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卵が・・・・投稿者:mini1000th投稿日:2013/06/01(Sat) 20:08No.1793

こんばんは。今日あの柵の上の夫婦を見に行きました。雛が孵っていることを祈りながらクルマを走らせました。現地について柵の上を見ると・・・、居ません! 親が居ません!
慌てて双眼鏡で覗きました。すると・・・、卵が、卵が見えません。カメラをセットして、しばらく観察していましたが、親鳥は来ません。この一週間で何が起きたのでしょうか? もう来ないのでしょうか? 卵はどうなったのでしょうか? そういえばこの場所は、よく上空を鳶が旋回していました。まさか・・・・。悪い予感が過ぎりました。でもそんなことは考えたくありません・・・。とりあえず報告です・・・。

Re: 卵が・・・・投稿者:まつ@管理人投稿日:2013/06/02(Sun) 07:37No.1794
mini1000thさん、おはようございます。
巣に誰もいなかったとのこと、残念です。この巣は放棄されていると思います。卵を温めている時期に親鳥が巣を離れることはまずありませんし、もし離れたとしても遠くへ行くことはありません。離れてもすぐ近くの枝に移動して巣材を集めてくるぐらいなもので、ものの数十秒で戻ってきます。しかし、そんなことも稀です。卵をほったらかしにすれば、たちまちカラスなどに奪われることは目に見えてますから。ともかく、親鳥が戻ってこないとなれば、すでにこの巣は放棄されています。環境適応力の高いアオサギですから、もしかしたらこんなところでも上手くやれるかもと期待しましたが、さすがのアオサギにもこれはちょっと難しかったようですね。

放棄の原因はいくつか考えられます。上に書いたように、ちょっと巣を離れた隙にカラスやカモメなど(あるいはトビ?)に卵を攫われた場合。これはいわば自分たちの不注意ですから、親鳥にそのつもりがあればもう一度産卵からやり直すことはあります。

一方、もっと強力な外敵、たとえば人が頻繁に巣に近づいてくるというような状況があると、この場所で営巣を続けるのは危険と判断して巣を放棄することがあります。ここは周りの状況を知らないのでそうしたことがあるかどうか分かりませんが、人だけでなくたとえばネコやアライグマといった地上性の捕食者がアプローチできるような場所だと営巣を続けるのは厳しいかなと思います。こうした外敵に対してはカラスやカモメなどと違って親鳥も対抗しようがありませんから。

あと考えられることとしては、つがいのどちらが事故かなにかで巣に戻ってこられなくなった場合。こうなると餌を獲るためにどうしても巣を空けざるを得なくなります。ほったらかしにできるほど十分に大きなヒナだと片親だけでもなんとか育てられますが、小さなヒナや卵を巣に残すと親が戻るまで無事にいることはまず期待できません。ということで、何らかの事故ということもありうると思います。

他にもこの環境特有の状況があったのかもしれません。異常に暑くなるとか。鉄とコンクリートのこの写真を見ているとどうしてもそっちのほうに想像がいってしまうもので…。それはないとしても、ここでは上手くいかないのではないかと親鳥が不安になって、そうした気分が放棄を決断させたのかもしれません。

もしこの巣が放棄されたのが昨日今日のことなら、そして自分たちのミスで起きてしまったことなら再び営巣をやり直す可能性はあると思います。けれども、何日もいない状況が続いているなら、親鳥たちは別の営巣場所で新たな営みをはじめているか、あるいは今年の繁殖はもう諦めているかのどちらかでしょう。ここに戻ってくることはないと思います。彼らが選ぶ次の営巣場所がここよりもう少しまともな環境であることを願うばかりです。
Re: 卵が・・・・投稿者:mini1000th投稿日:2013/06/02(Sun) 20:15No.1795
まつ@管理人さん。こんばんは。
お返事、ありがとうございます。自分自身、気持ちの整理がつきませんでしたので、「きっと戻ってきてくれているさ!」、と淡い期待を持ちながら今日も見に行きました。・・・・・が、居ません。やっぱり・・・。まつ@管理人さんのおっしゃるとおり巣を放棄したんですね。私とアオサギ夫婦との距離は約100m。細心の注意を払って観察していましたが、私の存在に気付いたのですかね。以前この観察ポイントからスマホでの撮影ですが撮った写真がありますので掲載致します。右に写っているものは雲台です。正面に小さく写っている格子のものが夫婦の居る(居た)柵です。そして写っていませんが、更に右手の方には歩道があり、車道があります。歩道から巣までの一番近いポイントは20mくらいです。本当はこの位置がベストポジションだったのですが、アオサギとの距離が近すぎて驚かすといけないので私はこの位置は避けていました。撮影仲間の人に聞くと、この場所はアオサギのコロニーがあるということで知っている人も多かったと言うことです。私も昨年からこの場所で観察を始めましたが、昨年は5~6つがい居て、他のカメラマンも来ていたようです。今年は、この柵の上の夫婦のみの営巣でした。私を含めて少し騒がしてしまったのかも知れません。深く反省しています。

コマクサさん、雛の写真、掲載できなくて申し訳ありません。まつ@管理人さんのおっしゃるように今度はこんなコンクリートに鉄の柵の上なんかではなくて木々の茂った人の気配のないところで夫婦仲良く子育てしてほしいと思います。私も彼らの生活圏を脅かさないよう今以上に注意しながら今後も彼らとつき合っていこうと思います。
Re: 卵が・・・・投稿者:まつ@管理人投稿日:2013/06/03(Mon) 07:32No.1796
やっぱりいませんでしたか。残念です。
巣の周囲はこういう環境だったのですね。もう少し閉ざされた環境をイメージしていました。

一般にアオサギは警戒心が強い鳥と言われていますが、最近は地域差が甚だしく、彼らが安心できる人との距離というのは一概に決めることができなくなっています。以前のようにはるか遠くからでも一斉に警戒されるようなコロニーもありますし、営巣木の真下に行っても案外平気なところもあり、じつに千差万別です。ただ、mini1000thさんと巣との間は100メートルも離れてたということですから、存在に気づかれることはあってもそれほど過度に警戒されることはないように思います。写真のアオサギにも警戒している雰囲気は感じられませんでしたし。観察したことが放棄に繋がったわけではないと思いますよ。

それにしても、昨年5、6つがいいて今年は1つがいということは、この夫婦は最後までこの場所を見捨てずがんばり続けた勇敢なペアだったのですね。そのことを知るにつけ、残念な気持ちがいっそう強まりました。
Re: 卵が・・・・投稿者:mini1000th投稿日:2013/06/03(Mon) 23:12No.1797
まつ@管理人さん、こんばんは。
お返事ありがとうございます。また、お気遣いありがとうございます。

