はじめまして!
アオサギの検索から、辿りつきました。
今日、近所の川でいつも出会うアオサギとは違う姿の
アオサギを見ました。
頭が黒くなくて、色が淡い感じでした。
幼鳥か、若鳥なのでしょうか?
教えていただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
Re: 教えてください投稿者:おさんぽ投稿日:2009/11/15(Sun) 22:43No.1331全身の姿も貼らせていただきます!Re: 教えてください投稿者:まつ@管理人投稿日:2009/11/17(Tue) 15:05No.1332おさんぽさん、はじめまして。
さっそく、お写真のアオサギですが、これは昨シーズン生まれの幼鳥だと思いますよ。アオサギの場合、生まれた年と次の年は、羽毛の色が成鳥とはっきり異なるので容易に区別できます。今年生まれの幼鳥だと、首をはじめ全体的にグレイで、ここまでコントラストがはっきりしません。
なお、成鳥と色の違うこの2年間は幼鳥期で、子育てを始めるのは基本的に3シーズン目(生まれた翌々年)からになります。
それにしても、この幼鳥はずいぶんバフ色が濃いですね。来年、成鳥の羽に生え変われば無くなるとは思いますが、バフ色というか茶色がここまで広範囲に濃い幼鳥はなかなかいないように思います。ほかの幼鳥の中にいても簡単に見分けられそうですね。Re: 教えてください投稿者:おさんぽ投稿日:2009/11/17(Tue) 23:30No.1333管理人様今晩は!
ご丁寧に教えていただきありがとうございます。
もしかしたら、病気では?と心配になった事もあり
質問させていただきました。
アオサギは、身近な池や川でしょっちゅう目にしていますのに、幼鳥との出遭いは初めての事でした。手持ちの図鑑には詳しい表記はなくて、お願いにあがりました。
アオサギの食餌風景も見たことがないので、これからこちらで勉強させていただきながら、観察を続けたいと思っています。またお邪魔させていただきます。Re: 教えてください投稿者:まつ@管理人投稿日:2009/11/18(Wed) 21:52No.1334おさんぽさん、お役に立てて良かったです。
ブログのほうも拝見いたしました。幼鳥は全体的にくすんだ感じなので、病気といえばたしかにそう見えるかもしれません。今度はアオサギの餌を穫るシーンが見られると良いですね。
これからもお気軽にお越し下さい。Re: 教えてください投稿者:おさんぽ投稿日:2009/11/19(Thu) 11:19No.1336早速ブログを見てくださったのですね。ありがとうございました。
事後承諾で申し訳ありませんが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。<(_ _)>
左の絵は何だと思いますか? 横文字なのを見て分かるとおり日本のものではありません。一番上に州の名前があって真ん中に大きく数字とアルファベットが表示されています。この数字とアルファベットは様々に変化します。日本だとこの部分は4桁の数字になります。と、ここまで書けばお分かりかと思いますが、車のナンバープレートです。これはアメリカ、ウイスコンシン州のプレート、面白いのはこのように背景に絵が描かれている点です。左のほうに写っている鳥はアオサギと言いたいところですが、アメリカなのでオオアオサギのほうです。ただ、ウイスコンシンの車が皆このプレートをつけて走っているわけではありません。通常はどこにでもあるような絵の無いプレートで、オプションで25ドル払えばこのような絵の入ったプレートを手に入れることができるそうです。じつは、このプレートはまだ実際に出回っているわけではなくデザイン案の段階です。そして、このオオアオサギを含め4種類の異なるデザインのプレートが、先月、どれを採用するかでネット投票にかけられていました。他のプレートに描かれているのはアナグマとルリツグミ、ズアカキツツキです。それぞれのデザインは下のウイスコンシン州天然資源省のサイトで見ることができます。
ウイスコンシン州天然資源省 ⇒ http://dnr.wi.gov/news/BreakingNews_Lookup.asp?id=1453
プレートを見てすでにお気づきの方もおられるかと思いますが、ナンバーの下に「endangered resources」と書かれています。じつはこの4種、いずれもこの州で絶滅に瀕している動物たちなのです。今回、天然資源省のサイトで投票が行われたのもそうした理由からで、購入者が支払う25ドルも絶滅に瀕した動植物の保全のための基金として全額積み立てられることになっています。
さて、気になる投票結果ですが、全体の68%の票を獲得したアナグマのデザインに決定したようです。
http://www.jsonline.com/news/wisconsin/66499102.html
オオアオサギをはじめ他の鳥たちに圧倒的大差をつけての勝利です。ウイスコンシン州では絵柄をあしらったナンバープレートは1995年からあるそうで、そのとき採用されたデザインはハイイロオオカミだったそうです。哺乳類と鳥類では哺乳類のほうに多少分があるようですね。
私は個人的にはオオアオサギを応援していたので少々がっかりでしたが、よくよく考えてみると、今回の4候補のうち、車によって直接犠牲になる数が最も多いのはおそらくアナグマだろうと思います。そういう意味では、アナグマが選ばれて良かったのかもしれません。
度々質問ばかりで 申し訳ありません。お力をお貸しください。
この所 アオサギが一箇所に群れているのを見かけるのですが、アオサギは 餌場の争いが激しいように思うのですが、十数羽が 一箇所の川面にいるのは あれは 若鳥なのでしょうか? 他のアオサギたちは 離れて 個々に餌を撮ったりしている中 とても目立ちます。
私は 若鳥の集団かな?と思ったりしているのですが・・
若鳥と 成鳥 の見極めに はっきり解る違いはありますか?
