観察情報 2011年(特別枠)
観察情報 2011年(特別枠)
(ぴかまるさんより、旭川市での観察情報)
2011/03/30(Wed) 17:38 ぴかまる 初アオサギ
おっ!サギの鳴き声! 見上げると2羽が嵐山方面へ向かっているようでした。17時15分頃です。今年初対面、何とも懐かしい声でした。旭川にも帰って来ているのですね。
2011/03/30(Wed) 21:30 まつ@管理人 Re: 初アオサギ
そういう季節になりましたね。旭川あたりではここ1週間ぐらいが渡りのピークではないでしょうか。
旭川と言えば、つい先日、気になる記事を目にしました。⇒『旭川野鳥の会へようこそ♪』
今年3月2日、忠別川でアオサギを見かけたということです。3月はじめに渡ってくるとはちょっと考えられないので、これはおそらくここで越冬しているということでしょうね。たまたま1羽だけ残ってしまったのか、ある程度まとまった群れで越冬しているのか、気になるところです。
2011/04/09(Sat) 23:49 ぴかまる 私も見てきました
嵐山の方へ朝方行ってきました。たくさんのアオサギたちがあのように活動しているのを見るのは初めてだったので、、、本当に感動しました。二羽が朝食タイムなのか、遠くへ飛び去っていく様は悠々としてとても美しく、ぼーっと見とれてしまいました。もう少し堤防の雪が溶けると自転車でも気楽に行けるのだけれど、、、
2011/04/10(Sun) 08:45 まつ@管理人 Re: 私も見てきました
自転車で行ける距離にコロニーがあるとは羨ましいです。
この時期のアオサギは求愛ディスプレイをしたり巣づくりをしたりで、見ていて飽きませんね。それに何と言っても今は婚姻色が鮮やかで、しばしうっとり見入ってしまいます。遠目には地味なイメージのアオサギですけど、じっくり見ると、婚姻色といい冠羽やひらひらの飾羽といい予想外の風貌で、もしかするとこれほど派手な鳥は国内では他にいないんじゃないかと思ったりします。
今日は休みで全国的に天気も穏やかそうですし、アオサギのコロニーを訪ねる人も多いかもしれませんね。
2011/04/14(Thu) 12:58 ぴかまる 建築素材
自転車で出かけました。コロニーまで30分ちょっと、、、途中、私の上空を渡りの集団が10数羽。コロニーの方向を素通りして石狩川を下っていきました。あれーっと思っているとその後、8羽、また12羽と同じように飛んでいきました。最後の集団を慌ててカメラに収め確認してみると、白鳥でした。白鳥の北帰行を見たのは初めてでした。
さて、コロニーでは相変わらず賑やかに、巣作り、求愛行動、交尾、抱卵(多分、巣の中でそのような、、、)していました。それぞれの巣はアパートのようで、あんなに接近していて大丈夫なのかと心配になるぐらいです。今回はogasawaraさんに触発されて巣材運搬に注目してみました。
コロニーの帰りに、近くで作業していた人に声をかけられました。「ほんとは林を間引きしたいんだけどね~ 山を持ってる人はけっこう迷惑しているんだよ~」と優しく言ってくれました。おおらかな気持ちで優しく見守ってほしいですね。
2011/04/14(Thu) 19:40 まつ@管理人 Re: 建築素材
ハクチョウの北帰行はきれいですよね。幾何学的に整然と並んで。アオサギの場合、ああはなりませんから。
アオサギは今やることがたくさんあって忙しそうですね。それに、団地みたいに皆がひとところに住んでますから、隣どうしがあんまり接近しすぎているとやはり喧嘩になることもあるようです。
たとえばこんな感じです。
嵐山のコロニーは近所に住んでいる人は迷惑に思っているようですね。じつはこのコロニーは何年か前までもっと山の奥にあったのを、林の所有者が嫌がったとかで一部の木が伐られてしまったのです。それで、現在の場所に移ってきたというわけです。山の奥にあったときは民家からずいぶん離れていたので、声がうるさいとか文句を言う人はいなかったのですが…。ただし、現コロニーの林の所有者は木を伐るつもりはないそうなので、特別なことが無ければ今のコロニーは当面安泰だと思いますよ。
これは先にももぴょんさんのところでも書きましたが、コロニーは何か問題があって放棄させられると、より人目につく場所に移動する傾向があります。何故だかは分かりません。ただ、多くの事例を見てきた結果がそうなのです。放棄後さらに山の奥へ引っ込んだとかいう例はひとつも知りません。だいたいは民家の近くに越してきて人にうるさがられるのが常です。今の嵐山コロニーも、もし放棄するようなことになれば、分散して旭川の町近くに出て行く可能性が高いと思います。そうなるとアオサギも人も不幸なことになるのは目に見えています。それを避けるためにもなんとしても今の場所で存続してもらう必要があるのです。
あと思うのは、アオサギの声やフンによる被害というのは、人によって同じていどの被害でも感じ方がかなり違うということです。以前、50巣ぐらいの規模のコロニーがすぐ裏の林にあるという方のお話しを伺ったことがありますが、その方の家は屋根がフンで真っ白になって、毎日窓ガラスを拭いてなければならないということでした。けれどもその方は、大変なんだよとは言いつつ、アオサギがいると笑い話になるようなことも多くて楽しいんだよとも話されていました。じつはこういったケースは意外にあるのです。相手に対し少しでも関心をもてれば、過度の被害感情をもたずに済むということなのでしょう。何が騒いでいるのかも知らなければただ不気味で鬱陶しいだけですものね。あのうるさいのがじつはアオサギという鳥で、こんなふうに子育てして巣にはこんなヒナがいるんだというようなことが分かれば、多少は気の持ちようも違ってくると思うのです。その辺が人とサギの共存への第一歩かなと思っています。
