサギで今回のアオサギと同じ行動が確認されています。今から15年ほど前の話です。当時、この行動はかなり珍しかったのか、そのときの観察はColonial Waterbirdsというちゃんとした学術誌で報告されています。

そして今回のアオサギです。おそらく、その頃にくらべれば同じようなことをするサギはずいぶん多くなっていると思われます。日本に限って言えば、それ以前は人のすぐ近くに来るアオサギなどほとんどいなかったはずですし、人が撒いたパンに近寄るということ自体そもそも無かったはずですから。それが、近年、人との距離が縮まったことで、人間側の思惑とは関係なくアオサギがパンに接する機会は格段に増えました。そうなると、よほどアオサギが愚かでない限り、まちださんが目撃されたようなことが起こるのはたぶん必然だったのでしょうね。

ところで、話は変わりますが、アオサギはパンも食べるようです。アオサギは動物食だとばかり思っていたのでこれには私も驚きました。アオサギのパン食についてはいくつも報告例があるので例外的な事例というわけではなさそうです。下記ブログはその一例です(今回の話とは別ですが、記事後半ではスズメまで食べています)。
   パンを食べるアオサギ ⇒ http://photonz.exblog.jp/13954877/

ともかく、アオサギがパンを漁に利用しているという話は今回初めてうかがいました。貴重な情報をどうもありがとうございました。

(追記)いま得た情報で、東京の清澄庭園でも撒き餌を利用するアオサギがいるようです。もし差し支えなければ、都道府県だけでも構いませんので、まちださんが観察された場所を教えていただければ幸いです。
利口なアオサギ投稿者:まちだ投稿日:2013/10/26(Sat) 00:03No.1880
丁寧な御返事有難うございます。
大変勉強になりました。

このアオサギが飛来するのは東京都町田市の薬師池公園です。
Re: 利口なアオサギ投稿者:mini1000th投稿日:2013/10/26(Sat) 00:06No.1881
こんばんは。

ササゴイの映像は、かわいいですね。愛嬌たっぷりに私には見えます。
しかし、賢いですね。これまた驚きの映像です。

本当に勉強になります。
Re: 利口なアオサギ投稿者:まつ@管理人投稿日:2013/10/26(Sat) 07:20No.1883
いえいえ、こちらこそ勉強になりました。そして、場所が薬師池とのことでありがとうございます。清澄公園のほうは、昨日、ツイッターで得た情報です。アオサギが撒き餌を利用しているらしいとつぶやいたところ、すぐに清澄公園でも同じことをしているよと教えてもらったのです。江東区の清澄庭園と町田市の薬師池は30キロほどの距離ですから、もしかしたら同じアオサギなのかもしれませんね。あるいは、その辺りではパンの撒き餌利用はアオサギたちの常套戦術になっているのかもしれません。どちらかというと、1羽だけがたまたま特殊な行動をしているというよりは、同じ行動をするアオサギが地域の中にけっこういると考えるほうがむしろ自然な気がします。

人とアオサギの距離が縮まるという状況は東京より関西圏のほうが半歩進んでいるようです。それ以外の地域も北海道、東北、日本海側の地方を除いては似たようなものかと思われます。昨日書いたように、人とアオサギ、パンとアオサギが近づく状況があれば、撒き餌利用が行動パターンとして身につくのは必然でしょうから、おそらくこの先、パンを利用するアオサギは全国的に増えてくるでしょう。今回の行動に限らず、人とアオサギの距離が縮まることで今後も思わぬ行動がいろいろ出てくるかもしれませんね。
続けて投稿すみません。投稿者:かすみ投稿日:2013/10/20(Sun) 23:55No.1862

先だってのアオサギの夜目の話ですが、
私は、ヨウムと同居しております。飼っているというのは抵抗があるのですが、まあ在来種にいない種と同居しております。その他大勢。
ヨウムは猫のように瞳孔が変わります。昼間は亡くなった母曰く、海賊みたいな目。瞳が小さくなります。猫と違って小さな点ですが)でも暗くなると目全体が真っ黒になります。これだけで顔つきが子供のようにかわゆくなります。そして間違いなく暗くても見えてます。
あの目つきの悪いアオサギさんが夜になったら、かわゆい顔になっていたらと想像してしまいました。
以前管理人さんがアオサギの寿命がハッキリ解らないというコメントをされておりましたが、ヨウムに関しては人間の元では35~50年、健康な固体で野生だとおそらく90年と言われています。すみません。どこかで調べて読んだのですが、今ここで立証はできません。
ただ、大型の鳥類は健康だと長生きなんだと思います。
大げさな表現ですが、鶴は千年、亀は万年は時間の流れは大幅に盛ってますがあながち間違った観察ではないと思います。
あ。語りすぎ。。。ごめんなさい。

Re: 続けて投稿すみません。投稿者:まつ@管理人投稿日:2013/10/21(Mon) 20:33No.1864
かすみさん、こんばんは。
ヨウムと一緒にお暮らしとは楽しいでしょうね。ヨウムと言えば、「アレックスと私」という本を前に読んだことがあります。ヨウムと人が想像以上に深くコミュニケーションできることが書かれていました。ヨウムの場合は人と同じ発音ができるという点で特殊なのでしょうけど、種を超えて相手を理解する能力というのは程度の差こそあれどんな鳥にも具わっているように思います。そんなことはあり得ないと耳を塞いでいるのは人間のほうで…。ほんとうに悲しいことです。

写真はアオサギの巣立ち間近の幼鳥です。普段は爬虫類のような目をしていますが、こんなつぶらな瞳のときもあるのですよ。…というのは嘘で、これは瞳の色が水晶体で屈折しているからのようです。この角度から見ると必ずこう見えます。ただ、瞳孔の大きさはヨウムと同じく光の強さによって変化します。薄明薄暮時には瞳孔はかなり拡大し、爬虫類的な感じはなく親しみやすい表情になります。まさにかすみさんお察しのとおりです。もしかすると、もっと暗くなれば写真のように目全体が真っ黒になるのかもしれませんが、さすがにそうなるとこちらも観察できないわけで私も確かめたことがありません。果たしてどうなのでしょうね。

寿命については、アオサギの場合、37年と6ヶ月という記録があります。ヨウムほどではないにしろかなり長生きです。以下のサイトはその記録が載っていたサイトで、ヨーロッパに生息するさまざまな鳥の長寿記録が載っています。
European Longevity Records ⇒ http://www.euring.org/data_and_codes/longevity-voous.htm
これを見ると、総じて水鳥の寿命が長いですね。ワシタカは大きい割には意外に短命のようです。小鳥は当然、短命なのだろうと思うと、さにあらず。シジュウカラでも15年以上の記録があったりでびっくりです。
Re: 続けて投稿すみません。投稿者:mini1000th投稿日:2013/10/21(Mon) 23:44No.1866
ヨウムが90年、アオサキが37年ですか。
すごく長生きするんですね。勉強になります。
Re: 続けて投稿すみません。投稿者:mini1000th投稿日:2013/10/21(Mon) 23:51No.1867
″アオサキ″になってました。失礼しました。
久しぶりのアオサギです。投稿者:mini1000th投稿日:2013/10/11(Fri) 13:31No.1854

