昨年末と今夜
札幌の北区と西区の川の上辺りを
白い鳥が飛んでいるのをみました!
最初は鶴かなと思ったけど
知り合いからアオサギではないかと
言われて。
写真とかは撮れなかったんですけど
アオサギの可能性は高いですかね?
かもめより大きくて鶴より小さかった
気がします^^;
Re: 初めまして投稿者:まつ@管理人投稿日:2013/02/03(Sun) 09:03No.1737はじめまして、はるなさん。
アオサギはいてもおかしくないですよ。札幌近郊に十数羽ていどは越冬しているはずです。アオサギの翼は白くはありませんが、胴体は白いですし、光の加減で白っぽく見えることはあると思います。
アオサギ以外で可能性があるとすればオオダイサギでしょうか。シラサギ類は北海道ではごく稀な鳥ですが、まったくいないわけではありません。ダイサギでいえば、夏は南の地方からチュウダイサギが渡ってきていますし、冬はロシアのほうからオオダイサギがやってきます。いま見かけるとすればオオダイサギのほうですね。ちなみに、チュウダイサギはアオサギよりやや小さく、オオダイサギはアオサギよりやや大きく見えます。
もうひとつ可能性があるとすれば、旭山動物園から逃げたフラミンゴでしょうか。先月、浦河のほうで見かけたというかなり確からしい情報もあります。そうとうな長距離を動き回るフラミンゴのことですから、札幌あたりを飛んでいたとしても不思議ではありません。気をつけていれば意外な発見があるかもしれませんよ。こんばんは☆投稿者:はるな投稿日:2013/02/04(Mon) 17:55No.1739返信ありがとうございます。
今よくよく考えれば
北区と西区で見たのは
同じ鳥だったかもしれません。
両方とも二羽で仲良く
飛んでる感じでした(*^_^*)
今画像を色々見ていたんですが
チュウダイザギが一番近い感じが
しました。
これからも気を付けて
見てみようと思います!
ありがとうございます。Re: 初めまして投稿者:まつ@管理人投稿日:2013/02/04(Mon) 18:03No.1740チュウダイサギはこの時期にいることはまず無いので、オオダイサギのほうでしょうね。ロシアからの冬の使者です。北区や西区ということであれば新川あたりで魚を獲っているのでしょうか。私も北区に住んでいるので気をつけて見てみようと思います。
まつ@管理人さん、こんにちは。
初めて書き込みさせて頂きます。
先日東京の亀戸天神内でアオサギの幼鳥を見かけました。
羽根で顔を挟むようにして下を向いていましたが、これは眠っていたのでしょうか?
5~10秒くらいで顔を上げ、また顔を挟んでの繰り返しでした。
正月休みで人出が多く「なんか大きい鳥がいる!」と通る人に騒がれていましたし、境内では猿回しの太鼓がドンドン鳴っていました。
その中で眠るなんてちょっと信じられないのですが、やっぱりこれは寝姿なのでしょうか?
Re: これは眠っているのでしょうか?投稿者:まつ@管理人投稿日:2013/01/06(Sun) 17:46No.1731はじめまして、レンさん。
眠ってますね。これはアオサギの寝姿で間違いありません。たぶん初夢でも見ているのではないかと。
私の写真のほうは北海道の冬ねぐらで数日前に撮ったものですが、4羽とも同じ姿勢で寝ています。ただ、相当に冷え込んでいるため、皆、片脚で立ち、くちばしを首と翼の間に入れ、できるだけ露出部分を少なくしています。レンさんの写真のアオサギは両足で立っていますし、くちばしも外に出していますから、それほど寒くない日だったのかなと思いました。
寝ていてもときどき顔を上げるのは自然なことです。何羽もの仲間と安心できるところにいるときは、かなり長く眠ったままでいますが、それでも1分も経てばたいてい一度は顔を上げます。ただ、5秒や10秒というのは少し短すぎますから、あまり落ち着ける環境ではなかったのでしょうね。
太鼓がドンドン鳴っても平気で?寝ているのは、それが自分にとって危険なものでないことが分かっているからだと思います。小さな音でもそれが猛禽の声であれば、おちおち寝てなんかいられないでしょうし。一見、静かなところでも、捕食者の危険が潜んでいるような場所よりは、人がワイワイ出ていて騒々しいところのほうが、むしろ危険は少ないと判断しているのかもしれません。Re: これは眠っているのでしょうか?投稿者:レン投稿日:2013/01/06(Sun) 20:47No.1732ありがとうございました。
亀戸天神でアオサギを見たという話はちらほらと聞きますし、私も成鳥を見た事がありますので、これはその成鳥の子どもなのかも知れません。
小さな頃からこういう環境にいると人間に慣れてしまうのでしょうね。
(結構人から近い距離だったのです…)
顔を上げた時はこんな表情でした。