2011/04/14(Thu) 20:16 まつ@管理人 Re: 建築素材
巣材集めのことを書くのをすっかり忘れていました。
雪国のアオサギというのはいろいろハンディがあって、巣材集めでもけっこう苦労するんですね。というのは、地面に落ちた小枝を探そうにも、まだ雪の下だったりするわけで。仕方がないからその辺の木の枝を折ったりしています。ただ、さすがのアオサギも生木は簡単には折れないらしく、普通は枯れて折れやすい枝を集めているようです。
写真を拝見すると、運んでいる枝はコロニーのある針葉樹の枝ではないようですね。とすれば、嵐山のほうは雪はほとんど溶けたということでしょうか。
これからは巣づくりのペースも上がっていきそうですね。
2011/04/14(Thu) 21:43 ぴかまる Re: 建築素材
紹介の動画サイトに行ってみました。
そうそう、あんな感じで賑やかでした。巣作りのシーンでは思わずにやけてしまいました。まったく可愛い!! 嵐山もすっかり雪が溶けました。北斜面の日陰にはまだまだ少し残っているかな、、、巣材はほとんど道路を挟んだ江丹別川の方から集めて来ているようです。たまにはすぐ近くの畑におりて横着しているのもいました。いやぁ~すっかりアオサギの魅力の虜になりました。ああ、もう少し長いレンズが欲しいな~~~
2011/04/26(Tue) 11:17 ぴかまる 無題
嵐山コロニーへ行ってきました。全体的に静かで、巣材運搬もほとんど終わり、抱卵に専念しているようでした。100mほど離れた裏の方は、まだギャーギャー騒いでいましたが、、、
2011/04/26(Tue) 18:08 まつ@管理人 Re: 無題
今はコロニーが一番落ち着いている時期ですね。北海道だとヒナが生まれている所はまだ少数ではないでしょうか。江別辺りではもうそろそろ。嵐山は江別よりは多少遅れるので、ヒナ誕生はおそらく5月に入ってからになると思います。いずれにしても、もう秒読み段階ですね。
2011/05/02(Mon) 13:47 ぴかまる 冷たい雨
雨の中、じっと佇んでいるアオサギの姿は絵になりますね~ とは言っても春なんですから、もう少し暖かくならないと可哀想です。嵐山のコロニーはちょっとした空間で2つの長屋(?)に分かれてますよね。アオサギの行き来はあるようだから、空を飛べるアオサギにはお隣の長屋という意識はないのでしょう。片方の集団の全景を撮ってみました。画像が小さくて良くわからないかもしれませんが、、、
2011/05/02(Mon) 19:01 まつ@管理人 Re: 冷たい雨
あいにくの天気で、生まれたばかりのヒナには気の毒ですね。雨に濡れて体を冷やさなければ良いのですが。
嵐山のコロニーがふたつに分かれていることで、他にもそんなコロニーがあったかなと道内のコロニーを頭に浮かべてみました。ひとつだけありますね。厚岸のコロニーで、1キロほど離れてそれぞれが100巣前後の規模で営巣しています。ただ、10年ほど前のことなので今はどうなっているか分かりません。ちょうどコロニーが移動する過渡期だったのかもしれません。この点、嵐山はふたつに分かれた状態が何年も続いているわけで、おそらくこれはこれで安定しているのでしょう。
嵐山のコロニーについては昨年11月に巣の数をカウントしており、それによるとぴかまるさんの写真に写っている本館のほうが212巣で、200数十m先にある離れのほうは37巣でした(サギがいない時期の調査なので実際の営巣数ではありません)。調査して気付いたのは、本館のほうが利用できるほとんど全ての木に巣がかけられていてほぼ満室状態だということ。離れのほうのサギは大勢いるほうに合流したいのかもしれませんが、もしそんなつもりがあったとしても物理的に不可能のような気がします。おそらく、春の渡り時には本館から先に埋まり、その後、遅れて到着したサギたちが仕方なく離れに向かうということではないでしょうか。もっとも、離れのほうが静かでいいというサギもいるかもしれませんが…。
2011/05/06(Fri) 19:44 ぴかまる 無題
私は今、カメラで狙っているシーンがあるのですが、、、それはアオサギが獲物を狙って、ジィーっと水辺に佇んでいる図です。しばしばチャンスは訪れるのですが、「おっ!見つけた!」とカメラを準備しているうちに逃げられます。とても警戒心が強いのです。思いもかけない所から、飛び立って逃げられることもしばしばです。今日は20m近くから大きな翼が突然飛び立ってビックリ!! 近くで見るとアオサギは大きいですね。今日の2度目のチャンス! 橋の下、石狩川に流れ込む細い小川に姿を発見! あ~~やはり、逃げられました。100m位は離れているんですよ~ 初心者はいろいろ考えます。きっとリベンジします。逃げられた時の図です。
2011/05/11(Wed) 20:08 ぴかまる 一歩近づく!
GWも過ぎたのに寒い毎日、ようやく旭川にも桜前線が近づいて来たような、、、 生まれたばかりのアオサギのヒナたちはこの寒さ大丈夫なのかな?
少し日も長くなり午後6時頃、自転車で堤防を散歩。この間、チャンスを逃したポイントにアオサギ発見! そおっと近づいて、パシャリ! 長い首を伸ばして、すぐ発見され1枚しか撮れませんでした。こちらの姿を隠すところは、全くないところなのです。その後、石狩川の対岸の方まで飛んで行きましたが、その時すぐ他のアオサギが一羽、追い払うように飛び立って来ました。採餌のテリトリーなんかあるのでしょうか?
2011/05/12(Thu) 20:00 まつ@管理人 Re: 一歩近づく!