まつ@管理人さん、こんにちは。
お久しぶりです。

先ほど例の柵の上の夫婦が居た近くの河川に行ってきました。
アオサギとダイサギが居て、ダイサギが捕食をしていました。
そこへアオサギが近づいてきて追い払いの行為を見せました。

久しぶりのアオサギです。

Re: 久しぶりのアオサギです。投稿者:まつ@管理人投稿日:2013/10/11(Fri) 19:30No.1855
こんばんは。どうもお久しぶりです。
アオサギとダイサギだと、どうしてもアオサギのほうが少しばかり強いようで…。写真のアオサギはどうやら今年生まれの幼鳥のようですね。普通であれば巣立ち後、2、3ヶ月にはなるでしょうから、自力で餌を見つけるのにもそこそこ慣れた頃だと思います。巣立ち後の最初の難関は乗り越えた頃かなと。とはいえ、まだまだ成鳥のようには上手に漁はできないはず。他の鳥が魚を獲っているのを見ると、そこに行けばたくさん魚がいるように思って、ついつい寄っていってしまうのでしょうね。ダイサギのほうにすればいい迷惑でしょうけど。
Re: 久しぶりのアオサギです。投稿者:mini1000th投稿日:2013/10/11(Fri) 21:02No.1856
まつ@管理人さん、こんばんは。
お返事ありがとうございます。

そうですね、今、漁の練習のようです。ダイサギを追い払ったあと、また、そのダイサギが行ったところへ飛んで行きました。そこには親鳥も居て、我が子を見守っているかのようでした。
ダイサギはついばんだ小魚を口に含んだまま迷惑そうに双方を見ていました。
Re: 久しぶりのアオサギです。投稿者:まつ@管理人投稿日:2013/10/11(Fri) 21:24No.1857
解説を読んだ後にあらためて写真を見ると、本当にそのとおりに見えるから面白いですね。
こんばんは。投稿者:かすみ投稿日:2013/10/10(Thu) 22:23No.1852

9月の時点で北海道では渡りの季節とはいえ、まだこちらは地元のアオサギは運河に来ています。
都会のアオサギだからなのか、アオサギは夜目がきくのか、夏の間は真夜中に良くアオサギのあの、羽ばたいている時に出す「アーと、ギャアー」のあいだのような声を聴きましたが、さすがに夜中は聴かなくなりました。

Re: こんばんは。投稿者:まつ@管理人投稿日:2013/10/11(Fri) 07:46No.1853
おはようございます。
アオサギは暗いところでもよく見えているようですよ。夜は昼にくらべれば活動量はぐっと減りますけど、子育てで忙しい頃は夜でも当然のように餌を獲りに行っています。都会でなくてもわずかな月明かりしかないところでも、暗い水辺でせっせと漁をしています。

とはいえ、真っ暗よりは多少でも明かりがあったほうが都合が良いようで、その関係かどうか分かりませんが、満月の夜のアオサギは太っている、という言い伝えがあったりします。月明かりがあれば漁も捗るのかもしれません。あと、明かりといえば、彼らは人工的な明かりもけっこう利用しているような気がします。夜間、コロニーと餌場の間を行き来するのに、真っ暗よりは多少でも明かりがあるほうが何かと目印になって分かりやすいでしょうから。田舎のほうに行くと、営巣場所はどこでもよさそうなのに、なぜか人家のすぐ脇に巣をかけているのをよく見かけます。これももしかしたら人家の灯りを夜の目印にしているのかもしれません。

それにしても、子育ての頃は昼夜兼行で漁に出かけ、本当にいつ寝ているのだろうかと不思議なほどです。今は夜はのんびりくつろいでいるのでしょうね。
はじめまして。投稿者:かすみ投稿日:2013/09/15(Sun) 05:49No.1846

東京都港区在住です。
家のマンションの前が運河になっていまして、餌の関係なのか初夏から晩秋まではアオサギが毎日のように飛来してきます。
大鷺(しらさぎ)は冬も現れるのに、アオサギは冬は見かけませんが、近くの野鳥公園では冬もアオサギは留鳥として干潟にくるそうです。
この数えきれない人々が生活する都会で、一体何人の人がその存在を知るのかと思うほど、雄々しく羽ばたいています。そんなアオサギを遠くからビデオを撮ったりして楽しんでいます。カラスの子育て(巣は撮ってないですが)、も撮ったりして幸せを感じています。

Re: はじめまして。投稿者:まつ@管理人投稿日:2013/09/15(Sun) 16:29No.1847
かすみさん、はじめまして。
私は札幌なので、これから来春まではアオサギを見かけることが少なくなります。その点、東京だと年中いつも傍にいるという感じなのでしょうね。ただ、関東では昭和40年代まではアオサギの繁殖は確認されてなかったようで、昭和55年に全国的な調査が行われたときも関東のアオサギはサギ類全体のわずか0.1%に過ぎなかったといいます。普通に見かけるようになったのはここ最近のことなのでしょうね。昔は、アオサギ見たさに東京の人がわざわざ網走まで来ていたという話もあるぐらいですから。

ところで、東京のアオサギが一年中同じサギたちかというとそうでもないようです。もちろん年中ほぼ同じところに留まっているアオサギもいますが、越冬のためにはるか南方に去るのもいれば、逆に他所からやって来るアオサギもいるようです。ここ北海道のサギたちはほとんど南に去ってしまいますので、冬は東京あたりにお邪魔しているのがいるかもしれません。素通りするだけかもしれませんけど。あと、関東のほうへは富山など日本海側の地域や遠くはロシア極東のほうからも冬を越しに来ているようです。

この時期になると、どこのアオサギも引っ越し準備でそわそわしているのではないでしょうか。この台風が日本を抜ければ、そろそろ渡りも本格化するのかなと。去られてしまう土地にいる立場でいえば少々淋しい季節ではあります。
なるほど。投稿者:かすみ投稿日:2013/09/16(Mon) 17:28No.1848
私もアオサギのことを自分なりに調べたりしたところ、確かに「渡る」と書いてあったのですが、野鳥公園のスタッフさんは留鳥と言っていて、「んー?」と思っていました。(スタッフさん勉強不足ですね(笑)
確かにどちらも可能性ありますね。
これは知人から聞いた話ですが、お台場の先の東京湾に小さな無人の島があって(東京都所有)そこに大規模な鷺のコロニーがあるそうです。一度行ってみたいものですが、年1回の清掃の時(ボランティア)以外は立ち入り禁止だそうです。
お返事ありがとうございました。また、お邪魔させていただきます。今後ともよろしくお願いします♪
Re: はじめまして。投稿者:まつ@管理人投稿日:2013/09/16(Mon) 21:05No.1849
こちらこそよろしくお願いします。

お台場のコロニーというと第六台場のことですね。ここではアオサギ、ダイサギ、コサギ、ゴイサギあたりが一緒になって子育てしているようです。もっとも、今はサギよりもカワウのほうが多いようで、Googleの地図(http://goo.gl/maps/iLqzQ)で見てみると、カワウのフンなのか木が白くなっているのがよく分かります。鳥自体が見えないかなと思って探してみましたが見当たりませんでした。どうも繁殖期が終わってから撮影された写真のようですね。

