嵐山コロニーへ行ってきました。
全体的に静かで、巣材運搬もほとんど終わり、抱卵に専念しているようでした。
100mほど離れた裏の方は、まだギャーギャー騒いでいましたが、、、
Re: 無題投稿者:まつ@管理人投稿日:2011/04/26(Tue) 18:08No.1457今はコロニーが一番落ち着いている時期ですね。北海道だとヒナが生まれている所はまだ少数ではないでしょうか。江別辺りではもうそろそろ。嵐山は江別よりは多少遅れるので、ヒナ誕生はおそらく5月に入ってからになると思います。いずれにしても、もう秒読み段階ですね。
アオサギの繁殖期の初めに現われる婚姻色の記事は興味深いものです。
特に眼の色が黄色から赤い色になるのは、体の小さな部分の変化なので、従来は気が付かないでいた事柄だったと思います。ある種の興奮状態で起こる事のようですが、繁殖時の興奮状態に居る時にも多いのかなと想像しました。
ぴかまるさんが目撃した白鳥の北帰行の隊列は、多くの人の目を奪うものと思います。
アオサギもそのような編隊を組むことがあるようです。
私の参加しているブログのハンドルネームぼびさんの掲示板の3月末に、北海道帯広市水公園の営巣地に帰って来たアオサギの編隊が写されていました。
白鳥や雁のような規模ではありませんが、先頭から順に斜め後ろに従うアオサギの飛行です。(ぼびさん転載を謝します)
Re: 目を惹くアオサギの婚姻色投稿者:ぴかまる投稿日:2011/04/17(Sun) 20:30No.1453この編隊、鳥たちのプロポーションからすると白鳥ではないですか?Re: 目を惹くアオサギの婚姻色投稿者:まつ@管理人投稿日:2011/04/17(Sun) 20:33No.1454こんばんは、カラスさん。
さっそくで申し訳ないのですが、写真の鳥、アオサギではないと思いますよ。形がどう見ても違います。それに、アオサギだとこのような並び方になりませんしね。私もぴかまるさんと同意見です。自信はありませんが、オオハクチョウだと思いますよ。Re: 目を惹くアオサギの婚姻色投稿者:カラス投稿日:2011/04/21(Thu) 05:18No.1455ぴかまるさん。まつ@管理人さん。さすがの眼力に敬服しました。写されたものを良く見ると、アオサギなら後ろに伸びる脚が無い。後ろから3羽目は水かきの脚が見える。また、安定した飛行の時に見せるS字形の首の特徴が無い。などなど、アオサギの形とは違う事に今更ながら気が付きました。
ご指摘ありがとうございました。早速アオサギファンのぼびさんにも伝えます。
写真を撮ったぼびさんは水公園の近くに住んでいて、昨年のコロニーの様をブログに載せていて、この白鳥の飛行を「今年もやって来たアオサギ達」という思い込みだったと思います。私も、彼女は近くの住民でアオサギに愛着のある毎年の観察者がそう言うのだから・・という思い込みがありました。
そんなわけで、今回も私にとっての新しい発見ともいえる興味深い書き込み情報で楽しませていただきました。さらに疑う事の大事さと私の思い込みの強さにも気が付きました。有難うございました。
明石公園剛の池に花見にいきました。先日桜の蕾がピンクがかったころ、まさにトップページの婚姻色の写真のようなクチバシのアオサギがいたので気をつけていたら(そうゆう時に限ってカメラもってないし・・・)、満開で賑やかな剛の池から20m位はなれた、クスノキ?の大木の上にアオサギの姿があり、巣らしきものも。おまけにカラスを追い払うような行為もあり、心ときめかせながらも、あまりにも高い場所なので確認できずに帰ってきました。今度は双眼鏡を持って、櫓の方から見てみようとおもいます。
前回の兵庫県下のカワウ・サギのコロニー・・ありがとうございました。でも明石ではカワウとアオサギのコロニーはかなり近くに現在はあるかもしれません。花見の帰りの明石川で、こちらもせっせと巣材を運ぶカワウをみましたので。
ちなみに、一月ほど前の朝ベランダから明石川を見ると、数十羽のカワウのがせえの~とばかり魚をとっていました。その群れに一羽のアオサギがついていて、まるで鵜飼いのようでした。途中でもう一羽通りかかったアオサギは追い払われました。
こんな風景を見られるのも明石ならではなのかもしれませんね。
Re: その後、明石では投稿者:まつ@管理人投稿日:2011/04/16(Sat) 08:46No.1451桜越しに見るアオサギとか鵜飼いするアオサギとか、どちらも絵になりそうですね。
写真は何年か前に郷里の松山で撮ったアオサギです。道後のお堀の桜が満開で、花見客もたくさん出ていた時でした。あちらでは普通の光景なのでしょうけど、人もアオサギも互いを気にすることなく、思い思いに春のひとときを過ごしているというのが私にはとても新鮮で、つくづくいいなあと思った次第です。
自転車で出かけました。コロニーまで30分ちょっと、、、