餌場でのアオサギのテリトリー、これは一般的には無いですね。無いこともないですが少ないです。たしかに餌場で見ていると、餌のありそうなスポットを巡って2羽で争っているのはよく見かけます。でも、あれは縄張り争いというようなものではなく、単に餌場を巡る小競り合いにすぎません。先にいるほうが場所の占有権をもつわけでもなく、後から来たほうに勢いがあるわけでもありません。たぶん、2羽がかち合った時には、先にいたほう後から来たほうに関係なく、より高いモチベーション(たとえば、より腹をすかせているというような)をもっているほうが相手を追い出す、そういうことだと思います。
アオサギがテリトリーをつくるのは特定の場所で十分な餌が獲れる場合です。ただ、魚を主な餌としているアオサギの場合、いつ行っても十分な量の魚が見つかる餌場はそうありません。なので、普通はあちこちを渡り歩いて餌を探し求めることになります。状況によってはテリトリーとそうでない餌場を掛け持ちすることもあるようです。環境順応力がとりわけ高いアオサギのことですから、その辺は臨機応変にやっているのではないでしょうか。
2011/05/19(Thu) 11:43 ぴかまる ヒナ発見!感激!!
久しぶりに朝から気温も上がったので、プラプラ出かけてきました。新緑と所々にある桜のピンク、清々しい朝でした。そんな日には良いことがあるもので、初めてアオサギのヒナの姿を見ることができました。
残念ながら私のレンズではこの画像ぐらいが精々で、このサイトの写真集にある、あの恐竜のような顔をしているのだなと想像することしかできませんが、感激しました。親鳥は羽繕いをしていましたが、時々頭を上げてくるヒナに対応する様も微笑ましく、感動しました。
2011/05/19(Thu) 19:16 まつ@管理人 Re: ヒナ発見!感激!!
この大きさだとたぶん3週目ですね。人それぞれでしょうけど、私は3週目あたりが一番ヒナらしいなと感じます。胴体がずんぐりむっくりのころころした感じで、まだ足元がおぼつかず、よったよったと巣の中を歩いている、そんな時期です。人間でいうと赤ちゃんが一人歩きをはじめる頃に当たるでしょうか。あくまで雰囲気の話ですけど。
明石のももぴょんさんのところのアオサギにはまだヒナがいなくて、旭川のぴかまるさんのところのアオサギにすでに3週目のヒナがいるというのは何だか変な感じですね。今回、ももぴょんさんのところは再営巣というハンディがありましたが、それを別にしてもアオサギの繁殖前線というのはたぶん桜前線のようにはきれいに北上しないのではないかと、そんな気がします。
2011/05/19(Thu) 18:48 ぴかまる 採餌シーン
帰り道、この間のポイントで採餌中のアオサギを発見! こちらが止まるとすぐ警戒して逃げてしまうので、何食わぬ顔で通過して見えないところまで行き、建物の陰から回り込んで、その建物を背景にしてそこからはみ出さないように、そっと立ち上がって覗いてみました。
獲物に夢中で私に気がつかない様子。何枚か撮影することができました。
そこは名もなき川(?)にして立派な水門が完成しているところなのです。おそらく、その水門は石狩川が増水したときに、逆流して住宅地が冠水しないためのものなのでしょう。アオサギのいない時に水辺まで降りて、何を狙っているのか確認したことがありました。その時は3~4cmのウグイの稚魚でしょうか、、、とても綺麗とはいいがたい水質の中でしたが、群れを見ることができました。
さて、ここで質問です。左の画像はまさしくその小魚を捕らえているところでしょうが、右の、くわえている物はいったい何?? この解像度では判断しかねますが、クチバシでくわえてみて、食べ物かどうか判断することってあるのでしょうか? なんと、このシーンは最後に撮影した一枚で、そっとその場を退散したので、その後アオサギがどのような行動を取ったか確認できなかったのです。残念!!
2011/05/19(Thu) 19:18 まつ@管理人 Re: 採餌シーン
アオサギは川そのものよりは水門近くの小さな水路のほうに多かったりします。浅くて水流が穏やかで、餌場としては格好のポイントなんでしょうね。
写真のシーンですが、立派な成鳥であれば餌と間違えてゴミをくわえることはまず無いと思いますよ。よくできたルアーとかなら間違えて追ったりすることもあるそうですけど。もしゴミをくわえていたのであれば、魚に逃げられてゴミだけがくちばしに残ったということだと思います。これが成鳥でなく巣立って間もない幼鳥であれば餌にもならないようなものをしょっちゅうくわえています。あれは人間の小さい子がその辺に落ちているものを何でも口に入れようとするのと一緒のような気がします。
2011/05/26(Thu) 11:28 ぴかまる 平和そうなコロニー
寒い日が続いていた旭川も、ようやく最高気温が20℃を超えそうです。
コロニーでは、ヒナの鳴き声が一段と賑やかになっていました。一見、平和そうなコロニーですが、この前確かヒナが2羽いたのに、1羽しか確認できなくなっている巣がありました。また、歩道側の草むらに薄緑色の卵の殻が散乱していたり、これはきっとカラスのせいだと思いますが、安住の日ばかりではなさそうです。
急に気温が上がり始めた今日は、ヒナたちは風上に向かって口を開け咽を振るわせていました。暑さ対策なのでしょうか? これからは暑さとも戦わなければなりませんね。天辺の一等地は日当りも良過ぎますから、、、
2011/05/26(Thu) 19:03 まつ@管理人 Re: 平和そうなコロニー
口を開けて喉を震わせているのは暑さ対策ですね。体全体がダウンで包まれている上、汗もかけないので、暑くなればああやって熱を逃がすしかないようです。犬がハーハーやっているのと同じですね。
写真のヒナくらいまではわりと平和に皆すくすく育ちます。ところが、ここから先はヒナの食べる量も多くなりますし、それが賄いきれなくなると小さなヒナから順次死んでいくことになります。でも、2羽兄弟だとそんなに喧嘩することもないんですけどね。巣の中にうずくまっていたのでしょうか?
2011/05/26(Thu) 20:43 ぴかまる Re: 平和そうなコロニー
そうですか〜 また来週でも行ったときに確認してみたいと思います。巣の右半分がよく見えないし、下から見上げている位置なので、ぜひともそうあってほしいと思います。
今日の画像の巣では、ひょっとすると4羽いるかも、、、 これから壮絶な生存競争が始まるのですね! 餌が採れやすい天候も続いて、全員無事に巣立ってほしいものです。
2011/05/30(Mon) 19:08 ぴかまる 留守番できます!!