残念です。本当に残念です。雛が見えると思って楽しみにしていたのに・・・。でも、まつ@管理人さんのおっしゃるように、最後までこの場所を見捨てずに頑張り続けたこの夫婦に敬意を表したいと思います。今はもうこの場所にアオサギは居ません。来シーズンも一度また見に来ようとは思いますが、今後は別の場所でもコロニーを探してみたいと思います。この場所での観察は最後になるかも知れませんので、最後にここでの巣作りのワンカットを、もう一枚掲載させて頂きたいと思います。もうこの場所でこういう光景は見られないかもしれません・・・・。 また報告します。
Re: 卵が・・・・投稿者:mini1000th投稿日:2013/06/04(Tue) 00:27No.1798
すみません、No1795ですが、誤字がありましたので修正させて頂いたら添付写真が「COMING SOON」になってしまいました。一度許可して頂いたのに、申し訳ありません。
卵?投稿者:mini1000th投稿日:2013/05/26(Sun) 20:09No.1790

こんばんは。今日柵の上のあの夫婦を見てきました。卵のようなものが確認できました。フィルムカメラ時代のスタンダードな600mmレンズにアダプターを取り付けてAPS-Cサイズのデジタル一眼で撮影してみました。卵?がわかるようにトリミングしてみましたが、ボケボケのひどい写真でした。お見苦しい状態で申し訳ありません。来週あたり、雛が確認できると嬉しいです。

Re: 卵?投稿者:まつ@管理人投稿日:2013/05/26(Sun) 23:25No.1791
こんばんは、mini1000thさん。
親鳥が卵を転卵しているところでしょうか。何個あるのかまでは分かりませんけど、色といいサイズといい、見えているのが卵であるのは間違いないと思います。卵でさえこれだけ見えるのですから、ヒナが孵れば生まれて間もないうちから見られそうですね。巣の上に綿毛頭が見え隠れしはじめるのは来週か再来週か、待ち遠しいですね。
Re: 卵?投稿者:mini1000th投稿日:2013/05/27(Mon) 20:55No.1792
まつ@管理人さん。こんばんは。
お返事ありがとうございます。やはり卵ですかね。嬉しい限りです。無事孵ってくれることを心から願いたいと思います。ほんとに来週か再来週には雛が見えることを願いたいです。私が観察していると夫が帰って来て、恥ずかしそうに私に背を向けてラブラブなところを見せ付けてくれました。ご馳走様です。仲良く育ててほしいと思います。転卵の写真同様、お見苦しい写真ですが見て頂けたら幸いです。
ヒナが確認出来ました投稿者:コマクサ投稿日:2013/05/13(Mon) 20:05No.1783

まつさんこんばんは(⌒▽⌒*)
悪天候続きのGWでしたが、7日やっと晴れましたので五戸の森公園へ行ってみました。
1羽のみですが雛の撮影出来ました、何しろご存知の様に見上げなければですし手前の枝が邪魔?(でもそれは人間様の勝手でこれがアオサギにとっては安心なのかもしれないですね)mini1000thさんの観察環境が超羨ましいです。
雨の後で空気が澄んでいて良かったのですが、風が強くて手撮りの為大きなレンズでは体が揺れて何とか300㎜でやっとでした。
この日から1週間が経ちましたので親も巣を離れて餌の調達かな?と思っています、それにしても寒いですね雛達の為にも暖かくなって欲しいです。

Re: ヒナが確認出来ました投稿者:まつ@管理人投稿日:2013/05/13(Mon) 21:09No.1785
こんばんは、コマクサさん。
札幌の桜は、今日史上2番目の遅さで開花したそうですけど、あんまりそんな雰囲気はないですね。

五戸の森のコロニーでは4月25日に、生まれて幾日も経たないと思われるヒナの声を聞いています。そこから計算すると、早く生まれたヒナはもう20日目ぐらいにはなっているかなと。これは親が離れるかどうかけっこう際どい時期です。ここで判断を誤って離れる時期が早すぎるとカラスの餌食になってしまいます。そうは言ってもヒナの食欲はどんどん旺盛になってきますから、あまりいつまでも巣に居続けるわけにはいきませんし。この時期は親鳥の経験や能力が一番問われる時期なのかなと思います。
Re: ヒナが確認出来ました投稿者:mini1000th投稿日:2013/05/13(Mon) 22:14No.1787
コクマサさん、こんばんは。はじめまして!
私が行っている場所は今は使われていない荒れ果てた公園の脇にある貯水池です。公園の駐車場だったスペースにクルマを停め、貯水池との境の草木が生い茂ったフェンス脇に三脚をセットし、800mmで覗いています。アオサギまではかなりの距離で800mmでもギリギリです。トリミングしないとさまになりません。また、巣のある場所が柵の上であり、コンクリートの壁との距離も近く、アオサギとコンクリートが同系色ということもあってAFでのジャスピンは困難な状態です。細心の注意を払ってピントを合わせるのですが、ピン甘の大量生産です。幸いカメラとアオサギとの間に障害物はなく、目線的にもややアオサギが下に居るため、双眼鏡等での観察環境としては結構良く、ありがたく思っています。

北海道は寒いですか?
私が住んでいる東海地方はもう夏日です。明日の気温は30度近くにまで上がるとの事です。私が観察している巣にはまだ雛は居ませんが、これからもっと暑くなります。まつ@管理人さんにもお気遣い頂いておりますが、この環境では雛が生まれたら余計な負担がかかるんじゃないかと心配しています。
無事子育てを終えられることを祈りたいと思います。
Re: ヒナが確認出来ました投稿者:mini1000th投稿日:2013/05/13(Mon) 22:17No.1788
コマクサさん、すみません。お名前を入力ミスしてしまいました。大変失礼致しました。申し訳ございませんでした。
Re: ヒナが確認出来ました投稿者:コマクサ投稿日:2013/05/14(Tue) 20:19No.1789
mini1000thさん初めましてコメント有難うございます(*´▽`*)
800㎜での撮影とか、いつもジャスピンのお写真感服しております。確かにアオサギとコンクリートピン合わせ難しいでしょうねMFで撮られているのですね。
所でそちらは気温が大分高いようですが、当方GW中は10度に満たない気温やっとこの所2桁まで上がった状態で未だストーブをつけております。
まつさんのお話で4月25日に雛の声を聴いたとの事で大丈夫かな?と心配してました。やっと2桁気温になりこれからはむしろ当地の方が鳥達も過ごしやすいと思いますが・・それにしてもmini1000th観察の鳥夫婦これからの抱卵では暑さ大丈夫でしょうか?コンクリートの輻射熱も?加わり・・ですよね。無事に雛が孵り巣立ち出来る様に願っております。
何しろ観察には抜群の巣ですから雛達を見せて戴くのを私も楽しみなのです。
柵の上のあの夫婦投稿者:mini1000th投稿日:2013/05/12(Sun) 21:46No.1782