ところで、この島のウやサギは昔からずっとここにいたわけではないようです。1990年代の半ばに浜離宮にいたのを迷惑がられて、人為的に第六台場に移動させられたのだとか。主としてカワウのための措置でサギについてはついでだった感がありますが、サギとカワウのデコイを設置して誘導したといいますから、一応、サギのほうも対象ではあったようです。ということで、それ以降は台場のほうにずっと定着しているようです。ただ、浜離宮のほうも昔からいたわけではなく、巣をつくりはじめたのは1990年代に入ってからのようなのですね。その少し前にレインボーブリッジをつくったせいで、それまで台場で営巣していたダイサギがいなくなったというような話もあり、事情はよく知りませんが、人の都合であっちこっちに引っ越しを余儀なくさせられているようです。

ウやサギたちにしてみれば、現在の台場は人に邪魔されず安心して子育てのできる、あの辺りでは数少ない(おそらく唯一の)ロケーションなのだと思います。この先は人に撹乱されることのない恒久的な営巣地であり続けてほしいものですね。
なるほど。投稿者:かすみ投稿日:2013/09/16(Mon) 22:02No.1850
おぉぉ。グーグルマップで見るという発想はなかったので感激。
海鵜ではなく、川鵜なのですか?運河だからかしら。確かに画像を先ほど見てみましたら、いつもこの近くで見れるのは(嘴の色や長さ)が川鵜のようです。(そんな単純な観察でないかもしれませんが)

本当に恒久的な栄巣地であり続けてほしいと共に、人の手によって変えてきたものを、少しずつでもこのような場所を人の手で返していけるような心のゆとりを持ってくれる世の中を望みます。
Re: はじめまして。投稿者:まつ@管理人投稿日:2013/09/17(Tue) 19:22No.1851
お台場のコロニーはGoogleMapではそれほど鮮明ではありませんが、場所によっては巣の数が数えられるようなコロニーもあります。GoogleMap、何かと便利です。

お台場で営巣しているのはカワウのほうですね。ウミウはカワウと違って木の上には巣をかけないので。カワウについて言えば、1970年代は国内では絶滅が心配されるほどに少なかったのですが、今は増えすぎたと言って年に何万羽も駆除しています。つくづく人間は勝手な生き物だなと思います。それを思うと、アオサギもいつカワウと同じ運命を辿ってもおかしくないなと。もしかすると、数十年後にはコウノトリやトキも…。

そんな心配をしなくて済む人と鳥の関係であってほしいと切に思います。
婚姻色?投稿者:奈良奈良投稿日:2013/07/14(Sun) 23:11No.1842

いつも観ているアオサギとクチバシの色が違います
婚姻色でしょうか?

Re: 婚姻色?投稿者:まつ@管理人投稿日:2013/07/15(Mon) 04:46No.1844
おはようございます、奈良奈良さん。
このアオサギは幼鳥ですね。少し前に巣立ったばかりの幼鳥です。成鳥が婚姻色を帯びるのはペアがつくられる春先の一時期だけで、どんなに遅いつがいでもさすがにこの時期の婚姻色は無いと思います。婚姻色を帯びた成鳥はそれはそれは美しいですよ。

今、外からなので、後でまた書き足しますね。
Re: 婚姻色?投稿者:まつ@管理人投稿日:2013/07/15(Mon) 16:28No.1845
同じ写真が2枚投稿されていたので、二度目の投稿のほうを私のほうで削除いたしました。ご了承ください。

さて、さきほどの続きですが、成鳥と幼鳥のくちばしを比較したものを載せてみました。左上がその年生まれの幼鳥で奈良奈良さんのお写真のアオサギと同じです。幼鳥はくちばしの色が特徴的で、上が鉛色、下が山吹色とくっきり分かれています。これが1年経つと上嘴の暗色が消え、成鳥のくちばしの色とほとんど同じになります(右上)。アオサギの場合、生まれた翌々年の春でも多少幼鳥っぽい見かけが残りますが、基本的には2年経つと成鳥とみなされます。その成鳥の頭部を撮したのが下段の2枚で、右側がご質問にあった婚姻色の成鳥です。嘴の色の鮮やかさは説明するまでもないですね。御覧のとおりです。

幼鳥と成鳥は嘴だけでなく身体全体の色合いもかなり違います。写真からも分かるように、成鳥は黒白灰色と配色がシンプルではっきりしています。一方、幼鳥は黒い風切羽を除けば全体的に灰色っぽくメリハリがありません。幼鳥には気の毒ですが、成鳥と比べるとみすぼらしく見えてしまいます。

下記ページに、成鳥、幼鳥、ヒナなどの写真をいろいろ載せています。よろしければ参考にしてみてください。
「アオサギ写真集」 ⇒ http://www.grey-heron.net/photo-gallery/
幌加内のコロニーについて投稿者:エゾミユビゲラ投稿日:2013/06/13(Thu) 22:21No.1810

ご無沙汰しております。
近所の田植えの手伝いを頼まれて、5月26日より6月1日まで田植え機に乗っておりましたが、そこから10羽ほどのアオサギが盛んに巣材を運ぶ姿が見られました。

長年遠くまで観察に通っておりましたが、何と家の隣の林です。巣作りにしては少々遅いとは思いました。

ひょっとしてと言う予感が走り2006年より営巣していた上幌加内のコロニーを見に行きました。5月始めには営巣している姿が見られたのですが、6月2日に行って見ると全く姿が見えません。何らかの原因で、コロニーを放棄したようです。

おそらくそのアオサギが雨煙内の林に新しくコロニーを作ろうとしているのだと思われました。
田畑の真ん中で、水辺からは少々離れていますが、アオサギの飛翔力から言えば問題無いのかなとも思われます。

ともあれ、隣の林でアオサギのコロニーが見られるようになるなんて、こんな嬉しいことはないと期待は高まりましたが、2~3日後には全く姿が見られなくなりました。

例年家の前の田んぼに数羽は見られたアオサギもあまり見かけなくなりました。

新しい移転先は今のところ見つかりません。

アオサギのコロニーは危うく儚い所が多いですね。

Re: 幌加内のコロニーについて投稿者:まつ@管理人投稿日:2013/06/14(Fri) 06:52No.1812
エゾミユビゲラさん、おはようございます。
コロニーが放棄されたとのこと、残念です。何があったのでしょう?
シーズン途中での放棄というのは何か特別な事情があったとしか思われません。これについては私もちょっと調べてみたいと思います。
調べて何か分かったらまた書きますね。
Re: 幌加内のコロニーについて投稿者:エゾミユビゲラ投稿日:2013/06/15(Sat) 14:17No.1823
本日現場へ行って見ました。
河川改修工事のため、コロニーの真近かまで林が伐採されておりました。
現場まで、畑の中をかなり迂回して裏から入っており、気がつきませんでした。鉄板の敷き詰められた道ができており、かなり重機が作業したようです。

これがコロニーを放棄させた原因とみて間違い無いでしょう。
日本での最寒地でのコロニーの喪失は誠に残念です。
工事の日程等を確かめたく思いましたが、本日土曜日につき後日にいたします。