途中、私の上空を渡りの集団が10数羽。コロニーの方向を素通りして石狩川を下っていきました。あれーっと思っているとその後、8羽、また12羽と同じように飛んでいきました。最後の集団を慌ててカメラに収め確認してみると、白鳥でした。白鳥の北帰行を見たのは初めてでした。
さて、コロニーでは相変わらず賑やかに、巣作り、求愛行動、交尾、抱卵(多分、巣の中でそのような、、、)していました。それぞれの巣はアパートのようで、あんなに接近していて大丈夫なのかと心配になるぐらいです。
今回はogasawaraさんに触発されて巣材運搬に注目してみました。
コロニーの帰りに、近くで作業していた人に声をかけられました。
「ほんとは林を間引きしたいんだけどね~ 山を持ってる人はけっこう迷惑しているんだよ~」と優しく言ってくれました。おおらかな気持ちで優しく見守ってほしいですね。
Re: 建築素材投稿者:まつ@管理人投稿日:2011/04/14(Thu) 19:40No.1447ぴかまるさん、こんばんは。
ハクチョウの北帰行はきれいですよね。幾何学的に整然と並んで。アオサギの場合、ああはなりませんから。
アオサギは今やることがたくさんあって忙しそうですね。それに、団地みたいに皆がひとところに住んでますから、隣どうしがあんまり接近しすぎているとやはり喧嘩になることもあるようです。
たとえばこんな感じです。⇒ http://www.youtube.com/user/heronsdream?feature=mhum#p/a/u/1/ohII7A09oso
嵐山のコロニーは近所に住んでいる人は迷惑に思っているようですね。じつはこのコロニーは何年か前までもっと山の奥にあったのを、林の所有者が嫌がったとかで一部の木が伐られてしまったのです。それで、現在の場所に移ってきたというわけです。山の奥にあったときは民家からずいぶん離れていたので、声がうるさいとか文句を言う人はいなかったのですが…。ただし、現コロニーの林の所有者は木を伐るつもりはないそうなので、特別なことが無ければ今のコロニーは当面安泰だと思いますよ。
これは先にももぴょんさんのところでも書きましたが、コロニーは何か問題があって放棄させられると、より人目につく場所に移動する傾向があります。何故だかは分かりません。ただ、多くの事例を見てきた結果がそうなのです。放棄後さらに山の奥へ引っ込んだとかいう例はひとつも知りません。だいたいは民家の近くに越してきて人にうるさがられるのが常です。今の嵐山コロニーも、もし放棄するようなことになれば、分散して旭川の町近くに出て行く可能性が高いと思います。そうなるとアオサギも人も不幸なことになるのは目に見えています。それを避けるためにもなんとしても今の場所で存続してもらう必要があるのです。
あと思うのは、アオサギの声やフンによる被害というのは、人によって同じていどの被害でも感じ方がかなり違うということです。以前、50巣ぐらいの規模のコロニーがすぐ裏の林にあるという方のお話しを伺ったことがありますが、その方の家は屋根がフンで真っ白になって、毎日窓ガラスを拭いてなければならないということでした。けれどもその方は、大変なんだよとは言いつつ、アオサギがいると笑い話になるようなことも多くて楽しいんだよとも話されていました。じつはこういったケースは意外にあるのです。相手に対し少しでも関心をもてれば、過度の被害感情をもたずに済むということなのでしょう。何が騒いでいるのかも知らなければただ不気味で鬱陶しいだけですものね。あのうるさいのがじつはアオサギという鳥で、こんなふうに子育てして巣にはこんなヒナがいるんだというようなことが分かれば、多少は気の持ちようも違ってくると思うのです。その辺が人とサギの共存への第一歩かなと思っています。Re: 建築素材投稿者:まつ@管理人投稿日:2011/04/14(Thu) 20:16No.1448巣材集めのことを書くのをすっかり忘れていました。
雪国のアオサギというのはいろいろハンディがあって、巣材集めでもけっこう苦労するんですね。というのは、地面に落ちた小枝を探そうにも、まだ雪の下だったりするわけで。仕方がないからその辺の木の枝を折ったりしています。ただ、さすがのアオサギも生木は簡単には折れないらしく、普通は枯れて折れやすい枝を集めているようです。
写真を拝見すると、運んでいる枝はコロニーのある針葉樹の枝ではないようですね。とすれば、嵐山のほうは雪はほとんど溶けたということでしょうか。
これからは巣づくりのペースも上がっていきそうですね。Re: 建築素材投稿者:ぴかまる投稿日:2011/04/14(Thu) 21:43No.1449紹介の動画サイトに行ってみました。
そうそう、あんな感じで賑やかでした。巣作りのシーンでは思わずにやけてしまいました。まったく可愛い!!