集団で居るアオサギの様子を アップしたプログのURLをきしておきます。
Re: アオサギが 群れで一箇所にいるのは?投稿者:まつ@管理人投稿日:2009/10/10(Sat) 19:20No.1311ASHITAさんのブログ、拝見しました。これはお察しのとおり今年生まれの幼鳥たちです。干潟が現れて、彼らにはちょうど良い休み場になったようですね。
幼鳥たちだけでどこかに集まっている光景はこの時期わりとよく見かけます。巣立ち直後にはコロニー近くの水辺に幼鳥が集結しますし、遠くの餌場に出かけるようになった後も幼鳥だけで集まっているという場面にはよく遭遇します。たぶん、幼鳥は餌獲りが下手なので成鳥と同じ場所では上手く餌が獲れないのでしょう。それで、幼鳥でも何とか餌を見つけられるところに幼鳥ばかり集まってくる、そんなところだと思います。
ということで、幼鳥と成鳥の見分け方です。これはASHITAさんがブログに書かれているとおりで、幼く見えるほうが幼鳥です。成鳥のようにキリッとしたところが無いんですね。体型はほぼ同じなのですが、幼鳥は配色や色合いが成鳥にくらべて甘く、どうしてもぼんやりした印象を受けてしまいます。顔つきなどを見ると幼鳥にも凛としたところはあるんですけどね。
以上は漠然とした見かけの話。もう少し具体的なところを見てみたいと思います。左に成鳥の写真を載せてみました。このあと幼鳥の写真も投稿します。両者の違いでまず分かりやすいのは嘴の色でしょうか。成鳥の嘴は基本的に上下とも黄色ないしオレンジです。ところが幼鳥は上嘴が灰色なんですね。なぜ上と下で色が違うのかはよく分かりませんが、空から見た場合、上嘴が黄色く目立ってしまうと、幼鳥のうちは捕食者の標的になりやすいのかもしれません。逆に下嘴は明るい色のほうが水面下の魚を刺激しにくいのでしょう。基本的に空は明るいですから。
この続きは下に書きます。Re: アオサギが 群れで一箇所にいるのは?投稿者:まつ@管理人投稿日:2009/10/10(Sat) 19:21No.1312こちらが幼鳥の写真です。じつはこの写真、巣立ち直前に写したもので、正確にはまだ幼鳥とも呼べないヒナの段階ですが、容姿は幼鳥のそれと全く変わりません。
さて、もうひとつの違いは目の上から後頭部にかけての黒いラインです。成鳥ではこのラインは側頭部から後頭部にかけてくっきりと現れ、さらに冠羽へとつながります。そして、前頭部や頭頂は真っ白です。これに対して、幼鳥ではこのラインはまだ形成されておらず、目から上は頭頂まで一様に灰色です。やはりこの黒いラインがあってこそ一人前のアオサギという感じですね。
首の色も成鳥と幼鳥では違います。ただ、非繁殖期は成鳥でもけっこう灰色っぽくなりますから注意が必要です。他にはっきりと分かるのは肩の部分でしょうか。この写真は首をすくめた姿勢なのでどこが肩なのか分かりにくいかもしれませんが、目の右下の黒く見えている部分が肩になります。これに対して幼鳥の肩は、黒くないどころか白く抜けています。幼鳥も換羽すると少しは成鳥に近い見かけになりますが、基本的には幼鳥は幼鳥で、成鳥との間には歴然とした違いがあります。
遠くから見ると同じように見えても、こうして写真を並べるとずいぶん違うものですね。アオサギをあまり見たことがない人だと、両方とも同じ種だとはまず思わないでしょうね。
なお、幼鳥と若鳥は同じようなものですが、アオサギでは成鳥でないものは慣用的に幼鳥と言っています。アオサギはだいたい2年で繁殖を始めるので、それ以前は1年目でも2年目でも幼鳥ということになります。これが繁殖年齢に達するまでに5年も6年もかかる大型猛禽類などでは、幼鳥からはじまって若鳥を経て成鳥ということになるようです。アオサギなどの場合はその期間が短いので幼鳥と若鳥を分ける必要がないということなのでしょう。まあ、呼び方はべつに決まりがあるわけではありませんから、その辺は個人のお好みでということですね。まつ@管理人様 ありがとうございました。そちて 改めてのお願い投稿者:ASHITA投稿日:2009/10/10(Sat) 21:46No.1313早々に 丁重な説明ありがとうございました。とても解りやすく 特に 成鳥との見分け方とても わかりやすかったです。
ずうずうしいお願いでは有りますが この記事を 参考に・・出来れば 流用させていただき プログに記したいのですが、お許しいただけますでしょうか?Re: アオサギが 群れで一箇所にいるのは?投稿者:まつ@管理人投稿日:2009/10/10(Sat) 22:07No.1314どうぞどうぞご自由に。煮るなり焼くなりいいように使って下さい。少しでも参考になれば幸いです。Re: アオサギが 群れで一箇所にいるのは?投稿者:ASHITA投稿日:2009/10/12(Mon) 18:30No.1315ありがとうございました。プログに 記事にさせていただきました。
写真もお借りして 使わせていただきました。自分の写真ホルダーをさがしても 適当と思われるものが無かったので。
事後承諾になり申しわけありません。
これからも ご指導ください。カメラとにらめっこをしていると、普段目にする以上に細かい部分も見えてきて、次々にぎもんがわいてきてしいます。(苦笑)
本当にありがとうございました。
トップページでもお知らせしましたが、「アオサギの声」というページをつくりました。アオサギの発する様々な声を載せています。とても美声とは言いかねるアオサギの声も、注意深く聞いているとかなりのレパートリーがあります。その大半はお馴染みの声で、どのような時に発する声かも分かりますが、中にはあまり耳にしたことがなく、何のための声なのか理解に苦しむのもあります。そういった音声も載せてありますので、これなら分かるという方がおられましたらご教示いただけるとありがたいです。