うるさくて眠れないな~といった感じでしょうか?Re: これは眠っているのでしょうか?投稿者:まつ@管理人投稿日:2013/01/06(Sun) 22:04No.1733かなり不機嫌そうですね。
正月の人出が収まって、今頃はゆっくり睡眠不足を解消していることでしょう。
関東のほうでアオサギが繁殖をはじめたのは、おそらく1980年代に入ってからだと思いますよ。その後、短期間で人に慣れてしまったのですね。ここ北海道のアオサギはずっと昔からいますけど、いまだ人間を寄せ付けません。良くも悪くも、鳥たちにも地域差が表れるようです。Re: これは眠っているのでしょうか?投稿者:ももぴょん投稿日:2013/01/08(Tue) 19:49No.1734こんばんは、レンさん、まつ@管理人さん。
そうなんですね。明石に引っ越して来るまで、長い間東京でくらしてきました。主人にいたっては生まれてから数年を除いては、ずっと東京にいたのに、アオサギにあったことが無くて、水辺はけっこうあるのに何故だろうと話していました。
一昨年銀座のホテルに泊まった朝、2羽のアオサギが浜離宮の方から連れ立って、ホテルの窓から覗く私の足元をかすめて内陸の方に飛んでいくのを観たのが、東京で見た初めてのアオサギです。
東京でも段々、関西のような、アオサギと人間の不思議な関係が増えているのですね。楽しみです。いい関係ができますように!Re: これは眠っているのでしょうか?投稿者:まつ@管理人投稿日:2013/01/08(Tue) 21:20No.1735ももぴょんさん、こんばんは。
環境省が時々行っている自然環境保全基礎調査によると、関東のアオサギの営巣地は、1970年代の後半には全く確認されていません。それが、1990年前後になると7ヶ所確認されています。これはかなり大雑把な調査なので確認漏れはあると思いますが、以前は全くいなかったのが、最近になって増えたことは間違いないと思います。
昭和のいつ頃の話だったか、東京の人はアオサギを見るために、わざわざ網走まで来ていたそうです。それが今やホテルの窓からでも見えるようになったとは。昭和がだんだん遠くなっていきますね。
まつ@管理人さん こんばんは!
昨日散策中の川で撮ったものです。幼鳥だと思いますが、2~3年目の幼鳥でしょうか?ご教示方宜しくお願いします。
Re: 幼鳥だと思いますが…投稿者:まつ@管理人投稿日:2012/12/26(Wed) 22:11No.1728こんばんは。これはなかなか難しいですね。成鳥でないことは確かですが、幼鳥は同じ年生まれでもそれぞれ個体差があって、私も正確には判断できません。ただ、背中に白くて細い飾羽のようなのがあるところを見ると、2年目の幼鳥とするのが妥当かなと思います。1年目の幼鳥では飾羽はないはずですから。ちなみに、成鳥になると、両脇から腹部にかけてV字型の黒いラインが現れますよ。rakuichiさんがこれまでに投稿された写真でもはっきり見てとれます。Re: 幼鳥だと思いますが…投稿者:rakuichi投稿日:2012/12/27(Thu) 09:20No.1729まつ@管理人さん おはようございます!
1年目と2年目の幼鳥の違い、成鳥と幼鳥の判別方法など、詳細にご教示頂き有難うございました。
まつ@管理人さん こんにちは!
先日2本足及び1本足の立ち姿についてご教示頂きましたが、2006年の7月に足を折り曲げて休息している姿を見かけました。NO.順の姿で活動を開始しましたが、このような休息の仕方はよくあるものでしょうか?知りたくなりお尋ねしているところです。宜しくお願いします。
Re: アオサギの休息の仕方について投稿者:まつ@管理人投稿日:2012/12/21(Fri) 00:09No.1725こんばんは、rakuichiさん。
写真1の休み方、滅多にないポーズだと思いますよ。とくに成鳥でこの休み方をしているのはあまり見ません。
鳥の場合、写真1のほぼ直角に折れ曲がって地面に付けている部分を「ふ蹠」と呼びます。これは人間でいうと「かかと」にあたります。その先が脚の甲で、ふだん地面についている部分が指なのです。つまり、ふだん鳥が立っている姿勢というのは、つま先で立ちの姿勢ということになります。なので、写真1のアオサギは、人間でいうと正しい姿勢で立っているということになるわけです。
巣立ち前のヒナの場合は写真1の姿勢でいることが多いですし、巣立ったばかりの幼鳥もこのようなのをよく見かけます。たぶん脚の筋力が成鳥ほど強くないのでしょう。成鳥になるとあまり見たことがありませんが、脚が疲れるとこんなことになるのでしょうね。まあ、ちょっと不格好ですけど、このほうが楽そうではあります。Re: アオサギの休息の仕方について投稿者:rakuichi投稿日:2012/12/21(Fri) 09:10No.1726まつ@管理人さん おはようございます!
