アオサギとウ
アオサギとウ
2007/11/07(Wed) 13:25 ダイナママ 無題
コロニーは鵜と同居していますが圧倒的に鵜はたくさん居ます。鵜に追い出されてしまう事も考えられますか?
余りたくさんの木が生えてる場所ではないので何年見る事ができるのかな?~なんて心配に思います。
2007/11/19(Mon) 20:26 まつ@管理人 Re: 無題
ウと同居しているアオサギですが、この場合のウはカワウのことだと思われます。カワウとアオサギが同じコロニーで繁殖するというのはよくあることのようですね。北海道でもカワウのコロニーが少なくとも2ヶ所知られていますが、そのうちの1ヶ所はアオサギと一緒です。カワウの個体数が少ない北海道でさえそうなのですから、近年、カワウが爆発的に増えた本州のほうでは、アオサギとカワウの混合コロニーはごくありふれたものなのでしょうね。
カワウが増えてアオサギが追い出された、という話は私は聞いたことがないのですが、どうなのでしょう。少なくともアオサギがカワウに攻撃されることは無いと思うのですが。
それと、コロニーが何年くらい存続するのかという問題。アオサギだけのコロニーであれば数十年、同じ場所にあることも珍しくありませんが、カワウと同居となるとちょっと自信がありません。カワウはアオサギと違って巣材として生木を折ることが多いようですし、密度も高く、単位面積あたりのフンの量も多いはずなので、アオサギよりは木に与えるダメージは大きいのではないかと思います。ただ、これも必ずこうなるというシナリオはありません。同じようにカワウとアオサギが営巣していても、環境が違えば林への影響も当然異なってきます。どのくらいコロニーが存続するか、というのはなかなか予測しがたい悩ましい問題なのです。
2007/07/16(Mon) 20:31 結花 アオサギ親子?
昨日、滝川まで行ってまいりまして、滝川のJR駅から40分くらいかけて石狩川の河川敷まで歩きました。そこで、アオサギの親子?に出くわしました。そっと近づくと(といってもかなり距離はありました)右の親と思われるサギは飛び立ちましたが、左のヒナ?はずっとその場にいました。
色が黒っぽいので別の鳥にも見えますが・・・。家に帰って調べて見ると、幼鳥とはやはり色が違うような??? 別の鳥なのでしょうか・・・。
アオサギの飛んでるところを結構近くで見ることができました。ほんとに恐竜のようでした!
2007/07/16(Mon) 20:39 結花 Re: アオサギ親子?
すみません!
投稿後に《あっ!もしかしてウかも!?》と思い図鑑で調べたところ《ウミウ》のようですね。
ウミウを見たのは初めてでしたので、大変失礼致しました<(_ _)>(確かにくちばしとかも全然違いますね^^;)
2007/07/18(Wed) 06:44 まつ@管理人 Re: アオサギ親子?
これはたしかにウですね。ただ、ウミウかもしれませんけど、カワウかもしれません。この写真で判断するのはちょっと難しいです。
ところで、ウミウはその名のとおり通常は海にいて海岸沿いの岩場で繁殖していますが、カワウのほうはアオサギと同じく樹上に巣をつくります。そのため、所によってはアオサギとカワウが同じ場所で繁殖していたりもします。いわゆる混合コロニーと呼ばれるもので、本州のほうではよく見られます。北海道はというと、カワウの個体数自体が少なく、私が知っている限りコロニーもふたつしかありません。それでも、そのうちのひとつ七飯町のじゅんさい沼ではアオサギとカワウが一緒にコロニーをつくっています。このコロニーは2003年の時点でアオサギの約100巣に対してカワウの10巣ていどという規模です。
じつは北海道にカワウが生息するようになったのはつい最近のことで、ほんの10年前まではごく希にしか飛来しない鳥でした。現在でも道内の個体数は数百羽単位だろうと思います。ただ、本州では近年爆発的に個体数が増加したという経緯があり、道内のカワウの生息状況も今後急激に変化しないとも限りません。そうなれば、アオサギとカワウの混合コロニーも増えるかもしれませんし、写真のような両者のツーショットもありふれた光景になるかもしれません。今のところ、思ったほどには増えていない感じのするカワウですが、アオサギとの関係を含め、今後の動向には要注目です。
2007/07/18(Wed) 23:17 結花 Re: アオサギ親子?
大変興味深いお話ありがとうございます。
種が同じじゃないのに同じ場所にいたというだけで(一瞬ではなくかなりな時間いました)とても不思議な感じを受けましたが、混合コロニーを作ってるということで納得しました。
威嚇しあってるようには見えませんでしたし(なので親子に見えたのです^^;)、今後もお互いよい関係が続いていくことを願いたいと思います。