今日は途中カッコーの声が聞けました。ヒナの数が減ったのではと心配していた巣をじっくり観察してきました。まつ@管理人さん、ご指摘の通り巣の中に伏せていたようです。それになんと! 2羽だとばかり思っていたのが、3羽確認できました。大、中、小といました。巣の平面積は、私が想像しているよりかなり広いのかもしれません。短い時間で判断してはいけないんですね。気持ちが先走ってしまいました。ご心配かけて、すみませんでした。コロニーで今日感じた全体的な変化は、ヒナだけで留守番している巣があるということかな、、、なかでも成長の早いヒナは『俺様は、アオサギ!!』の風貌になっていました。このぐらい成長すると両親そろって採餌に出かけるようになるのでしょうか、、、隣の親に留守を頼んでるのかな?
私がアオサギに興味を持ったからなのか、普段の生活の中でもアオサギの姿を目にすることが多くなりました。この間、美深まで用事があって行って来たのですが、名寄バイパスの往復とも上空を飛ぶアオサギを見かけました。朝日コロニーの住人なのでしょうか〜 アオサギの数は増えているのでしょうね。嵐山コロニーの離れに関しても、昨年の営巣数からみて数が確実に増えているのはアオサギ初心者の私にもわかります。そうして、人間社会と摩擦を引き起こす、、、あれだけ警戒心の強いアオサギが、その警戒心を薄めて行くのはどうしてなのでしょう?いよいよカラスは(カラスさんじゃないですよ)は数メートルに近づいても逃げません。アオサギはコロニーで繁殖しますからカラスにはなれませんよね。これから〜〜〜未来への時間が残り少なくなった私が未来を心配しても、何の力にもなりませんが、、、いろいろ考えてみたいです。
2011/05/31(Tue) 19:02 まつ@管理人 Re: 留守番できます!!
アオサギを見ているといろいろ考えさせられます。生き物なら何でもそうなんでしょうけど、やっぱりどこか我々人間に似ているところがあって、でも、そうかと思うと決定的に違うところがあったり、そういう部分であれこれ思いを巡らせてしまうんでしょうね。
写真のヒナだともう親の保護は必要ないですね。カラスに襲われる大きさでもありませんし、自分で体温調節もできます。それに、餌の要求量が半端でないですから、片方の親が運ぶ餌だけでは間に合いません。親鳥は昼夜問わず餌採りに励んでいるはずですよ。
2011/06/09(Thu) 19:54 ぴかまる 食欲旺盛!!
今日は途中、ハヤブサを観ました。後で調べたらオオタカでしたけど、、、アオサギに興味を持ってから野鳥を知る機会が増えていきます。
旭川は夏日を迎えて、ヒナの鳴き声も蝉にかき消されるようになっていました。ヒナの成長は凄いですね。遠目には親鳥と識別に迷うようになっていました。羽繕い、羽ばたき練習、、、元気に育っていました。
給餌の機会を観ることができました。ヒナの食欲は凄いです! 数十秒でしょうか、、、あっという間の出来事でした。「もうないの〜〜〜」に対して親鳥は知らん顔をして、側の松の葉をつついていました。どこの世界でも親は大変ですね! その後、ヒナは食後の運動、羽ばたき練習をしていましたよ。
すぐ側の巣では、子供部屋を広げるのでしょうか、、、何度となく巣材を受け渡しするカップルがいました。ヒナは空腹を訴えていないのかな、、、
明日から雨の予報です。川もすでに少し濁って来ています。上流で降雨があったようです、、、今年も台風の発生が早いようですが、北海道まで大きなのが来ませんようにっ! 近頃の異常気象には油断がなりませんね。
2011/06/11(Sat) 16:42 まつ@管理人 Re: 食欲旺盛!!
ここのヒナ、体つきや風切羽の伸び具合で判断すると、孵化後ひと月にやや足りないというところでしょうか。この大きさになればカラスに襲われることもありませんし、3羽いれば3羽とも無事に巣立つと思いますよ。と言いつつ写真をよく見ると、親から餌をもらっている(奪い取っている)のは2羽だけですね。巣の端に退いているように見えるもう1羽は他の兄弟から攻撃されているのでしょうか? 私の見当違いかもしれませんけど。まあいずれにしても、よほど親鳥が餌獲りをさぼらない限りここまで大きくなればもう大丈夫です。
この先、ヒナがさらに大きくなると、親は巣に戻ってもすぐには餌を与えなくなります。ヒナが餌をねだってもじらすばかりで一向に与えません。じらす時間はだんだん長くなり、いよいよ巣立ちという頃には何も与えず飛び去ってしまいます。親鳥にすればそうやってヒナの巣立ちを促しているのでしょうね。
2011/06/11(Sat) 20:37 ぴかまる Re: 食欲旺盛!!
この巣は5月19日に最初にヒナを発見したところなので、みんな無事育っているのでしょう。あれからすっかり逞しくなったものです。小さいヒナは他の2羽には圧倒されていましたが、いじめられている様子は観られませんでした。成長は早いですね。頻繁に通っているつもりなのですが、その変化には驚かされます。密度の濃い毎日を過ごしているようです。雷、竜巻注意報、降雨後すぐ濁ってしまう川、、、心配はつきません。
巣立ちですか〜〜〜 なんか寂しくなってきましたが、、、全員、無事巣立ってほしいものです。
2011/06/16(Thu) 21:15 ぴかまる 巣からの一歩!