「アオサギの声」 ⇒ http://www.grey-heron.net/voice/
なお、音声の再生にはshockwaveを使っています。なので、皆さんのブラウザにshockwave(無料でダウンロード可)のプラグインが入ってない場合は再生できないかもしれません。私のほうでもこれ以外の方法で音声を再生できるようページを作り直してみますので、再生できない方は申し訳ありませんがもうしばらくお待ちください。
Re: アオサギの声投稿者:まつ@管理人投稿日:2009/09/27(Sun) 19:48No.1305詳しくないのでよく分からないのですが、shockwaveはとくに必要ないようです。おそらくほとんどの方は問題なく再生できていると思います。というわけで、当面はこのままにしておこうと思います。万一、再生できないという方がいらっしゃいましたらお知らせください。Re: アオサギの声投稿者:エゾミユビゲラ投稿日:2009/09/29(Tue) 23:21No.1306shockwaveは入っておりませんが、問題なく再生できました。
繁殖期よく聞いた声も、季節を過ぎるとどう言うときにどう言う声で鳴くか忘れてしまいますが、こうして録音していただけるとその時の光景が夢うつつに思い起こされます。Re: アオサギの声投稿者:ASHITA投稿日:2009/10/09(Fri) 20:36No.1308お久しぶりです。以前 アオサギの争いで 色々教えていた田太茂野です。
久々に 訪れてみると 声がアップされていたので 早々に聞かせていただきました。良く聞く声や鶏みたいな 効いた事が無い 声まで勉強になりました。 アオサギって 他の鳥の声を真似たりするのですか?Re: アオサギの声投稿者:まつ@管理人投稿日:2009/10/10(Sat) 19:19No.1310ASHITAさん、お久しぶりです。
「アオサギの声」を聞いていただきありがとうございます。アオサギの声と言って真っ先に思い浮かべるのは、例の「ギャーッ」という金切り声ではないでしょうか。ですが、その気になって聞いてみると、じつは意外なほど多くのバリエーションがあることに気付かされます。じっくり耳を澄ませば、他にも様々な種類の声が聞こえてくるのではないかと思います。おそらく鳥の中でもかなり豊かな音声表現をもっているほうではないでしょうか。
とはいえ、物まねの芸はもってないと思いますよ。収録した声の中に豚や鶏の声に似ているものがあったので興味本位で載せてみましたが、たまたま似ているだけで、アオサギが意図して真似たものではないと思います。ただ、このコロニーのすぐ近くには養豚場がありますし、ほんとうに真似じゃないのかと問われると確信はもてませんが。
でも、やっぱり、まず無いでしょうね。
アオサギというのは不思議といえば不思議なのですが、コロニーの中ではあれほど騒いでいるくせに、餌場では滅多に声を出しません。人間の感覚でいうと、餌場に着いたとき他に餌を獲っている仲間がいれば、「今日の魚の獲れ具合はどうだい?」というぐらいの会話はあっても良さそうなものですが、それは人間の考えること。餌場ではひとりで黙々と餌探しをするというのが彼らの流儀なのでしょう。他のサギがどのぐらい魚を獲っているかを知りたければ、尋ねなくても横で観察すればいいだけですから。しばらく見ていて、「あいつのところはよく魚が獲れてるな」と思えば、その場所を横取りしようとする、当然、喧嘩になってギャッと叫ぶ、彼らが餌場で声を出すのはそんな時ぐらいでしょうね(書いていて、ASHITAさんの前回の投稿記事を思い出しました。あのときは声も壮絶だったのではないでしょうか)。
一方、コロニーの彼らはというと、餌場での様子からは想像もできないほど賑やかです。一羽一羽が四六時中しゃべっているわけではありませんが、コロニーとなるとさすがに数が多いだけに全体としてはどうしても騒々しくなってしまいます。このため、サギという名前は「騒ぎ(サワギ)」に由来するという説を唱える人(新井白石ですが)もいるくらいです。
そんな彼らの声もただ騒がしいだけではなく彼らなりに意味があるはずで、分析まではできなくてもどのようなパターンがあるがあるかぐらいは分かればなと思って今回録音してみたわけです。もっとも、機械を通しての音声なので彼らの生の声の迫力には到底及びませんが、彼らの声のもつ豊かな表現力の一端にでも触れていただければ幸いです。
ところで、彼らの喧嘩がエスカレートすると恐竜のような声を出しますが、そもそもアオサギが恐竜のような声をだしているのではなく、恐竜のほうがアオサギを真似ているのだろうと常々思うのです。そもそも、恐竜の声など誰も聞いたことがないわけですから。ただ、アオサギの恐竜チックな顔つきを見てしまうと、この顔にしてこの声あり、と妙に納得したりもするのですが…。
アオサギ写真展のお知らせです。
左の写真にあるように、11月下旬から12月上旬にかけて内海千樫さんの写真展が開かれます。内海さんは現在、アオサギを専門に撮っておられ、2003年から3回にわたり写真展を催されています。今回の内容はこれまでの集大成になるということです。つまり、今回が最終回。まだしばらく先の話ですが、都合のつく方は是非!
なお、今回の会場はいつものNHK旭川ではなく、お隣の東川町にある文化ギャラリーとなっています。お間違えなきよう。
数日前より家の庭にサギらしき鳥が1羽で飛来してます。
ネットで調べたのですが、オアサギなのでしょうか?
虫を取って食べているようですが、池もあります。
飛来されるのは全く問題ないのですが
鯉等への被害は心配ないでしょうか?