このコロニーより通っていたと思われる添牛内や幌加内付近の河川、田んぼ等に見られたアオサギの姿は全く見られなくなりました。カナダだったら裁判沙汰でしょうね。
Re: 幌加内のコロニーについて投稿者:まつ@管理人投稿日:2013/06/15(Sat) 21:35No.1824
恐れていたことが起こったようですね。シーズン途中にコロニーが放棄されるなど尋常なことではありませんから、強力な捕食者が現れたのか、さもなくば人間の仕業と考えるほか無かったのですが…。これは最悪の事態だと思います。

じつは、昨日の朝、エゾミユビゲラさんの投稿を読んだ後、やはりこれはどうしてもチェックしたおかなければと思い、旭川に用があったついでに私も幌加内の現地を確認してきました。行ってすべてが分かりました。エゾミユビゲラさんの推測されるとおり、コロニー直近での伐採作業が放棄の原因で間違いないと思います。私が行ったときは工事は行われておらず、平日だというのに工事関係の車両すら見かけませんでした。ただ、コロニーのすぐ横の橋に工事標識が立てられており、それによると現在も工事中ではあるようです。河岸保護工事ということで工期が今年の3月2日から12月4日となっていました。

写真はその工事標識が立てられているところからコロニーを撮ったものですが、今はアオサギの気配すら無いただの河畔林になっています。問題はこの写真の左端に見える伐採後。写真では小さくしか見えませんが、実際はかなり大規模に伐採しています。これを確認するため、道路から樹林に入って伐採跡まで歩いてきました。コロニー自体は思っていたとおり20巣にも満たない比較的小さなコロニーでした。道路からは50mも無いと思います。そこからさらに下流に3、40m行ったところが伐採跡でした。これだけ近いところで作業されたら影響があるどころではありません。親鳥もヒナもパニックに陥っていたはずです。その伐採跡からはエゾミユビゲラさんが確認されたところの重機用に敷かれた鉄板が樹林の外に向かって伸びていました。それを大雑把に描いたのが下の見取り図です。かなり不正確ですが、写真と併せておおよその状況はイメージしていただけるかと思います。(続く)
Re: 幌加内のコロニーについて投稿者:まつ@管理人投稿日:2013/06/15(Sat) 21:36No.1825
エゾミユビゲラさんが5月初めに営巣を確認しているわけですから、それ以降に伐採が入ったと考えると、ほとんどの巣ではすでにヒナが生まれていたことと思います。今回、仮に15巣で3羽ずつヒナがいたとして全体で45羽。そのヒナたちは1羽も生き延びることができなかったはずです。今回は営巣木そのものは伐採を免れていますが、コロニーの近くで作業すれば結果は同じでしょう。作業に驚いた親鳥が巣を放棄すれば、ヒナは自力で生きていく術はありません。餓えて死ぬか、その前にカラスに襲われるかのどちらかです。この世に生を受けてまだひと月も経っていなかったヒナたちに対し、こんな残虐な仕打ちが許されるわけがありません。

これはもう想像するほかありませんが、いくらなんでもそこにアオサギのコロニーがあるのを分かっていて作業したとは思えません。おそらく、コロニーの規模が小さくて親鳥が騒いでも気づかなかったのでしょう。しかし、だからといってこのような乱暴な行為が許されていい理由にはなりません。コロニーは国道の橋からほんの4、50mのところにあるわけで、春先の葉の茂らないうちに確認すればそこにコロニーがあるのは誰の目にも明らかです。コロニーがあると分かれば、工事の時期を繁殖期からずらすとか、アオサギと人との間で妥協点を見つける術もあるのです。今回の工事は3月からはじめているわけですし、そのぐらいの確認作業はしていると思うのですが、それさえやらなかったのでしょうか。だとすれば、野生鳥獣の命をことのほか軽視しているとみなさざるを得ません。野生動物の保護というのは、第一に生きものの命を尊重することだと私は考えます。その基本に立って、人と野生動物の利害の間に妥協点を見いださなければならないのだと。しかし、どうやら今回のことは設定された妥協点が適切なものかどうかを云々する以前の問題、生きものに対する基本的な姿勢に問題があるようです。情けない限りです。

ともかく、これは具体的にどのようなことが起こったのかきちんと確認する必要がありますし、私のほうからも役所に説明を求めてみたいと思います。なお、工事標識によると当工事の施工主体は滝川河川事務所になっているようです。エゾミユビゲラさんのほうでも何か新たなことが分かりましたらぜひまたご一報ください。
Re: 幌加内のコロニーについて投稿者:エゾミユビゲラ投稿日:2013/06/18(Tue) 09:34No.1828
昨日(6月17日)幌加内役場建設課へ行って来ました。
工事の行われた日程について教えてほしいと言う事に対して、今朝メールで回答がありました。以下がその内容です。

「昨日(6/17)、午後より建設課長・課長補佐・管理係長・産業課
係長(鳥獣保護担当)で現地を確認するとともに、滝川河川事務所に作業スケジュールを確認しました。
5月下旬に旧中島宅から雨竜川方向に向けて鋼板を敷き、6月3日に河川付近の
立木を伐採したとのことでありました。
また、新たな情報が確認できしだいお知らせいたします。」

と言うのがその内容です。
この日程からすると、6月3日には既にコロニーを放棄していたので、伐採以前の作業で放棄したものと思われます。
鉄板敷き、あるいは伐採に先立って行われたであろう下草刈り等の作業ではないかと想像されます。
 
奥田さんの観察されたトドマツの林というのを探してみましたが、アオサギは確認できませんでした。
Re: 幌加内のコロニーについて投稿者:まつ@管理人投稿日:2013/06/19(Wed) 06:12No.1831
作業の日にちによってどの作業が放棄の直接の原因になったのかが変わってくるわけですね。これについては私のほうでも河川事務所に直接尋ねてみたいと思います。いずれにしてもあの近さではアオサギが安心して営巣できるわけはないですし、どの作業が直接の原因になったにせよ、工事がアオサギを追い出したことは間違いないと思います。事務所から回答が得られればまたお知らせします。
Re: 幌加内のコロニーについて投稿者:まつ@管理人投稿日:2013/07/03(Wed) 06:46No.1840
さて、今回の件について河川事務所に尋ねてみました。質問は、工事の内容と事前調査の有無、コロニーの存在を把握した後の対応、今後の対策についての4点です。詳しくは下記ページに載せていますのでご確認いただければと思います。

  河川事務所への抗議と質問 ⇒ http://www.greyheron.org/activity/13-06-18/
  河川事務所からの回答 ⇒ http://www.greyheron.org/activity/13-06-27/

このやりとりで明らかになったことをごく簡単にまとめると…。
・事前調査が十分でなかったため、コロニーがあるにもかかわらず工事を続けることになった。
・アオサギは伐採が行われるよりも前にコロニーを放棄していたと考えられる。
・工事に伴う一連の作業がアオサギの営巣放棄の原因となった可能性はあるものの断定はできない。
・今後、工事を行う際は、鳥獣の生息状況について事前に十分な情報収集を行う。
ということになります。

今回の営巣放棄については原因の特定ができなかったことが残念ですが、工事の影響があったかどうかはともかく、工事の施工者に対し鳥獣への配慮をいっそう意識してもらう機会にはなったのではないかと思います。今回の出来事についてはトップページのほうにも書きましたのでよろしければ御覧ください。
撮りたてです投稿者:コマクサ投稿日:2013/06/28(Fri) 15:52No.1837