いつものように詳細に解説して頂き有難うございました。特に人間と対比されての解説、非常に勉強になりました。
北海道とか寒い地方のアオサギ達は、どこでクリスマスやお正月を過ごすのですか?
おもいっきり暖かいところでしょうか?明石のアオサギが増えるわけではないので、もっと南かな?
ちなみに明石のアオサギはrakuichi さんの掲載されてるような、一本立ちはめったにしません。寒いなと思っても、2本足で踏ん張っます。
Re: ちょっと質問です投稿者:まつ@管理人投稿日:2012/12/19(Wed) 18:10No.1722ももぴょんさん、こんばんは。
写真は、札幌近郊の冬ねぐらの様子です。今日、吹雪の中で撮ったものです。この時は、アオサギがたまたま何かを警戒して首を上げたのですが、うずくまってしまうとモノトーンの背景に埋もれて何だか分からなくなります。
そんなわけで、アオサギは冬も北海道で元気にやっていますよ。
と言いたいところですが、ここに写っているのは極めて例外的なサギたちで、北海道のアオサギのほとんどは南へ渡ってしまいます。
どこまで南下するのかというのは私も是非知りたいところです。捕まえて標識をつけるといったことがなかなか難しい鳥なので、国内のアオサギについては渡りのルートはほとんど知られていないのです。それでも、少数の標識例はあります。たとえば、釧路で足環を付けられたアオサギは長崎の佐世保で見つかっています。見つかったのは秋の話なので、さらにそこから南下しているかもしれません。なにしろ、山口県で標識されたアオサギはベトナムまで行ってましたから。山科鳥研の人から、渡りの時期に伊豆諸島付近の海上で見かけたという話も聞いたことがありますし、かなりの距離を移動して、思いもよらない遠方まで行っているようです。あと、国内だけでなく、ロシア極東のハンカ湖で繁殖し、冬になると日本に来るアオサギもいます。そうかと思えば、富山あたりで夏を過ごして、冬は関東や瀬戸内に出てくるだけのもいます。必ずしも長距離の渡りばかりではないようです。明石とかだと、同じアオサギが年中いる場合が多いんでしょうね。でも、国内の他の地域からも多少は来ていると思いますよ。たぶん、時にはロシアからも。Re: ちょっと質問です投稿者:ももぴょん投稿日:2012/12/19(Wed) 21:13No.1723そうなんですね。すごいですねぇ。入り乱れてるんですね。でも、明石も冬になると、数が減ったかな?と思うこともあるんですよ。どこかでうずくまってるか、ちょいと良い所にお出かけかもですね。同じ兵庫でも豊岡あたりは寒いし、それぞれ居心地の良いところで冬を越して、また元気に帰ってきて欲しいですね。「私ロシアから来ました!」って仔にも会いたいですね。見分けられないけど・・・
公園の池の水面の方に口をもって行ったので、獲物を狙っているのかなと思っていたら、直ぐに元の位置に戻りました。どうも吸水したようでしたが、こんな光景は初めてでよく分かりません。こんな形で吸水するのでしょうか?続けてで恐縮ですが、宜しくお願いします。
Re: アオサギの吸水?投稿者:まつ@管理人投稿日:2012/12/17(Mon) 18:53No.1718水を飲んでいるわけではないと思いますよ。水面が足元よりも低い状況で、あえて水を飲むとはちょっと考えられません。彼らは人間のように水を吸い込むことができませんから。水面にくちばしをつけたのなら、何か気になるものが浮かんでいたのかもしれませんね。ついばんでみたものの、餌でないと分かってすぐに捨てたとか、そんなところではないでしょうか。Re: アオサギの吸水?投稿者:rakuichi投稿日:2012/12/18(Tue) 09:11No.1720アオサギは水を吸い込むことができないとのこと…初めて知りました。有難うございました。
まつ@管理人さん こんにちは!
立ち姿として2本足、1本足(添付画像)が見られますが、この両者の違いは何でしょうか?2本足の場合、獲物を狙っている時は勿論ですが、休息の時もあると思いますし、1本足は休息時のみのポーズと思いますが…ご教示方宜しくお願いします。
Re: アオサギの立ち姿に関して投稿者:まつ@管理人投稿日:2012/12/17(Mon) 18:53No.1717rakuichiさん、こんばんは。
写真のアオサギの姿、リラックスした感じでいいですね。アオサギのポーズとしては、私はこのポーズがいちばん好みです。安心して休んでいるんだなと思えて、こちらも落ち着けます。
さて、なぜ一本足で立っているのかとのご質問。結論から言うと、身体から無駄に熱が逃げるのを防ぐためです。あんな棒のような足でも、一応、血管は通ってます。なので、羽毛もない皮膚丸出しの状態で外気に晒していると、どんどん熱が逃げていくのです。二本とも羽毛の中に隠せればそれに越したことはないのですけど、そういうわけにもいかず、一本は外に出したままにしているようです。
鳥の体温は人間にくらべてずっと高温で、40度以上あります。ただ、高体温に維持されているのは羽毛でくるまれた部分だけ。皮膚の露出した脚の体温は外気温に近いのだそうです。それを可能にしているメカニズムが、彼らの脚のつけ根にある奇網(ワンダフル・ネット)という血管システムで、そこで暖かい動脈血と冷たい静脈血の間で熱交換が行われているようです。胴体から脚へ流れる暖かい動脈血は、脚から胴体へ上がってくる冷たい静脈血で冷やされ、冷たい動脈血となって足先まで達します。逆に、脚から上がってくる冷たい静脈血は、奇網のところで暖かい動脈血によって温められ、胴体に戻されるわけです。
ということで、彼らは身体が冷えないような効率的なしくみをもっているわけですが、どんなに効率的でも外に出していると熱は逃げていきます。暖かい羽毛の中にしまい込んでおくのが一番というわけなんでしょうね。Re: アオサギの立ち姿に関して投稿者:rakuichi投稿日:2012/12/18(Tue) 09:08No.1719まつ@管理人さん おはようございます!