対策等ありましたらおしえてください。
Re: おしえてください投稿者:まつ@管理人投稿日:2009/09/11(Fri) 18:19No.1300これはアオサギですね。白黒のコントラストがはっきりしていないところを見ると、どうやら今年生まれの幼鳥のようです。それに、虫を獲っているというのがいかにも幼鳥っぽいですね。本来、アオサギは魚食性なのですが、巣立って間もないうちは漁が下手なため、昆虫のように簡単に獲れるもので食いつなぐことも多いのです。
ということで、このアオサギ、鯉を射止めるほどの能力があるのなら庭で虫をついばんでいたりはしないでしょうね。ただ、そうは言っても、ゆくゆくは名うての漁名人となるべく定められたアオサギのこと、幼鳥だからといって侮ることはできません。アオサギがその気になれば、たとえその胃袋に収まらなかったとしても、あの鋭いくちばしに狙われたら鯉も無傷ではいられないでしょうから。
もし池の鯉が狙われる可能性があるのでしたら、何はともあれその場からアオサギを追い払うことをお薦めします。万一、アオサギが池の魚に味をしめるようなことがあると、それから追い払っても効果は薄いでしょう。人の目を盗んでたびたびやって来るようになるはずです。アオサギを物理的に池に近づけないようにできるのでしたら問題ありませんが、そうでなければ被害のないうちに追い出すのが最善の策だと思います。
じつはこれに類似したご質問はこれまでも数多く寄せられていまして、その時のやり取りを以下のページに残しています。多少の参考になるかもしれませんので、よろしければご覧になって下さい。
http://www.grey-heron.net/forum/09-fishery-issue/Re: おしえてください投稿者:すずめ投稿日:2009/09/11(Fri) 20:52No.1301早速ご回答いただきありがとうございました。
とても役に立つ情報をいただき感謝します。
駆除するようになるのは心が痛みます
かわいそうですが、飛来のたびに追い払うようにします。Re: おしえてください投稿者:まつ@管理人投稿日:2009/09/11(Fri) 21:38No.1302すずめさん、こんばんは。
駆除するというわけではないですよ。出て行ってもらうだけですから。
こういう場合、被害があるまで人間が無関心でいると後々面倒なことになります。逆に、トラブルの起こる前に予兆を掴めれば穏やかな対処で済ますことができます。こういうのが野生生物との共存のあり方かな、と。
ということで、そんなに思い悩むことではないですよ。池や魚に執着しない前なら、アオサギも「ああ、ここはダメなんだな」と、すんなり去ってくれることでしょう。Re: おしえてください投稿者:すずめ投稿日:2009/09/12(Sat) 17:23No.1303あきらめさせる事が大事なのですね。
よくわかりました、ありがとうございました。
雛たちが巣立ちして、閑散としたコロニーにまだ数羽の雛がいます。
巣が傾いて雛が落ちてしまったり、カラスに卵を盗られたりして、再営巣した番が幾組かありました。
殆どの雛が巣立ちして、コロニーが静かになると、育すうにかけるモチベーションが落ちてしまい、巣を放棄する事が多いのですが、この巣は無事に巣立ちまで漕ぎ付けました。
旭川コロニーでは6月中旬には巣立ちが始まりますが、この写真は8月9日のものです。
すっかり赤とんぼも色づく季節となりました。
Re: 赤とんぼの季節投稿者:カラス投稿日:2009/08/19(Wed) 09:24No.1296アオサギの頭に止まったトンボの絵柄は面白いですね。トンボが止まった微妙な感触から、トンボを捉えるべく次の行動を考えている風情です。
アオサギは(も?)よくトンボを食べているようです。嘴で捉えた時に「パリパリ」と音がしたと聞いた事があります。Re: 赤とんぼの季節投稿者:エゾミユビゲラ投稿日:2009/08/20(Thu) 22:58No.1297カラスさんこんばんは。
アオサギがトンボを食べるところは、時折見かけますが、魚に比べると、ボリュームが無くてスナック菓子(カッパえびせん)みたいなものなのでしょうね。
頭に止まられると、ハエ叩きにハエが止まったようなもので、動けば逃げるし、打つ手無しというところでしょうか・・・。Re: 赤とんぼの季節投稿者:カラス投稿日:2009/09/03(Thu) 16:31No.1298水辺のアオサギの画像を拡大したら、トンボを捕るところが写っていました。
枝から足を踏み外しただけで消えてしまう命もあるんですね…。
私が見ていた巣の3匹のヒナは無事に巣立ったようです。
餌をねだる怪獣のような声も,ずいぶん前に聞こえなくなりました。
ところで。作った巣はどうなるんでしょうか。
毎年新規に作ってますよね。
しばらく空っぽだった巣に,最近,親鳥らしきアオサギが1羽だけ来て,巣の端っこに嘴を入れたりしています。
解体しているようでもないので,空き家の手入れ?と思ってしまいました。
作った巣は自然に壊れてなくなるんでしょうか。
それとも来年再利用されるんでしょうか。
Re: 夏のアオサギの巣投稿者:まつ@管理人投稿日:2009/07/18(Sat) 23:31No.1280オレンジさん、こんばんは。
札幌近郊で私が見ているコロニーも、ヒナはほとんど全て巣立ってしまったようです。たまにコロニーに帰ってきた親鳥が、巣にヒナがいないのできょとんとしていたりします。
さて、巣はほうっておけばどうなるかというご質問。アオサギは子育てが終われば巣に戻ることはないので、時間が経てばもろもろの自然現象により巣は徐々に壊れていきます。といっても、全ての巣が一様に同じ運命を辿るわけではありません。上手につくられていて翌春までもつ巣もあれば、粗末なつくりで跡形もなく壊れたり、バランスが悪くて途中で落ちてしまう巣もあります。翌春まで残った巣はその年も補修して使われることが多いので前年より大きな巣になるようです。北海道のように雪の降る地域では、雪の重みで壊れる巣も多いと思います。逆に、同じ北海道でも雪の少ない太平洋側にあるコロニーの巣は、冬の間あまり壊れることなく年々巣材が加えられるため、ときには大型の猛禽類の巣かと思われるほど巨大化することもあります。