今日、昼食をとってから貯水池の柵の上で巣作りをしていた、あの夫婦を見てきました。まだ雛はいないようです。メスが1羽巣の中で佇んでいました。しばらくするとオスが戻ってきて求愛ポーズをとり、それからお互い置物のようにじっとしていました。日が西に傾き始めた頃、交尾が始まりました。今日は日曜日で道路を通るクルマも多いようです。そんな中、一生懸命に種を残そうとしています。今後も時間が許す限り、そっと遠くから見守っていこうと思います。

Re: 柵の上のあの夫婦投稿者:まつ@管理人投稿日:2013/05/13(Mon) 21:07No.1784
mini1000thさん、こんばんは。
ここは陽が射すところなのですね。前の写真を見て、橋の下とか何かもっと窮屈な感じの場所をイメージしていたので、少しでも開かれた環境のようで良かったです。

それにしても今から卵を産むとなると子育てはずいぶん暑くなってからになりますね。東京のほうでは1シーズンに2度目の子育てをする場合もあるそうですから、それを思えば今からでも遅すぎることはないのでしょうけど。それよりも、この鉄とコンクリートに囲まれた環境では、この先、ヒナが耐え難いほどの暑さになるのではないかとそちらのほうが気がかりです。
Re: 柵の上のあの夫婦投稿者:mini1000th投稿日:2013/05/13(Mon) 21:40No.1786
まつ@管理人さん、こんばんは! お世話になります。
この柵は貯水池の中にあり、一応開かれた環境ではあります。貯水池の中には草木が生い茂った場所もありますが、この夫婦はこの状態です。

昨日、東海地方はかなりの晴天に恵まれ、陽射しもきつかったです。今日も暑かったですが明日はもっと暑くなりそうです。天気予報では30度くらいになるんじゃないかと言ってました。

この夫婦の居る場所は日当たりが良く、まつ@管理人さんのおっしゃるとおり、鉄の柵とコンクリートではかなり暑くなるんじゃないかと思います。無事子育てを終えることを私も祈りたいと思います。
ごめんなさい!アオサギ3家族投稿者:ももぴょん投稿日:2013/05/08(Wed) 20:45No.1777

昨日、アオサギの巣でも観て安らごうかな・・・って思って、明石公園の剛の池に寄りました。
ヒナ達だいぶ大きくなったなって思った瞬間、ギャーと飛び立つ親鳥の声よりも大きいギョワーーン!という不穏な音?親鳥の奇妙な動き・・?何?と思って歩を進めると、何本か先の高いクスノキをクレーンに乗った人がチェーンソーを使って伐採してるではありませんか。
私は、公園の管理事務所に飛んで行き、アオサギが子育て中なのを判ってて、何故すぐ近くの木を伐採するのか抗議しました。
事務所の方によると、隣接する予備陸上競技場が乾きにくいから、日当たりを良くする様依頼があった。冬場は予算が足りなかったから、そこまで手がまわらなっかった。チェーンソウを使って静かに?短期間で作業は終わらす。アオサギは駆除しろという意見もあって、あなたの様な人の意見ばかりではない。とのことでした。

今日も午後5時過ぎに様子を見に行きました。伐採作業を終えた作業員の方が、片づけをしていました。多分今日もチェーンソウの作業だったようで、クスノキが一本丸裸になっていました。近くの三つの巣には、親鳥が一羽ずつ付いていました。

ごめんなさい。怖い思いをさせて・・・。私は何の役にもたてない・・。体も鳴き声も大きいけど、君たちは何も悪い事してないよ。ただ一生懸命生きてるだけだよね。
ちょっと北へ行くと、コウノトリが絶滅するから保護しなきゃとか、同じ県内なのにね。人間って本当に勝手だね(涙)

Re: ごめんなさい!アオサギ3家族投稿者:まつ@管理人投稿日:2013/05/09(Thu) 08:04No.1778
ももぴょんさん、おはようございます。お気持ち、お察しします。

いきなり法律の話をしますと、鳥獣保護法の第八条に「鳥獣及び鳥類の卵は、捕獲等又は採取等(採取又は損傷をいう。以下同じ。)をしてはならない。」という規定があります。人の生命を守る法律はいくらでもありますが、アオサギのようないわゆる普通種の鳥の生命を守る法的根拠はこの一文しかありません。それだけになおさら、この規定に関しては十分に慎重な解釈がなされるべきだと考えます。この法律はアオサギの成鳥だけでなくヒナや卵に対しても殺傷することを禁じています。今回のようにアオサギが営巣しているすぐ横で営巣を妨害するような行為があると、親は逃げて無事であっても巣を動けない卵やヒナはまったくの無防備になります。親鳥が不在になることで卵やヒナがカラス等に捕食されることはかなり高い確率で予想されることですし、そうなれば間接的にせよ人の行為がアオサギを殺傷したことになります。今回たまたまアオサギに危害が加わらなかったとしても、結果的に法に抵触するかもしれないことを承知の上で行うことは大いに問題だと言わざるをえません。

管理事務所の言い分をももぴょんさんの書かれているとおりに受け取ると、それらの言い分には彼らの行為を正当化できる根拠は何も無いように思えます。事務所の人が持ち出したアオサギを駆除しろという意見についても今回のこととはまったく関係のない筋違いな話です。せっかくなので駆除について言うと、先ほどの鳥獣保護法の第九条に、駆除が許可されるのは「鳥獣による生活環境、農林水産業又は生態系に係る被害の防止」を目的とする場合であるとの規定があります。明石公園のアオサギの営巣状況については現場を知らないので何とも言えませんが、住宅地の小さな公園に巨大コロニーができたという状況でもないでしょうし、駆除を検討しなければならない理由があるとはちょっと思えません。

ともかく、こうした問題は全国いたるところで起こっているはずで、それは都市であろうが田舎であろうが同じです。もちろん街中のほうがアオサギと人との軋轢が起こる可能性は高くなりますが、一方でアオサギに対する人の行為を監視する目も多くなるわけで、むしろ都市のアオサギのほうが安心して暮らせることも多いように感じます。

今回のことは、何も言わなければ管理事務所の人はまた次も同じようなことをするでしょうし、たとえ相手を説得できなくても、監視の目があることを知らせておくことはそれ自体十分に意味のあることだと思います。それに、ももぴょんさんと同じように考えている人は公園に来る人たちの中にも大勢いると思いますよ。
Re: ごめんなさい!アオサギ3家族投稿者:ももぴょん投稿日:2013/05/09(Thu) 19:40No.1779
まつ@管理人さん、ご意見ありがとうございます。