1本足は身体から無駄に熱が逃げるのを防ぐためのもの…納得です。体温保持のメカニズムも含め詳細に解説して頂き有難うございました。
まつ@管理人さん、お久しぶりです。
「何がアオサギを殺しているのか」を読ませていただきました。一度二度と読んでも、私の頭では理解しきれません。その数の多さもしかり・・・・。殺してるのは私たち人間なのですね。理由は人間の営みに害を及ぼすからでしょうか。殺しすぎて、こうのとりやトキの様に絶滅危惧種になったら保護して、邪魔になったら殺すのでしょうか。身体が大きく、食も大きく、糞も大きく、巣も大きく、声も大きい・・・だから邪魔?って事でしょうか。
他の鳥達も行きかう中、彼らがゆったりと明石川で佇んでいる姿を見ると、川も海も緑も豊かなんだろうなと安心できるのですが、同じ日本の中でもそうはいかない場所が沢山あるという事なんでしょうか。
とても悲しい想いがこみ上げて来ます。
Re: ショック!「何がアオサギを殺しているのか?」投稿者:まつ@管理人投稿日:2012/12/02(Sun) 18:18No.1711ももぴょんさん、お久しぶりです。いつも読んでいただいてありがとうございます。
トップページの記事、とりあえずリンクしておきます。
http://www.grey-heron.net/2012/11/30/massacre-of-grey-herons/
今回の件は、以前から書いておかなければと思いつつ、ほったらかしになってました。ふと思い立って書いてみたのですが、書くのならもっと詳しく書かなければだめですね。ただ、今回は、こんなことがあると事実を紹介するだけでなく、全国の自治体に対して要望書を出したりいろいろ行動を起こしていますので、今後、状況に進展があればここでもお知らせしていこうと思います。
「何がアオサギを殺しているのか」というタイトルの私の答えは、ひとつは有害駆除の許認可システムです。そのことについてはだいたい書いたとおりです。ともかく、行政に任せていたのではアオサギの保護管理はまともにできません。現在の鳥獣行政の関心は、希少種の保護と有害鳥獣の駆除という両極端に偏っていて、その中間に位置する普通種のことはほとんど無視されています。アオサギの場合、人とのトラブルがあっても局所的なので、アオサギが有害鳥獣との認識は行政には稀薄で、かといって希少種というわけでもありません。そのため、アオサギの保全計画やビジョンといったものはまるで無く、何か問題があればその場しのぎの対応をすればいいとみなされているようです。以前は、そうした行政の無策、無能ぶりを表に出さなくて済むような制度上の制御システムが働いていましたが、地方自治法の改正でそれらがすべて取っ払われ、そしてどうなったかというと御覧のとおりです。
とはいえ、行政のシステムが仮に改善されたとしても、トラブルの原因が無くならない限り根本的には問題は解決しません。そこで、どのような理由で駆除が行われているのかについて、現在、各自治体に問い合わせているところです。ももぴょんさんが気になるのも一番はそのことではないかと思います。これはまだ答えを回収しないことにははっきり分かりませんが、駆除数の割合でいえば、おそらく漁業被害によるものが圧倒的に多いのではないかと思っています。これ以上は推測でなくちゃんとした結果が出てから、またあらためて書きたいと思います。
いずれにしても、駆除のほとんどに人間のエゴが関わっているのは間違いないですし、ももぴょんさんが書かれているように、「邪魔になったら殺す」というのが現在おこわれている駆除の実態だと思います。こういう話を書いているといつも思い出すのは、レイチェル・カーソンの『沈黙の春』にある言葉です。もう50年近く前の本ですが、彼女は、私たち人類は「人間に不都合なもの、うるさいものがあると、すぐに《みな殺し》という手段に訴える」と書いています。
駆除の現状は問題だらけです。そして、問題が意識されることなく放置されているのがもっとも問題なのかもしれません。この問題についてはまた折に触れて書いていきます。Re: ショック!「何がアオサギを殺しているのか?」投稿者:エゾミユビゲラ投稿日:2012/12/04(Tue) 10:57No.1712お久しぶりです。
年々増加するアオサギの駆除数は気になるところです。認可を与える側の人間が、アオサギの生息数や状況を分かっているのかと疑問を持ちます。
北海道で繁殖に関与するアオサギが7,000羽として、巣立ち直後は1巣あたり平均3羽弱の若鳥がいるとして、一時的には20,500羽にはなりますが、翌春にはまた7,000羽、繁殖に関与しない個体を入れても8,000羽にもならないのではないでしょうか?