それと、空っぽになった巣に成鳥がやって来るということについてですが、こうした状況はわりとよく見られます。成鳥に限らず幼鳥やまだ巣立ちしていないヒナが立ち寄ったり居座ったりすることもあります。ただ、そのことに特別な意味があるわけではありません。その場所がたまたま空いていたから、自分たちの巣より見晴らしが良いからといった程度のものだと思います。成鳥にしてもこれから新たに繁殖を始めるのでない限り、巣をいまさら手入れすることはありません。
巣の中にくちばしを突っ込んでいたということであれば、あるいは虫でもついばんでいたのかもしれませんね。もしかすると、子育てが終わって他にやることもないので巣材を組み替えて遊んでいただけかもしれませんけど。Re: 夏のアオサギの巣投稿者:エゾミユビゲラ投稿日:2009/07/31(Fri) 22:54No.1293オレンジさんこんばんは。
今頃はアオサギの巣立ちした後の巣が、兵共が夢の跡の風情で見受けられますが、道北地方のコロニーでは、風雪などで、壊れるすがあるものの、大半は翌年まで残っていて、また補修されながら利用されます。
とにかく巣材運びに費やす労力は大変なものですから、強い個体は条件の良い古巣を確保しようとするのは当然の事だと思います。
写真は7月9日に巣立ちした巣です。Re: 夏のアオサギの巣投稿者:エゾミユビゲラ投稿日:2009/07/31(Fri) 23:04No.1294冬にコロニーを訪ねると、シャンデリアの様にアオサギの古巣が見られます。
繁殖期になると、バラバラではなく、一気に巣に入ります。
初めて投稿させていてだきます。
最近は鳥を見る機会が減って、鳥を飲むことが多くなりました。
今飲んでいるブルーヘロンです。
アメリカのビールで、『ブルーヘロン』なので、
英名グレート ブルー ヘロン、和名オオアオサギだと思います。
黒ビールに近い少し焦げた感じです。
Re: ブルーヘロン投稿者:akaitori投稿日:2009/07/28(Tue) 20:37No.1288こちらは少し前に飲んだワイン。
フランスなので、アオサギかなと思っています。Re: ブルーヘロン投稿者:カラス投稿日:2009/07/30(Thu) 11:25No.1289この板を通して、アオサギが西洋、中東、アフリカ、などで人気があり、壁画に残されているものや王族の紋章や宗教画などにも出ていることを知りました。
現在でも、ヨーロッパではマグカップなどの日用品に印刷されるなど、馴染まれていることをしります。
日本で酒類に鳥の名が有るか検索してみたら、日本酒では圧倒的に「鶴」がいました。その他は鶯、千鳥、鷲、鴻、鳩、伝説上の、鳳、鵬、が散見されましたが鷺はいませんでした。
焼酎では、すずめ(銀座のすずめ)がいましたが、焼酎の名にアオサギが現れるような気もし始めています。
akaitoriさんの書き込みから、楽しませていただきました。ありがとうございました。Re: ブルーヘロン投稿者:まつ@管理人投稿日:2009/07/30(Thu) 21:08No.1290akaitoriさん、はじめまして。
こういう話題は大好きです。サギに関係するアルコール類については、以前、私も調べたことがありました。ここのサイトにある「アオサギフォーラム」の「アオサギ物件情報」というページにそのときの記事を残してますので、よろしければご覧になって下さい。
http://www.grey-heron.net/forum/05-goods/
ということで、そこにも書いてありますが、日本酒に「蒼鷺」というのがあるんですね。カラスさん、残念でした。
ただ、この日本酒、少なくとも昨年まではありましたが、今はもうつくられていないようです。Re: ブルーヘロン投稿者:カラス投稿日:2009/07/31(Fri) 09:22No.1292まつ@管理人さん。情報ありがとうございました。パソコンからの情報収集が下手でした。アオサギ物件情報を見ていた事も思い出しました。
子供のころ学校でざる頭と言われた事があります。覚えが悪かったのですね。親が「ざるで水をすくうのは大変だけど、長い事一所懸命すくっていると、ぽたぽたの水が結構貯まるぞ」と励まされた事がありました。
寡黙に酒を飲み、静かに一点を見るような風情は、アオサギの佇まいにどこか似るかもしれません。そういう名の酒が日本にもあって不思議でなかったかもしれません。
野外でアルビノのアオサギとシラサギの区別がつかないのではという問題に対して、シラサギとの区別の方法を述べておきたいと思います。
アルビノは遺伝子の変異により、メラニン生成に必要な酵素チロシナーゼが生成できなくて起こるので、眼が赤いのが特徴で、僅かにチロシナーゼの活性がある場合はブドウ色の場合もあります。
アルビノと間違えやすい白変種というのがいて、この場合突然変異で白い毛色や羽になる場合で、白馬やホワイトライオン、シロクジャクなどですが、この場合は目は黒いので区別できます。
添付の写真は以前撮影した白変種のトビです。
脈絡膜の色素欠乏により眼球内で光が散乱し、網膜での光の受容が不十分で、視細胞の発達が未熟で弱視になるといわれております。
旭川のこのヒナも双眼鏡やプロミナーで見れば眼が赤いのが分かります。そして更にこの個体にはドラマチックな個体の特徴が見つかりました。
左の頸の付け根あたりに一枚だけ黒い羽が生えているのです。
この2点で全国何処でもこのアオサギを特定できるのではないかと期待がふくらみました。