嵐山もすっかり雪が溶けました。北斜面の日陰にはまだまだ少し残っているかな、、、
巣材はほとんど道路を挟んだ江丹別川の方から集めて来ているようです。たまにはすぐ近くの畑におりて横着しているのもいました。
いやぁ~すっかりアオサギの魅力の虜になりました。
ああ、もう少し長いレンズが欲しいな~~~
私も自転車や徒歩で、明石のコロニーや餌場を見て廻ったりしてますが、北海道のコロニーはどうやらスケールが違うようです。うらやましいです。
でも明石のアオサギ達も相変わらず元気です。ただ残念なのは、明石公園の剛の池の小島に去年から巣が残っていたので、営巣を見ようと張り切っていたのですが、一ヶ月ほど前にはなんと、その巣をせっせと補修してたのは、鵜でした。でも、アオサギも同じ島で悠然としていたので、もうちょっと後かなとおもっていたら、何と!ある日鵜の巣ごと小島の木の大きな枝が切られてしまっていたのです。公園によると、「糞で木がダメになるし、魚をとられるから」だそうですが・・・。一緒にいたアオサギ達も一羽居たり居なかったりで、ちょっとショックでした。
Re: 私も見たいな!北海道のコロニー投稿者:まつ@管理人投稿日:2011/04/14(Thu) 19:36No.1446ももぴょんさん、こんばんは。
北海道にも小さなコロニーはあるんですよ。何百巣という大規模コロニーもあるにはあるのですが、全体から見ればごく少数で、多くは数十巣ていど。中にはひとつがいだけでがんばっているところもあります。営巣環境もまちまちで、湿地林の奥深くに位置するコロニーもあれば、街中の小さな公園につくられているコロニーもあります。どんな環境にもそれなりに適応してしまえる柔軟性がアオサギの強さなんでしょうね。
兵庫県と言えば、国内のゴイサギ研究の第一人者がヒトハクにいるので、サギ類とカワウの営巣状況はわりとよく把握されているようです。そのヒトハクの依頼で日本野鳥の会兵庫県支部が2007年と2008年に行った調査の結果が以下のページで見られます。
『兵庫県におけるカワウおよびサギ類のコロニー調査報告』 http://homepage1.nifty.com/wbsj-hyogo/164(69).pdf (このリンク、クリックしてもなぜか上手くいかないので、アドレスバーに直接コピペして開いて下さい)
『兵庫県下のカワウ・サギ類のコロニーの現状について』 http://www.hitohaku.jp/top/kyousei/07pdf/p101-104.pdf
これを見ると、アオサギのコロニーは県内に54ヶ所もあるんですね。予想外に多くてびっくりしました。おそらくひとつひとつの規模は小さいのだと思いますが、コロニーの密度は北海道よりはるかに高いです。これは報告にあるように、「追い出されたサギたちは別の場所でコロニーをつくろうとしてまた追い出され、しだいに分散して小さなコロニーに」なった結果なのでしょう。北海道でも小規模分散化の傾向はみられますが、さすがにここまでは進行していません。
可哀想なことにカワウは今では大変な害鳥扱いをされ、地域によってはアオサギも似たような状況になりつつあります。たしかにカワウもアオサギも営巣すれば大なり小なり木へのダメージは避けれませんし、魚が食べられるのは事実、というか当然です。けれども、そうした影響は状況状況でいちいち違ってくるものです。カワウやサギが営巣するようになったからといって、まるでエイリアンに襲われたかのように過剰に反応するのは間違っていると思いますね。人間の側にも事情があって、ここに営巣するのはどうしても勘弁してほしいということはあると思います。それは仕方がありません。でも、全国各地のいろいろな事例を見ていると、どうもヒステリックになりすぎているような気がしてならないのです。
カワウのことはよく分かりませんが、少なくともアオサギに限って言えば、昔は人と距離をとって人目につかない所で営巣していたはずです。それが彼らの生活の場を人間がどんどん開発していったために、もとの場所から追い出されて仕方なく人の生活圏に入ってくるようになりました。そうなると、どうしても人との間にトラブルが生じます。そして、またまた追い出される。追い出されるたびに分散して、その分だけトラブルの起きる場所も増える。その繰り返しです。サギにとっても人にとっても全くいいことはありません。さらに不幸なことは、こんな単純なメカニズムを理解している人がほとんどいないことです。皆、とにかく自分のところから出ていってくれればそれでいいと思っています。これでは問題が別の場所に移動するだけで何の解決にもなりません。