今日は、コロニー近く、江神橋を渡っていると眼下の石狩川に、中州から横断するカルガモ(?)の親子に遭遇しました。連れているヒナの数のあまりの多さに、慌ててカメラを出し、シャッターをきりました。撮影した映像を帰ってから観てみると、カルガモではありませんでした、、、いろいろ調べてみるとカワアイサではないかと私なりの結論。コウライアイサ(希少種らしい)との区別がつきません、、、数えてみると20羽のヒナを従えているのです。1羽はチャッカリ親の背中に乗っていましたが、、、また、ひとつ野鳥の名前を知りました。
さて、アオサギですが1週間たつとまたまた様変わりしていました。ヒナの鳴き声がほとんど聞こえなくなっていました。成長の早いヒナは、ヒナというより幼鳥!(幼鳥、どの段階からいうのでしょうか?) 翼の羽密度もしっかりしてきていました。それに、自分の巣から出て近くの枝に止まっている姿があちこちの巣で観ることができました。給餌もまつ@管理人さんがおっしゃっていたように。焦らしが始まっていました。こうなると、成長の遅かったヒナは大変ですね。大きなヒナの餌への執着はもの凄いですから、、、なんとか頑張って成長してほしいものです。この後、どのようにして巣立っていくのか楽しみでもあり、寂しくもあり複雑な心境になりつつあります。
2011/06/19(Sun) 23:26 まつ@管理人 Re: 巣からの一歩!
1週間見ないとずいぶん変わるんですよね。ただ、この先は成長も緩やかでそれほど大きく変わることはないと思います。姿も成鳥っぽくなってきましたし。
ヒナと幼鳥との違いですが、私は形態的なことはいつもいい加減に見ているので、じつはちゃんとした定義を知りません。どんなに大きくなっても巣立つまではヒナということにして見ていました。それが一番面倒でないので。まあ、そんな出鱈目なことをここで書いてはまずいので、一応、ちゃんとしたことも書いておきます。「フィールドガイド日本の野鳥」(日本野鳥の会)では次のように解説しています。
ひな:卵からかえってから体羽が生えそろうまでの時期の鳥。
幼鳥:卵からかえって体羽が生えそろった時から第1回目の換羽(普通は生まれた年の秋)までの時期の鳥。
ということのようです。ですので、写真に写っているヒナは、ぴかまるさんが感じられたように、幼鳥というのが本来正しいようです。
嵐山のコロニーは飛べるヒナはまだいないと思いますが、そろそろ巣を離れ枝伝いに出歩きはじめる頃ではないかと思います。少しくらいならジャンプもできるのでは。で、そうこうするうちにごく短い距離を飛ぶようになります。そうなると、親が給餌に戻ってきたとき、近所の巣からわらわらと餌泥棒が押し掛けるようになるんですね。どのヒナがうちのヒナでどのヒナがよそのヒナなのかてんで区別できないという状況になります。それも2羽が3羽になるくらいならまだいいのですが、3羽が5羽、6羽、7羽とかになると、てんやわんやで何が何だかもうさっぱりです。だから、餌を与える親鳥のほうも戦々恐々です。自分のヒナに給餌する前に、周りに不埒な連中がいないかと十分注意してから餌を吐き戻します。それでも吐き戻すときは一瞬無防備になりますから、必ずそこをついて襲来する輩がいるんですね。守るほうも攻めるほうもとにかく必死です。
そんな時期が2週間ほども続くでしょうか。それが終われば巣立ちです。早いですね。
2011/06/21(Tue) 00:07 ぴかまる 行動範囲
採餌の行動範囲の広さに驚かされました。知人から「永山新川でも良く見かけるよ」という話を聞いて早速、確認に出かけました。なるほど、3羽ほど観ることができました。永山新川というのは旭川市の北東部に位置して、隣町の当麻町のすぐ側です。牛朱別川の氾濫防止のために、石狩川とつないだ人工川です。春先などは白鳥たちの渡りの中継基地で、市民の見学ポイントにもなっています。そこはコロニーから、行動半径20kmギリギリではないでしょうか。私の家からコロニーまで7~8km、美瑛川、石狩川での川岸、中州、水門などで採餌中の姿を必ず観ることができます。50mぐらいの間隔で3羽が川岸にいるのも観たことがあります。また、遠出するアオサギが市内を流れるそれぞれの川上へ向かって飛んで行く姿を見て、どこまで出かけるのだろうといつも思っていました。採餌へのコロニーからの出発は、石狩川方面がほとんどで、たまに反対方面の江丹別方面へ飛んでゆくのもいます。上昇気流を見つけると旋回して高度を稼ぎ飛び去っていきます。一度、どんどん旋回し、、、右旋回、左旋回、、、とうとう肉眼で見えない上空まで昇っていったことがありました。あれだけ高度が稼げれば長距離も楽勝なのでしょう。遠くの採餌ポイントが一つ多く確認できました。
今日の映像はこれとはあまり関係なく、2003/06/25 の記事にフンの話が載っていましたので、、、まさしく、コロニーを飛び立ってスッキリ(?)した気持ちで給餌に出かける瞬間だと思います。
2011/06/21(Tue) 06:06 まつ@管理人 Re: 行動範囲
8年も前の記事まで読んでいいただき恐縮です。
さて、アオサギの行動範囲ですが、いま地図で調べたら、コロニーから永山新川までは直線で15キロほどですね。この程度なら余裕で飛んでいきます。15キロなら普通にふわふわ飛んでも20分そこそこで着きますし、コロニー付近の上昇気流でいったん高空に上がって向かえば15分かそこらしかかかりません。近場に良い餌場があれば近いのに越したことはありませんけど、無ければ15キロといわずその倍の30キロくらいまでなら平気で飛びます。日常的な行動半径ということで考えれば、アオサギのそれは鳥の中でもかなり大きな部類に入るのではないかと思いますよ。
上昇気流については、利用することもあれば利用しないこともあって、これはコロニーによって様々です。当然のことながら、上昇気流ができにくい場所に立地しているコロニーでは利用しようがありませんし。人間の場合で考えれば、上昇気流のスポットが近くにあるというのは、近所に高速のインターがあるようなものなのでしょうね。
2011/06/30(Thu) 19:44 ぴかまる あなたは何処の子?