続アルビノのヒナ意外な結末投稿者:エゾミユビゲラ投稿日:2009/07/01(Wed) 19:56No.1276いよいよこのヒナも成長して、カラスからも攻撃されない程の大きさになり、羽ばたきの練習を始めました。
元気良く羽ばたいて、隣の枝に飛び移ろうとでもしたのでしょうか?ギャーという悲鳴と共に姿が消えてしまいました。
脚を踏み外したようです。6月25日のことでした。夜に林床を探しましたが見つかりませんでした。
28日に再び観察に行きましたがやはり姿は見られませんでした。
命の儚さと危うさを痛感させられた出来事でした。Re: 続アルビノのヒナ投稿者:カラス投稿日:2009/07/03(Fri) 20:50No.1277白いカラスやスズメは新聞紙上で数度見た事がありますが、トビやアオサギの報告例は少ないのでしょうね。珍しい様子も鳥の観察での楽しみの一つです。
写真のインパクトを実感します。ありがとうございました。Re: 続アルビノのヒナ投稿者:吉投稿日:2009/07/27(Mon) 22:15No.1285アルビノの足は黄色になりませんか?Re: 続アルビノのヒナ投稿者:エゾミユビゲラ投稿日:2009/07/27(Mon) 23:24No.1286吉さんの観察されたとおり、嘴と足は黄色です。
比較的足の色が分かる写真を添付してみます。
周りをアオサギ色のアオサギに囲まれています。
つばくろさんの報告で黒い羽のアオサギが紹介され、それもペアとなるとかなり珍しい事だと思います。両方共成鳥ですが、別の親から生まれたということになれば更に少ない確率ということになりますが・・・。
旭川のコロニーではアルビノ(白子)のアオサギが育っています。2羽の兄弟の内の1羽です。
アルビノは他の動物でもときおり出現して、神聖視されたりすることもありますが、あまり長生きしないのが通例なようです。
メラニン色素が欠如して白くなるわけですが、紫外線に対する防御が弱いのと、虹彩の色素が無いため、明るい光に対して眩しく、一般に視力が弱いことと、外敵に見つかりやすいことなどが原因といわれています。
しかし無事に巣立ちして冬に南へ渡って行った場合、バンディングの難しいアオサギの渡りのコースの解明に一役買えそうですね。
道外で白いアオサギを見かけた方は是非ご一報を。
とは言っても遠目でダイサギと区別がつくかどうか・・・?
Re: アルビノのヒナ投稿者:まつ@管理人投稿日:2009/06/19(Fri) 07:36No.1263いつも珍しい事例をご報告いただきありがとうございます。今回はまた一段とインパクトがありますね。しかし、これはどう見てもシラサギ…。シラサギ類の中ではアマサギに一番似ているような気がします。単独でいるところを見て、このヒナがアオサギだと判別できる人はほとんどいないのではないでしょうか。
ところで、将来、このヒナは自分がアオサギだという自覚をもって生きていけるのでしょうか? あるいは、自分ではアオサギのつもりでも、他のアオサギがそのことを認めてくれるのでしょうか? まさか、気付いたらチュウダイサギとペアになっていたりとか。
それはまあ冗談としても、エゾミユビゲラさんご指摘のように、アルビノであることの実際的なハンディはいろいろあるかと思います。にもかかわらず、アオサギ色をした他の大勢のヒナたちが次々に死んでいく中、この大きになるまで生き残れたことは大したものだと思います。これからもますます逞しく生きていって欲しいものです。Re: アルビノのヒナ投稿者:吉投稿日:2009/07/25(Sat) 23:29No.1281アルビノの親鳥を目撃しました
1回目、、、場所、、岐阜県羽島市、田んぼの水路
時、、、2009年7月21日6時、アオサギのアルビノ度{植物には純素心と準素心が有ります}見るため目をこらしました、濁りはないみたい,クチバシの黄色が目立つRe: アルビノのヒナ投稿者:吉投稿日:2009/07/26(Sun) 00:17No.1282目撃2回目、、、場所、、1回目の近く
時、、、7月22日7時、、真白の大きな翼が朝日に光
ゆっくり優雅に飛び立って行きました、何処に居たのか
普通種のアオサギがそれを追うよぅに飛んでいきました
3回目、、私の頭上
本物のアオサギ、アルビノの確立,、、98パーセントRe: アルビノのヒナ投稿者:エゾミユビゲラ投稿日:2009/07/26(Sun) 14:31No.1283吉さんこんにちは。
岐阜県でアルビノのアオサギを目撃されたとのこと、旭川のアルビノは残念ながらいなくなりましたが、個体識別の難しいアオサギの移動を知る上で、アルビノの個体は貴重な存在だと思います。
アルビノ度は眼の色で判断できると思います。眼の色が赤からぶどう色までの間で赤いほど強いと考えて良いと思います。
本州では、アオサギとシラサギが混在しておりますが、北海道ではシラサギは稀にしか見ることが出来ません。
先日7月5日に旭川のコロニーで初めて2羽のチュウサギを目撃しました。これはここで営巣したわけではなく、単に立ち寄ったに過ぎません。
一瞬アルビノが生きていたかと思いましたが、一回り小さく、眼と脚も黒く、動きもアオサギより軽快でした。
またアルビノの情報がありましたら、お寄せ下さい
写真は旭川コロニーへやって来たチュウサギです。Re: アルビノのヒナ投稿者:吉投稿日:2009/07/27(Mon) 20:31No.1284アオサギとシラサギの区別は一目でわかります
目の色は確認できません
アオサギと言えばココしかないということで初投稿です。
今年、宮島沼のコロニーで卵や雛の補食が目立つようです。
現場のコロニー横の畦にはトウモロコシ、魚のウロコ、ペレット、ほ乳類の糞などがかなり残されています。
最初はカラスの仕業かと思いましたが、一昨年から確認されているアライグマも怪しくなってきました。そういえば、いつもの場所にタヌキの溜め糞もなくなっています…。
卵や雛の補食は他のコロニーでも当たり前ですか?
