アオサギを議論するページ

アオサギとペリカン

アオサギとペリカン

2007/05/08(Tue) 06:43      まつ@管理人      無題

江別コロニーに毎年来ていたペリカンを今年はさっぱり見かけません。目立つ鳥なので、どこかにいればすぐ話題になると思うのですが。いて当然のものがいないというのはやっぱり淋しいです。まあ、アオサギのほうとしては、変なのがいなくなって胸をなで下ろしているかもしれませんが。

2006/05/17(Wed) 21:55      年寄り人      無題

岡山市の阿部池ではコシベニペリカンがアオサギの巣を占拠しています。アオサギが鳴いて威嚇するも、知らぬ顔です。


2006/05/19(Fri) 18:20      まつ@管理人      Re: 無題

ペリカンといえば、ここ北海道ではモモイロペリカンがアオサギコロニーの常連客になっています。近くの江別コロニーでは今シーズンも変わらぬ巨体を見せてくれました。
左の写真は去年撮ったものですが、ペリカンがアオサギの巣に侵入しようとしている場面。ペリカンが降り立った場所がたまたま不安定な枝だったので、より安定した場所を求めて移動しているところです。アオサギは懸命に抵抗していましたが、結局は巣を乗っ取られてしまいました。ペリカンに悪気はないのでしょうけど…。岡山のコシベニペリカンも北海道のモモイロペリカンもやることは同じですね。
本来、日本にペリカンはいませんので、こういう状況を見ると特別なことのように解釈してしまいますが、考えてみるとアオサギとペリカンが一緒に住んでいる地域は世界のいたるところにあるはず。そうした場所ではペリカンによる巣の乗っ取りも日常茶飯事に起きているのかもしれませんね。

2005/03/29(Tue) 15:07      カラス      「ウエンディー君?」

ウエンディー君は北海道で人気者です。南の函館から北の稚内にかけて各地に姿を現しています。脚の標識から確認できるそうですが、200.8.25にはサハリン州コルサコフ市でも飛来が確認されています。その2ヶ月後には富山県でも目撃されたそうです。昨年は札幌市と当別町の間の石狩川左岸で頻繁に目撃されたそうです。

ウエンディー君は1997年7月に花火の音に驚いて、飼育されていた山口県宇部市の常盤公園からにげだし、これまで北海道内各地を転々としているといわれます。モモイロペリカンのウエンディー君は常盤公園で名がつけられていたようです。逃げ出したときは3才といいますから、今年は11才ですね。

2004/05/08(Sat) 18:27      まつ@管理人      招かれざる客

コロニーというのはひとつひとつ千差万別。私がよく見に行くコロニーは、ペリカンがアオサギと同居しているという点で特別です。このペリカン、山口県の公園から脱走してきたもので、数年前より、アオサギの繁殖期になると毎年ここにやってきます。アオサギもペリカンももう長い付き合いなので、お互い慣れっこになっているのですが、かといってそこに親愛の情が生まれるというわけでもありません。何というか、ただ一緒にいるだけです。

しかし、一緒にいると問題も起こるようで、ペリカンがアオサギの巣を占拠することもあります。滅多にないこととは思いますが、昨日たまたまそんな状況を見かけました。ペリカンにとっては、腰を落ち着けるるのにアオサギの巣がちょうど良いのでしょう。とはいえ、アオサギにしてみれば冗談ではありません。大騒ぎして抵抗しますが、ペリカンはまるでお構いなしにズカズカと巣に踏み込んできます。まるで、犬小屋に牛が入ってきたようなもので、結局、小さなアオサギは巣の外へ追いやられてしまいました。たぶん抱卵中だったと思うのですが、ペリカンのあの巨体ですから、卵が助かったとはとても思えません。巣の横に呆然と立ち尽くす親鳥が哀れでした。