本当は特定の場所の問題ではなく広域にわたって考えなければならない問題なのです。こういうのは行政の仕事のはずで、たとえば営巣林が個人や民間の所有なら町や県が買い上げるとか、人との軋轢がどうしようもないなら、トラブルの起きない場所に人為的に巣をつくりサギを誘導するとか、単に追いだすだけではない別の手だてを考えるべきなのです。実際、こうした方法が上手くいっている例はいくつもあります。逆に、場当たり的な対応で済ませている所はいつまでもイタチごっこをしています。
明石公園のカワウとアオサギ、追い出された後どうしているのでしょうね。時期的にはこれから営巣してもまだ間に合うと思うのですが…。移動先で新たなトラブルに見舞われないことを祈るばかりです。
嵐山の方へ朝方行ってきました。
たくさんのアオサギたちがあのように活動しているのを見るのは初めてだったので、、、
本当に感動しました。
二羽が朝食タイムなのか、遠くへ飛び去っていく様は悠々としてとても美しく、ぼーっと見とれてしまいました。
もう少し堤防の雪が溶けると自転車でも気楽に行けるのだけれど、、、
Re: 私も見てきました投稿者:まつ@管理人投稿日:2011/04/10(Sun) 08:45No.1443自転車で行ける距離にコロニーがあるとは羨ましいです。
この時期のアオサギは求愛ディスプレイをしたり巣づくりをしたりで、見ていて飽きませんね。それに何と言っても今は婚姻色が鮮やかで、しばしうっとり見入ってしまいます。遠目には地味なイメージのアオサギですけど、じっくり見ると、婚姻色といい冠羽やひらひらの飾羽といい予想外の風貌で、もしかするとこれほど派手な鳥は国内では他にいないんじゃないかと思ったりします。
今日は休みで全国的に天気も穏やかそうですし、アオサギのコロニーを訪ねる人も多いかもしれませんね。
はじめまして、こんにちは。ちょうど一年前、富良野に引っ越してきた者です。
学生時代、弘前大の修士課程でゴイサギの研究をしていたので、こっちではアオサギも見に行こうと思ってました。そしたらなんとコロニーの一覧があるではないですか。凄いです。さぞ大変だったのではと思いました。
そろそろ渡って来ているだろうと思い、一覧にあるコロニーから、嵐山・滝川・砂川・野花南の4か所を見てきました。野花南では確認できませんでしたたが、他三箇所ではいずれも元気に巣材運びに勤しんでいました。
サギたちが巣を作る様子を見ると、ほんとに春が来たな~と実感します。家から割と近いので、ちょいちょい見に行きたいです。
Re: コロニー見てきました。投稿者:まつ@管理人投稿日:2011/04/05(Tue) 01:46No.1441Ogasawaraさん、はじめまして。
弘前大学は言わずと知れたサギ類研究のメッカ。弘大の佐原先生には私も以前から大変お世話になっていますし、じつは、このホームページの内容も佐原先生からかなり影響を受けています。ですから、弘大出身の方に当サイトを見ていただけると本当に嬉しいです。
コロニーの一覧を参考にしていただいたということでありがとうございました。まさにOgasawaraさんのような使い方を期待して作ったリストです。ただ、一覧をまとめたのがもうずいぶん前のことで、現状と照らし合わせて必ずしも正しい記述にはなっていません。たとえば、嵐山では現在、記載の場所にいるのは全体の一部で、ほとんどはそこから200メートルほど北側の林に移動しています。新しいコロニーのほうが見やすいところにあるので、こちらのほうを見られたかもしれませんね。砂川のコロニーは鉄道防風林が大規模に伐採されたため規模がずいぶん縮小したようです。野花南のコロニーはもともとそんなに大きなコロニーでなかったので、もしかすると消滅したのかもしれません。まだあるとすれば、川の下流側の橋から遠望できると思います。
本当は新しい情報を得るごとにどんどん修正していくべきなのでしょうけど、なかなか手が回らず、皆さんにご迷惑をおかけしています。いずれは何とかしたいと思いますので、記載と現状に食い違いがありましたら教えていただけると有り難いです。