アオサギに限らず、自然を受け入れている人は「私は受け入れていますよ」とは、そんなに声を大にして言いません。受け入れたくない人達の「駆除しろ」とかいう意見は結構管理者に届いているんですよね。
明石公園の場合は、アオサギの営巣している木が、公園に隣接している住宅に近いので、巣の数は多くなくても、ウルサイと思ってる人がいるんだろうと思います。

明石や周辺の地区は野鳥の種類も多く、スズメよりセキレイや他の小鳥を見かけることが多いほどで、東京から引っ越してきた私には、自然となんて上手く共生しているのかと驚かされます。明石の人にとっては、当たり前の光景らしいですが・・・。新参者だからこそ、大事にしなくてはいけない物が見えてしまうのかもしれません。

クレーマーだと思われても、声にも出せず頑張ってるアオサギ達のために今後も、うるさいおばさんを続けて行きます。結構つかれるけど・・・。

それにつけても、前回の鵜の巣の時もそうでしたが、愛鳥週間ですよね。何のためにあるんでしょうねぇ。
Re: ごめんなさい!アオサギ3家族投稿者:mini1000th投稿日:2013/05/10(Fri) 23:49No.1780
ももぴょんさん、こんばんは。はじめまして!
まつ@管理人さん、こんばんは。お世話になります。

雛が居るのに伐採ですか・・・、悲しくて涙が出ます。チェーンソーで雛が居る枝を切るとき、雛たちはきっと怯えたと思います。それを見ていた親は、何もしてやれなくてただ見ているしかなかったのかと思うとやりきれない気持ちになります。実際に伐採した人は何とも思わなかったのでしょうか? 相手は生き物なのに・・・。「ごめんね、許してね」って言いながら伐採したんだろうと思いたいです。アオサギ達も我々と同じ生き物なのに、共存という選択肢はなかったんでしょうか? ほんとに雛が居るのに伐採なんて信じられないです。悲しすぎます・・・。
Re: ごめんなさい!アオサギ3家族投稿者:ももぴょん投稿日:2013/05/11(Sat) 13:22No.1781
mini1000th さん、はじめまして、そして、ありがとうございます。

でも、幸い伐採された木には巣はなくて、私が見に行った時には、どの巣も雛も無事な様子でした。ただ、多少見通しがよくなりすぎて、カラスに狙われやすくなったかもしれません。親もとても用心してましたが、無事を祈るばかりです。
アオサギ低木営巣投稿者:このは投稿日:2013/05/04(Sat) 22:23No.1770

初めまして。

検索でこちらのサイトを発見しました。
数日前にアオサギが低木で営巣しているのを発見しました。

私は初めて見つけたのですが・・・
結構普通なのでしょうか?

場所は檜山館内ですが・・・
同じ町内に2カ所ありました。

お暇な時で結構です。
道内&道外の情報を教えて下さい。

Re: アオサギ低木営巣投稿者:まつ@管理人投稿日:2013/05/05(Sun) 11:59No.1771
このはさん、はじめまして。
これはまた変わった営巣風景ですね。少々シュールな感じもしますが。少なくともよくある営巣形態とは言えないと思います。ただ、全く無いわけではなく、道内でも似たような状況がいくつか見られています。写真は10年ほど前に岩見沢の幌向川ダム湖にあった巣です。ここのアオサギはもともとダム湖に面した斜面林にコロニーをつくっていたのですが、その後、湖面上に設置してあるブイ上で営巣するようになり、その一部(たぶん3つがい)がこのようなところにも巣をかけるようになりました。現在ではブイ上の巣はすべて無くなっており、枯死木にかけられた巣もすでに無くなっていると思います。ついでに、ブイ上の巣ということでは小樽の朝里川ダム湖でもかつて同じような例(1巣のみ)がありました。しかし、こちらもその後、放棄されています。水上での営巣は道内では他に岩見沢市宝池と朝日町三栄で知られています。これらのコロニーはいずれも農業用の貯水池に面したヤナギ林にあり、春から夏にかけて水位が上がるため、ちょうどアオサギの繁殖期の間だけ営巣木が半ば水没するという環境です。結果として巣が水上に隔離されるわけです。なお、宝池のコロニーは現在は消滅しています。三栄のほうはもしかしたらまだ営巣を続けているかもしれません。

アオサギがこのような場所に巣をつくるのは地上の捕食者から逃れるためだと思われます。具体的にはヒグマとアライグマのいずれか、あるいはその両方が原因ではないかなと。この両者は営巣木をよじ登ってアオサギの卵やヒナを捕食しているのが道内でも実際に目撃されています。このはさんが観察されたアオサギも、前に営巣していた場所でこれらの地上性捕食者に襲われた体験があるのかもしれませんね。

上で紹介した4つの営巣地についてはそれぞれ調査結果をまとめていますので、場所等の詳しいことは下記ページを参考にしていただければと思います。
    幌向ダムコロニー http://www.greyheron.org/report/colonies/horomuidamu/
    朝里ダムコロニー http://www.greyheron.org/report/colonies/asaridamu/
    宝池コロニー http://www.greyheron.org/report/colonies/takaraike/
    三栄コロニー http://www.greyheron.org/report/colonies/sanei/

ところで、今回このはさんがご確認された2ヶ所のコロニーについて、もし差し支えなければどこにあるのか場所を具体的にご教示いただけないでしょうか? 道内のコロニーについては皆さんからいただいた情報を頼りに調べており、この掲示板ももとはと言えばそうした情報交換の場に利用できればと思って開設したような次第です。道内には現在80前後のアオサギコロニーがあると見積もっていますが、私の知る限り檜山管内では江差に2ヶ所あるのを把握しているだけです。そのうち1ヶ所は下記ページにあるコロニーで、これも10年ほど前に調査したきりで現在どうなっているのか分かりません。
    江差コロニー http://www.greyheron.org/report/colonies/esashi/
なお、江差と書いていますけど、コロニーがあるのはちょうど厚沢部町との境界付近で、厳密には厚沢部側に位置しています。もしかして、このはさんが撮影されたのはここのことでしょうか? もっとも、私が調査したときは普通に樹上で営巣していました。いずれにしても、水上営巣ということも含め大変貴重な情報ですので、なんとかご連絡をいただければと思います。当掲示板で公開するのが不都合であれば、当サイトに設置してあるお問い合わせフォームをご利用いただいても構いません。
    お問い合わせフォーム http://www.grey-heron.net/contact-form/
何卒よろしくお願いします。