まつさんこんにちは(⌒▽⌒*)

今日はお天気も回復しましたので、コロニーへ行って来ました。一回りして東屋の前に帰って来たとき親が餌の給餌をしておりました。
雛達だけですと大きくなったな~と思いますが、やはりまだまだですね、餌をねだる子供の姿見て下さい。

Re: 撮りたてです投稿者:まつ@管理人投稿日:2013/06/28(Fri) 17:34No.1838
こんにちは、コマクサさん。
そうなのです。ヒナだけで翼を広げてバタバタしているのを見ると、もういつ巣立ってもおかしくないなと思うのですが、親が戻ると、あれっ、意外にまだ小さいんだなと。実際に小さいのでしょうけど、おねだりポーズをするものだから余計に小さく幼く見えてしまいます。ヒナにすれば、自分たちを小さく見せて、まだまだエサが必要なんだということを精一杯アピールしているのかもしれませんね。
巣立ちヒナ投稿者:コマクサ投稿日:2013/06/18(Tue) 13:50No.1829

まつさんご無沙汰でした。
その後アオサギが気になっておりましたが、5月6月と身内に不幸が続いて慌ただしくしておりました。
掲示板もお邪魔出来ませんでしたが、幌加内のコロニー・MINI1000thさんの巣と悲しい事が続いていたのですね。

篠路のコロニーもすっかりご無沙汰でしたので巣立ちが済んでしまったかと気になりながらやっと昨日行って来ました。
空の巣も有りましたが未だ数羽おり(⌒▽⌒*)何と羽ばたき練習後見晴らしの良い枝へ飛び移り2羽が巣立ちいたしました。
あまり可愛い顔とは言えませんが立派な羽に力強さを感じました。

Re: 巣立ちヒナ投稿者:コマクサ投稿日:2013/06/18(Tue) 14:05No.1830
もう一枚添付させて戴きます。
もう巣立ちが嬉しいのか一寸離れていますので声は聞きとれなかったのですが終始大きな口を開けて何度も羽ばたきしておりました。
巣立ちまでのドラマがあり巣立ち後も色んな試練が有る訳で、元気に一歳のお誕生を迎えられますようにと祈る気持ちです。
Re: 巣立ちヒナ投稿者:まつ@管理人投稿日:2013/06/19(Wed) 06:13No.1832
コマクサさん、おはようございます。
この時期はちょっと見ないとあっという間に大きくなっていてびっくりします。お写真のヒナも顔は幼いですけど、翼だけはもう一人前ですね。アオサギのヒナは生後約50日で飛びはじめると言われています。篠路のコロニーでヒナが生まれはじめたのが4月下旬ですから、今すでに50日を過ぎてるわけで…、いつの間にかもうそんな時期なのですね。ただ、あと1週間や10日ぐらいは遠くへは行かず、親からエサをもらうのを待っているはずですよ。それまでは巣の近くで飛ぶ練習をしたり、親鳥を待ちきれず他所の巣にエサ泥棒にいって追い返されたり、そんなことをして一日を過ごしているようです。コマクサさんが感じられたように、彼らは飛べるようになったのが嬉しくて仕方がないのでしょうね。私もこの時期の彼らを見るといつもそう思います。親鳥が飛ぶのとは違って、何でもないところで無駄なひねりを入れたり、これ見よがしな飛び方をして、あたかも他のヒナに自慢しているようで…、ともかく見ていて楽しいです。彼らはここまで生き延びられるだけでもそうとうな実力と運の持ち主だと思います。独り立ちした直後にまた最大の試練が待ち受けているのでしょうけど、この勢いで試練を乗り越えていってほしいものです。
Re: 巣立ちヒナ投稿者:コマクサ投稿日:2013/06/19(Wed) 08:46No.1833
お早うございます。
まつさんの仰る様にコロニーを離れて餌場へ移動を正確な巣立ちとすれば昨日掲載の写真は「単に巣から離れた」との表現が妥当ですね。
ひょこひょこと枝を飛んだり羽ばたきしたりでした。

又今日掲載の写真はコロニーの中程の位置で枝が繁茂しており見難いのですが4羽ほどいます、兄弟?それとも別の巣の子達?何やらお喋りしているようで餌を待つ間子供同士の会話が有るのでしょうね。
Re: 巣立ちヒナ投稿者:まつ@管理人投稿日:2013/06/19(Wed) 18:58No.1834
4羽、しっかり確認できました。右下の1羽はくちばしが見えないと見落とすところでした。それを言えば、真ん中のはもっと分かりにくいかも。隠し絵みたいですね。

アオサギの場合、どの時期をもって巣立ちとするのか私もよく分かっていません。巣から出るといっても最初は枝伝いに歩いて行くわけですし、時間とともにその距離が徐々に長くなるだけのことで。飛ぶのも最初は巣の上でジャンプしていて、それが枝伝いのジャンプになり、さらに数メートルの距離を飛ぶようになりと、すべてが連続的です。そんなわけで、アオサギの巣立ちに関してはたぶん厳密な定義は存在しないのではないかと思います。いつまで経っても巣に戻ってこなければ、ああ巣立ったんだなと、いつもそんな感じで見ています。
宇摩のコロニーにダイサギ投稿者:奥田投稿日:2013/06/17(Mon) 17:21No.1826

 お久しぶりです、昨日(6月16日)宇摩のコロニーの前を通過していたら、真っ白の個体が・・・。止まって双眼鏡で見てみるとダイサギのようです。最近ダイサギが増えてきましたが、あちこちのコロニーにもダイサギが混ざっていそうですね。ちなみにここではダイサギが最低6羽はいました。巣に入っている個体もいたので、ヒナもいると思います。
 幌加内のコロニーは、対岸の道路向かいのトドマツ林に移った様でしたが・・・今回は確認してません。

Re: 宇摩のコロニーにダイサギ投稿者:まつ@管理人投稿日:2013/06/17(Mon) 19:06No.1827
ずいぶんお久しぶりです。
北海道でダイサギが繁殖とは、これは一大ニュースですね。宇摩のコロニーは私は6月14日に観察しています。写真はそのときのものです。斜面中腹のトドマツ林でしょうか、60ほどの巣が確認できました。見えていない巣を考慮すると80ぐらいの規模にはなるかもしれません。ただ、この時は幌加内のことが気がかりでちらっと見ただけでしたので、白いサギにはまったく気づきませんでした。アオサギ以外のサギはいるはずがないという先入観がありますから、目には入っていてもそれがダイサギだと認識できなかったのかもしれません。不明を恥じるばかりです。

北海道のダイサギについては、97年に標津のアオサギコロニーにひとつがいだけ混じって営巣しているのを私が確認しています。ただ、そのときは残念ながら抱卵開始から22日目に放棄しています。日数からしてヒナは生まれておらず、抱卵途中で止めてしまったようです。ですから、もし今回、宇摩のコロニーにヒナが生まれれば、ダイサギとしては初めての道産子ということになりますね。これは北海道のサギの歴史に新たなページを加えるとてもエポックメイキングな出来事だと思います。本当に貴重な情報をありがとうございました。