ところで、北海道でサギと言えばほとんどがアオサギですが、ゴイサギもたまに思いがけないところで見かけることがありますよ。そう言えば、20年近く前に道東の西別川でアオサギにいじめられていたゴイサギを助けたことがありました。川の縁でアオサギが数羽、何かわいわいやっていて、飛び立ったと思ったら、1羽が川に落ちて流されていったのです。で、助けてみるとゴイサギだったというわけです。いま思い返しても昔話のような、ちょっと不思議な出来事でした。
引っかからないように用心していましたが、やっぱり今年もエープリルフールのホームページのコメントに引っかかりました。それは私には巧妙な伏線を持っていました。私は横文字に弱いのでその関連の情報にウイークポイントがある事に今回も気が付きました。
初回のエープリルフールは、札幌テレビ塔にアオサギが巣を組み始めたという素朴なものでしたが、そんな情報を真に受けて、双眼鏡を持って早朝のテレビ塔に走ったのも、懐かしい思い出です。
Re: やっぱり今年も引っかかりました(*^_^*)投稿者:まつ@管理人投稿日:2011/04/01(Fri) 22:44No.1439カラスさん、ありがとうございます。カラスさんのように一人でも読んでいただける方がいると、あんな文章でも書いた甲斐があります。
次回も皆さんに迷惑をかけない範囲(これ大事ですね)で大嘘を考えておきますので、来年の今頃は今回のことは忘れて、また新たな気持ちで騙されていただけるとありがたいです。
おっ!サギの鳴き声!
見上げると2羽が嵐山方面へ向かっているようでした。
17時15分頃です。
今年初対面、何とも懐かしい声でした。旭川にも帰って来ているのですね。
Re: 初アオサギ投稿者:まつ@管理人投稿日:2011/03/30(Wed) 21:30No.1437ぴかまるさん、お久しぶりです。
そういう季節になりましたね。旭川あたりではここ1週間ぐらいが渡りのピークではないでしょうか。
旭川と言えば、つい先日、気になる記事を目にしました。
『旭川野鳥の会へようこそ♪』⇒ http://asahikawabird.blog102.fc2.com/blog-entry-132.html
今年3月2日、忠別川でアオサギを見かけたということです。3月はじめに渡ってくるとはちょっと考えられないので、これはおそらくここで越冬しているということでしょうね。たまたま1羽だけ残ってしまったのか、ある程度まとまった群れで越冬しているのか、気になるところです。
はじめまして。専門学校でサギの集団ねぐらについて研究しています。研究に行き詰った時には、よく拝見させていただいています。
今日研究についての話し合いがあり、その内容がアオサギのねぐら誘致はできるのか、アオサギを誘致してメリットがあるのかというものでした。この話し合いは解決できませんでした。アオサギを誘致できないかと考えている場所はアマサギが約200羽規模のねぐらを形成している場所で、他にもダイ・チュウ・コの各サギもねぐら利用しています。
勝手なお願いですが、アオサギのねぐら誘致は可能か、又そのメリットについて皆様のお知恵を拝借したく書き込ませていただきました。よろしくお願いいたします。
長文しつれいしました。
Re: アオサギのねぐら誘致について投稿者:まつ@管理人投稿日:2011/02/21(Mon) 07:06No.1433きんぴらさん、はじめまして。こういうご質問は大歓迎ですよ。まさにこの種の議論をするために設けている掲示板でもありますから。
まず、ねぐら誘致のメリットからお答えします。このご質問、私、最初は単純にアオサギのねぐらをある場所から他の場所へ誘致するケースを想定しました。そうではなく、別種のサギ類が利用している既存ねぐらにアオサギも加えたいということなのですね。ということは、現段階で、アオサギが現在のねぐらを将来的に利用できなくなるか、人との間に何らかの深刻なトラブルがあるなど、ねぐらを移さざるを得ない理由があるものと想像されます。ということは、その問題を解決できるのが誘致のメリットということになるのでしょうけど…。きんぴらさんが尋ねたかったのは、誘致することで誘致先のねぐらに何か良いことが起こるかということですね、たぶん。状況がよく分からないのですが、率直に言って、この措置によるサギ側の利点というのはとくに無いと思いますよ。無理に理屈をつけるとすれば、数が増えて捕食圧が減少するというくらいでしょうか。むしろ過密化による弊害のほうが大きいような気がしますが。この辺はねぐらのある場所の条件や誘致するアオサギの個体数によって想定される内容が違ってくるでしょうね。