私が檜山管内で知っているもう1ヶ所のコロニーというのは、これもまた変わったところにあります。昨年、はじめて確認されたもので、上に書いた江差コロニーから西に約1.4キロほどのところ、海上の岩礁にあるのです。厚沢部から227号線を江差方面に向かい、道が海沿いを走るようになってほどなく見えてくる小さな岩礁です。陸から200メートルほどのところで、昨年は岩の上に直接巣材を置いて十数つがいが営巣していたということです。こんなところに巣をつくるのも、やはり本来の樹上営巣ができない何らかの事情があってのことなのでしょう。このはさんが観察されたアオサギのこともありますし、檜山地方ではサギたちにとってあまり有り難くない事態が進行しているのかもしれませんね。
Re: アオサギ低木営巣投稿者:mini1000th投稿日:2013/05/05(Sun) 13:53No.1772
このはさん、はじめまして。
まつ@管理人さん、お世話になります。

当方北海道ではなく恐縮なのですが、岐阜県の様子をお知らせします。貯水池の柵のようなものの上で、巣作りに精を出している夫婦の写真です。近くには道路があり、クルマがよく通っていますし、散歩の方たちも通るような場所です。

昔に比べると自然が破壊され、アオサギたちも行き場がなくなったのでしょうか。逆に騒がしく、人が通ったりする場所の方が、落ち着くのでしょうか。いづれにしてもこういう風景を見ていると、私は切なくなります。
Re: アオサギ低木営巣投稿者:まつ@管理人投稿日:2013/05/05(Sun) 16:23No.1773
mini1000thさん、こんにちは。
今回はたまたま道内の話題になっただけで、全国、全世界、アオサギのことならどこの話題でも大歓迎です。

この写真は切ないですね。このはさんのはまだ自然の中の出来事ということで事実をありのままに受け入れられますけど、同じように特殊な営巣形態とはいえ、こちらは私たちが彼らに何をしてきたのかと大きな問いを突きつけられているようでかなりショックです。仲の良い夫婦に見えるだけにいっそう不憫。「日本の野生動物」とかいうタイトルでナショナルジオグラフィック誌にでも載っていそうです。

アオサギがこうした営巣環境を選ぶ理由ですが、騒がしいほうが落ちつくということはまず無いと思います。人の生活圏とは距離を置いたところで営巣するのが彼ら本来の姿ですし、そうした場所に何らかの理由で居られなくなり、なんとか営巣できるのであれば多少の不都合は我慢しているというのが実情ではないでしょうか。

ところで、これと同じような人工構造物上での営巣例を昨年ネットで見つけています。場所は神奈川県で、今年も同じところで営巣しているそうです。
    神奈川県大磯町の人工構造物上での営巣 http://www.shoei-k.jp/blg/?p=988
ついでに普通ではない営巣形態のアオサギたちをいくつかご紹介。
    大阪府大阪市鶴見区の人工構造物上での営巣 http://muneharu.blog.ocn.ne.jp/blog/2013/05/post_05a8.html
巣を載せているのは取水口か何かでしょうか。ここは公園内の人目につくところのようで、多くの方々に見守られながら子育てしているようです。動画もあります。この動画を撮られた方によると、もともと巣をかけていた松の木が伐採され、止むなくこんなところに引っ越してきたそうです。
    同上(動画) http://www.youtube.com/watch?v=bv4kQblwAHU
続いてこちらも人工構造物。プランターを載せた花筏ということです。
    香川県さぬき市の花筏上での営巣 http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/locality/print.aspx?id=20070401000103
最後はヨシ原での営巣です。ヨシ原での営巣はこのほかにも国内で数ヶ所見つかっています。こちらは人工物に巣をつくる場合と異なり単独ではなく集団での営巣になります。
    兵庫県豊岡市のヨシ原での地上営巣 http://www.tajima.or.jp/modules/nature/details.php?bid=382

このはさんに紹介していただいたようなケースは道外では私は聞いたことがありませんが、水上の人口構造物での営巣や水辺付近での地上営巣の事例はたまにあるようです。とくにアオサギの営巣に適した樹林が少ない都市域ではこうした特殊な営巣形態が稀でなくなりつつあるような気がします。

こうした事例を見聞きすると、アオサギの環境適応力の逞しさに感心させられることはもちろんなのですが、それだけではダメなのですね。今回のmini1000thさんが撮られたアオサギを見てそのことを痛感させられました。あまりに大きなインパクトのある1枚でした。
Re: アオサギ低木営巣投稿者:mini1000th投稿日:2013/05/05(Sun) 19:06No.1774
まつ@管理人さん、このはさん、こんばんは。
神奈川県始め各地の特殊営巣状況、確認させて頂きました。
ありがとうございます。

そうですね、野生動物が人の気配のするような場所に好んで巣を作るはずがないですよね。現代の環境に順応しないと生きていけない現状がきっと、あるんですね。

私が20年程前に通っていたシラサギのコロニーも住宅地開発のために半分以上が伐採され、今では一羽も居ません。糞害もあって、駆除の動きもあったと聞きます。
今では高速道路のインターチェンジの木々にシラサギのコロニーがあると聞きます。そんな所で巣作りをしなければならない現実があるようです。そこは、そんなシラサギを可哀そうに思ったのか、街ぐるみで保護しようという動きがあるようです。嬉しいことですね。

今回私はこの現場を見てほんとに切なくなりました。
足場の悪い場所へ、一生懸命枯れ枝を運び、夫婦で力を合わせて巣作りをしていました。

一連の行動を何枚か撮った中の一枚です。

人間の都合で野生動物が犠牲になっていることは事実です。
魅せられたアオサギ。私はこの美しい鳥が絶滅危惧種にならないことを祈りたいと思います。
Re: アオサギ低木営巣投稿者:このは投稿日:2013/05/05(Sun) 19:42No.1775
まつ@管理人さん、mini1000thさん。

早々のレス&ご丁寧な説明、ありがとうございます。
沢山似た様な事例はあるのですね。
アオサギの適応力に驚きました。

今回の写真はブログにも書いたのですが・・・
URLが入れられない様なので「ビデスコや」で検索して頂けるとかなり上位に出てくると思います。

距離が遠い上に天気が悪くて解りにくいですが、せたな町真駒内ダムに30前後の巣が有りました。

最初の写真は、同じくせたな町北檜山地区の国道229号沿いの小さなため池でした。
Re: アオサギ低木営巣投稿者:まつ@管理人投稿日:2013/05/05(Sun) 20:23No.1776
URLが入れられなかったということで大変失礼しました。URLを許可するとたちまちスパムが跋扈しはじめるものですから、誠に勝手ながら管理人だけが入れられるようにしています。ご不便をおかけし申し訳ありません。

ご紹介いただいたブログですが、さっそく「ビデスコや」さんで検索してみたところすぐ見つかりました。
    「ビデスコや」さん ⇒ http://konohakuzu698.blog40.fc2.com/

最初の写真もさることながら、今回のもまたびっくりです。ほとんどの巣が水面ぎりぎり、というかすでに水没しかけているところもあるようで…。これはもう水位がこれ以上にならないことを祈るしかないですね。