幼鳥たちは、巣立ちに向けて特訓中! 自分の巣の中にいることは、だんだんなくなりつつあります。さすが給餌を受ける時は自分の巣に戻るようです。親とあまり大きさが変わらなくなったので給餌のときは大変ですね。羽ばたき練習から飛行訓練に入っていました。その距離はまだ直径約100m弱の範囲のようでした。円を描くように飛んでもとの場所あたりに戻っていきました。以前から疑問に思っている巣があります。親鳥が巣から離れず春の時のように、抱卵状態のようにじっとしていることが多いのです、、、 何らかの原因でヒナを育てることができなかった親鳥でしょうか?
今日の帰りにアオサギが6羽、集団でコロニーへ帰るところを目撃しました。珍しい光景でした。
2011/07/01(Fri) 06:55 まつ@管理人 Re: あなたは何処の子?
たしかに、こうなるともうどこの誰だか分かりませんね。分かるのは親鳥が戻ったときくらいで。そのうち、親が帰ってきても、ヒナはどこかへ行ったまま1羽戻らなくなり2羽戻らなくなり、そして、だんだんコロニーは寂しくなります。
親鳥が巣にうずくまっているのは、一度、営巣に失敗して、再営巣しているのだと思います。おそらく、卵やヒナがカラス(ハシブトのほう)に食べられたか、そうでなければ風で巣ごと落ちたか、ともかく何らかのアクシデントがあったのでしょう。
アオサギの再営巣はわりと普通に見られます。ただ、やり直す時期は限界があって、あまり遅くなると途中で止めてしまいます。ぴかまるさんが見られている旭川のコロニーでしたら、開始時期は5月半ばが限界ではないでしょうか。6月半ばまでにヒナが生まれていれば、まあ大丈夫です。それ以降になるとかなり厳しいですね。時期的に餌が不足してくるからなのか、周りからアオサギがだんだん消えていって落ち着いて子育てする気分でなくなるのか、その辺の理由はよく分かりません。ともかく、いつの間にか止めてしまいます。
そんなわけで、今、親がいる巣も、ヒナが3週目くらいまで育っていれば、ぎりぎり大丈夫だと思いますよ。
2011/07/01(Fri) 17:47 ぴかまる Re: あなたは何処の子?
えっ!アオサギの巣立ちって、そんなにあっけないのですか、、、 親鳥からの採餌訓練期間みたいなものはないのですか? 各自、それぞれの場所で自立訓練をしていくのですか? 渡りが始まるまで、このコロニーを中心に生活していくとばかり思っていました。
去年の10月、アオサギの渡りを偶然観てからアオサギの魅力に引き込まれました。今年の渡りの時期まであと3ヶ月ほど、巣立ちの様子をじっくり観させてもらおうと思っていたのに、そういうわけにはいかないのですね、、、
2011/07/02(Sat) 20:05 まつ@管理人 Re: あなたは何処の子?
ずっとそれが当然だと思っていたので…。そう言われてみれば、たしかにあっけないかもしれませんね。
たとえば、カラスなどは巣立ったあとしばらく親鳥の後をついて回って、親鳥が獲った餌を分けてもらったりしていますが、アオサギにはそのような期間はありません。モラトリアムも何もなく、巣を離れたらそれっきりです。なので、餌をうまく獲れなければ飢えるしかなく、幼鳥の死亡率は巣立ち直後にぐんと高くなります。
ぴかまるさんが観察されたように、今はヒナが常時巣にいることはなくても、親鳥が餌を運んでくると皆戻ってくるところがほとんどだと思います。ヒナがまだ巣の近くにいるということなのでしょう。けれども、ヒナの行動範囲はだんだん広がりますから、もう間もなく、親が戻ってもヒナが全員揃わなくなるはずです。その時期、ヒナが自分で餌を獲れているわけではありません。コロニーの周囲を探検して少しずつ自分の世界を拡げているだけで、餌はまだ親が運んでくるものに頼っています。ただ、この頃になると、あるていど体に蓄えができているようで、親が戻るたびに餌をもらわなければ飢えてどうにもならないということはないようです。そんなこんなで、ヒナは巣から次第に離れ、より遠くで長時間過ごすようになります。そんな時期が1、2週間続くでしょうか。そのうち巣には1羽のヒナもいなくなります。この時期になると、せっかく餌を持ってきたのに誰もいなくて、自分の巣できょとんとしている親鳥をたまに見かけます。
それ以降、親子の関係は一切ありません。子供は子供で適当な成鳥の後を追って遠くの餌場へ向かうようです。その成鳥が自分の親である必然性は全くありません。いったん巣から離れたら、親も子もなく全くの他人というのがアオサギの流儀です。万一、餌場で遭遇したとしても、そのときは餌を巡るライバル以外の何者でもないはずですよ。
2011/07/06(Wed) 14:24 ぴかまる まずは近場で、、、
幼鳥たちは遠目では親鳥と見間違うぐらいに成長して、あたりを飛び回る数も増えていました。もう少しでここの幼鳥たちもいなくなってしまうのですね、、、
ひょっとするとと思い、近くを流れる江丹別川の方へ行ってみました。案の定、想像以上の数の幼鳥たちが集合していました。警戒心は親鳥と変わりませんね。すぐ遠くへ逃げられます。こうしてどんどん行動範囲を広げてゆくのですね。
2011/07/06(Wed) 20:19 まつ@管理人 Re: まずは近場で、、、
今なら何十羽も集まっていたのではないでしょうか。こうした幼鳥だけの群れは一時期に限ってできるもので、おそらく10日もは続かないと思います。タイミングが良かったですね。
この集合場所はたいていはコロニーに隣接した水辺にできます。嵐山の場合だと、すぐ近くの江丹別川がこの集合場所になっているようです。
以前、このような幼鳥の集合写真を当掲示板に投稿してくださった方がいます。エゾミユビゲラさんです。エゾミユビゲラさんは幼鳥たちのその様子を「成人式」と呼んでいましたよ。まさにその通りですね。
2011/07/07(Thu) 20:32 ぴかまる 成人式2まつ@管理人さんが言われた通り、昨日のところにはもう1羽(川に入ってる)しかいませんでした。川下に移動しているように見えたのでそちらの方に回り込んでいくと、川の側の休耕田(らしい)に幼鳥の集団がいました。何十羽いたでしょうか、、、以前、年末のNHK紅白歌合戦で勝敗を決めるのに、観客の示す紅白の数をカウントする野鳥愛好会のことを思い出しましたが、何かコツはあるのでしょうか、、、カウンターは必需品ですよね。幼鳥の大集団を実際に観たのは初めてだったので、しばらく観ていました。何を警戒してなのか私にはわかりませんでしたが、突如、三分の二以上が一斉に飛び立ってしまったことが2度ほどありました。しばらくすると、1羽、3羽、2羽と戻ってきます。今日の旭川は真夏日、のんびりひなたぼっこをして羽を休めていました。大丈夫なの? これからの時期が一番生存競争の大変な時なのですよね。まだ体力に余裕があるのでしょうか? 2羽、そこから高く飛び立って、親鳥の採餌に飛んでゆく方向へ行ってしまいましたが、それはそれでまた心配です。未知の場所に単独で冒険に行って大丈夫?