北海道以外のことはよく分かりませんが、密度としては北海道より低いのではないでしょうか?
一体日本のアオサギの個体数はどの位でしょうか?私はマツ管理人さん以上に詳しい人はいないのではないかと思います。
巣立ち直後の一時的に個体数が多い時を除いて、北海道の2倍がいいところだと、大雑把に考えると16,000羽多く見積もっても20,000羽とすると、平成21年の駆除数3,281羽はひど過ぎます。私の試算はおかしいですかね?
成人人口20,000人の内、虐殺されるのが3,281人と考えるとただ事だとは思えません。なんらかの行動を起こさなければならないのではと思います。Re: ショック!「何がアオサギを殺しているのか?」投稿者:まつ@管理人投稿日:2012/12/04(Tue) 19:18No.1713エゾミユビゲラさん、こんばんは。
北海道のアオサギの生息数についてはだいたいそのくらいだろうと思います。多くても1万羽ていどでしょう。私も道外のことはよく分かりませんが、エゾミユビゲラさんご指摘のように、道内よりは生息密度が低いように思います。全国では2万羽か、よほど多く見積もっても3万羽がいいところではないでしょうか。
エゾミユビゲラさんが書かれているように全国で仮に2万羽だとして、そこから3千羽駆除しているとなれば、その割合は15%。これは種の保全にとって極めて憂慮すべき事態です。現段階で絶滅を心配するのは大袈裟としても、こんな状態をこの先5年10年と野放しにすれば、ほんとうに地域的な絶滅を心配せざるを得なくなります。
ともかく、駆除をするのに、地域内の生息数をまるで把握できていないということが大問題です。南のほうでは常緑樹に巣があるため、営巣数の調査が難しいというのはあるかと思います。しかし、それにしても概数でも知ろうという努力がほとんど見られません。本来、アオサギの駆除計画を立てるのなら、個体数とともに個体群構造についてもしっかり把握しておく必要がありますが、生息数のモニタリングさえできていない行政に個体群構造など言うだけ野暮です。
他に課題が山積している行政にそこまでのことを望むのが無理なのは分かっています。しかし、そうであれば、現在のような駆除の許認可システムに移行すべきではなかったのです。問題は、地方自治法によって変更された許認可システムそのものにあります。市町村が独自の判断で駆除業務を取り仕切るというのは、ことアオサギに関する限り無理、無謀です。国から都道府県に通達されている「有害鳥獣駆除取扱要領について」によると、都道府県は市町村に対して、「鳥獣保護事業計画に従った適切な業務の施行が行われるよう指導するものとする」とされていますが、この規定はほとんど形骸化しています。なにしろ、多くの都道府県は、全体の合計駆除数しか把握できていないのです。彼らは、どの地域でどんな理由で駆除されているかといった具体的なことは何も知りません。調査すればするほど、出てくる事実に愕然とする思いです。
とはいえ、駆除業務に携わる行政の人々を非難しても何もはじまりません。彼らはそのシステムの中でできることをやっているのだと思います。非難すべきは現在の駆除行政の許認可システムです。地方自治法の改正自体が悪いわけではなく、国の業務の一部を地方に委譲するとした規定を、そっくり鳥獣保護法に当てはめたことが間違っているのです。駆除する対象によっては、市町村が直接対応するほうが上手くいく場合もあるのでしょうけど、アオサギの場合、現状を見ると上手くいっているとはとても言えません。
結論としては、アオサギの駆除に関しては、以前のように国が許認可権限をもつように修正すべきだと考えます。それが無理でも都道府県が権限を保持すべきで、間違っても市町村レベルに下ろすべきではありません。
私はアオサギのことしか分からないし調べてもいないので何とも言えませんが、このシステムになってから悲惨な目に遭っている種はアオサギだけではないと思います。それらの種の駆除の実態がどうなっているかは誰も知りません。分かるのは、環境省が公開している都道府県単位の駆除数だけです。さらに詳しい内容を知ろうとすれば、全国各市町村にいちいち問い合わせなければなりません。そこまでしないと、全国的な駆除の実態は見えてきません。見えないまま、人知れず、鳥たちの不幸が増しているのが現状です。
そんなことで、アオサギに関しては、全国の都道府県に宛てて要望書を送り、現在、許認可業務の実態調査を行っています。北海道アオサギ研究会のほうでやっていますので、興味のある方は下記ページを御覧いただければと思います。
http://www.greyheron.org/activity/12-03-31/
調査結果が集まりましたら、まとまらないまでも少しずつここでも紹介していきますので、その際にはまたご意見、アドバイスをよろしくお願いします。Re: ショック!「何がアオサギを殺しているのか?」投稿者:ももぴょん投稿日:2012/12/04(Tue) 19:27No.1714まつ@管理人さん,エゾミユビゲラさん、判りやすいお話有難うございます。
明石川に10羽もアオサギが集っていると、今年は繁殖がうまくいったのねっと、喜んでいる私にとっては、とても信じがたい数字でした。
しかし、北海道をはじめ色々な場所の写真やお話から考えても、日本中に何十万羽とアオサギが生息するとは、とても考えられず、やはりこんな事はあってはならない数字だと思います。
アオサギのみならず各地で理不尽な虐殺が、当たり前のように行われているのだと思います。私が彼らのために何が出来るのだろう・・・。いつも考えています。
またこの問題について、色々教えてくださる様お願いします。
まつ@管理人さん こんばんは!