貴重な情報といえば、幌加内のほうもですね。エゾミユビゲラさんによると、雨煙内のほうでも一時巣作りをしていたということですから、放棄直後、奥田さんが見られたトドマツ林に一時的に移り、その後、雨煙内に移動したのかもしれません。あるいは、2ヶ所に分散したのでしょうか。放棄の正確な時期は分かりませんが、仮にそれが先月中旬から下旬頃だとして、場所を移して一からやり直すには時期的に遅くなりすぎているような気がします。どこかで上手くやっていれば良いのですが。トドマツ林に新たなコロニーができているかどうかを含め、もしまた観察されることがありましたら状況をお知らせいただけると有り難いです。またよろしくお願いします。
無題投稿者:ムー投稿日:2013/06/15(Sat) 13:05No.1819

琴似発寒川に、成鳥のアオサギを見ました。
毎週散歩していますが、カモやアイサは観ましたが
アオサギは初めてです。

無題投稿者:ムー投稿日:2013/06/15(Sat) 13:36No.1821
写真です。
Re: 無題投稿者:まつ@管理人投稿日:2013/06/15(Sat) 13:42No.1822
ムーさん、はじめまして。
この時期にしては案外きれいな成鳥ですね。子育ても終盤になると、身なりなど構っていられなくなるのかけっこうぼろぼろだったりするのですが、この成鳥はまだヒナが小さいのかもしれません。
琴似八寒川なら、篠路で子育てしている親鳥が来ているのだと思います。今はヒナが育ち盛りでエサがたくさん必要ですから、親鳥もエサ探しで大忙しなのでしょうね。
ゴイサギだと思うんですが、、、投稿者:ryusei投稿日:2013/06/11(Tue) 22:43No.1799

公園で1メートル程の植え込みの上に雛がいました。

植え込みの上には木の枝がありますが、巣は葉で確認できません。

巣から落ちたのか、人通りが多いのに元からそこにいたのか

わかりませんが、ゴイサギは木の上以外でも

雛を育てるのでしょうか?

ゴイサギだと思うんですが、、、投稿者:ryusei投稿日:2013/06/11(Tue) 22:48No.1800
今日見つけたのですが、心配になり

いろいろ検索するうちにここにたどり着きました。

はじめましてのあいさつもそこそこに申し訳ありません。

親はさがしにきますか?

このままでも大丈夫でしょうか?

心配でいたたまれません。

よろしくお願いいたします。
Re: ゴイサギだと思うんですが、、、投稿者:まつ@管理人投稿日:2013/06/12(Wed) 08:15No.1801
ryuseiさん、はじめまして。
ゴイサギのヒナですね。巣立ちまでにはまだ当分かかりそうなヒナのようですから、何かの事故で巣から落ちたのだと思います。ゴイサギの生態についてはよく知りませんが、アオサギと同じようなものだとすると、他の大きな兄弟に餌関係のもめごとで追い落とされたか、あるいはカラスに巣から引きずり出されたのか、おそらくそのいずれかではないかと思います。この成長段階で自分から進んで出ていくことはありませんから。

さて、こうして巣から落ちてしまったヒナを親が育てるかというご質問ですが、これもアオサギについて言えば、残念ながらそれはありません。巣から落ちると親はその時点で諦めます。いったん巣から離れれば親からの給餌は全く期待できませんし、自分でエサをとることはまず無理なので、生き延びる望みはほぼ100%ありません。ゴイサギの場合もそれは同じだと思います。実際、ヒナが育つ時期、コロニーの下にはこうしたヒナがけっこういますし、それが彼らの世界では普通のことなのです。また、ヒナどうしの闘争はエサを巡ってのものですし、エサが足りない場合は弱いヒナから犠牲になるのは仕方のないことで、それが彼らの個体数調節の正しいやり方なのだとも言えます。なので、巣から落ちた、本来、死ぬべきヒナを助けることは、厳密にいうと彼らもっている個体数調節機能を乱してしまうことになり、彼らの生活に悪い意味で介入してしまうことになります。

とはいえ、落下して生き延びる望みもなく歩いたり佇んだりしているサギを見るのが忍びないという気持ちはよく分かります。私もアオサギの観察中に巣から落下するヒナを何度も見かけたことがありますし、その都度、助けなければという気持ちになります。実際、目の前にヒナが落ちてきたら保護して連れて帰るかもしれません。個体数うんぬんは原則論で、個人が1羽保護したからといって大勢には影響ありません。それよりはその時の気持ちを変な理屈で抑えつけるほうが問題です。ヒトが他の動物を助けたいと思う気持ちも自然の正常な営みのひとつなのですから。

そんなわけで、落ちたヒナを保護される方はたくさんいますし、保護したヒナをどうすればいいのかというご質問もよくいただきます。それについては以下のページにいくつか書いていますので、もしそうした状況になれば参考にしていただければと思います。
「保護と飼育」 ⇒ http://www.grey-heron.net/forum/24-refuge/

ともかく、助けるにせよそのままの成り行きに任せるにせよ、どちらの行いが正しいというものではありません。ほっておいたとしても、それで彼らから恨まれるわけではありません。厳しいことですが、落ちたヒナは本来、死ぬべきもので、そうしたことをひっくるめて彼らの世界はうまく回っているのです。どうかあまり気に病まれませんように。
ゴイサギだと思うんですが、、、 投稿者:ryusei投稿日:2013/06/12(Wed) 16:59No.1802
早速のお返事ありがとうございます。

気になるので、朝から見に行ってました。

しばらく遠巻きに見守っていましたが、何とかならないものか

考えた結果、行政の都道府県別鳥獣保護担当に

電話することにしました。

1、木の上に親鳥がいるから世話をしにくるかもしれないから、

2、けがをしていないから

という理由から保護の対象にはならないとのこと。

親が世話をしに下りてくるか、様子を見ていてください。

だけでした。

様子を見ていると、一羽が植木を下りて道路のほうへ歩いて行くので、

通せんぼをして、植木に優しく追いたてましたが、しばらくすると

また、道路のほうへ行こうとします。

見かねて、行政に電話したら、箱に入れて元の所にとのことでしたので、

網で捕まえ、今は段ボールに入れてあります。

一日様子を見てくださいと言われてます。

まだ、威嚇をする元気はあります。

魚を入れてやると見てないときに食べたようです。

ですが、箱から出れない分、カラスやトンビなどに襲われないか心配です。

保護するとき何か手続きなど必要でしょうか?
Re: ゴイサギだと思うんですが、、、 投稿者:まつ@管理人投稿日:2013/06/12(Wed) 18:16No.1803
とりあえずヒナが元気そうで良かったです。
行政の担当者に落ちたヒナは保護の対象にならないと言われたとのことですが、おそらく法律上はそのとおりなのだと思います。怪我をしている場合は、無料で診てくれる自治体指定の動物病院を紹介してくれたりしますが、そうでない場合は成り行きに任せるべきとの認識なのでしょう。ただ、親鳥が世話をするかもしれないと考えるのは間違いです。他の鳥ではそうかもしれませんが、アオサギではそうではありませんし、ゴイサギも同じだと思います。これについては担当者の方がサギの生態についてあまり知らないのでしょう。鳥獣の保護行政を担当している人はあくまで行政の人で、必ずしも個別の鳥に関する知見をひとつひとつ持っているわけではありません。行政はあまり当てにしすぎないほうが良いかと…。