それから、コロニーの場所を教えていただきありがとうございました。アオサギの生息状況を把握しておかないことにはアオサギの保全もなにも言えませんから、このような情報は本当に助かります。近いうちにぜひ訪ねてみたいと思います。
おかげ様で・・・NYの・・投稿者:ももぴょん投稿日:2013/04/19(Fri) 22:52No.1766

まつ@管理人さんのお知らせのから、昨年に続いてNYのオオアオサギの夫婦の巣に、毎晩おじゃましています。今年はラッキーなことに一つ目のタマゴから見ることが出来ました。「あなた~!見てぇ~!あたしうんだのよ~!」「お~!ママ、素敵だ!愛してるよ~!僕にも見せて~!」といった具合に、2羽の会話を大声で私が同時通訳?するので、さすがに主人も笑いながら見ています。
今日は3個目がうまれました。さて今年は何個産むのでしょう。
この中の良い夫婦をみていると、同じ地球に住む生き物として、私たち人間は大事なものを色々忘れているとか、考えさせられます。

さて、一昨日、地元明石のアオサギ達はどうしてるかなと、久しぶりに花見の終わった明石公園の剛の池に行ってきました。こちらもNYに負けず、仲の良いカップルが去年より多くできていました。買い物のついでだったので、カメラも双眼鏡も持たずに行ったので、高い木の上は観えづらかったけど、2つの巣には小さなヒナの頭も見えたような気がします。
池の端を散歩するおじさんが「アオサギって、おもしろいんだよね・・・」っと話しながら歩いていきました。明石の人達は一見関心なさそうですが、普通にアオサギを愛しているようです。
さて、私はまたちょっとNYの2羽のところに行ってきます。今年もしばらく楽しませてもらいましょう。

Re: おかげ様で・・・NYの・・投稿者:まつ@管理人投稿日:2013/04/20(Sat) 21:15No.1767
剛の池のアオサギ、今年も来ていたのですね。ヒナの頭が巣の上に見え隠れしているということは、生まれて1週目か2週目の小さなヒナでしょうか。さすがに早いですね。ここ札幌周辺のサギたちはまだ抱卵中です。

一方、NYのオオアオサギ。私も時間があるとついつい見てしまいます。何も動きが無くても、もう少し見ていれば何か変わったことが起きるのではと思ったり。現在、3卵目のオオアオサギですが、交尾の様子などから推測すると、このペアはどうも昨年と同じペアのようで、今シーズンも昨年同様に5卵ぐらいは産むのではと思っています。このペアの営巣状況については経過報告のページでも随時報告していきますので、よろしければ参考にしてみてください。
    経過報告のページ ⇒ http://www.grey-heron.net/forum/69-great-blue-heron/live-streaming/
ということで、ライブ中継のもつ説得力につくづく感心させられている毎日です。来年こそはアオサギのライブ中継をぜひ実現させたいものです。
Re: おかげ様で・・・NYの・・投稿者:ももぴょん投稿日:2013/04/24(Wed) 15:48No.1768
NY、今年は夜間も赤外線カメラで、巣の様子がよくわかります。お陰でタマゴを産むタイミングも良くわかります。5個目の産卵は本当によく観ることができました。いくら2羽が仲が良くても、5個目で終わりでしょうね。まさか6個なんてねえ~(笑)
Re: おかげ様で・・・NYの・・投稿者:まつ@管理人投稿日:2013/04/24(Wed) 19:25No.1769
今年も5回チャンスがありながら、産卵の瞬間はついに見逃してしまいました。けれども熱心な人が多く、すぐに録画映像がアップロードされるのは有り難いことです。5卵目のときは羽毛が膨らんだので、今まさに産卵したんだなと分かりました。

6卵目はどうでしょうね。普通は5卵で終わりだと思いますけど。ただ、5卵目を産んだ後もまだ交尾しているようですし、さてどうなりますか…。
ダイサギ?チュウサギ?投稿者:コマクサ投稿日:2013/04/17(Wed) 18:06No.1760

まつさんこんばんは。
近年頭上を飛ぶ白鷺を見かけますが。今日市内を流れる発寒川で1羽見かけました。何時も見慣れているアオサギよりは小さいと感じましたが、何しろ川の対岸で距離が有り傍に比べる鳥も居なく判別出来ません。嘴の延長ラインが目の所で終わって居る事と、嘴がそこそこの長さから「チュウサギ」ではないかと思いますが如何でしょうか?
ダイサギもチュウサギも本州で繁殖と聞いておりますので、北海道での繁殖は無いのでしょうが、温暖化で飛来が増えているのでしょうか?嘴は黒くなっておりますが、目元は未だ黄色のようでした。

Re: ダイサギ?チュウサギ?投稿者:まつ@管理人投稿日:2013/04/17(Wed) 20:41No.1762
こんばんは、コマクサさん。
チュウサギですね。ダイサギと比べると、チュウサギは首やくちばしが短か目です。その上、頭が丸っこいのでずんぐりした感じに見えます。私もシラサギ類は普段見ないため図鑑的な知識が主ですが、ダイサギに比べると全体的にシャープさに欠けるかなと。良く言えば、親しみやすい風貌とも言えますけど。

北海道のシラサギは以前に比べて多少増えているように思います。けれども、目に見えて増えているといったふうではなく、わずかに多くなったかなという程度です。営巣しているわけでもありませんしね。ただ、90年代の半ばに一度だけダイサギが営巣しているのを確認したことがあります。標津のコロニーで、アオサギに混じってたったひとつがいで営巣していました。残念ながら、ヒナが生まれるかどうかという頃になって巣を放棄してしまいましたが、あれが後にも先にも北海道ではシラサギ類唯一の営巣記録です。

そういえば、札幌だと五戸の森にダイサギが飛来したことがありますよ。五戸の森は昨年はじめてゴイサギも営巣しましたし、シラサギ類が子育てする日もそのうち来るかもしれませんね。
チュウサギでしたか投稿者:コマクサ投稿日:2013/04/19(Fri) 11:57No.1764
嘴がかなり黒いのに目元がエメラルドでは無く黄色でしたのでチュウサギとは思いましたが・・ダイサギの飛来は良く聞きますがチュウサギは聞いた事が無く確信出来ませんでした。ゴイサギの件は昨年友人からも聞いておりました、チャンスが無く見る事できずでしたが愈々ゴイサギも北海道で営巣とは温暖化の所為なのでしょうね。
飛行機の翼では無いですが、アオサギの飛び立つ時の連写で風切り羽・雨覆い羽・小翼などを微妙に操作する写真が撮れて成程飛行機の原点と思いました(⌒ー⌒*)
Re: チュウサギでしたか投稿者:まつ@管理人投稿日:2013/04/19(Fri) 18:16No.1765
アオサギの小翼羽はあんなふうに開くのですね。初めて見ました。あれで空気の流れを整えて揚力を得ているわけですか。傍目には無造作にばたばたやっているだけのように見えますけど、実際はそうとう繊細な動きが必要なのでしょうね。