昨日散策路の川で見かけた光景です。
アオサギにダイサギ、更にコサギが仲良く獲物を探していました。
ツーショットは見たことがありますが、スリーショットは初めてでした。
2枚目です。⇒ http://www.grey-heron.net/board2/img/1704.jpg
3枚目(3/3)です。⇒ http://www.grey-heron.net/board2/img/1705.jpg
Re: アオサギの仲間投稿者:まつ@管理人投稿日:2012/11/18(Sun) 13:01No.1706rakuichiさん、こんにちは。
三者それぞれ、漁に夢中ですね。写真を拝見すると、上から小さな水路が合流しているようで、そこがちょうど小魚の集まる場所になっているのだと思います。サギたちにとっては良い漁場になのでしょうね。
私のいる北海道はシラサギ類がほとんどおらず、こうした光景にはまずお目にかかれません。何百羽と集まっていても全てアオサギです。ただ、冬になると北のほうからオオダイサギが飛来し、たまに写真のような珍しいシーンに遭遇することがあります。rakuichiさんの写真に写っているのはたぶんチュウダイサギのほうではないでしょうか。
写真は3枚ご投稿いただいたのですが、まことに勝手ながらリンクでの閲覧に修正しました。理由を説明しますと、写真中心の投稿を受け入れると、どうしても写真投稿が目的の掲示板になってしまいかねないからです。私としては、言葉でのやりとりを主体に、写真は必要なときに添えるていどの掲示板にしたいと思っています。そうであれば、本来、断り書きを入れておくべきなのでしょうけど、それもまた堅苦しいなと思ってそのままにしています。一応いろいろ考えて意味のあるサイトにするよう心がけていますので、納得のいかない部分はあるかと思いますが、どうかご了承ください。
札幌は今日、初雪でした。道内のアオサギはほとんど渡り終えたかと思います。来年3月までほとんどサギを見ることのない季節になります。Re: アオサギの仲間投稿者:rakuichi投稿日:2012/11/18(Sun) 14:52No.1707まつ@管理人さん こんにちは!
・画像の添付方法については了解しました。尚、リンクでの閲覧が見れませんが(リンクエラーが出て)何故でしょうか?
・ダイサギとチュウサギの違いについて
目先に婚姻色(緑色)が残っていること、嘴の付け根から目の下に伸びる線が目より後ろに伸びていることからダイサギで間違いないのではないかと思っていますが…如何でしょうか?画像を添付しますので宜しくお願いします。Re: アオサギの仲間投稿者:まつ@管理人投稿日:2012/11/18(Sun) 15:14No.1708すみません。リンクの画像についてはこちらの設定ミスでした。さっそく直しておきました。
写真のシラサギはダイサギで間違いないですよ。
もしかしたら勘違いされているかなと思うので付け足しますと、さっき私が書いたのはチュウサギではなくチュウダイサギのことですね。ややこしいことに、ダイサギにはオオダイサギとチュウダイサギの2種がいます。オオダイサギはアオサギよりわずかに大きく、チュウダイサギはアオサギよりやや小型です。北海道の場合は、夏にごくわずかだけチュウダイサギが南からやって来ます。逆に冬になると、これまた少数ですがオオダイサギが北からやってきます。こちらでは両種が一緒にいることはありません。ただ、道外のことはよく知らないので…。rakuichiさんの写真のダイサギももしかしたらオオダイサギのほうなのかもしれませんね。いずれにしても、チュウサギでないことだけは確かです。Re: アオサギの仲間投稿者:rakuichi投稿日:2012/11/18(Sun) 20:16No.1709まつ@管理人さん こんばんは!