保護する場合の手続というのはとくに必要ありません。緊急の場合に書類をつくって申請してとかやっていれば助かるものも助かりませんから。ただ、飛べるようになるまでryuseiさんが面倒を診られるということになると法律上は多少問題が出てきます。一般には、野生鳥獣は個人で飼育してはいけないことになっているからです。けれども、自分で何とかするより他に助ける方法が無く、巣立ちまで面倒をみられる条件が整っているのであれば、私なら保護して面倒をみるほうを選びます。実際、そうしている人はたくさんいますし、私も傷ついたアオサギを一時期、自分の家で保護していたことがあります。ただし、小さいとはいえ頻繁にエサを要求してくるはずで、その大変さを受け入れる覚悟は必要です。

それから、段ボールに入れて保護しているということでしたが、これはryuseiさんが心配されているようにカラスに食べられる危険があります。段ボールに入れられるのであれば、少なくとも捕食者に狙われないところに置く必要があります。私が一番望ましいと思うのは、お近くの動物園で受け入れてもらえないか連絡をとってみることです。運が良ければ引き取ってもらえるでしょう。動物救護センターのようなところがあればなお良いかもしれません。行政よりもまずそちらを当たってみることをお薦めします。

またご質問があれば遠慮無くどうぞ。できるだけ早くお答えするようにします。
ゴイサギだと思うんですが、、、... 投稿者:ryusei投稿日:2013/06/12(Wed) 20:31No.1804
早速のご返事ありがとうございます。

結局、心配で心配で家に連れて帰ってきてしまいました。

助言の通り、明日にでも、動物救護センターのようなところか

近くの動物園に連絡してみようと思います。

また、連絡いたします。
Re: ゴイサギだと思うんですが、、、... 投稿者:まつ@管理人投稿日:2013/06/12(Wed) 20:45No.1805
安全なところに連れてこられてヒナもひと安心ですね。緊張していると思うので、うるさく鳴いたりはしないはずですが…。暗くすると落ち着いてくれるはずです。エサも人が見ているところではなかなか食べてくれないかもしれませんが、ほっておけば勝手に食べると思います。少しぐらい食べずにいてもすぐに餓死したりはしません。
なんとか引き受けてくれるところが見つかればいいですね。
ゴイサギだと思うんですが、、、... 投稿者:ryusei投稿日:2013/06/12(Wed) 23:20No.1806
こんばんは!

今 雛たちは、段ボールの中の籠の中にいます。

籠の中には、止まり木がありますので、そこで落ち着いているようです。

段ボールで暗さの調節が容易にできるようにしてあります。

外の世界よりはかなり窮屈かも、、、

早めに落ち着く先が決まるよう頑張ります。

おやすみなさい。
Re: ゴイサギだと思うんですが、、、... 投稿者:mini1000th投稿日:2013/06/13(Thu) 04:59No.1807
ryuseiさん、はじめまして!
まつ@管理人さん、お世話になります。

心温まるスレッドで感銘致しておりました。いろいろと大変でしたね。私も間違いなくそうしたと思います。相手は生き物です。野生鳥獣を育てることは法律上問題があるかもしれません。自然の摂理に反するかもしれません。でも放ってはおけないと思います。

昔、今から22~23年程前になりますが、私もゴイサギの雛を拾ったことがあります。シラサギを撮影しに行っていた場所にゴイサギの雛が巣から落ちた状態で居ました。私の場合、雛はかなり弱っていた状態でした。そのまま抱きかかえて、ダンボールなど持ち合わせていなかったのでそのままクルマの助手席に乗せて家まで持ち帰り、ひとまずダンボール箱に入れて生魚を与えました。しかし食べる気力が無かったようで数時間で死んでしまった記憶があります。

どこか引き取ってくれるところが見つかるのを切に望みます。どうか死なないで下さい・・・。神に祈りたいと思います。
Re: ゴイサギだと思うんですが、、、... 投稿者:まつ@管理人投稿日:2013/06/13(Thu) 05:53No.1808
ryuseiさん、mini1000thさん、おはようございます。
スレッドがばらばらになっていたので、私のほうで勝手にまとめました。ご了承ください。

さて、「ヒナ」ではなく、「ヒナたち」だったのですね。昨日のご投稿で「1羽が」とあったので一瞬??でしたが、ずっと1羽だとばかり思ってました。だとすると、大きなヒナが小さなヒナを追い落としたという線は消えるかもしれません。兄弟間で争いがある場合は、一番小さなヒナが一方的に攻撃されるのが普通で、同時期に複数のヒナが犠牲になることはまず無いからです。もしかすると巣ごと落ちたのかもしれませんね。あるいはカラスに引きずり出されたか…。ハシブトガラスなら巣にいる全てのヒナを引きずり出すことも十分考えられます。ちょうどこのサイズのヒナが一番狙われやすいのです。ただ、何も怪我してないとなると、カラスの仕業と考えるよりは巣ごと落ちたと考えるほうが自然かなとは思います。

原因の推測よりもこれからどうするかのほうが問題ですよね。ryuseiさんとヒナたちにとってハッピーエンディングとなることを祈ってます。

それから、最初のご投稿にあったゴイサギが樹上以外で営巣することがあるのかというご質問。お答えするのを忘れていました。ゴイサギのことはよく分からないのですが、アオサギに関して言えば地上で営巣するケースがたまにあります。ただ、よほど安全が確保され、地上からの捕食者が侵入してこないような特殊な場所であることが必要です。今回、ryuseiさんが見つけられたヒナは、ご投稿の内容やお写真を拝見する限りそういう場所にいたのではないようですから、普通に木の上で子育てしていたとみてまず間違いないと思います。

mini1000thさん、それはお気の毒でした。助けたヒナが皆元気になればいいのですが、そういうわけにもいかないのが現実でしょうから。残念なことですけど。

そういえば、私も20年ほど前にゴイサギを助けたことがありました。営巣地でもなんでもない、川沿いの小道での出来事でした。ゴイサギはその小道上でなぜか数羽のアオサギに囲まれていたのです。私が近づくと、アオサギは飛び立ち、ゴイサギはどういうわけかすぐ脇の川に落ちてしまいました。ゴイサギはそのままプカプカと流され、私も川の中へ…。お互いずぶ濡れになりながら、その日は家で保護し、翌日、隣町の小さな博物館に引き取ってもらいました。そのゴイサギは後日、無事放鳥されたとのことです。mini1000thさんのお話を読むまですっかり忘れていました。こうしたケース、けっこうあるのかもしれませんね。
ゴイサギだと思うんですが、、、...投稿者:ryusei投稿日:2013/06/13(Thu) 08:36No.1809
mini1000thさん はじめまして!!