写真は五戸の森のゴイサギのヒナです。すぐ上にアオサギの巣があって、ちょうどそのアオサギのヒナと喧嘩しているところです。アオサギにくらべるとずいぶん小さいのですが、全然負けていません。先日、五戸の森で営巣したのが昨年と書きましたが、一昨年の間違いでした。その年一年限りの営巣だったのが残念です。
ダイサギ投稿者:akaitori投稿日:2013/03/30(Sat) 08:50No.1749

ダイサギ柄のイタリアワインを買いました。

ダイサギは図鑑によっては以前からアオサギ属でしたが、
鳥学会の日本鳥類目録は、第7版でアオサギ属に移動しましたね。

このワインもアオサギ属にしているようです。

Re: ダイサギ投稿者:まつ@管理人投稿日:2013/04/14(Sun) 15:27No.1753
akaitoriさん、お久しぶりです。
せっかくご投稿いただいたのに、返信がたいへん遅くなり誠に申し訳ありません。掲示板の設定上のミスが原因でして、つい先ほどまでまったく気付きませんでした。これに懲りずに今後もご投稿いただければ幸いです。

ダイサギ柄のワイン、私もいくつかはサギの図柄のラベルを見たことがありますが、こんなに大きく描かれたサギの絵は初めてでした。ダイサギに人一倍思い入れのある人がつくったのでしょうね。ワインの名前も思いっきりストレートですし。この絵柄は白ワイン向きだなと思って調べると、やはり白だけで赤は無いようでした。

ダイサギも目出度くアオサギ属の仲間入りができて何よりでした。なお、ダイサギについては、国際的にはオオダイサギとチュウダイサギは別種として扱うのが主流のようでしたし、今でもとくにサギ類を専門に研究している人たちは別種とみなす人が多いような気がします。ただ、そうした人たちの中にもDNAレベルではほとんど変わらないと主張する人もいて、結局、別種として分けるかどうかは宙ぶらりんのままになっているようです。北海道には夏にチュウダイサギ、冬にオオダイサギと、両方が飛来します。アオサギと並んでいるのを見ると大きさはずいぶん違って見えます。チュウダイサギが日本人ならオオダイサギはロシア人というところでしょうか。まあ、どちらも同じ種には違いないのですが。

ついでに、先日、私がいただいたワインをご紹介。2本は別々のようですが、生産者は同じなので、描かれているサギはたぶん同じです。形や色合いから類推すると、このサギはどうもフエフキサギという種のようです。口笛のような声で鳴くのだとか。ワインは飲んだものの、ラベルがもったいなくて瓶が捨てられずにいます。
Re: ダイサギ投稿者:akaitori投稿日:2013/04/17(Wed) 19:20No.1761
VINUSのワインですが、
『ヴィニウス』とは自然環境への強い思いを象徴する空想の鳥の名前ということなので、
鳥の絵も空想のものかもしれません。
Re: ダイサギ投稿者:まつ@管理人投稿日:2013/04/17(Wed) 20:42No.1763
ご教示ありがとうございます。架空の鳥の名とは思い至りませんでした。フランスのワインなのに南米のサギを描くのはおかしいなあと思っていたのですが、架空の鳥ということなら納得ですね。

今さらですが、前回のラベルを拡大したものを貼っておきます。左がラベルに描かれたサギで、右がサギの本から取ってきたフエフキサギです。現存するサギ類の中では一番似ているかなと。
はじめまして!投稿者:mini1000th投稿日:2013/03/31(Sun) 14:54No.1750

昨年の春からアオサギの撮影を始めました。20年程前はコサギ、アマサギ等のシラサギ類を撮っていましたが昨年、撮影仲間の方からアオサギのコロニーを教えて頂きました。
先々週撮影したものですが掲載致します。
巣作りの時期で興奮していたのか騒がしくしていました。

Re: はじめまして!投稿者:mini1000th投稿日:2013/03/31(Sun) 14:59No.1751
画像添付が出来てませんでしたので、添付します。
Re: はじめまして!投稿者:まつ@管理人投稿日:2013/04/14(Sun) 15:28No.1754
mini1000thさん、はじめまして。
お返事がたいへん遅くなり、誠に申し訳ありませんでした。私の手違いで当掲示板の設定を間違っており、先ほどまでご投稿されたことに全く気付きませんでした。せっかく綺麗なお写真を貼っていただいていたのにすみません。そんなことで、今後ともよろしくお願いします。

写真の対象としては、以前はシラサギ類に目を向ける人のほうが多かったような気がしますが、最近はアオサギも負けていないどころか、むしろアオサギのほうが人気があるのではと思ったりします。理由はいろいろあるのでしょうけど、私は、以前とくらべてアオサギが人を警戒しなくなったことが理由のひとつかなと思っています。近くで見てはじめて、こんな綺麗な鳥だったのかと気付くわけで。遠くからでは灰色の薄ぼんやりした鳥にしか見えませんから。あとは、デジカメの普及でアオサギの姿を写真で目にする機会が増えたこともあるでしょうか。

春先のアオサギはくちばし等の露出部分が婚姻色に染まるので本当にきれいです。ただ、その華やかな時期もそう長くは続かず…。添付されたお写真が3月半ばのものだとすると、今はもう普段の色に戻っているのではと想像します。それどころか、今頃はもうヒナの声が聞かれているのかもしれませんね。
Re: はじめまして!投稿者:mini1000th投稿日:2013/04/14(Sun) 17:31No.1758
まつ@管理人殿。
お返事ありがとうございます。当方、岐阜県に住んでおります。最近何かと忙しくて撮影に行けてません。いい時期なのに残念です。昨年は6月中旬くらいまで子育てを銀塩で撮っていました。昨年末まで銀塩を使っていましたが、今年に入ってデジカメに交換できる機会がありましたので、機材を変更しました。銀塩もいいもので、処分せずに持っています。気が向いたらリバーサル入れて使いたいと思ってます。

アオサギには昨年、コロニーで繁殖期の美しい姿を目の当たりにして、魅せられてしまいました。昨年の5月に銀塩で撮ったものでトリミングしてますが添付させて頂きたいと思います。雛と親の表情が気に入ってます。

今後も投稿させて頂きたいと思いますので宜しくお願い致します。
Re: はじめまして!投稿者:まつ@管理人投稿日:2013/04/14(Sun) 17:57No.1759
こんばんは。
もうこんなに大きなヒナがいるのかと思ってびっくりしました。5月に撮られたということであれば、こんなものでしょうね。面白いなと思ったのは、ヒナがこんなに大きな時期に両親が揃って巣にいることです。このヒナの大きさなら、親は両方とも出払っていても良い時期だと思いますが、たまたま同時に帰巣したのでしょうか。けっこう珍しいシーンだと思います。説教する両親にヒナが口応えしているようで面白いですね。
まつさんお元気で安心しました投稿者:コマクサ投稿日:2013/04/14(Sun) 15:41No.1756