つづいて、ねぐら誘致の可能性についてです。結論から言うと、誘致は可能だと思います。ねぐらを人為的に誘致した例というのは私は知りませんが、コロニーを別の場所に誘導した例ならいくつか挙げることができます。ひとつ目は『コロニーの移設』(http://www.grey-heron.net/forum/40-colony-relocation/)というページに書いているアメリカ、ロングアイランドの事例で、もとあったコロニーから営巣木そのものを移設してしまうというものです。そこに書いているように、約2キロ離れた誘致場所に大きな木を50本も移動しています(写真)。これについては、概要のみであればこちらのページ(http://www.jstor.org/pss/1522533)で見ることができます。
もうひとつの例は、木を植えるなどして営巣環境を一からつくってしまうことです。これは"Heron Conservation"という本で紹介されていたフランスのカマルグの事例で、誘致場所に木を苗から植え、10年がかりで営巣可能な林に育てています。この結果、300つがい以上のサギ類の誘致に成功したということです。これら2つのプロジェクトでは、誘致する際、いずれもデコイと鳴き声を録音したテープが使われています。
ねぐらと違ってコロニーの場合は巣という顕著なマーカーがあるので、巣だけを移設するという手もあります。これは北海道北見市の事例(http://www.greyheron.org/report/colonies/abashiri/kitami.html)で、たった3巣を移設しただけで、新たなコロニーの創設に成功しています。これは個人が趣味的に行ったもので、デコイやテープ等は利用しなかったようです。なお、この事例では旧コロニーと新コロニーの間は川沿いに約2キロ離れています。それだけ離れていてもわずかな巣を起点に見知らぬ場所にコロニーができるわけですから、巣の誘引効果がいかに高いかということですね。
ということで、ねぐらを移設する場合はコロニーのように巣をマーカーにできないのが残念ですが、デコイや鳴き声のテープ等を利用すれば誘致はそれなりに可能なのではないでしょうか。
サギ類と人との間でトラブルが絶えない現代において、コロニーやねぐらの人為的移設の研究は、実際的価値の非常に高いものだと思います。良い研究成果が得られるといいですね。何か進展があればまた是非ご報告いただければと思います。Re: アオサギのねぐら誘致について投稿者:きんぴら投稿日:2011/02/21(Mon) 11:26No.1434ご返信・ご教授ありがとうございます。
大変参考になります。
言葉足らずで申し訳ありませんでした。現段階でアオサギを誘致しなくてはならない状況にはありません。
調査場所がラムサール条約湿地であり観光客が大勢来ます。ここのアオサギは人間に敏感に反応している様なので、人的ストレスがねぐらを形成しない原因になっていると考えています。別の調査場所では40羽規模の小さいねぐらではありますが確認できた場所がありました。ここは果樹園に囲まれた山の麓にあるため池でした。侵入が容易ではない所でした。20倍のフィールドスコープでぎりぎり確認できました。
地域差があると思いますがアマサギ等に比べるとアオサギは人との接触が限りなく少ない場所をねぐら利用している様に思います。
サギの言葉がわかるようになりたいと思う毎日です。
ありがとうございました。Re: アオサギのねぐら誘致について投稿者:まつ@管理人投稿日:2011/02/21(Mon) 12:02No.1435「サギの言葉が分かるようになりたい」という気持ち、とてもよく分かります。サギと人の共存を考えるとか言ったところで、サギの生態を調べて、分析、評価し、といった客観的な態度だけでは本当に実のある成果は得られないんですよね。その根底として相手が何を考えているか知りたい、言葉さえ分かれば、という切実な思いがなければ。きんぴらさんの言葉でそのことを改めて思い直すことができました。
良い研究になることを祈ってます。
熊本、水前寺公園のゴイサギが疑似餌を使って魚を獲る行動は、数年前にテレビで見て知っていました。特別の事と思っていましたが、東京、日比谷公園のアオサギの行動は、それを上回るものだと思いました。公園にパンを持ってくる人の行動を先読みしての魚獲りだからです。