・リンクでの閲覧確認できました。有難うございました。
・チュウダイサギと書かれていたんですね。失礼しました。私のような素人は「ダイサギ」1本で行きたいと思いますのでご了承下さい。
はじめての書き込みです。「アオサギを議論するページ」を知り投稿しました。
10月26日、多摩川でアオサギが変なポーズをしているのを見て驚きました。遠くて不鮮明な写真ですが投稿します。アオサギについての知識はありません。
Re: 変なポーズに驚く投稿者:まつ@管理人投稿日:2012/10/29(Mon) 07:49No.1702マモさん、はじめまして。
はじめてこのポーズを見ると驚きますよね。他の鳥ではできないポーズですし。これは一般には日光浴のポーズと言われていて、英語でも同じくsunningです。ただ、これにどのような機能があるのかはよく分かっていません。ウが翼を広げているのは濡れた羽を乾かしているのでしょうけど、アオサギの場合は羽が濡れていなくてもこのポーズをとります。真夏の暑いときに口を開けてこの姿勢をとることが多いので、翼と胴体の接する部分を開放することで空気に触れる部分を多くして身体を冷やしているかもしれません。ただ、この時期にまだやっているところをみると、身体を冷やすためだけというよりは、虫干しとか別の機能もあるのかもしれませんね。
サギの日光浴の姿勢はいくつかあって、写真のアオサギのポーズはその中でも一番ちゃんとした典型的なものです。まるで座禅を組んでいるようですね。
まつ@管理人さん こんにちは!
久しぶりに白黒のコントラストがはっきりしたアオサギを見かけました。
これは完全な成鳥と言えるかどうか分かりませんが、やはり成鳥は綺麗ですね。
Re: 久しぶりに…投稿者:rakuichi投稿日:2012/10/17(Wed) 14:27No.16992枚目です。Re: 久しぶりに…投稿者:まつ@管理人投稿日:2012/10/17(Wed) 22:25No.1700rakuichiさん、こんばんは。
このアオサギは完全な成鳥ですよ。冠羽は繁殖期が終わって脱落したんでしょうね。背中や胸の繁殖羽も子育ての時期にはもう少し派手だったかもしれません。灰色っぽく見える首も繁殖期にはきっと真っ白だったことでしょう。
季節によってその装いをどのように変えていくのか、同じアオサギを一年をとおして見てみたいものですね。
まつ@管理人さん おはようございます!
昨日見かけたものですが、最近出合うのは幼鳥ばかりです。これも本年生まれのものと
思われますが、冬を越して永らえる割合は非常に少ないようですね。
Re: アオサギの幼鳥投稿者:まつ@管理人投稿日:2012/10/08(Mon) 17:14No.1695rakuichiさん、こんにちは。
アオサギもこの角度で見るとずいぶんスマートに見えますね。
この時期、成鳥より幼鳥を見かけることが多いのは、幼鳥のほうが警戒心が少なくて人前に平気で出てくるからだと思いますよ。もっとも、実際の羽数も幼鳥のほうが多いのかもしれませんけど。ひとつがいあたり2羽以上巣立たせれば幼鳥のほうが多くなるわけですから。ただ、おっしゃるように幼鳥の死亡率は驚くほど高く、たとえばヨーロッパでは1年目幼鳥の6、7割が翌春まで生き延びられないと報告されています。おそらく死亡率のひとつ目のピークは巣立ち直後で、次のピークは冬。幼鳥にとって、今はほんの少し安堵できる季節なのかもしれません。
2度投稿されてそれぞれ別の写真を貼られたかと思うのですが、どちらも全く同じ写真でしたので1枚はこちらで削除しました。ご了承ください。Re: アオサギの幼鳥投稿者:rakuichi投稿日:2012/10/09(Tue) 08:33No.1696まつ@管理人さん おはようございます!
幼鳥にとって、これからが厳しい時季になるのですね。ご丁寧なコメント、有難うございました。
写真がダブっていたとのこと、大変失礼致しました。あらためて横顔を添付させて頂きます。Re: アオサギの幼鳥投稿者:まつ@管理人投稿日:2012/10/09(Tue) 21:54No.1697幼鳥特有の色合いのせいもあるのでしょうけど、成鳥にくらべるとやはりほっそりして見えますね。十分に餌を食べられているといいのですが。
川べりにいたアオサギですが、これは幼鳥、成鳥のいづれでしょうか?宜しくお願いします。
Re: 幼鳥?or成鳥?投稿者:まつ@管理人投稿日:2012/09/06(Thu) 22:11No.1691rakuichiさん、こんばんは。
これは今年生まれの幼鳥ですね。全体的に灰色っぽく、白黒のコントラストが弱いのが幼鳥の特徴です。冠羽に続く側頭部の黒いラインもまだ不明瞭です。もちろん冠羽もありません。背や胸の繁殖羽も見られませんし、肩の黒い斑もありません。成鳥なら腹部にV字状の黒いラインがありますがそれもありません。ひとつひとつの特徴で判断するまでもなく、これは典型的な1年目幼鳥です。見慣れないうちは、とくに一羽だけだと成鳥だか幼鳥だかなかなか判断がつきかねますが、成鳥と一緒にいるところを御覧になればひと目で違いがわかると思いますよ。成鳥のほうが断然あでやかです。繁殖期の終わり頃、コロニーがくすんだ感じの幼鳥ばかりになっているところへ、不意に成鳥が舞い戻ったりすると、その羽色の鮮やかさにはっとさせられることがあります。そのくらい違います。
下記ページにヒナから幼鳥、幼鳥から成長へと、あるていど成長段階に沿った写真を載せていますので、よろしければ参考にしてみてください。
『アオサギ写真集』 ⇒ http://www.grey-heron.net/photo-gallery/Re: 幼鳥?or成鳥?投稿者:rakuichi投稿日:2012/09/07(Fri) 09:46No.1692まつ@管理人さん おはようございます!