ここ暫く投稿はしておりませんでしたが、アオサギ大好き婆さんで何時も楽しく拝見していますが、ここ暫くまつさんのお顔が見えず心配でした。お元気で何よりでした。

北海道もやっと春ですね、先日札幌北区のコロニーへ行って来ましたが、賑やかに巣造り始まってました(⌒▽⌒*)
ヒナの誕生を楽しみに待っている所です。

Re: まつさんお元気で安心しました投稿者:まつ@管理人投稿日:2013/04/14(Sun) 16:04No.1757
コマクサさん、お久しぶりです。
ご心配をおかけしすみません。私のほうは相変わらずだったのですが、とんだうっかりミスでここしばらく皆さんからのご投稿をチェックできない状況になっていました。本当に申し訳なく思っています。

札幌市北区のコロニーと言えば、五戸の森のことですね。私も先月17日に五戸の森を訪ねてきました。その時でおそらく10羽ぐらいはいたと思います。すでにつがいになっているところもあり、春先のあの音、例のカポンカポンという、求愛ディスプレイ中にくちばしを打ち鳴らす音が聞こえていました。あの音を聞くと今年も春が来たなという気分になります。その時期からはもうひと月近く経ちますから、ヒナが生まれる日もそう遠くないでしょうね。楽しみですね。
沼の水面が開くのを待つ投稿者:カラス投稿日:2013/04/01(Mon) 07:19No.1752

札幌東区のモエレ沼にアオサギが来ます。今年は例年の2倍近い降雪のようで3月31日の沼は雪(氷)に覆われています。この沼にはフナやコイが沢山いてシーズンには釣り人の姿がみられます。
モエレ沼の氷の上で佇むアオサギとその影に心惹かれた風景でした。

Re: 沼の水面が開くのを待つ投稿者:まつ@管理人投稿日:2013/04/14(Sun) 15:29No.1755
カラスさん、どうもお久しぶりです。久しぶりにご投稿いただいたのに、私の不注意でお返事がたいへん遅れました。掲示板の設定ミスが原因で、つい先ほどまで皆さんからのご投稿をまるで気付かずにいました。ご迷惑と失礼をお詫びいたします。

写真のアオサギ、まるで更科源蔵の誌「蒼鷺」をイメージしたみたいですね。少なくとも、私が「蒼鷺」に抱いているイメージにはぴったりです。以下に詩の冒頭部分を書き出してみます。

蝦夷榛に冬の陽があたる
凍原の上に靑い影がのびる
蒼鷺は片脚をあげ
靜かに目をとぢそして風をきく

2行目など、まさにこの写真のとおりです。もっとも、詩で描かれているアオサギの雰囲気と比べれば、こちらはずいぶん明るい感じがします。たぶん、画面から受ける季節感が違うのでしょうね。光の強さもあるのでしょうけど、何より朱に染まったくちばしがすでに冬ではないことを物語っているように思います。

なお、詩の全文は下記ページにあります。短い詩ですので、興味を持たれた方はぜひ御覧ください
合唱曲「蒼鷺」⇒ http://www.grey-heron.net/forum/58-chorus/
初めまして投稿者:ゆき投稿日:2013/03/26(Tue) 12:41No.1746

苫東工業地区に朝オオダイサギ?(白)が10羽位きれいに並んでおりました!(昨日も同じ通勤時間帯に一列に立っていました)
とても素敵な光景でずっと見ていたかったです。
どこかへ渡る途中の休憩でしょうか?

Re: 初めまして投稿者:まつ@管理人投稿日:2013/03/26(Tue) 19:47No.1747
ゆきさん、はじめまして。
今の時期なら、間違いなくオオダイサギですね。道央や道南の太平洋沿岸には、冬になるとオオダイサギがやってきます。苫東の辺りなら、たぶんそこで越冬しているのでしょう。もう数日中には北へ渡っていなくなるのではないでしょうか。

写真は昨年3月、江別のアオサギの冬ねぐらに立ち寄ったオオアオサギ。毎年、1羽か2羽、冬の終わりかけにやって来ます。アオサギと並ぶと、色が白いせいもあってやや大きく見えます。

さて、彼らがこれからどこに戻るのかということですが、オオダイサギの生息地を示した図が下記サイトにあります。ちょうどページの真ん中辺りなのですぐ分かるかと思います。朱色が繁殖地、紫色が越冬地です。
"Herons Conservation" ⇒ http://www.heronconservation.org/styled-5/styled-27/
この図から判断すると、彼らが夏を過ごす場所は、北海道に一番近い朱色の範囲、おそらくアムール川流域のどこかではないでしょうか。たぶん、人工物など何もないところでのびのびと子育てしているのでしょうね。
アオサギ写真展に・・・投稿者:ももぴょん投稿日:2013/02/11(Mon) 14:00No.1741

是非行きたいけど、期間が短いし遠くていけません。残念です。本がでたら絶対買います。あぁ蒼い彼らがいとおしい。

Re: アオサギ写真展に・・・投稿者:まつ@管理人投稿日:2013/02/11(Mon) 22:42No.1742
「蒼い彼ら」、詩的なネーミングでいいですね。
写真展を開催されている内海さんは、じつはこの掲示板をよく訪ねていただいている方です。写真もたくさん載せていただいてます。写真集、期待したいですね。
Re: アオサギ写真展に・・・投稿者:ももぴょん投稿日:2013/02/15(Fri) 12:25No.1743
蒼い彼ら、ほめて頂き有難うございます。
そうですか。内海さん掲示板にいらっしゃるんですね(嬉)。

初めまして、内海さん!写真集楽しみにしてます。是非出してください。絶対買わせていただきます。
Re: アオサギ写真展に・・・投稿者:エゾミユビゲラ投稿日:2013/03/04(Mon) 17:32No.1744
ももぴょんさんこんにちは。
名前を伏せておく必要もありませんので、名乗らせていただきます。写真集を楽しみにしていただきありがとうございます。

現在出版業界が非常に不況で、特に写真集の出版に関してはかなりの困難が待ち受けています。色々なハードルがありますが何とか考えたいと思っております。
Re: アオサギ写真展に・・・投稿者:ももぴょん投稿日:2013/03/05(Tue) 12:13No.1745
あらまあ!エゾミユビゲラさんこんにちは。
いつも、お話興味深く読ませていただいてます。

写真集、アオサギのように気長に?わくわくしながら、まってます。ありがとうございます。

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