カラスの知能が犬と同じレベルと見る人が居られますが、アオサギのそのレベルも相当なものと思います。
ササゴイが疑似餌を使う動画もいいアングルでよく分かるものでした。そういう情報をいち早く捉えて紹介してくれるサービスに感謝します。
Re: 「パンの利用法」面白いですね投稿者:まつ@管理人投稿日:2011/01/20(Thu) 20:48No.1431ホームページに書いたこの記事(http://www.grey-heron.net/2011/01/14/use-of-bread/)のことですね。読んでいただきありがとうございます。
朝日小学生新聞に載っていた話は厳密に事実関係を記述したものではないので、アオサギの行動について細かい部分での評価ができないのが残念です。もっとも、日比谷公園に行ってみれば、そんな細かいことをあれこれ推測しなくても全ては一目瞭然なのかもしれませんが…。
明けましておめでとうございます。
明石のアオサギ達は年が明けても相変わらず元気です。
年末からこちらは荒れ模様で寒くて、今日やっと初詣に行って来ました。散歩がてら、昼網で有名な明石港にいくと、いつもは漁船や釣り人で賑やかな港も数人の釣り人しか居らず、穏やかな港でカモメ等がのんびりしていました。
アオサギも係留された漁船の上で楽しそうに数羽遊んで?いました。漁船に詐欺ならぬ泥棒ちゃんの様に忍び込んで、何かいいものを探すアオサギもいます。こちらは、ほんの数メートルの場所にいるのですが・・・
Re: 明石のアオサギ投稿者:まつ@管理人投稿日:2011/01/02(Sun) 23:21No.1427ももぴょんさん、明けましておめでとうございます。
漁船のアオサギ、端っこのほうにちょこんと佇んでいるようなのを想像していたのですが、何とも堂々とした?ものですね。こそこそと忍び込んだというのが正しいのか、堂々と忍び込んだというのが正しいのか、この写真のアオサギを見ると言葉遣いに迷ってしまいます。
あんまり調子に乗って、その辺の網に足を絡めたりしなければいいのですが…。
先日、紹介していただいた「淡路島…」の歌のアオサギバージョンが何だかとても面白かったもので、正月の暇に任せて和歌のパロディをいろいろつくって遊んでしまいました。ホームページのほうに書き散らかしていますので、よろしければ御笑覧ください。Re: 明石のアオサギ投稿者:ももぴょん投稿日:2011/01/03(Mon) 15:15No.1428「淡路島・・・」気に入って頂けて良かったです。アオサギ和歌楽しいですね。
毎日、明石のアオサギを見ていると、漁船の端っこにちょこんなんてまねはしそうにありません。本当に人間の行動を良く知っているようで、この時も漁船の後ろから乗り込んで平然と操舵室のあたりをうろついて、えさ箱あたりに行き着いたのです。並びの漁船でもガサゴソしてる者や相棒を呼ぶ者すまして、舟の真ん中でポーズをとる者。一羽みつけると、隣の舟でガサゴソガサゴソ、おー!そこにもいたのか!っと近いと大きいのでぎょっとします。
明石は明石城公園、明石川、明石海峡~瀬戸内海ととても自然と餌に恵まれているので、アオサギ達も他の鳥や人間達と上手く距離を保って楽しそうに暮らしています。一年を通して彼らと共に生活できる事は、とても幸せです。Re: 明石のアオサギ投稿者:まつ@管理人投稿日:2011/01/03(Mon) 20:36No.1429環境への適応力というのか順応性というのか、ともかくアオサギの行動の変幻自在ぶりには驚かされます。これはもう、彼らの採餌環境として新たに「漁船」というのを加えなければなりませんね。
初めまして!アオサギ初心者です。
兵庫県明石市には明石城公園を中心に何十羽かのアオサギがいます。私はこちらに引っ越してきて半年程ですが、大きさに驚いたものの、しょっちゅう見てると妙にユーモラスな面があり魅せられてきました。
現在注目の個体は、秋から始まった明石川の山陽電車の新しい鉄橋を架けるちょっと規模の大きい工事を毎日観察?しにやってくる個体です。
少し上流に仲間の溜まりがあるのですが、その子は殆ど毎日やってきては、長い日は朝から夕方工事が終わるまで大型機械などの動きを見ているように思われます。やってくるのは、模様や大きさからみて、同じ個体です。
最近は足場の良い場所が少なくなったので、滞在時間は短くなっていますが日に一度は必ずやってきます。我が家では彼女?のことを敬意を持って「現場監督」とよんでいます。