幼鳥と成鳥の違いについて懇切丁寧な解説をして頂く
とともに、『アオサギ写真集』の紹介までして頂き、
有難うございました。
7月18日旭山動物園から脱走したフラミンゴは25日小樽市で発見されてから28日には紋別のコムケ湖に移動して、以来ずっかりコムケ湖が気に入っているようで、アオサギと一緒におります。
8月14日と15日観察に行ってきました。2回の囮を使った捕獲作戦に失敗したのみならず、囮の2羽を犠牲にしてしまったことは反省点があるのではないでしょうか。
種類が違いながら、何故行動を共にしているかと言う事ですが、一日に何回かアオサギと共に一斉に飛び立ちます。その時決まってオジロワシの姿が認められます。
群れでいる事により外敵の発見が早くできるというメリットがあるからでしょう。
猛禽類に対してはかなり敏感ですが、元々アオサギはキツネに対してはあまり問題にしていません。数メーター以内に近づけば一寸飛べば済む事ですから。
囮を檻に閉じ込めていたことが悲劇を招いたということだと思います。脱走フラミンゴはもはやすっかり野生を取り戻しており、怪しげな檻には近づきません。むしろデコイにした方が良いのでは・・・。
北海道のアオサギはまだまだ警戒心が強く、なかなか100m以内には近づけません。
私も数mに近づいて撮影するには何日も観察してそれなりの準備をしますが、動物園関係者は飼育下の動物に対しての経験が長く、野生に対する経験が不足している様に思われてなりません。
Re: 脱走フラミンゴ投稿者:まつ@管理人投稿日:2012/09/03(Mon) 18:19No.1689エゾミユビゲラさんの意見に全く同意です。旭山動物園の方々には失礼ですが、彼らのやっていることを見ると辛辣な言葉しか思い浮かびません。動物の飼育や管理についてはエキスパートであっても、野生鳥獣のことについてはまったくのド素人なのではないかと疑ってしまいます。捕獲するにしても、あんな子供だましの罠では捕まるものも捕まりません。やるならやるで野生フラミンゴの専門家や捕獲の専門家に相談してそれなりの時間と手間をかけるべきですが、これまでのところ自分たちの安易な思いつきだけでやっているように思えてなりません。
そもそも、そこまでして捕獲する必要があるのかというのが疑問です。逃げた動物を捕獲するのは動物園の責務とはいえ、有効な捕獲法が無く、他のフラミンゴの命まで損なうという状況で、これ以上無駄に追いかけ回すのは、動物園のメンツを保ちたいだけではないかとさえ感じます。あるいは生態系への影響を懸念しているのでしょうか。もし群れで大脱走したのであれば、生態系への影響も含めその後なんらかの不都合が生じる可能性もあると思います。しかし、たった1羽でどんな影響があるというのでしょう。その1羽を捕獲するために静かなコムケ湖で大騒ぎしているほうが、一緒にいるアオサギたちにとっても生態系にとってもよほど迷惑です。
もう10年以上前の話になりますが、北海道には山口県の公園を逃げ出したペリカンのウェンディ君が姿を見せていました。それから数年、自由気ままにあっちこっち好きなように飛び回っていたのは周知のとおりです。で、逃げ出された公園のほうはどうしたかというと、もう捕獲できる状態ではないからと見守るしかなかったのですね。それでいいのだと思います。ウェンディ君はアオサギのコロニーに来て散々アオサギに迷惑をかけていましたし、おそらく行く先々で大量の魚を食べていたはずです。生態系にまったく影響が無かったと言えば嘘になるでしょう。けれども、お騒がせ者で人気者だったウェンディ君もいつしか行方知れずになり、かつてアオサギのコロニーに場違いな白い物体として鎮座していた姿も夢のような記憶として残るのみです。そんなペリカンに比べるとフラミンゴ1羽の影響など取るに足らないと思うのです。
旭山動物園はいい加減、自らの愚かさに気付いて欲しいと思います。
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