2002/04/16(Tue) 19:04      まつ@管理人      ペリカン飛来

妙なことですが、近ごろ札幌の町中でカモメをよく見かけます。海まで20kmは離れているはずなのに、どこで何を食べているのか…? 数年前から見るようになったのですが、今年はとくに多いような気がします。とはいえ、カモメはカモメ、もともと日本にいる鳥です。例えば、アオサギのコロニーにモモイロペリカンがいたりするのに比べれば不思議ではありません。
今日ペリカンを目撃したのは札幌近郊の江別コロニー。山口県の公園から逃げてきた一羽で一昨年来3シーズン続けての飛来です。昨シーズンもこの掲示板に目撃情報をいただきましたが、おそらくいつも同じ個体なのでしょう。この江別コロニーには今年何度も行っているのですが、ペリカンを見かけたのは今日が初めてでした。最初は、白いポリ袋か何かが枝に引っかかっているのかと思いました。白い大きなのがボテッと木の上に置かれているのです。そうと知らずに初めて見たらきっと驚きますよ。私も新聞やテレビでこれまで何度か見てはいましたが、実際生でみると桃色や黄色に染まった羽毛がとても艶やかできれいな鳥でした。それがアオサギの落ちついた色合いの中にいるために一層浮き立つのでした。ところで、ペリカンが鎮座していたのは蔓植物でぼうぼうになった木のてっぺんです。あの巨体が無造作に離着陸するのには、この蔓の茂みがちょうどクッション代わりになるのかもしれません。なぜペリカンがいつもこのコロニーに来るのか、もしかするとこれも理由のひとつでしょうか。
さて、アオサギのほうはというと、そろそろヒナが生まれても良い頃です。ペリカンも飛来し、いよいよコロニーが賑わう季節になりました。

2001/09/18(Tue) 18:10      五福@札幌      アオサギの巣にペリカン

今年の6月頃江別のコロニーに行きますと、白い大きなかたまりがコロニーの真ん中の巣の上に乗っていました、900mmの望遠で覗くとなんとニュース等で話題のペリカンが睡眠中でした、1時間ほど観察していると目をさましたのか起き上がり羽根の準備を入念にしてから飛び立ちました。他の巣にアオサギもヒナも居ましたが、警戒するする様子が無かったのが意外でした。


2001/09/20(Thu) 12:17      まつ@管理人      Re: アオサギの巣にペリカン

モモイロペリカンのウェンディ、今年も江別に来ていたようですね。実は私は近くに住んでいながら一度も見たことがありません。江別のコロニーは何度も見に行ったのですが。ただ、ここ一、二年、道内アオサギ関連では一番ホットな話題なので、新聞やテレビを通してたびたび目にしてきました。最近では道新の野生動物基金が出している雑誌「モーリー」に数ページの記事が出ていました。ところで、ペリカンの件で頻繁に報道された江別のコロニーですが、初めのうちは報道されることでペリカン目当てのカメラマンや物見遊山の人たちが一度に大勢コロニーを訪れ、アオサギの繁殖に悪い影響があるのではないかと心配しました。しかし、今になって思うとそれは程度の問題で、詰めかける人の数が極端に多くなるようなことがあれば別ですが、仮に何の報道もされなかった場合を考えると、報道されるほうがアオサギの存在をより多くの人に知ってもらえるという点で良かったのだと思ってます。これまで2年続けて来たということは来年以降もやってくる可能性は高いと思われ、ペリカンをきっかけにアオサギにも目を向けてくれる人が多くなればと期待しています。ところで、五福@札幌さんの観察ではアオサギはペリカンに対し何も警戒しないということでしたが、場合によっては迷惑がられることもあるようです。ある知人は、ペリカンが枝に降り立ったときの衝撃で周囲のアオサギの巣からヒナが落ちそうになるんだと言ってました。確かにあの巨体ならそうなるでしょう。来年以降もコロニーを訪れるなら、ウェンディはその辺のことをきちんとわきまえアオサギとうまくやっていって欲しいものです。今のところウェンディーはいつも単独で行動しているので、この先いっしょに逃げた仲間と再会し、子孫を増やし、帰化種として日本の生態系に取り込まれる、というようなことはなさそうですし、もしそんなことになったら既存の生態系へ大なり小なり影響が危惧され問題にもなるでしょう。・・・そうは言いつつ、石狩浜あたりで日本海の波間に編隊飛行するペリカンとか見てみたい気もします。

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