また、食痕などから「犯人」を特定することはできますか??
Re: 犯人は??投稿者:まつ@管理人投稿日:2009/06/19(Fri) 07:38No.1265宮島沼のうしさん、はじめまして。「アオサギといえばここしかない」。ありがとうございます。ほんとにそういうサイトを目指したいものです。
さてさて、写真の卵、きれいに穴を空けられていますね。こんなのを見ると、スイカやメロンに穴を空けて中を掻き出すというアライグマを連想してしまいます。ただ、卵くらいならもう少し大胆に壊してしまう気もするのですが…。実際はどうなのでしょう。
すみません。ちょっと時間が無くなってしまいました。あとはまた今晩、書き足したいと思います。Re: 犯人は??投稿者:まつ@管理人投稿日:2009/06/20(Sat) 09:17No.1266うしさん、遅くなりました。
さっそくアオサギの卵やヒナの捕食についてです。これは頻繁にあることとは言えませんが、稀なことでもありません。どのコロニーでも多かれ少なかれあることのようです。捕食者として挙げられるのは、鳥で言えばハシブトガラスと比較的大型の猛禽類です。猛禽類はオジロワシが襲う例が近年しばしば報告されている他、クマタカの幼鳥が襲ったケースも確認されています。オオタカもそれらしいことをするようです。トビはコロニーに日常的に現れ、たまに積極的に仕掛けることもありますが、あまりアオサギの脅威にはなっていないようです。私は彼らの狩りが成功したのをこれまで一度も見たことがありません。一方、地上性の捕食者としては、ヒグマとアライグマが主なものだと思います。このうちヒグマは営巣木に登ってヒナを食べるのが実際に確認されています。アライグマのほうはもう十年以上前から問題になっていますが、国内で実際に襲撃が目撃された例はありません。ただ、アライグマは見た目以上に木に登るのが得意なようで、たとえばアメリカでは巣にいたオオアオサギのヒナがアライグマに襲われています。アオサギより大きなオオアオサギでさえ襲われるのですから、国内のアオサギにとってもアライグマが現実の脅威であることは間違いないと思います。
ということで、卵に穴を空けた犯人は、上に挙げた動物のいずれかだと思います。もっとも、ヒグマやクマタカは宮島沼にはいないでしょうけど。誰がどのような食痕を残すかについては残念ながら私も分かりません。ただ、写真の卵に関しては私はカラスの仕業でないかと。左の写真は網走湖でコロニーから100メートルぐらい離れたところに落ちていたもので、これもうしさんの写真と同じような割れ方をしています。ヒナが生まれた場合は、このような割れ方にはならないようです。この穴ではヒナが出てくるには小さすぎますから。おそらく、カラスが運んできて、ここで穴を空けて食べたのでしょう。
コロニー横の畦に残された魚の鱗とかは、キツネがコロニーの下に落ちている魚を拾ってきたのかもしれませんね。コロニーの真下やすぐ近くにキツネの巣があることはけっこう多いです。Re: 犯人は??投稿者:エゾミユビゲラ投稿日:2009/06/20(Sat) 19:23No.1269うしさんこんばんは。
私もカラスの説に賛成です。
コロニーでの卵や雛が捕食されることはよくあることです。この卵の穴の空き方から見て、嘴でつついたものとしか思えません。
通常卵及び幼い雛の時期は必ず雌雄どちらかの親が巣にいるもので、親がいる限りからすも手が出せないのが普通です。
しかし、猛禽類あるいは人がコロニーへやってきた時は親が飛んで行ってしまいます。その時を狙ってカラスが卵や雛を襲うことを何度も目撃しています。
住宅街や公園にあり人馴れしたコロニーでは例外ですが。
名寄のコロニーではオジロワシが、旭川のコロニーではクマタカの幼鳥がやって来て、オジロワシやクマタカの被害以上に漁夫の利を狙うカラスからの被害の方が大きいです。
写真は旭川コロニーへやって来たクマタカと、遠巻きに見ているアオサギです。Re: 犯人は??投稿者:エゾミユビゲラ投稿日:2009/06/20(Sat) 19:30No.1270通常静かにしていますが、コロニー付近には何百羽というカラスが様子を伺っており、コロニーに撹乱が起こると必ずやって来ます。
写真はカラスによって地面に落とされた雛です。Re: 犯人は??投稿者:まつ@管理人投稿日:2009/06/20(Sat) 19:54No.1271アライグマの件ですが、サギのコロニーを襲撃したという記事が下記ページに載っています。よろしければご参考に。
http://www1.umn.edu/umnnews/Feature_Stories/Evidence_at_last.html
これはアメリカ、ミネソタ州においてオオアオサギのヒナが襲われたケースで、その結果、ピーク時に700巣もあった大規模コロニーが営巣期の真っ最中に突然放棄されたというものです。ただ、この報告では放棄の原因をアライグマを含めひとつには特定していません。数ある要因のうち、アライグマの捕食はかなり決定的だったかもしれないというほどのニュアンスです。私はこれを読んで1996年に北海道の野幌コロニーで起こった同様の事件を思い出しました。ふたつの事例で唯一違うのは、野幌のケースではアライグマの襲撃が状況証拠からの推定でしかなかったのに対し、ミネソタのケースでは実際にヒナの捕食が目撃されていることでしょうか。
記事を読む限り、親がいてもアライグマには敵わないようですね。それに、アライグマが木に登る能力は想像以上のようで、人が営巣木の幹に小手先の防御手段を講じたぐらいでは対応できないようです。北海道でも増える一方のアライグマですが、こんな記事を見ると、野幌の事件以降、アライグマが原因でコロニーが放棄されたという話を耳にしないのがむしろ不思議なくらいです。もしかすると、アライグマの犯行が明るみに出ていないだけかもしれませんが…。Re: 犯人は??投稿者:うし投稿日:2009/06/21(Sun) 09:07No.1272まつさん、エゾミユビゲラさん、
返信ありがとうございました。やっぱりカラスでしょうか。コロニー周辺はトビやカラスがけっこう飛び回っています。宮島沼周辺はボソがメインですが、ハクチョウの死体などがある時期にはブトもちょくちょく現れます。
写真は同じ場所に落ちていた「足」です。おそらく幼鳥もものかと…。こうした食べ残しが同じ場所に集中しているのも気になります。アライグマやキツネにはそんな習性があるのでしょうか?