野生生物にこんなに付き合ったことはありませんでした。今年はこの歳になって素晴らしいことを学ばされています。コロニーからは長兄、長女たちは巣立っていき、間もなく寂しくなってしまうのですね。暇を見つけ(実際に暇)巣立ちを見届けたいと思います。
2011/07/07(Thu) 21:14 まつ@管理人 Re: 成人式2
田んぼにこんな数のアオサギが集まっているのを見たのは私は初めてです。ここは休耕田なのでしょうか? であればいいのですが。いずれにしても、これは農家の人には見せたくない光景ですね。アオサギのために弁解すると、この高さまで稲が生育していれば幼鳥はその隙間を歩くはずで、稲を無造作に踏みつけることはないと思います。ただ、着地のときにいくらかの被害はあるかもしれません。たぶん、いつもここにいるわけではないでしょうし、来ることがあってもほんのわずかな期間だとは思いますが。でもやっぱり、お米を作っている人たちにすればいい気持ちはしないでしょうね。せめて、アオサギのフンが良い肥料になっていることを期待したいものです。
2011/07/11(Mon) 19:38 ぴかまる 飛行訓練
この間、アオサギの幼鳥集団がいたところは、休耕田ではありませんでした。まだ穂も出ていませんでしたが、まさしく水田でした。その時は晴れの日が続いて、水田の水が少なめだったようです。幼鳥たちも地面に伏せてヒナタボッコしていましたから、土の乾いていた所もあったのでしょう。(休耕田のように見えました) 今日はその場所には1羽もいませんでしたよ。コロニーの方は一段と寂しくなってきています。第2団でしょうか、江丹別川の方にたくさん集まっていました。水辺のちょっと開けた(結構狭い)草地は人気があるようで、次から次へと飛んで来て混雑していました。岸辺に着水した幼鳥もいたくらいです。コロニー上空付近ではいっそう幼鳥の飛び回っている数が多くなっています。ヒラヒラと真下に落ちていくようなアクロバット飛行もできるのですね。羽ばたかずにグライダーのように滑空する様は、とても気持ち良さそうで、うらやましくなります。今日は江丹別川に架かる橋の上に車を止めて、中から様子を観たり写真を撮ったりしていました。好奇心の強い幼鳥でしょうか? 20m弱の近くの木にとまってしばらくこちらを気にしているようでした。間近で観るアオサギは初めてのことでしたが、成鳥の派手さはなくてても、とても綺麗で、輝いて見えました。
2011/07/13(Wed) 19:42 まつ@管理人 Re: 飛行訓練
いつも田んぼに入っているわけではないようで安心しました。幼鳥にとってはやっぱり川のほうが魅力があるのでしょうね。分かりませんけど、そうであってほしいものです。
写真の左端と真ん中の幼鳥はアクロバット飛行の最中ですね。巣立ったばかりの幼鳥はこんなふうに変な飛び方をすることがよくあります。いろいろな飛び方ができるのを確かめるかのように無意味に曲芸飛行をやっています。飛べるのが楽しくてしかたないのかもしれませんね。
「ヒラヒラと真下に落ちていくようなアクロバット飛行」はガンでいうところの落雁ですね。こうした飛び方は幼鳥だけでなく成鳥でもやっています。ただ、そんなに頻繁にはやらないようです。たとえば、100メートルを超すような高空を飛んできた場合。コロニー上空から突如、真っ逆さまに木の葉返しのように落ちてくることがあります。降りるという感じではなくまさに落ちてきます。滑空してゆっくり降りるのがじれったくなるのでしょうか。なんだか分かりませんが、ともかく普段ふわふわ飛んでいるアオサギからはちょっと想像できない飛び方です。
幼鳥は警戒心が薄いのでいろいろ変なところに出没しますよ。なんでこんなところにアオサギが、という時は決まって幼鳥です。車の中にいれば、ほんの数メートル先まで来てきょとんとしていたりしますよ。
2011/07/18(Mon) 19:46 ぴかまる 兄弟愛
いよいよコロニーも寂しくなり、末っ子たちだけが巣に残っているようになりました。周辺にも幼鳥たちの姿も少なくなり、行動半径が益々広がっているようです。
ある巣の出来事! 近くにいたらしいお兄ちゃんが巣に戻って来たところ、末っ子が親鳥に餌をねだるような仕草、、、お兄ちゃんは親鳥のように給餌できるわけでもなく、戸惑っていましたが邪険にすることもなく優しく対応していました。巣立ち間近の幼鳥たちは自分の近くにくる者をを排除しようと、つつく仕草を必ずしていたのに意外な行動でした。巣の中で親鳥からの餌をあんなに奪い合っていたのに、先に巣立った者の余裕でしょうか? 未来のライバルにも、巣立ち前は一応兄弟を思いやる気持ちがあるのでしょうかね、、、
2011/07/20(Wed) 21:54 ぴかまる もぬけの殻
突然!コロニーがもぬけの殻! まだ実際は幼鳥が少し残っていますが、寂しい状態になりました。 遠目からコロニーにはいつもアオサギの華が咲いていて、その存在が一目瞭然だったのが、、、 あれ?どこ? 朝方はまさしくもぬけの殻!付近にもわずかしかその個体を確認できません。マジッックショーでも見せられたような、、、そんな感じでした。あの溢れんばかりの大勢のアオサギたちはどこへ行ってしまったのやら、、、
コロニーまで川沿いを行くと、川の中州、岸辺にそれなりにアオサギの姿が確認できますが、ほとんどが成鳥のようです。幼鳥が成鳥に追われて鳴きながら逃げていく場面も見ましたから、、、近場の採餌場は成鳥に牛耳られてるようです。ほんとに何処まで行ってしまったのでしょう? 興味のある所です。
夕方コロニーへ戻ってくるのではと行ってみましたが、それなりに戻っていて午前中にみたいな空白状態ではありませんでしたが、そんな状態も間もなくなくなるのでしょうか?