もちろんすぐ近くの明石大橋から工事現場を眺める人間も観察しているようです。アオサギってとても人間の近くにいるのですね。
Re: 明石川のアオサギ投稿者:まつ@管理人投稿日:2010/12/21(Tue) 17:57No.1423ももぴょんさん、はじめまして。
アオサギといえば警戒心が強くてなかなか近くに寄れないというイメージが定番だったのですが、それももう過去の話になりつつあるようですね。最近は人を恐れないアオサギが全国各地に出てきているようで、その傾向が特に顕著なのが関西圏だったりします。
もっとも、全てのアオサギが人の近くにいるわけではなく、昔ながらに人との距離をとって生活しているアオサギもまだまだたくさんいます。人の目に触れることのない湿原の奥でひっそり営巣していたり、広大な干潟で餌を獲ったりという光景は、かつてほど多くなくなったものの健在です。一方では、道端の狭い用水路からひょっこり出てきたり、釣り人の横で釣り上げられる魚を待ちかまえていたりと、しかし、それもまた紛れもないアオサギの姿です。要するに、彼らは環境に適応する能力がとても高いということなんでしょうね。だからこそ、人が存在するはるか前の時代から現在とほぼ同じスタイルであまり進化する必要もなくやれてこれたのだと思います。何かと不完全な人間に比べると、彼らはずっと完成された生き物です。「現場監督」としての目利きも人なんかよりずっと確かだと思いますよ。Re: 明石川のアオサギ投稿者:ももぴょん投稿日:2010/12/23(Thu) 13:07No.1424あら、そうなんですね。関西は人だけでなく、アオサギも乗り突っ込みの世界で生きてるのでしょうか・・・。
明石から淡路島行きのフェリーに乗った時には、ちゃっかり漁から帰ってくる小さな漁船に後ろから乗り込むアオサギもいましたし、明石港では沢山の釣り人の向かい側で魚を狙っています。
もちろん夜中にも例の鳴き声がよく聞こえます。主人と百人一首の「淡路島 かよう千鳥の鳴く声に・・・」とあるのは、千鳥ではなくアオサギだったんじゃないかと話しています。じゃなきゃ須磨の関守は幾晩も起きなかったんじゃないでしょうか。Re: 明石川のアオサギ投稿者:まつ@管理人投稿日:2010/12/23(Thu) 16:36No.1425何食わぬ顔で漁船に乗り込むアオサギ、ありありと想像できてしまいました。後ろからというのが人との間に微妙な距離感を置いているようで、アオサギらしいというか、余計に可笑しかったです。
「淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に いく夜寝覚めぬ 須磨の関守」の歌は創作でしょうね。チドリの声ぐらいで起きるのかという以前に、夜中にチドリが鳴くというのがそもそも変です。なんでも、この歌はもともと源氏物語中で光源氏が詠んだ「友千鳥 もろ声に鳴く暁は ひとり寝覚の 床もたのもし」という歌を下地に作ったもののようですが、こちらはまだ多少のリアルさが感じられるものの、淡路島のほうはただの言葉遊びに過ぎないような気がします。
ということで、ももぴょんさんのご意見どおりに「かよふ千鳥」を「行き交う鷺」に変えてみました。
淡路島 行き交ふ鷺の 鳴く声に いく夜寝覚めぬ 須磨の関守
うーん、これはリアル! まるで今どきのサギの鳴き声による騒音被害をそのまま歌にしたようです。
フォーラムでもアオサギ物件情報をの収集を載せられておりますが、今年8月に国道238号線の道の駅「愛ランド湧別」に寄ったところ、売店は閉まっておりましたが、シャッターにかなり写実的にアオサギが描かれておりました。
サロマ湖は数多くアオサギが見られますが、これほど浸透していると嬉しくなります。
Re: アオサギ物件情報投稿者:まつ@管理人投稿日:2010/11/21(Sun) 16:20No.1421サロマ湖はサギ沼という地名もあるぐらいですから昔からサギは多かったのでしょうね。魚がいればどこにでも出没するアオサギですが、やはりサロマ湖のような広々とした浅瀬で餌を獲っているのが一番似合うような気がします。
シャッターのアオサギ、胸の飾羽まで描かれているのがさりげなく細かいですね。惜しむらくは、尾羽が少し長すぎることでしょうか。ともかく1羽だけでは寂しいので、シャッター全てを壁画のようにアオサギで埋め尽くして欲しいものです。
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