いずれにしても「現場」がわかっているので、こんど赤外線カメラでも仕掛けてみようかと思います。Re: 犯人は??投稿者:まつ@管理人投稿日:2009/06/22(Mon) 06:35No.1273以前、あるコロニーで繁殖期の終わった後、林床に落ちているヒナの死体を片っ端から集めたことがあります。百数十つがいのコロニーですが、巣から落ちて死んでいるヒナは想像以上に多く、骨や羽根などが段ボールにいっぱい集まりました。このコロニーには営巣木の真下にキツネの巣がありました。おそらく、落ちたヒナの多くはそこのキツネに食べられていたのだと思います。アオサギの繁殖期はちょうどキツネの子育て時期に当たりますから、キツネにとってアオサギのコロニーはまたとない食料庫なんですね。そこにいれば、ヒナだけでなく魚まで降ってくるわけですから。
これは一例ですが、同じような状況はどこにでも見られます。キツネがアオサギのヒナを食べるのはわりと普通のことのようです。ただ、キツネの仕業と見られる羽根や骨の残骸はそこかしこに散らばっており、私が見回った中では食べ残しをどこかに集めているということはありませんでした。
アライグマのほうはどうなのでしょうね。食べ物を洗って食べるくらいですから、変に几帳面なところがあるのかもしれませんけど。
赤外線カメラで真犯人が特定されることを期待しています。そのときは是非またご報告ください。Re: 犯人は??投稿者:エゾミユビゲラ投稿日:2009/06/26(Fri) 19:51No.1274カラスによって落とされた雛を襲うキツネ(夕刻であまり鮮明ではありませんが)です。
親が雛を残して餌を獲りりに行き始めた早々に、雛を襲うカラスが出現して幾つかの巣を襲いました。単独犯で、落とした雛を何回か突きに来ましたが、それほど食べるでもありません。
雛はまだ生きておりましたが、やがてキツネがやって来て襲いかかり、殺してしまいました。
キツネは落ちた雛を食べるだけなので、アオサギにとっては脅威ではなく、コロニーの下を歩いても騒ぎもしませんが、アライグマとなると一寸問題ですね。
千葉市内のコロニーでの現在の様子を
Re: 6月20日 アオサギの巣の様子投稿者:MASA投稿日:2009/06/20(Sat) 11:07No.12682つ目の巣
羽の開いたアオサギ雄は黒羽がところどころ見受けられますが、雌は羽を開くことなく黒い背中を見せるだけでした。過去の写真で見る限り3/31から5/3居たことが写真で確認できましたが6/9では営巣は見られずどこかへ行ったようで、雛がかえるのを期待していましたが残念です。
Re: 続黒羽のアオサギ投稿者:カラス投稿日:2009/06/17(Wed) 15:13No.1261羽の色合いが黒い♂と♀のアオサギというので、交尾が見られたのでそれが分かったと想像しましたが、その通りの写真も示されてとても興味深く拝見しました。
ちょうどまたエゾミユビゲラさんのこれもまた見事に白い羽のアオサギが披露されていて、タイミングも印象的でした。
カラスの白色化というのは過去に何度かあったと記憶していますが、アオサギというのは初めて知りましたし、一方に色が濃くなるというアオサギのケースも珍しい事ではないかと思いました。Re: 続黒羽のアオサギ投稿者:まつ@管理人投稿日:2009/06/19(Fri) 07:37No.1264新たに写真を添付していただきありがとうございます。広げられた羽を見て黒化のありようがよく分かりました。前回の写真を拝見したときは、上部雨覆が一様に黒っぽくなっているものと思い込んでいたのですが、実際はまだらになっていたのですね。こういう黒化個体は初めて見ました。
以前、この掲示板で黒化個体が話題になり、私もいろいろ事例を探したことがあります。そのときの掲示板の内容はアオサギフォーラムに保存してありますので、よろしければご覧になって下さい。
http://www.grey-heron.net/forum/35-melanism/
そのとき話の発端になったのは北海道で見られたほぼ全身真っ黒の個体でした。ネット等に写真が載っていたのもだいたい一様な色の付き方で、今回のようにまだら状に染まるというのはありませんでした。まだらになるということは三毛猫の体色を決定するのと同じタイプの遺伝子が関わっているのでしょうか。
あと、前回は思いつきませんでしたが、他のサギ類とのハイブリッドという可能性もなくはないですね。アオサギの場合、種間交雑が報告されているのは、オオダイサギ、コサギ、ムラサキサギ、ズグロアオサギなどです。このうち組み合わせでヒナに黒色部分が増える可能性があるのは、最後のズグロアオサギでしょうか。ただ、この種がいるのはアフリカなんですね。これら以外ににも黒っぽいサギはいることはいますが、彼らの生息地が日本から遠いことを考えると、やはり種間交雑を考えるのは少々無理があるかもしれません。
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