心強いお言葉ありがとうございます。

籠の中で彼?彼女?たちは元気にしております。

水替えにすら、つつきにきますし、威嚇など、

世話をしようとすると怒られます。

今日は、一日どーしても出かけなければならないので、

心配ですが、帰りに冷凍ワカサギでもと思っております。

帰ってきた時うまく食べてくれることを切に願います。

野鳥の雛は初世話でドキドキです。

早く引き取り手も探せたらと思っています。

mini1000thさん、コメントありがとうございました。
ゴイサギだと思うんですが、、、... 投稿者:ryusei投稿日:2013/06/13(Thu) 22:31No.1811
まつ@管理人 様

まとめていただきありがとうございました。

初めてのこと+野鳥=慌てていて詳細も言わずで、失礼致して居りました。

公園の端の大きい木の根元には1メートルほどの植え込みがあり、

植え込みの上に2羽の雛がいて、車で信号待ちのとき、見つけました。

大きな木の上には、2日目の昼間に巣・親鳥・雛2羽を確認しました。

親鳥が声を出し木に戻るころ、木の上の2羽の雛の声はしていましたが、

この子たちは、声も出さず見上げるばかりでした。

行政との対応はこの後からになります。


本日家に帰ってみると固定してなかった水入れは倒されていました。

水とフンで汚れたペットシーツを変え、

御飯の時間。

保護しておられた方のネットにきびなごをあげていたとの

文章を見つけていたので、たちまち、こいわしを買ってきました。

威嚇しまくる子をいかちゃん、静かな子をしずかちゃん、

と名付けてみました。

しずかちゃんは、2匹食べてくれました。

いかちゃんは、イワシが長いのか、食べて戻してを繰り返したので、

半分に切ってあげましたが、一匹の半分を食べただけでした。

大丈夫でしょうか?

容器に入れてあげて、こちらが見てない時には、どちらが食べたか分からなくなりますし、

部屋に冷房を入れないように心がけている分、

いわしも傷みやすいかと思い、

慣れてくれるのを待つしかないのかと思ったりしています。

あの子たちに、なるべくストレスのないようにするには、

今のままの給仕でいいのか、悩んでいます。

教えていただければ幸いです。

よろしくお願いいたします。
Re: ゴイサギだと思うんですが、、、... 投稿者:まつ@管理人投稿日:2013/06/14(Fri) 06:53No.1813
2羽なのですね。巣に残っているのが2羽ということはもともと4羽兄弟だったということでしょうか。ゴイサギの巣立ちヒナ数は平均2、3羽のようなので、4羽もいると親鳥も少々持て余していたのかもしれませんね。それで追い出されたわけではないでしょうけど。文献によると、ゴイサギは生後2週間ほどで巣から伸びる枝を歩きはじめるとのことで、そのときにバランスを崩してよく落ちるそうです。ともかく、今回は落ちたヒナも元気そうな様子で何よりです。

彼らの食欲はかなり旺盛だと思います。巣立ちが間近になるにつれ、親鳥の運んでくるエサの量も頻度も少なくなりますが、今回のヒナぐらいのときが一番よく食べるのではないでしょうか。ある報告では親鳥の給餌回数は1日に7回だったそうです。とても大雑把な見積もりですが、成長期には1日1羽あたり200グラムぐらいは平気で食べるのではないかなと思います。ただ、自然界の中ではエサが獲れないこともありますし、大きなヒナばかりが食べて小さなヒナにはエサが行き渡らないということもあります。けっこう大きな鳥なので常に食べ続けていないとすぐに死んでしまうわけではありません。エサの量が十分でないと成長が遅くなるということだと思います。エサを与えていつまでも食べ残されているようだと問題ですが、いつの間にか無くなっているのなら心配はないと思います。無くなっていたらまた与えてみてください。見ていて片方のヒナしか食べないのなら問題ですけど、半分でも食べているのなら大丈夫でしょう。威嚇もしているようですし。あまり神経質にならないていどに気遣ってあげればいいと思います。

ヒナを育てることに関しては私もあまり詳しくないので適切なアドバイスができなくてすみません。調べて何か有用な情報を見つけたらまたお知らせしたいと思います。
ゴイサギだと思うんですが、、、...投稿者:ryusei投稿日:2013/06/14(Fri) 09:19No.1814
おはようございます。

いつもお早い御返事ありがとうございます。

雛たちには、あまり神経質にならないよう気をつけます。

私もいろいろ調べてみますが、また、知りえた情報がございましたら、教えてください。

今日は、動物園に連絡をとってみます。

この辺には野生動物救護センターはないようですので、

中国地方県内でできるだけ、あちこちに電話してみようと思います。

また、報告にお伺いいたします。
ゴイサギだと思うんですが、、、... 投稿者:ryusei投稿日:2013/06/14(Fri) 09:38No.1815
おはようございます。

本日朝一番に県内の動物園の鳥の担当の方に相談の電話を

おそるおそるしてみました。

詳細をすべて話してみると、保護の快諾をしていただけました。

快諾していただけて感動しました。

これから、動物園に行ってきます。

まつ@管理人さん

大変お世話になり、ありがとうございました。

心より感謝いたします。

本当にありがとうございました。
Re: ゴイサギだと思うんですが、、、... 投稿者:まつ@管理人投稿日:2013/06/14(Fri) 09:57No.1816
おー、なんと素晴らしい! ryuseiさんの思いが通じたのですね。それに、動物園も捨てたものではないですね。実は、動物園を推薦しておきながら、受け入れてくれる可能性はそんなに多くはないだろうと内心思っていました。私も以前、傷ついたアオサギを動物園で保護してもらえるよう頼んだことがありましたが、鳥インフルエンザが心配だからとかなんとか難癖をつけられて結局断られたことがあります。今回は傷ついているわけでもありませんし、下手をするとなぜ拾ったのかと非難されるのではないかと。そんなこともなく、良いところが見つかって本当に良かったです。快諾してくれるような動物園なら安心して預けられますね。数週間後には羽も生え揃って元気に巣立つことでしょう。いや、本当に安心しました。
ゴイサギだと思うんですが、、、...投稿者:ryusei投稿日:2013/06/14(Fri) 23:12No.1817
こんばんわ!!

お返事ありがとうございます。

確かに元の所へ戻せないかとも聞かれましたが、

本人たちが動き回り道路に出ようとするので危ないことと、

箱に入れると、カラスとトンビが多い地区で危ないことを、

説明しましたら、戻せないの判断をしていただけたようでした。

鷺の雛は人間の与えたものを戻すことのほうがおおいらしい

のですが、本人たちの生きることへの努力が実を結んだのだと思っています。

生きる運命だったのでしょう。

本当に良かったです。

ありがとうございました。

おやすみなさい。
Re: ゴイサギだと思うんですが、、、...投稿者:mini1000th投稿日:2013/06/15(Sat) 04:55No.1818
ryuseiさん、おはようございます。

引き取り先が決まって本当に良かったです。ほっとしました。
掲載されたお写真を見ると、あどけない表情ですね。こんな何も罪のない子がryuseiさんが行動を起こさなかったら死ぬ運命だったなんて、可哀そすぎます。

本当に良かったです。本当に・・・(涙)。・・・、なんか歳をとると涙腺が緩くなって困りますね^^ゞ

ryuseiさんのおっしゃるとおり、本人たちの生きることへの努力と、何よりもryuseiさんの心温まる行動の賜物だと思います。

元気に野生に帰ってくれることを切に望みます。
良いお話をありがとうございました。

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