今日コロニーまで行く途中で見た初場面! 初めはカラスの集団かと思ったのですが変わった飛び方をしていて、近くの木に止まったのでパシャリ!後で確認したらカワウのようでした。昔は北海道にはいなかったそうで、またまた新しい鳥を確認できました。今日の画像はコロニーから4km程離れた川岸の幼鳥!
2011/08/18(Thu) 18:29 ぴかまる カワウ、唖然!
久しぶりに堤防を近文大橋まで行ってきました。数カ所で採餌中のアオサギや、木の上などで羽繕いしている姿を観ることができました。大雨で増水していた川もずいぶん退いて、採餌し易い場所ができているようでした。
中州に大勢のカラスに囲まれているアオサギが、、、よく見るとカラスではなくカワウでした。その近くにもう一羽のアオサギ登場、すぐさま追い払ってしまいました。カワウたちは唖然として眺めていました。同じ仲間のアオサギがライバルなのですね。
さて、良き餌場を求めて旅立ったあの多くのアオサギたちは何処まで行ってしまったのでしょうか? 行動範囲は無制限ですよね。他のコロニー出身のアオサギたちとの接触もあるのですよね。
いよいよ涼しくなってきました。秋はアオサギたちとの別れの季節なのですね。クスン、、、
2011/08/27(Sat) 21:08 ぴかまる 集団?!
暑かった8月も、もうすぐ終わります。後ひと月もすればアオサギたちも渡りの準備ですね。今日は、この前見かけたカワアイサでも写真に撮っておこうかと出かけました。春先見かけた集団だとしたら、数は4分の1に減っていましたが、、、いつも羽繕いをしているポイントには今日はいませんでした。
あきらめて帰る途中、石狩川と忠別川の合流するあたりの中州にアオサギの集団(14、5羽)を見つけました。これだけ川沿いに集まっているところを見るのは初めてです。よほど良い餌場なのでしょうか? これからは、そのポイントをちょっと注目していきたいと思っています。
今日は久しぶりに長いレンズが欲しい気持ちが再燃しました、、、
2011/08/28(Sun) 07:38 まつ@管理人 Re: 集団?!
石狩川と忠別川の合流点付近はその地域のアオサギの集結ポイントになっているのだと思います。餌場として魅力があるから集まっているのではなく、何と言うか、単なる集合場所なのです。おそらく、ねぐらも兼ねているのでしょう。子育てシーズンが終わって渡りの時期が近づくと、サギたちはこうした場所にだんだん集まってくるようになります。そして、昼間は分散して思い思いの場所で過ごし、夕方になると戻ってきます。やがて時期が来ると、その場所から少しずつ群れになって飛び立ち、南へと渡っていくことになります。
このような集合場所は、一般に、周りが開けて大勢で集まりやすいところにできるようです。川の中洲は人が入ってくることもなく安心して休めるのでしょうね。
以前、この付近で60羽ほどの群れをエゾミユビゲラさんが確認されています。その時の状況は「観察情報 2006年」の2006年10月20日の投稿にありますので、よろしければ御覧ください。
2011/09/03(Sat) 14:27 ぴかまる Re: 集団?!
12号台風はまだ四国付近だというのに大雨で、江丹別、西神楽方面では避難した世帯も出たようです。今日は雨も小康状態と思っていたら、また降ってきました。河川敷付近まで増水していた流れも少し退いて来たと思っていたのに、、、しばらく洪水注意報・警報は続くようです。
3日の夕方、この中州にアオサギが40羽ぐらい集合していて、日増しに数が増えていくのだと楽しみにしていたのに、、、台風一過、水が退くまでだいぶ日にちがかかりそうです。
中州は濁流の中、旭川には珍しく強い風。すぐ側の川岸に4羽のアオサギが避難していました。
ここのすぐ側で現在も工事をしています。堤防の造成工事のようです。(今朝は増水をみこしてショベルカー2台などは堤防の上に揚げられていました)ダンプカーも出入りしていましたが、前に見た時は逃げる様子はありませんでした。警戒距離ぎりぎりでしょうか。この増水で中州の様子が変わるとどうなるか分かりませんが。
2011/09/04(Sun) 22:10 まつ@管理人 Re: 集団?!
アオサギの場合、増水で家が流されたりすることはありませんが、水辺を餌場としているだけに、濁流の逆巻く毎日だとエサが十分に捕れなくなるのが心配です。雨が止んでも川がもと通りになるまでには時間がかかりますし。成鳥は普段から十分に食べているからまだ大丈夫なのでしょうけど、巣立って間もない幼鳥はおそらくかなり危機的な状況に追い込まれるのではないかと。江別のほうではまだ子育てが続いてますし、台風はとろとろせずにさっさと通り抜けて欲しいものです。